売れる自社ECを作るための立ち上げ・設計・運用の全ステップ


1. はじめに:なぜ今、ShopifyでECを作るべきなのか

“自社EC=自分の顧客資産を持つこと”

Amazon・楽天の限界:顧客データが取れない、広告依存になる

Shopifyが選ばれる理由:拡張性・デザイン性・連携性の三拍子

小規模でも“仕組みで戦える”時代

 

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2. Shopifyの特徴と構築の全体像

月額39ドル〜で本格ECを構築可能

テーマ(テンプレート)を選ぶだけで最短1日で販売開始

ドメイン・決済・配送・税金設定までがガイド化されている

「ノーコードでここまでできる」はShopify最大の魅力

世界175カ国で利用されるグローバル基盤


3. STEP1:構築前の戦略設計

誰に何を売るかを明確に(ペルソナ×商品価値)

単品販売?シリーズ展開?リピート前提?

商品ごとにKPI(CPA・CVR・LTV)を設定

最初の目的は“売上”ではなく“データを集める仕組みを作ること”


4. STEP2:Shopifyテーマ選定とデザイン設計

無料テーマ「Dawn」でも十分高品質

有料テーマ($200〜)でブランド感を演出可能

スマホの“ファーストビュー”で何を伝えるかが命

デザインより「導線設計」:トップ→商品→購入を最短化

ページスピードとCVRの関係:画像軽量化とLP型構成が基本


5. STEP3:アプリ連携で“売上を伸ばす仕組み”を作る

Shopifyはアプリで無限に拡張可能。
特に立ち上げ期に入れるべきは以下👇

目的推奨アプリ機能概要
メール・LINE配信Klaviyo / CRM Plus / LINE公式連携カゴ落ちフォロー・ステップ配信・リピート導線
レビューJudge.me / Loox購入後レビュー自動依頼+SNS連携
定期販売Bold Subscriptions / Appstle継続課金・回数指定など
分析GA4 / Lucky Orangeヒートマップ・離脱分析
広告Meta & TikTok Ads Appピクセル連携でタグ自動挿入

→ コード知識がなくても「クリックだけで接続」できるのがShopifyの強み。
→ 広告・CRM・レビューをワンデータ化できる設計が理想。


6. STEP4:LINE・メール・SNSとの連携設計

Shopify Flowを使えば、購入→LINE配信→リピート導線を自動化

メール配信は「Klaviyo」が王道(顧客セグメントごとに最適化)

SNS広告(Instagram・TikTok・Facebook)は公式連携でタグ設置不要

広告からLINE登録→クーポン配布→再購入導線を一本化する流れを設計

“購入後の体験”を仕組み化できるのがShopifyの最大の武器


7. STEP5:広告運用で最速検証

Shopifyタグ+Meta広告でCPA・ROASがすぐ見える

1日1,000円〜でも効果検証可能

最初は「売るための広告」ではなく「データを取る広告」

CTR・CVRを計測してページ改善へ反映

Google広告・リターゲティングとの併用でLTV最大化


8. STEP6:分析と改善 ― データで売上を作る

Shopify分析+GA4でアクセス・離脱率・購入率を可視化

商品別CVR・デバイス別離脱・広告経由率を定期確認

月1回は「データレビュー日」を設けて改善サイクルを回す

売れ筋ページは“型化”して他商品にも展開


9. よくある失敗と改善策

失敗例原因改善策
見た目に時間をかけすぎてリリースが遅い構築完了=ゴールと思ってしまうMVP思考:まず販売して改善データを取る
広告タグを後回しにしてデータが取れないピクセル未設定初期にMeta・GA4・LINEタグを全設置
売上が上がらないのに分析しないデータ理解不足CVR・CTR・LTVを毎週モニタリング
SNS連携していない広告集客ゼロInstagram連携+UGC投稿で流入増加
顧客リストが増えないCRM設計なしLINE登録・メルマガでリピート導線を作る

10. STEP7:中長期戦略 ― “ファンを増やすEC”へ

Shopify FlowやZapierで業務を自動化(受注・発送・フォロー)

定期購入・会員限定ページ・ブログ発信でLTVを伸ばす

Shopify Collabsでインフルエンサー連携

Amazonや楽天と在庫を連携させ、販路を広げる

最終的には**“モールで知って、自社で買う”導線設計**が理想

 

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