〜概要・参加方法・注意点・準備・運用のすべて〜

楽天市場には「楽天マラソン」や「お買い物マラソン」など複数の大型セールがありますが、
その中でも**年4回だけ行われる最大級イベントが「楽天スーパーセール」**です。

この記事では、

スーパーセールとは何か

参加方法(エントリー手順)

エントリー後の注意点(商品販売停止・コピー商品)

事前準備でやるべきこと

セール中の戦略

セール後の施策
を、EC運用代行の実務者目線で徹底解説します。


■ 1. 楽天スーパーセールとは?

楽天市場全体が年4回(3月・6月・9月・12月)に行う、
最も集客と売上インパクトが大きいセールイベント。

特徴

開催時期:3月・6月・9月・12月(基本は月初1週目)

開催期間:約4〜5日間

楽天全体の広告・テレビCM・アプリ通知が最強に強化

お客様は“安く買える”と知っているので購買意欲が非常に高い

参加商品には「スーパーSALE」ラベルがつき、露出が跳ね上がる

つまり、「参加するだけで勝ちやすいイベント」ではなく「準備した店が売れるイベント」。


■ 2. 参加方法(エントリー手順)

① RMS(店舗管理画面)にログイン

→ 左メニュー「イベント・特典申請」 → 「企画エントリー」
→ 「楽天スーパーSALE」を選択

② エントリー期間に申請

スーパーセールの1か月前から募集が始まる

しかし実質 10日〜2週間程度しかエントリー期間がない

しかも 月末の楽天マラソンと重なることが多く、忙殺される

③ 対象商品の登録

商品を“スーパーセール対象商品”として登録

SKU単位で登録

30%OFF以上が基本条件

ただし場合によって 10%OFF〜20%OFFでも承認される ことあり
(カテゴリ・過去実績・枠の埋まり具合による)

④ 楽天側の審査

審査が通ると商品に「SUPER SALE」表示が付与(セール前は“準備中”表示)


■ 3. 【最重要】エントリー後は“商品が販売できなくなる”注意点

ここを知らない店舗が非常に多く、トラブルが発生しがち。

✔ スーパーセール対象として登録した商品は

エントリー期間〜セール開始まで“準備中”状態になり、販売不可になる。

つまり、

ブラックフライデー中

月末楽天マラソン中

ルーティンの週末売上

このタイミングと重なると売上が止まるリスクがある。


■ 4. 【対策】コピー商品を必ず出品する

実務者の9割が使う方法がこれ。

✔ セール用に“コピー商品”を作る

例)

通常商品:ABCシャンプー

コピー商品:ABCシャンプー【スーパーセール対象】

スーパーセール対象として登録するのはコピーの方だけ。
通常商品は継続販売されるため、売上に支障が出ません。

コピー商品を作る理由

セールでのみ価格を大きく変更できる

通常販売に影響が出ない

スーパーセール終了後に通常販売に戻せる

価格訴求用の画像も差し替えしやすい

※これを知らないまま“本商品を申請”して売上0になる店、本当に多いです。


■ 5. スーパーセール前にやるべき【準備リスト】

セールの成功は 事前準備で80%決まる といっても過言ではありません。

以下は実務者が必ず行う準備です。


① 在庫を3〜5倍確保

特に食品・日用品は売れ行きが爆発しやすいので要注意。
在庫切れ=機会損失。


② 商品ページ(画像・説明文)改善

セール対象商品は絶対にページを整えるべき。

セール限定バナー(◯%OFF・期間限定)

メリット・特徴の追記

比較画像・ランキング実績

レビューの掲載量アップ

CVRが少し上がるだけで売上が倍になるのがセール期間。


③ クーポン・ポイント企画

ショップ独自クーポン(例:300円OFF)

店舗ポイント5倍

LINEクーポン(友だち追加増)

楽天全体のキャンペーンとの“掛け算”で爆伸びします。


④ 価格調整(10〜30%OFF)

割引率が高いほど露出増。
ただし粗利が死なないラインで調整。


⑤ RPP(広告)の上限CPC強化

セール中は競争が激化するため、
通常CPCでは表示されないことが多い。

例:

通常50円 → セール中80〜120円

日予算を通常の2〜3倍に

ただし、セール終了直後に必ず戻すこと。
放置すると赤字運用一直線。


⑥ レビューを事前に増やす

レビュー0〜5件のままセールに入るのは危険。
10件超えるだけでCTRが大きく改善します。


■ 6. セール中にやるべきこと

① 初日ブースト

流入量最大。
→ クーポン最大、RPP強め、在庫最重要。

② 中盤の“だれ期”対策

飽和するので、

タイムクーポン

セット割

送料無料ライン調整
などで持たせる。

③ 最終日の買い回り爆発

楽天側の煽りが強く、ROASが跳ね上がる。
→ 限定クーポンで最後のひと押し。


■ 7. セール後にやるべきこと

① RPPのCPC戻し

忘れると広告費だけ燃える。

② 新規客フォロー

セールは新規が多いので、

LINE友だち追加特典

メールでのリピート訴求

次回購入クーポン
などで引き上げをする。

③ 売れたキーワードを分析

セール中に伸びたキーワードは、
通常時のSEO対策にも活きる。


■ 8. まとめ:「スーパーセールは準備ゲー」

楽天スーパーセールは、
仕込み力 × 価格戦略 × 広告 × 導線設計
で成果が決まるイベント。

エントリー期間が短く

本商品が販売停止になる落とし穴があり

コピー商品が必須で

マラソンと重なりやすく

RPPが高騰

この“特徴と地雷”を理解した上で準備した店舗だけが、
スーパーセールの波で売上を爆発させます。


■ EC運用代行なら「Conversion Studio」へ

楽天スーパーセールの

申請対応

コピー商品作成

ページ改善

RPP強化

セール中の価格戦略

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まで、実務レベルでフルサポートしています。

「セールに出したら売れなくなった」
「何を準備すればいいか分からない」
という方はお気軽にご相談ください。

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