PMOの3つの役割〜参謀、管理、事務局〜
- 金谷 柊吾
- 記事制作日2021年8月10日
- 更新日2021年8月10日
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PMOには3つの役割があると言われています
・参謀型PMO
・管理型PMO
・事務局型PMO
それぞれの特徴と、やるべきことについて説明します
1, 参謀型PMO
いま採用が多いアクセンチュアやPwCなどのコンサルティング系会社の人が多い参謀型のPMO
この人たちはバグ件数や工数や進捗表などを元に現在抱えてる問題の解決策の提示、今後のリスクの提示などを行います。
数々の経験豊富なフリーランスPMOとしてこの人を採用する場合が単価が高くなり、安く抑えようとしてコンサルティング会社の若手を依頼することが多く増えている印象がありますがコンサルティング会社も数々のノウハウをもとに解決策の提示を行いますので机上の空論にならないような解決策を提示出来るかどうかが仕事の鍵になります。
また、官公庁や金融系の大規模プロジェクトではじっくり観察する戦略提案が求められますが、法人系などはスピーディーな仕事が求められるため激務になり退職されてしまう場合があります。
正直私は参謀型PMOとしての経験はまだまだ不足していますので、以下に記載する2,3としてのPMOの仕事の方が説明しやすいです。
※1が出来るとカッコよくてドヤ顔出来るのですが…
2, 管理型PMO
大手SIerに一番多いタイプのPMO、私も最初はここで経験を積みました。
進捗管理、課題管理、バグの管理など全てを帳票にして見える化し、PMに提示して意思決定のサポートをします。
若手はこの仕事をやりますが、正直ここの仕事は頭を使わなくても出来るので楽っちゃ楽なのですが、頭を使わずにただ表を綺麗に作るだけの仕事をしているとリーダーレベルになった時にとても苦労します。
大事なのは、
・数字から何を読み取れるか
・現在発生してる問題の直接的な原因、根本的な原因、解決策とその定着化
など1で記載した参謀型PMOの頭の使い方をここで踏めるかどうかがその後リーダーレベルひいてはPMになる上では必要な経験となります。
若手の人はここで楽をしてるのではなく、将来の布石だと思って頑張ってみてください
3, 事務局型PMO
いわゆる、雑用
私は2の管理型PMOと兼任して新卒からずっと事務局型PMOをやっていました
システム開発は現場によっては人の入れ替わりが激しい場所もありますので、新しい人が来た場合の対応や、セキュリティ面での対応などプロジェクトの雑務全般を行います。
ここも若手を中心に行う場合もありますが、プロジェクトの規模が大きくなればなるほど派遣さんを雇ってその人を管理する側にPMOは回る場合がありますので、大事なのは「誰にでも分かる説明力と表現力」が求められます。
頭の良いコンサル系の会社の人がこれをやると、複雑なフローチャートやツールなどを使いがちになりますが、派遣さんは経験や知識に差がある場合がありますので、大事なのは誰にでも分かる(中学生にも分かる)レベルで説明をすること、そしてそれが定着すること、が求められます。
一見ただの雑用のため出世ルートから外れた人が担当する場合が多いですが、この部分を疎かにすると余計な工数がかかっていたり余計な派遣さんの雇用などが目立つため意外と人材が必要な部署になります。
いかがでしたでしょうか。
ただ単純に現場のPMOが足りない!という場合でも、どの人材が不足しているのか、また解決したい問題は何なのかということを深掘りした上で、上記の3つのPMOの役割を考えてから採用orフリーランスと契約するとお互いの認識齟齬がなくて良いと思います。
また、PMOに関して困ったことがありましたらお問い合わせをお待ちしております。
shukain5@gmail.com
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稼働ステータス
△仕事内容による
- 金谷 柊吾
職種
エンジニア
PMO
希望時給単価
3,000円~5,000円
東京在住のフリーランスエンジニア 法政大学→株式会社NTTデータ(6年間勤務) PMO業務全般、業務改善、品質管理などを行っていました
スキル
組織構築
業務改革
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