PMとPMOの線引き
- 金谷 柊吾
- 記事制作日2021年8月11日
- 更新日2021年8月11日
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システム開発の現場では、プロジェクトマネージャー(以下PM)が一番上に立ちQCD(品質、コスト、納期)のコントロールを実施します。
しかし、これが大規模システム開発の現場になるとPMの管理工数がかさみ一人では管理しきれなくなります。
そうなると、選択肢は2択あります。
1, PMの人数を増やす
2, プロジェクトマネジメントオフィス(以下PMO)の部署を作り、PMのサポートメンバーを増やす
1はあまり取られない選択肢ですが、大きなSIerの会社だと意見招集のため統括部長レベルがここに入る場合があります。
2については50人以上の開発現場になるとそもそも最初からPMOを設立してPMのサポートをするように促します。
その中でも、PMが大事な意思決定や問題解決に時間を割くために必要なのが
・PMOはどこまで手を出すべきか
という問題が常に上がります。
私が現場でいたときにPMがやっていた対応は、
コスト部分は全てPM預かり、残りの品質と進捗はPMOの範囲
と線引きされていました。
理由としては簡単で、セキュリティ的に会社の予算関連を他社に流せないよね、という理由です。
品質と納期はPMOメンバーが全て帳票にしてまとめ、それを見て問題が生じていればPMが会議の議案に挙げて議論をするという流れでした。
一番PMが助かる方法はコスト部分までPMOが全て管理することですが、会社のセキュリティ上一人一人のコストが見えてしまう表を見せるわけにもいかないのでコストはPM預かり、品質と進捗はPMO預かりにするのが妥当なのかなと考えています。
※私の友人が働く現場ではコスト部分もPMOが担当していましたが、ぶっちゃけセキュリティ意識低いな、と思います
そのためPMは金勘定を第一に目標の利益率が出るように、そしてバグ件数と納期内に終わることをPMOが全力を尽くして解決すればある程度上手く回るのかなと思いました。
それ以外にもプロジェクトが上手く回らない原因は色々ありますが、それはまた別の機会に。
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shukain5@gmail.com
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稼働ステータス
△仕事内容による
- 金谷 柊吾
職種
エンジニア
PMO
希望時給単価
3,000円~5,000円
東京在住のフリーランスエンジニア 法政大学→株式会社NTTデータ(6年間勤務) PMO業務全般、業務改善、品質管理などを行っていました
スキル
組織構築
業務改革
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