導入前の課題

・既に上位表示しているメインのKWを年間を通して安定させたい

・サイト全体で潜在層のKWも獲得していきたい

・トップページのアクセス数を増やしていきたい


導入後の成果

・メインのKWは年間を通して上位で安定

・サイト全体のアクセス数は前年同月比2倍に増加

・トップページのアクセス数は前年比14%増加


概要

16年前からパソコンのリサイクル事業に取り組んでいるリブート株式会社。

パソコンやスマホ、タブレットなどの廃棄をデータ消去・送料全て無料で行っています。


創業当初からWebを活用して集客を行っていた同社ですが、2022年から1年間、deltaがSEO対策の支援をしています。


そこで、今回はその事業内容からSEO対策に取り組む前の課題、得られた成果、今後の展望などについてリブート株式会社の前田社長に伺いました。



【会社概要】

公式HP:http://www.re-boot.jp/

サービスサイト:https://www.pc819.com/

YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@pc819com/featured


事業内容

―まずは事業内容を簡単に教えてください

前田様 事業内容としては不要になったパソコンを集めて、リサイクルをするということをやっています。

会社としては16期目ですが、創業当時はパソコンの買い取りが主な市場で、うちも最初は買い取りメインでやってました。

パソコンの処分というのを大々的にやってる会社は少なかったのですが、処分も始めたところ、市場としては買取よりもタダでもいいから捨てたいって人の方が多いということに気づいて、処分の方にシフトしましたね。


―もともとはどのようなきっかけで始めたのでしょうか?

前田様 もともと、富士通でサラリーマンとしてパソコンを売っていたんですけど、売った時にいらないパソコンが出るんですよね。

そのパソコンは、データ消去の作業を依頼したりして、廃棄物として処理するんですけど、捨てるのにお金がかかっていたんですよ。

ただ、捨てることになったパソコンもまだ価値があるから、そこを商売にできないかなって思ってこのビジネスが出来上がったっていう感じですね。


―捨てるパソコンにも価値があるんですか?

前田様 まだ使えるパソコンはもちろんなんですけど、市場価値がなさそうなもの、全然動かないものでも海外に輸出するとまだ売れるんですよね。

例えば、液晶のパネルだけをリサイクルするとか、基盤の中の金を溶かしてレアメタルを取り出すとかの価値もありますね。

データ消去して中国に行くものもあるし日本に行くものもあるし、とにかく全部売ってます。本当にすべて売れるんで、パソコンを10個集めたら10個売れるんです。

今はノートパソコンとかを中心にやってるんですが、今後はスマートフォンとかタブレットとかを狙ってます。スマホにはレアメタルとかタングステンとか、そういう素材的な価値もあります。


―初期はどうやってパソコンを集めてたんですか?

前田様 初期は買い取りのサイトを作って、一般の人からパソコンを送ってもらって買い取ってましたね。

コネもないですし、店舗とかそういうお店みたいなのを持つ資金もないので、ホームページで集客するっていう手段を使わざるを得なかったです。

資金がたくさんあったらお店を出してたかもしれないですけど、選択肢がなかったんで、ホームページで勝負していければやるし、それができないんだったらこのビジネス厳しいかなっていう判断ですよね。


―当時、Web集客の方法はどうやって情報収集してたんですか?

前田様 当時は、SEOっていう言葉が出だしたぐらいでプロも少なかったので、本を読んである程度理解した上で試しでやってみて、という感じでしたね。

ただ、やる前はホームページを作ったこともなかったんで知識は0でした。

ホームページで集客するための方法を調べたら、SEOっていう言葉があるということ知って、そこから積み重ねていったって感じですかね。

会社を設立して2年目、3年目ぐらいはリスティング広告に年間4000万ぐらい使ってたんですけど、すごいコストがかかったんで全部止めてそこからはSEOだけに切り替えました。

やっぱり、最初の順位が安定しない時っていうのは広告をせざるを得ないというか、上がっていくのを待ってたら多分会社潰れてしまうので。なので、最初は宣伝とかリピーター獲得するためにやってたんですけど、そこも無駄な経費っていう判断になってきましたね。


依頼の背景

―外部に依頼するのは初めてだと伺っていたのですが

前田様 そうですね、本当に初めてだったんですよ。なので、対価が出るような質の物を作れるかっていう不安は正直あって、堀さんも含めて4名ぐらいの方に話を聞きましたね。

ただ、あんまりその人に頼る気はなくて、手伝ってもらうっていう感覚でしたね。

依頼する内容は、もちろんその人の能力にもよると思ってるんで、できることが少なくてもコストが安ければ自分の中で許せるなっていう感覚でしたね。

あとはそもそも打ち合わせとかして理解してもらえるとか、引き出し的にどのようなことを提案してもらえるとか、それはやってみてから判断しようと思っていました。


―どういう基準で探されてたのでしょうか。

前田様 堀さんに依頼した部分は記事作成だったので、質とボリュームをまず見ましたね。

それでこういうレベルの記事書いてもらえれば、うちのドメイン使った上で結果が出そうだなっていうのが判断基準ですね。

あとは一般的な目線というか、マニアックな角度から書くと見る人にとってはわかりにくかったりするのでそこら辺も気にはしました。

かなり総合的ではありますけど、自分がやってほしいテーマに対しての記事の内容が想像よりよかったのと、4社並べて検討する中で一番価値が高いと思ったので選びましたね。


取り組みの結果

―実際に依頼をしてみて効果を感じた部分などはありますか

前田様 うちが狙いたい「パソコン 廃棄」などのメインのKWはもともと上位だったんですけど、一年通すとやっぱり下がる時期とかもあったんですよね。

ただ、堀さんに2022年からちょうど1年間ぐらいやってもらってからは、上位で安定しているので、その要因を作ってもらえたっていう感覚はありますね。

あと、狙っているロングテールのKWで実際に結果が出ていて、サイト全体としてのアクセス数は増えてるのは事実ですよね。


―依頼していただいた時点でメインの「パソコン廃棄」などのKWで2位とか3位だったので、逆に手伝えるのかなっていうところは考えましたね。

前田様 でも、そういう認識を持ってもらえる人の方がやりやすいでしょうね。

堀さんの中の能力と、うちが今まだ弱い部分というかできていない部分っていうのをすり合わせてこの1年とかはやってきたので、そこはちゃんとディスカッションして出せた結果ですよね。


今後の取り組み

―逆に改善してほしい点などはございますか?

前田様 改善っていうよりは、さらにお互いの状況とか能力とか把握していって力を発揮してほしいですね。

なのでやりたいことあった時に協力してもらえるところを教えてもらって、それでできることはやってもらうっていうのがお互いいいかなと思いますね。

その中で、例えばアンケート型のコンテンツがあるとか、知らない知識とかを教えてもらったりしたので、それで刺激してもらって進めていきたいです。





―今後はSEOっていうよりもよりユーザー目線のいいコンテンツ出すことが重要な段階ですよね

前田様 そうですね、ストレートに処分系のKWだけで勝負するってなると、やっぱり莫大なお金かかりますよね。ただ、そこだけで勝負してもしょうがいないので、じゃあどう戦うかっていうところでコンテンツにいくと思っています。

今回、堀さんとも1年間取引させてもらったんですけど、もう1人別で動画作ってもらう人も1年間ぐらいやり取りしてる人がいて。その人とやってる企画で、パソコンの分解動画みたいなのを作ってて、その動画をベースにしたページも作っていってもいいかなとか思ってますね。それはその分解の動画もあるし、リソースとしては分解の道具とか分解したときのパソコンの仕様とかメモリの位置とかそういった情報があるんで、その辺りも生成していってもいいかなとか。


―今YouTubeってお話あったんですけど、他にやっていきたい取り組みなどはありますか?

前田様 そこは堀さんと話して決めていくところですかね。

ただ、今年1年で自分たちが携わってる仕事の流れの中に答えというか素材があるなっていうことに気づけましたね。

何か新しく莫大なお金をかけてやるっていうよりは、コンテンツマーケティング用に日々の業務をリサイクルしていきたいと思っています。

そういった意味では一般的な目線で業務を見ていただいて、じゃあこういう部分でコンテンツできますよっていうのは教えてもらいながらまた作っていければなって感じですね。

それを続けていれば、唯一無二というか他が追随できなくなるかなと思っています。


ー本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございました。