Webマーケターは、すぐにLINEステップ配信を自動化したがる
- 秋村 拓哉
- 記事制作日2026年1月21日
- 更新日2026年1月22日
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- ○日後にこのメッセージ
- タグ付けしてセグメントごとにシナリオ出し分け
- 一斉配信でキャンペーン告知
これらの施策は、効率化という意味では間違っていません。
しかし、
LINEで成果が出ない原因の多くは、
まさにこの「自動化ありき」の発想にあります。
ステップ配信はLINE構築の中でもっとも工数がかかり、
コストが高くなりやすい施策でもあります。
にもかかわらず、
- 思ったほど反応が出ない
- CVにつながらない
- ブロック率だけが上がる
というケースが後を絶ちません。
最小の予算とリソースで効果を出すための
ノウハウを知っていただきたいと思い、
LINE拡張ツール開発企業出身の私が秘訣をお伝えします。
LINE運用で最も重要なのは「友だち追加直後」
LINE運用で最も重要なのは、友だち追加直後のタイミングです。
多くのケースで、コンバージョンに至るユーザーの8割以上が
「LINEを追加してすぐ」に意思決定をしています。
広告を見て、
LPを読み、
興味を持ってLINEを追加した直後は、
ユーザーの温度が最も高い状態です。
にもかかわらず、
・すぐに売らない
・数日かけて教育する
・最後にオファーを出す
という設計にしてしまうと、その熱量を逃してしまいます。
数日かけてユーザーを教育する、
というのはWebマーケターの幻想であり
1日後にはLINE登録したことすら忘れるのが人間です。
ステップ配信はLINE構築で最もコストがかかる
実は、LINE構築においてステップ配信は
- 設計が複雑
- シナリオ作成に時間がかかる
- 分岐やタグ設計が必要
- 修正が発生しやすい
という理由から、最も工数がかかる工程です。
そのため、制作会社や運用代行に依頼すると、
- ステップ配信設計費
- シナリオ作成費
- 配信設定費
といった形で、
他の施策よりも高額な見積もりになりやすい傾向があります。
にもかかわらず、そのステップ配信が「成果に直結しない設計」だった場合、
コストだけがかかってCVは増えない、という事態が起こります。
問題は「自動化」ではなく「考えずに自動化すること」
ここで誤解してほしくないのは、
ステップ配信そのものが悪いわけではないという点です。
問題なのは、次のような状態です。
- とりあえずステップを組んでいる
- 全員に同じ内容を配信している
- 会話が一切発生しない
- 「自動化=正解」だと思っている
こうした“脳死のステップ配信”は、
ユーザーから見るとすぐに分かります。
特に2026年現在は企業が運営するLINE公式アカウントも増えてきたので、
ユーザー側も汎用的な内容なのかどうかを見抜く力がついてきています。
機械的な配信ほど、不信感を持たれやすく
ブロック率も高くなる傾向にあります。
LINEは配信ツールではなく「接客ツール」
LINEは、よく「配信ツール」として扱われがちですが、
本来はそうではありません。
「LINE登録」は「アパレル店への来店」
くらいの温度感だと思ってください。
たとえば、あなたが洋服屋さんに入ったとします。
店内に入った瞬間、天井のスピーカーから
「本日おすすめの商品はこちらです!」
「今なら〇%オフです!」
「人気商品はこちらです!」
という場内アナウンスが流れていたとします。
確かに情報は届きますが、
そのアナウンスを聞いて即購入を決める人は、ほとんどいません。
なぜなら、それは「自分に向けられた言葉」ではないからです。
一方で、店員さんが近づいてきて、
「何かお探しですか?」
「どんな服をお探しですか?」
「普段はどんな色を選ばれますか?」
と声をかけられたら、自然と会話が生まれます。
これが1to1の接客です。
LINEでよくある失敗は、
この“場内アナウンス型”の運用をしてしまうことです。
- 全員に同じメッセージを配信
- タイミングも内容も一律
- 反応がなくてもそのまま配信継続
これはまさに、店内で延々と流れているアナウンスと同じです。
なんとなく聞こえてはいるけど、
誰も本気では聞いていない。
LINEもまったく同じです。
成果を出すには「一人ひとりと向き合う」こと
友だち追加直後にCVしなかったユーザーに対しては、
一人ひとりに向き合った姿勢が欠かせません。
具体的には、
- まずは自己開示(顔/名前)をして信頼関係を築く
- アイコンやプロフィールから話題を拾ってアイスブレイクをする
- 個別でヒアリングを行う
- 相手の状況に合わせて会話を広げる
といった、いわば「人としてのやり取り」が重要になります。
実際に、
1日に100人以上の友だち追加が発生するアカウントであっても、
この運用を徹底している事業者は少なくありません。
一見すると非効率に見えますが、
この“ひと手間”が、結果的に大きな差を生みます。
なぜなら、ユーザー一人ひとりと向き合うことで、
- なぜ今すぐ買わなかったのか
- どこに不安を感じているのか
- どんな表現だと刺さるのか
といったリアルな声が集まるからです。
これは単にCVRが上がるだけでなく、
- 「売れない理由」の言語化
- 精度の高いペルソナ設計
- 広告やLP改善のヒント
といった、マーケティング全体に活きる資産になります。
すべてを人の手で対応する必要はありません。
重要なのは、
最初の一言だけ、個別に見せることです。
たとえば、
- 相手の名前を入れる
- 「個別でのご連絡失礼いたします」と冒頭に添える
こうした工夫をしたメッセージを、
あらかじめ用意して送るだけでも、反応率は大きく変わります。
ポイントは、
返信があったユーザーにだけ、個別で対応することです。
すべてのユーザーにフル対応をするのではなく、
- 反応があった人
- 興味を示した人
- 質問をしてきた人
この層にだけ人が入ることで、
工数を抑えながらも「1to1の接客」を実現できます。
LINEで効果を出したい方へ
多くの企業様から
- 人手が足りない
- 社内で運用できない
- 属人化が不安
というお声を頂きます。
そのため弊社では、
こうした1to1対応を前提としたLINE運用の代行も行っています。
単なる配信代行ではなく、
ユーザー一人ひとりの声を拾いながら、
CVR改善とデータ蓄積を同時に進めていく運用です。
LINEは「自動化するほど売れる」ツールではありません。
人と向き合うほど、成果が積み上がるツールです。
もし今、
「ステップ配信はしているけど成果が出ない」
「LINEをもっと活かしたい」
と感じているのであれば、
是非一度お問い合わせください。
無料で貴社のLINEアカウント診断をさせて頂きます。
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この記事を書いた人

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稼働ステータス
◎現在対応可能
- 秋村 拓哉
職種
マーケティング
Web広告運用
希望時給単価
3,000円~5,000円
2016年4月に新卒でヤフー株式会社に入社。 メディア広告営業マネージャー及び運用型ディスプレイ広告PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)として、最大数億円/月規模の広告アカウント改善コンサルティング・プロダクト開発要件定義・注力機能(アプリ広告、動画広告等)のPJ推進・メンバーマネジメントを経験。 2022年10月にAppier JAPAN株式会社に転職。 エンタープライズセールスマネージャーとして、CDP・MA・チャットボットツールの販売及び見込み顧客の開拓、既存顧客のアップセル、契約更新提案を実施。 2023年4月に株式会社Algoageに転職。 PMM及びBPO組織部門長として、LINEチャットボットツールのプロダクト開発要件策定・オペレーション設計・新機能の提案・メンバーマネジメント・採用に従事。 2022年10月より副業でWebマーケティング業務を請け負い、2024年5月に独立。 2024年11月にTAW株式会社創業し、代表取締役を務める。 事業会社、広告代理店、ツールベンダー、媒体など様々な立場から8年以上にわたりWebマーケティングに従事し、500以上の広告アカウントのコンサルティングを行い、Webサイト集客、コンバージョン獲得、CRM領域までを一貫して提案できるスキルが強み。
スキル
WEB戦略設計
リスティング広告
SNS広告
・・・(登録スキル数:14)
スキル
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