この記事では、既存Instagram広告の最大10倍という高いCVRを記録したInstagram Direct誘導広告の設定方法を、画像付きでご説明します。


※Instagram Direct誘導広告が分からない方は、最初にこちらの記事をご覧ください。


Instagram Direct誘導広告と「クリック率」をあげる5つの広告事例をご紹介


Instagram Direct誘導広告 設定方法の概要



大まかに、以下のような順番で設定が必要です。


  1. Instagram上にDirect誘導広告を出稿する
    1. 広告クリエイティブを作成しアップする
    2. Facebook広告マネージャーで設定を行う

  2. Instagram自動返信ツールでの自動応答を設定する
    1. 自動応答の内容を決定する
    2. アンケートを設定する(リード獲得の場合)
    3. アンケート開始・終了時の自動メッセージを作成

また、必要なものは以下の通りです。


  • Instagramアカウント
  • 上記アカウントと連携されたFacebookページ
  • 広告マネージャの操作権限を持つFacebookアカウント
  • PC
    ※スマートフォンでは設定できない項目があります

では、詳細を見ていきましょう!



Instagram上にDirect誘導広告を出稿する


1.誘導広告用のクリエイティブを作成・Facebookビジネスカウントへアップ

Instagramアプリ上からも広告の設定は行えますが、PC版Facebookサイトから操作しないと設定できない項目があるため、必ずFacebook側から広告配信の操作を行ってください。


まずは言うまでもなく、クリエイティブを作成する必要があります。


作成が終わったら、Facebookのビジネスアカウント→メディアライブラリにアップしておきましょう。


Instagram Direct誘導広告はフィード内とストーリーズ内に表示されるため、推奨画像アスペクト比は以下の通りです。


これ以外の比率の画像をアップすると、後ほど広告配信設定時にトリミングを要求されます。


  • 1:1…フィード内広告用(最もおすすめ)
  • 5:4…フィード内広告用
  • 16:9…ストーリーズ内広告用


ただとりあえず1:1の画像があれば、特に問題ありません。


これ以外にも、Instagramにフィード投稿済みの画像をそのまま広告に使用することも可能です。その場合はこのステップは必要ありません。


2.Facebook広告マネージャから広告を作成する

Facebook広告マネージャにアクセスし、広告出稿の設定を行います。


「新しいキャンペーンの作成」ボタンを押し、「検討」の列から「メッセージ」を選択してください。


「エンゲージメント」「リード獲得」「コンバージョン」などは押さないでください。InstagramDirect誘導広告の設定が行えるのは「メッセージ」のみです。



「次へ」をクリックすると、キャンペーンの設定画面になります。ここはキャンペーンの名前を付けるだけでOKです。(「InstagramDirect誘導広告」など)


お好みで予算上限などを設定してください。キャンペーンの目的が「メッセージ」になっていることを確認したら、「次へ」を押します。



さて、ここからが肝です。


「広告セット」を誘導広告のために細かく設定する必要があります。


まず、広告セット名を入力します。


その下の「リンク先」→「広告のタイプ」を「メッセージ誘導」になっていることを確認。


さらに「メッセージアプリ」のうち、「Instagram」だけにチェックを入れます。



また、正しいInstagramアカウントが選択されているかもチェックしておきましょう。


そこから下にスクロールしていき、掲載予算やオーディエンスの設定などを適切に行ったら、さらに下にスクロールします。


すると「配置」があるので、「Instagram」だけにチェックが入っていることを確認します。(下画像)


また、「手動配置」にチェックを入れ、正しく広告の表示位置が設定されているかを確認します。



  • フィード
    • Instagramフィード
    • Instagram発見タブ

  • ストーリーズとリール
    • Instagramストーリーズ
    • Instagramリール

あたりが設定されていれば大丈夫です。


これを確認したら、「次へ」ボタンを押します。


「広告」の設定画面になります。まずはクリエイティブを選択します。


メディアを追加→画像を追加、をクリックすると、メディアを選択する窓が立ち上がるので、広告画像を選択します。



画像を正しく設定できたら、その下のメインテキストやコールトゥアクションも設定しましょう。


なお、コールトゥアクションは「メッセージを送信」になっていることを確認してください。


さらにその下に、「メッセージテンプレート」があるので、こちらも「編集」ボタンを押して設定していきます。



編集ボタンを押すと、以下のようになりますので、「あいさつ」と「よくある質問」を2つとも設定していきます。



この自動返信を設定することで、最初のメッセージを指定することができます。


あとは広告出稿のための通常の設定を完了させることで、Direct誘導広告を出稿することができます!



Instagram Direct誘導広告の自動返信を設定する


さて、ここまでの手順でInstagramのメッセージ広告を出稿できたのですが…このままでは問い合わせが来た時に、手動で返信するしか手段がありません


広告は(普通の設定であれば)24時間・休日も祝日も関係なしに露出し続けるので、祝日の夜中に問い合わせが来ることも十分にありえます。


わざわざお金を払って熱い問い合わせを作ったのに、すぐに対応できないために「返事が来ない、なんだコイツら」と思われるのは避けたいですよね…。


そこで、解決策はこちら。


1.Direct誘導広告の問い合わせに一つだけ自動返信を設定する

InstagramDMの問い合わせに対し、実は一つの定型文だけ自動返信を行うことが可能です。


Facebookの受信箱→自動返信→Instagramにチェックを入れることで、以下のような画面が開きます。



ここで返信のタイプをいくつか選ぶことができます。

  • インスタント返信InstagramDMを過去やり取りをしたことがないアカウントからの最初のメッセージに対して、定型文による返信を行います。
    (「お問い合わせありがとうございます。後ほどスタッフが確認してお返事します」など)

  • 退席中メッセージ時間帯を設定しその時間内にのみ定型文の自動返事が行えます。
    (「お問い合わせありがとうございます。営業時間は○時~○時となっておりますので、その時間内にお返事いたします。」など)

  • よくある質問…InstagramDMを過去やり取りをしたことがないアカウントからの最初のメッセージに対して、トピックを提示します。自動返信ではありません。
    ※Instagramアプリ内「設定」→「ビジネス」→「よくある質問」と連動・同期しており、設定できる内容も同じです。

これ以外にも設定できる条件が複数ありますが、Instagramでは使えずMessengerでしか利用できないためここでは取り上げません。


自動で返信できることは魅力ですが、一つしか設定できないのがネックになります。


その場しのぎで「後ほど返信します」といった定型文しか返せないなら、せっかく広告費をかけて集めてきた熱い問い合わせも、鮮度が落ちてしまいます…。


2.Direct誘導広告と自動返信ツールと組み合わせる

そこで、自動返信ツールと組み合わせることでシームレスな顧客対応が可能になります。


専用の自動返信ツールであれば、その場で即レス&シームレスにCVポイントまで顧客を誘導することができます。

上記の画像のように、問い合わせに対してコメントの内容に併せて最適なメッセージをその場で返信。CV率もアップし、広告費も削減することができます。


株式会社RYS REALIZE(リズリアライズ)では、InstagramDM自動化ツール「iステップ」をご提供中。詳しくはこちらのページからご覧ください!




Instagram Direct誘導広告×DM自動化で成果を挙げよう


いかがでしょうか。InstagramDirect誘導広告は非常に有効な広告手法ですが、熱い問い合わせをCVに導くのにはDM自動化が必須とも言えます。


実際に海外の事例ではCVRが10倍に伸びた事例も出ていますが、いずれもDM自動化ツールとセットで行っています。



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