多くの企業がSNSに参入している中、知名度の低い中小企業はどのように戦っていけば良いのでしょうか?

今回は、中小企業がSNSを活用して行なうべきマーケティング5選を紹介します!



大企業と中小企業のSNS運用の違い



まず大企業と中小企業のSNS運用ではどのような違いがあるのか見ていきましょう!


大企業のアカウントは、一目見て「あのブランドの公式アカウントだ!」と、

どんな企業なのか分かりますよね。

日常的に利用しているユーザーであればフォローしてくれる可能性が高いです。

しかし、中小企業の場合はユーザーが一目見てもどんな企業なのか分かりません。

「どんな会社何だろう、、、。」と思う方が多いのではないでしょうか。

そう、スタート地点が違うんです。


だからこそ、大企業とは全く違う戦い方が必要になってきます。




マーケティング5選



では、具体的にどのような施策を取っていったら良いのでしょうか?

一つ一つご紹介していきます!


人間性が分かるアカウントを作る



このお店にはどういうスタッフさんがいて、どういう性格なのかが伝わるアカウントにしていくことが非常に重要になります。

これは、どの業種にも当てはまりますし、特に実店舗を持つ企業にはとても重要なポイントになってきます。


なぜ、人間性が分かるアカウントを作っていくことが重要なのでしょうか?


それは、ユーザーは人間性が伝わる投稿から親近感を感じることで、

「このスタッフさんは温かそうな方だし、お店に行ってみようかな。」という考えが生まれるんです。

事実、美容室などのサービスを受ける際に人で店を選ぶこともあるのではないでしょうか?

担当さんがいい人だから通っているなんて声も良く聞きますよね。

キーワードは親近感です。


親近感が伝わる投稿例を挙げると、、、

TikTokでアルバイトのスタッフさんがコントをやっていたり、

大きなミスをしてしまったことをネタにするような内容だったり、

スタッフさんの恋愛失敗話を発信したり

このような投稿でフォロワー数を伸ばしている実店舗も実際にたくさんあります。


それだけではなく、

企業アカウントの立ち位置をプライベートとオフィシャルの間を行き来するようなアカウントにすることで、投稿がユーザーの目に留まりやすくなります。


お店の営業時間や営業日などのオフィシャルな投稿をするだけでなく、

スタッフさんの日常なんかも発信していくことがポイントです。



インスタ広告で範囲を絞る



インスタグラムで範囲を絞って広告を打ち出し、検証してみることで効果が出やすくなります。

具体的には、実店舗を持っている場合は店舗からの商圏範囲で広告を出す範囲を絞ります。


では、その商圏範囲とは何でしょうか?


実際にお客さんが足を運んでいる距離・範囲が商圏範囲となります!


商圏範囲はサービスによって異なります。

例えば、カフェなどであれば電車で20分以内で行ける範囲、

整形のような大きな商材・サービスになると他県まで広がります。


届けたいユーザーに情報を発信し、自分のお客さんになりうる人をフォロワーにしていくことがポイントです。

極端な例、北海道に実店舗を持っている企業に沖縄在住のフォロワーが増えても

利益につながりにくいですよね。


このように範囲を絞って広告を出すことができることは、インスタグラムの大きな強みになっています。


以上は、インスタグラムを活用した方法をご紹介しましたが、

各プラットフォームごとに強みがありますので、目的に合わせての活用をおすすめします!


今回は、一つの検証方法としてインスタ広告をご紹介しました!



商圏内フォロワー比率を意識する



突然ですが、、、フォロワーが1000人いるアカウントで

効果が出るアカウントと効果が出ないアカウントの差は何だと思いますか?


それは、、、

商圏内フォロワー比率を意識しているか、なんです!



商圏内フォロワー比率、、、?

なんか小難しいワードが出てきましたね。


簡単にご説明すると、神戸市に実店舗がある場合、

フォロワーに神戸市内在住者が何人いるか、そして全体の何パーセントか、を数字で表したものです。この数字を追っていくことで理想の顧客を引っ張ることが可能になります。


商圏内フォロワー比率は以下の式で割り出します。

【 フォロワー数 × 商圏エリアの% 】


市内在住者の比率が60%いたら、来店可能な範囲に住んでいる600人に情報を届けられるのですから、来てもらえる可能性は高いですよね。

それが、商圏内フォロワー比率3%だったらどうでしょうか、、、。



市内のフォロワーはインスタアカウントをビジネスアカウントに設定することで

インサイトにてフォロワーの地域分布データを確認することができます!



長期戦を覚悟する



シンプルなことですが、ここで多くの方が躓きます。

だからこそ、あえてお伝えさせていただきます。


長期戦といっても具体的にどのくらいの期間を見たらいいの?

こんな疑問が一番に浮かんでくるかと思います。



目安としては、最低でも半年、長くて1年は見積もる必要があります。

1年と考えると長いと感じてしまう方が多いのではないでしょうか。

実際、途中で挫折してしまう方も多かったりします。


しかし、中小企業は大企業と違って短期的に結果を出すのはなかなか難しいです。

まず、ユーザーに認知させることに結構な時間を要します。


SNSでのフォロワー獲得・認知は、

最初は全然伸びず、ある地点で一気に上がる傾向にあります。


その”上がるポイント”を見つけることがとても重要なんです!

このポイントを見つけることに1年の期間を要するんですね。



では、その”上がるポイント”はどのように見つけるのでしょうか?


方法は3つです。

① 投稿を続けること。

② 投稿していく中でどのようなコンテンツにニーズがあるか見定めていくこと。

③ 伸びるまで耐え続けること。


最初の3ヶ月だけを見てしまうと、ホットペッパーやオズモールなどの知名度があるサイトの方が費用対効果が良いと判断されてSNSから撤退してしまうケースがあります。


しかしその手段は、月100万の売り上げから月6万ずつシステム利用費に課金し続けることになります。

最初はサイトを利用して初期のお客さんを獲得しつつ、来ていただいたお客さんにフォローしてもらう。

フォロー特典でサービスをつけているお店もありますよね!


SNSを伸ばすことによって、費用対効果が出てきます。

最終的にSNSだけでお客さんが満杯になる状況を目指していきましょう!



企業内部にノウハウを蓄積していく



SNS運用をゆくゆくは自社内で出来るようにすることをおすすめします。


SNS初心者の場合、最初は運用代行やコンサルにお願いするケースが多いです。

しかし継続的に依頼費・コンサル料を支払い続けるようになる為、利益率が下がってしまいます。


最初は投資として半年などのスパンで支援してもらっても良いと思います。

自社SNSを伸ばしていって、最終的には自社で完結する状態を作っておくことが大事になります。

そして、自社で運用できるようになるメリットがもう一つあります。

それは、自社商品・サービスの魅力を十二分に伝えることができるようになります!


自社の商品・サービスのことを一番理解しているのは、他でもない販売しているスタッフさんなんです。

商品の魅力も理解していて、さらにSNS攻略法も分かっていたら無敵ですよね。


このように、SNSの自社運用には大きなメリットがあります。




まとめ



中小企業でSNS運用をしていく際は長期的に続けていくことがとても重要となります!

後々の運用も考えてノウハウを蓄積しながら投稿を続けてみてください。


そしてせっかくなら、おいしいものを食べて、その写真を投稿するなどして、

楽しみながら続けていけたらいいですよね!


以上、中小企業のSNS戦略5選をご紹介しました!参考になりましたら幸いです。