本記事では、

「ランディングページ(LP)を改善して売上が増えるようにしてほしい」

と依頼をいただいた際、実際に支援をさせていただく中で再現性高く効果が改善される施策をいくつかご紹介していきます。

 

ランディングページ(LP)の作成手順

成果が上がるLPの作り方は、過去にマニアックな内容も含めてかなり詳しく解説しました。ご興味のある方は下記記事をご覧ください。

成果の上がるランディングページ(LP)の作り方をまとめました

 

LP改善に使用する3つのツール

まず、LPをよりコンバージョン率が高くなるよう改善するにあたって使用するツールを紹介します。私が使用するツールは下記3つです。

  • Google Analytics
  • Google Tag Manager
  • ヒートマップツール

 

それぞれのツールが果たす役割について軽く説明していきます。興味無い方は飛ばしていただいてOKです笑

 

Google Analytics

Google  Analyticsとは、LPのパフォーマンスを知るための様々なデータを把握するために使用するツールです。

 

Google Tag Manager

Google Tag Managerとは、Google  Analyticsを使うだけでは調べることができないより詳細なデータを把握するために使用するツールです。

 

Google  AnalyticsだけではLPの改善方法がなかなか見つけにくいので、Google Tag ManagerはLPの改善を行うには必須ツールです。

 

ヒートマップツール

ヒートマップツールとは、ユーザーがLP内でどういった行動をとっているのかを画面録画したような形で見ることができるツールです。Google  AnalyticsやGoogle Tag Managerを用いることで数値データによる分析を行い、ヒートマップツールを用いることで数値データでは分析し切れないより細かな分析を行います。

 

ヒートマップツールは沢山ありますが、私は基本Microsoft社が出しているClarityというツールを使っています。

 

LPの分析方法

LPの分析方法としては、まず主に下記のような観点で分析します。

  • どこまでスクロールされたのか
  • どの位置がよく読まれているのか
  • どの位置で離脱が増えているのか

 

そこから分かったことをもとに、コンバージョン率を高めるためにどの部分をどう修正すべきなのかを判断していきます。

 

簡単に例を取り上げると、特定の位置で離脱が増えている場合だと、そのコンテンツに何かしらの問題があると考えられますし、逆によく読まれている箇所が見つかった場合はそのコンテンツがユーザーの興味を惹きつけることができるコンテンツだと分かるので、それをLP内で今掲載されている位置より上に移動させたりします。

 

LPの効果が改善された主な事例

ここからは、過去にLPの改善に携わらせていただいた際、コンバージョン率が再現性高く改善できている施策を5つご紹介します。制作する段階で携わらせていただく場合はその段階でLPに反映させるような項目も記載してあります。

 

ファーストビューのキャッチコピーを変更した

まず1つ目として、ファーストビューでのキャッチコピーを変更することでコンバージョン率が改善された事例がありました。この施策は、ファーストビューでほぼスクロールされずに離脱するユーザーが多い場合に検討することの多い施策です。

 

例えば、LPと広告とで訴求内容がズレていたり(広告では安さをアピールしていたのにLPでは性能を訴求して安さの訴求がされていない)、またそもそも訴求内容がユーザーに刺さっていないことが原因として挙げられます。ですので、広告とLPとで訴求内容・訴求方法を一致させたり、ユーザーにより刺さる訴求内容・訴求方法をPDCA回しながらテストしていくことが大切です。

 

ここで注意すべきなのは、媒体ごとに成果が最大化される訴求内容・訴求方法が異なる場合が多くあることです。ですので、1つの媒体では成果の良かったキャッチコピーが他の媒体ではあまり成果が上がらないこともよくあります。気を付けましょう。

 

緊急性を煽る文言を入れた

次に2つ目として、緊急性を煽る文言を加えたことでコンバージョン率が改善された事例がありました。この施策は先程紹介したケースとは違い、スクロールはされているけどなぜかコンバージョン率が低いという場合に検討する施策の1つです。

 

具体的には、期間限定や数量限定、限定価格などと言った形で期限を切るような施策のことを言っています。

 

人はなかなか行動しません。しかし期限を切るなどして「今すぐ行動しないと損するよ」とある種焦らせることで、コンバージョン率は高くなる傾向にあります。

 

基本的な施策ではありますが、これをやるかやらないかで成果が大きく変わることもありますので、もちろん赤字覚悟とは言いませんがキャッシュフローが健全に保たれる範囲内で行いましょう。

 

心理的ハードルを下げる文言を含めた

次に3つ目として、心理的ハードルを下げる文言を加えたことでコンバージョン率が改善された事例がありました。この施策は先程2つ目として紹介したものと同じく、スクロールはされているけどなぜかコンバージョン率が低いという場合に検討する施策の1つです。

 

心理的ハードルを下げる文言は、緊急性を煽る文言ほど効果が高いわけではありませんが、少なくともコンバージョン率を高める手助けにはなります。具体的には下記のような文言が挙げられます。

「30秒簡単申し込み」

「〇〇駅から徒歩1分」

「30分無料カウンセリング実施中」など

 

口コミを精査した

次に4つ目として、口コミを精査したことでコンバージョン率が改善された事例がありました。この施策は、口コミ部分での離脱が比較的多い場合によく行う施策です。

 

具体的には、下記のような施策を行います。

  • 実名顔出しOKなお客さんがいれば掲載する(必ず許可は取る)
  • ネガティブなレビューも含める

 

口コミは何も意識せずに書くと胡散臭くなりがちです。実際に買って下さったお客さんの動画を掲載すれば胡散臭さはほぼ無くなりますが、それはなかなか実現が難しいと思います。テキストと画像によって口コミを作成する際は、こういった施策を中心に、より信頼性が高まるよう修正をしていきます。

 

フォームを改善した

最後に4つ目として、フォームを改善したことでコンバージョン率が改善された事例がありました。この施策はフォーム部分での離脱が多い場合によく行う施策です。

 

こちらに関しては解説し始めるとやや長くなってしまうので、フォーム改善でCVRの高まった施策を別で下記記事にまとめました。気になる方は参考にしてみて下さい。

【効果検証済み】フォーム入力率が高まった施策まとめ
 

まとめ

以上、LPの改善方法について解説してきました。

コンバージョン率がなかなか上がらなくて困っている方は、この記事の内容を参考にしてみて下さい。成果が上がること、そして売上が上がって皆さんが幸せになることを祈っています。