この記事では、国内・海外のSEO情報を日々調査している私が、2022年現在において、検索順位を決定していると重要視されている7つの評価指標を紹介します。

 

本記事の内容は、現在Webサイトを運営している方にとっては

 

「そんなの既に知ってるし…」

 

という方もいると思いますが、影響の大小関わらず、複数の指標があると言われているSEOにおいて、最も重要視されている項目を改めて把握しておくのは良い機会だと思います。

 

気になる方は是非最後まで読んでいただけると幸いです。

 

新規ドメインからの被リンク

被リンクは、2022年時点でもGoogleの最も重要なランキング要素の1つと海外でもよく言及されています。

 

大半のケースにおいて高品質ドメインからの関連する被リンクは、あなたのサイトのドメイン権威性を高めるのに良い影響を与えてくれます。

 

ここで注意したいのは、過去あなたのサイトに発リンクしたドメインからより、新規ドメインからの発リンクのほうが評価する傾向があるという点です。

 

理想は定期的に新規ドメインからの被リンクが増えていくのが望ましいです。

 

Googleは常にあなたのサイトの新規需要、リアルタイムの利便性を評価しています。

 

 

ドメインの権威性・ドメイン評価

前述の項目と少し重なってしまいますが、サイトのドメインパワーは重要な指標です。

 

「Ahrefs」や「Moz」などのSEOツールで、それぞれドメインレーティング(DR)、ドメインオーソリティ(DA)といった数値指標で確認できます。

※Googleからの公式的な指標ではないので、あくまで参考的な指標になります。

 

自分のサイトのドメインパワーを確認したことがないという方は、是非一度ツールを使って調べてみてください。

 

ここで押さえておきたいポイントとして、スコアは他サイトとの相対評価になります。

 

一度ドメインパワーを高めても、競合サイトのドメインパワーが高くなればスコアは下がるということです。

 

継続的なドメインスコア上昇のための施策(被リンク獲得など)が大事になっていきます。

 

ちなみに検索結果で上位表示されているサイトは、キーワードにもよりますが大半がスコア30~40以上です。

 

基本的に世の中のサイトの80%以上がスコア0~5なので、もともとスコアが低いサイトが少しスコア上げるだけで、既存記事の検索順位が一気に上昇するということがよくあります。

 

検索結果画面上でのCTR(クリック率)

国内のSEO対策において、よく言及される施策としては

 

  • サイトの内部対策
  • 被リンクやサイテーション獲得
  • コンテンツSEOの展開

 

これら3つの施策が代表的だと思われます。

 

しかしこれらの施策と同様に大切なのが、検索結果画面上でのページのクリック率(CTR)です。

 

いくらドメインが強く、高品質な記事を書いても、検索結果の画面上でユーザーにページをクリックされなければ、検索順位が上がることはありません。

 

たまたま特定のキーワードにおいて、ページの文章量やキーワードの含有率、競合サイトが弱いといった要因により、いきなり1ページ目に表示されることはありますが、大半のケースではページのクリック率が検索順位に大きな影響を及ぼします。

 

ページのクリック率に間しては、被リンクの獲得より更に自身でのコントロールが難しい施策ですので、今回紹介する施策の中で、最も対策難易度が高い施策かもしれません。

 

 

自分のサイト(ページ)がGoogleにクロールされる頻度

Googleのサーチコンソールを使えば、自サイトのページがどれだけクロールされたか頻度を見ることが可能です。

 

サイト全体のクロール頻度とクロールされるページ割合をチェックして、あまりにも頻度や割合が低い場合は、サイト自体のアクセス数とクローラビリティ(HTMLマークアップやリンクエラー)を改善するよう努めましょう。

 

ツール上で確認できる指標

SEO経験者であれば、Ahrefs、Moz、Ubersuggest、Pascalなどの様々なツールが存在しているのは承知だと思いますが、ツール上で調べられる評価指標は今でも参考になります。

 

・対策キーワードの網羅性(ツールで確認できるキーワード数)

・タイトルと見出し、本文内で使われているキーワード

・関連キーワード、サジェストキーワード、再検索キーワードの採用率

・内部リンク設計

・外部リンク(被リンクの質と量)

・一意のメタディスクリプション

・正規URL(canonicalタグ、リダイレクトの活用)

・画像のaltタグ(みんな面倒で意外とやってない)

 

それぞれの詳しい解説は省略しますが、今やSEOの基本と言われている項目ばかりだと思います。

 

対策されているか不安な方は、ツール上で確認できる指標に改善点がないか、再度チェックしてみることをおすすめします。

 

サイトの表示速度とコアウェブバイタル(Core Web Vitals)

Googleの最近のアップデート傾向を見ると、ますますユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)の評価を重要視している傾向にあります。

 

昔から言われていることですが、サイトにアクセスしてページが表示されるまでの読み込み時間でユーザーのページ離脱率が大きく変わります。

 

  • 読み込み時間が1~3秒の場合 → 離脱率32%
  • 読み込み時間が4秒以上の場合 → 離脱率90%
  • 読み込み時間が6秒以上の場合 → 離脱率106%
  • 読み込み時間が7~10秒の場合 → 離脱率123%

 

Googleからのアナウンスで、読み込み速度が遅いと上記のように離脱率が大幅に上昇することが報告されています。

 

サイト表示速度改善への対策としては下記のような対策が代表的です。

 

  • 画像サイズの軽量化
  • 画像の遅延表示
  • キャッシュやプリフェッチの活用
  • 新世代画像フォーマットへの対応(WebPやAVIF形式)
  • HTML/CSSファイルの最適化

 

これらはサイトのSEO内部対策に該当する項目になります。

 

また、昨今Googleからコアウェブバイタル(Core Web Vitals)という評価指標が発表され、「LCP」「FID」「CLS」といった、より詳細な表示速度に関しての個別の指標が存在しています。

 

それぞれの細かい解説は省きますが、気になる方は自サイトをGoogleのページスピードインサイトで確認してみてください。

 

様々な流入元からのトラフィック

SEOで検索順位を上げるには、一般的なキーワードからのトラフィックだけではなく、様々な流入元からのトラフィックが必要不可欠です。

 

代表的なものとしては

 

  • ローカルSEO
    →Googleマップやナレッジパネルからの流入
  • 指名検索
    →会社名やサービス名からの検索流入
  • SNS
    →Twitter、Instagram、YouTubeなどからの流入
  • その他
    →ブックマーク、メール、アプリなどからの流入

 

昨今のSEO環境では、検索流入のみではなく、上記のような様々な流入元からトラフィックを得ることが必要です。

 

最後に

検索順位に関わる重要なSEO指標の解説は以上になります。

 

今回紹介しきれなかった内容(MEOやBingへの対策)もありますが、国内のSEOにおいて良い結果を出すには、まずは本記事で紹介している評価指標を優先的に改善していくことをおすすめします。

※店舗サイトや施設型のサイトを運営している方は、MEO対策は必須です

 

これら以外にも、SEO対策に関する様々なご相談も受け付けてますので、お悩みの方はお気軽に玉寄までお問い合わせください。

 

特にサイトの内部対策や高品質なコンテンツ、良質な被リンクを獲得しているのにも関わらず、検索順位が上がらなくて困っている方、是非一度ご相談ください。

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