こんにちはGASエンジニアの岡田です。

 

先日ご依頼いただいた内容で、他の会社さんでも同じような事象が発生し、不安に思っている方も多いかなと思い、解説をさせていただきます。

 

ご依頼内容

 

『売上データを集計するために複雑に関数が入り組んでいるスプレッドシートがあります。開発をした前任者が退職して、現在中身を理解している人が社内にいなくなってしまいました。もし壊してしまったら二度と復元できません。請求書発行の自動化をしたいのですが、必ずこのスプレッドシートを使用する必要があります。

スプレッドシートを絶対に壊さず、自動化の開発ってできますか？

 

関数得意でゴリゴリ開発してくれる関数強者が社内にいると会社として重宝しますね。

会社内でも関数を組んでもらいなら〇〇さんって皆に頼りにされます。

ただその人が辞めたあとに、作ったシステムが複雑で分からないという問題が発生することが頻繁にあると思います。

 

今回のご依頼主さんは、このパターンであり、

『売上集計のスプレッドシートが壊れることを絶対に避けて、面倒な業務の自動化したい』

というのがご要望です。

 

 

なぜスプレッドシートが壊れてしまうのか？

そもそもスプレッドシートが壊れるとは、関数を間違って消してしまうなどして、計算結果が変わってしまう、もしくはエラーが発生してしまうことをいいます。

 

これは多くの場合が意図しない人的なミスによって発生致します。

 

ただGASにおける開発も同様に、本来入力するべきセルではない場所に入力してしまうなど、プログラムの間違いで消してはいけない関数を消してしまう十分に可能性はあります。

 

それではGASの自動化の開発では、売上シートが壊れるリスクを抱えることになるのか？

⇒いいえ！リスクを限りなく0にして開発することは可能です！

 

 

 

現在使っているスプレッドシートを使ってGAS開発を行う際のポイント

こういった複雑な関数が組んでいるスプレッドシートを使ってシステムを開発する際のポイントは、

複雑な関数があるスプレッドシートはデータ読み取り専用にして、一切シートに編集を加えるプログラムを書かないようにし、GASの計算結果は新しく別に作成したスプレッドシートに出力するようにするのです。

 

 

まとめ

 

その他にも、複雑なスプレッドシートを複製しておく、データ履歴を残すなどして、リスクを極限に減らして開発することが可能です。

 

GASによるシステム開発では現在使用しているスプレッドシートを元に開発が可能なことですので、

現在使用しているスプレッドシートを元に開発をされたい方は安心してご依頼ください。

 

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