TikTok広告運用について分かりやすく解説します!
- 大野 隼
- 記事制作日2023年1月8日
- 更新日2023年1月8日
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こんにちは!
株式会社エイト代表取締役の大野(@eight_ceo)です。
今回はTikTok動画広告について解説します。
アプリのダウンロード数が世界中で35億回にも達するという大人気の動画配信アプリであるTikTokですが、現在では広告媒体としても注目されており、Web広告の中でも重要な位置付けになっています。
2020年からは運用型広告の取り扱いもスタートしており、今後より大きな影響度を与える媒体となることが期待されていますから、自社の広告戦略上も上手に活用していきたいですね。
ということで、今回はTikTok広告の運用ノウハウと成果を上げる方法についてやさしく解説していきます。
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TikTokとは?
TikTokは、今や世界中で大きな影響力を誇っているソーシャルメディアの一つで、月間のアクティブユーザー数が8億人を超えるという実力の大きさを示しています。
ユーザーが手軽に10~20秒程度のショートムービーを投稿するサイトで、それをSNSの機能で他のユーザーと共有できるアプリであるという点が人気を博しているんですね。
TikTokを積極的に視聴するユーザーのイメージは以下の通りです。
(TikTok For Business調べ)
- 年齢は10代~40代が多く、特に10代の占める割合が高い
- 音声ありの動画を視聴するユーザーが多い
- (スマホの)全画面表示で動画を視聴するユーザーが多い
- ながら視聴をするユーザーは少ない
また、積極的に視聴する理由を以下のように説明しています。
- 短時間の動画であるため、視聴しやすい
- 強制的に動画を勧められることがない
- おすすめ欄に表示される動画が有益である
したがってTikTok広告を出す場合、以下のユーザーをターゲットとするのがおすすめです。
・動画を積極的に視聴する、10代~40代までのユーザー
TikTok広告はすべての企業が取り組むべき施策
最近では、他のSNSでも「縦長ショート動画」の機能が次々にリリースされています。
なぜなら、SNSのサービスは皆が縦長設計のスマホで利用するからなんですね。
縦型の画面そのままで視聴でき、かつ表示面積の大きい縦型動画はユーザーにとって好まれる仕様になっています。
また、最近は移動中や休憩中などに動画を視聴するケースが増えているため、場所や時間の制約を受けにくいショート動画のニーズが高まっています。
動画コンテンツは今後、顧客との接点を持つ上で主流となるプラットフォームとなり、特に縦型ショート動画による情報発信は企業にとって、顧客のニーズの把握やそのニーズに応えていく上で、業界を問わず今後さらに重要となることでしょう。
TikTok広告の種類と費用相場
TikTokには「TikTok Ads」という広告配信用のプラットフォームが用意されており、配信できる広告フォーマットとして3種類のものがあります。
広告の目的やターゲットに合わせて最適なものを選択するとよいと思います。
またTikTokには以下の動画フォーマットが用意されているので、こちらも最適なものを選択する必要がありますね。
※動画フォーマットの種類
- 9:16縦型動画
- 1:1スクエア動画
- 16:9 横型動画
①起動画面広告
起動画面広告とは、アプリを起動したときに広告が表示されるものです。
表示時間は画像で3秒、GIF画像やGIF動画では3~5秒の間表示できます。
・主な活用目的
知名度や認知度の向上、拡散など
・ターゲット
TikTok利用者すべて
・特徴
利用者すべてに縦型フルスクリーンで表示されるため、拡散にはもってこいです。
訴求力が高い一方コストも高く、1日1社のみの表示で広告枠の確保は難しいです。
・費用相場
770円/1000imp ※想定費用は500万円程度
②インフィード広告
インフィード広告とは投稿の間に表示される広告で、通常の投稿動画と同様に5~15秒間表示することができます。
・主な活用目的
ターゲットとするユーザーに、より効果的なアプローチを行う
・ターゲット
おすすめ投稿を閲覧するユーザー
・特徴
視聴時間の長いおすすめ投稿に表示されます。
おすすめ動画の間に広告が流れます。
そのため広告感がないのがメリットで、ユーザーの目を引くアイデアが必要ですね。
・費用相場
Top Viewで625万円程度
なお、インフィード広告には以下の3種類があります。
・Top View
アプリ起動時の15秒間にユーザーが目にする動画広告です。
ユーザーの動画視聴行動に沿って自然に広告を表示できるので、ユーザーの広告ストレスが軽減し、高いCTRが見込めます。
・Brand Premium
おすすめ80番目以内に表示される広告で、比較的安価に利用可能なんですね。
いいね、やコメントでユーザーが反応でき、コンバージョンを強化できます。
サービスのラン ディングページやアプリストアの誘導に向いていますね。
・One Day Max
1日のうちにユーザーがはじめて見る広告で、1回のみの配信です。
おすすめフィードの4投稿目に表示されます。
③ハッシュタグチャレンジ広告
企業が行うキャンペーンに配信者がハッシュタグを設定して作成した動画を投稿して参加する広告なんですよ。
動画投稿者が動画を作成して宣伝してくれるため、いいね、やシェアがしてもらいやすい広告です。
・主な活用目的
ユーザー自身に拡散してもらうことで、広告と気づかせずに訴求できる
・ターゲット
ハッシュタグで検索を行うユーザー
・特徴
広告の感覚がないため、ユーザーにストレスを感じさせない。広告コストは高い。
・費用相場
1000万円~2000万円
広告ターゲティングの種類
一般的なマーケティングでは、広告の配信に際して自社のターゲットとするユーザー像を明確にすることで成果の向上を目指します。
TikTokの広告では、より詳細なターゲティングを行えます。
※ターゲティングの例
- オーディエンス:独自の顧客データを取捨選択する
- ユーザー属性:性別、年齢、地域、言語など
- 興味行動:ユーザーの興味や関心、動画やクリエイターに対する行動を意識した配信
- デバイス:スマホのOSやバージョン、モバイルキャリアなど
TikTok広告の方法
①配信方式選択
広告配信の目的を設定します。
※目的のパターン
- ブランド認知:オーディエンスにリーチしたい場合
- 購買意向:アプリインストールや動画の視聴につなげたい場合
- コンバージョン:自社サイトへの誘導を目的とする場合
②入札方法の選択
4つの入札方法から選択します。
※入札方法
- インプレッション課金型:インプレッション発生毎に課金。リーチ目的に最適。
- 最適化インプレッション課金型:インプレッション発生毎に課金。アプリインストールや自社サイト誘導に最適。
- 再生課金型:2秒、6秒、最後の視聴毎に課金。動画視聴数目的に最適。
- クリック課金型:クリック1件毎に課金。トラフィック、アプリインストール、自社サイト誘導に最適。
③広告費の支払い方法
自動決済と手動決済の2種類があり、自動決済とは、一定金額の広告を配信すると決済されるもので、手動決済とは、広告配信前に費用を前払いするものです。
決済用にクレジットカードとデビットカードが利用できます。
TikTok広告成功のためのポイント
TikTok広告の成功の秘訣についてご説明しましょう。
①クリエイティブの画面を縦型にする
TikTokを閲覧するためのデバイスはほとんどスマホです。
そのため、クリエイティブの画面もスマホに合わせて縦型フォーマットにしましょう。
②最初の数秒で内容が伝わる動画にする
ユーザーは動画の最初の1~2秒でその動画を見るか否かを判断しているようですので、広告を作成する側もその時間内で宣伝したい内容を伝え、広告に興味を持ってもらうようにしましょう。
③インフルエンサーを活用する
TikTokには他のSNSと同様に、フォロワーを多く抱えるインフルエンサー(TikTokerと呼ばれる)が存在します。
インフルエンサー活用により、そのフォロワーにリーチすることが可能になります。
またインフルエンサーを活用することで、動画を最後まで見てもらいやすくなりますね。
まとめ
TikTokは、動画の投稿を主体とする情報発信を行う点で、他のSNSとは異なる特徴を持つSNSであるということができます。
そのため、SNS上で自社の広告を打つ上で、そういった特徴をよくつかんでTikTokに合わせた広告動画を作成することがとても重要です。
実際に制作するにあたっては、何をどのように進めれば良いのかわからない、といったこともあるかと思いますので、そういった場合には専門的なノウハウを有した業者に依頼することも必要かもしれません。
そのような場合でも、自社の訴求したいことを明確にして、SNSの性格に沿った広告とする様にしましょう。
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