「ランディングページを作ったけど、全然成果が出ない...」

 「何から始めればいいのか分からない...」

 「競合と差別化できるLPを作りたい!」

こんな悩み、抱えていませんか?

実は、成果が出るランディングページには「正しい作り方の順番」があるんです。いきなりデザインから始めるのではなく、しっかりとした分析とリサーチが成功の鍵を握っています。

この記事では、LP制作の全プロセスを、初心者にも分かりやすく徹底解説します。実際の事例も交えながら、今日から使える実践的な方法をお伝えします!

 

↓簡単な自己紹介↓
株式会社YDP代表の柳瀬です。 デジタルマーケティング戦略立案からWebサイト・LP改善などの実行支援までしております。
また、日経ビジネススクールの『デジタルマーケティング講師』やパーソルグループの『TECH UP CAMPUS』のデジタルマーケティング講師としております。

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この記事で分かる3つのこと

  1. LP制作の正しい5ステップと全体像
  2. 3C分析を使った効果的なリサーチ方法
  3. Who-What-Howフレームワークを使ったコンセプト策定

それでは、さっそく見ていきましょう!


LP制作の正しい5ステップ

結論:いきなりデザインから始めるのはNG!正しい順番で進めよう!

LP制作の全体像

STEP1:目的・ゴールの明確化→なぜLPを作るのか?STEP2:リサーチ・分析→3C分析(顧客・競合・自社)STEP3:コンセプト・方針策定→Who-What-HowSTEP4:ワイヤーフレーム設計→具体的な構成STEP5:デザイン・実装→ビジュアル化・公開

今回の記事: STEP1〜3までを徹底解説!


STEP1:目的・ゴールの明確化

結論:目的が曖昧だと、すべてがブレる!最初にしっかり決めよう!

 

なぜ目的設定が重要なのか?

LP制作には:

  • 時間がかかる
  • コストがかかる
  • 人的リソースが必要

だから: 「何のためにLPを作るのか?」を明確にする!

LPを作る4つの主な目的

目的①:マーケティング成果の向上

最も多いパターン!

具体例:

  • CVR(コンバージョン率)を改善したい
  • CPA(顧客獲得単価)を下げたい
  • コンバージョン数を増やしたい
  • 商談につながるリード数を増やしたい

目的②:顧客拡大

新しいターゲット層を獲得したい!

具体例:

【現状】若年層向けのLPのみ→若年層からの獲得は順調【課題】成長のためにはシニア層も狙いたい【施策】シニア向けの新しいLPを作る→新規顧客層を開拓!

目的③:商品リニューアル・リブランディング

商品やブランドが変わったら、LPも変える!

具体例:

  • 新商品をリリース→新LP作成
  • 商品がバージョンアップ→LP刷新
  • リブランディング実施→方向性に合わせてLP作り直し

トップダウン式: 会社の戦略として必須の施策

目的④:営業ツールとしての活用

営業活動を支援するため!

具体例:

【新規事業の立ち上げ】営業資料だけでは不安...→LPがあると信頼感UP!【営業活動】「このページ見ておいてください」→営業ツールとして活用

メインは: やはり目的①のマーケティング成果向上

目的設定のやり方

方法①:関係者ヒアリング

誰に聞く?:

  • 事業責任者
  • マーケティング担当者
  • 営業担当者
  • 経営層

何を聞く?:

  • なぜLPを作るのか?
  • 今の課題は何か?
  • 達成したい目標は?
  • 予算と期間は?

方法②:チームで議論

自社でLPを作る場合: しっかり話し合って認識を合わせる!

なぜ重要?:

  • 方向性がブレない
  • 後から「こんなはずじゃなかった」を防ぐ
  • チーム全員が同じゴールを目指せる

ヒアリングシートを活用しよう

主な質問項目:

□ LP制作の目的と背景は?□ 現在のマーケティング状況は?□ どんな販売チャネルがある?□ チャネルごとの獲得状況は?□ 今の課題は何か?□ 達成したい数値目標は?□ 予算と期限は?

効果: 漏れなくヒアリングできる!

ヒアリングの効果:

スピーディーに理解できる:

  • 自社・サービスの現状
  • 商品の特徴
  • 顧客のこと
  • 競合のこと

特に: LP外注の場合、クライアントさまのLP制作案件の場合、このステップは超重要!


STEP2:リサーチ・分析(3C分析)

結論:3C分析で、勝ち筋を見つけよう!

3C分析とは?

Customer(顧客):どんなニーズがある?Competitor(競合):どんな競合がいる?Company(自社):どんな強みがある?

目的: 自社ならではの差別化ポイントを明らかにする!

明らかになること:

  • 勝ち筋(差別化できるポイント)
  • 当たり前の要素(最低限必要なもの)

重要:LP制作では「商品分析」をしよう

注意点: 自社分析ではなく、商品分析!

なぜ?:

  • LPはそのブランド・サービスを売るためのもの
  • 自社全体ではなく、その商品を分解すべき

だから:

×「自社」の分析○「商品(Product)」の分析

正確には: Customer × Competitor × Commodity(商品)

①商品分析のやり方

何を分析するのか?

【分析項目】・商品の機能・特徴・製造・開発のストーリー・信用力(実績・受賞歴など)・購入判断材料(価格・特典・サポート)特に重要:→商品価値の分析!

商品価値とは?

【機能的価値】スペック・機能そのもの例:カメラの解像度が高い【情緒的価値】それによって得られる便益例:運動会で遠くからでも子供をきれいに撮れる

両方を明らかにする: →訴求の幅が広がる!

機能的価値→情緒的価値への変換方法:

【ステップ1】特徴を洗い出す例:食事管理に詳しい専門トレーナーが担当【ステップ2】メリットを考える「それって、どんな利点があるの?」→専門トレーナーの食事管理のみで痩せられる【ステップ3】ベネフィットを考える「それって、ユーザーにとってどんな価値があるの?」→忙しくても簡単に美しいボディラインを手に入れられる

このプロセス: 超重要!

②競合分析のやり方

競合分析で押さえるべき2種類の競合

【直接競合】業界として競合例:トヨタ vs ホンダ【間接競合】顧客の課題解決において競合例:トヨタ vs カーシェア・レンタカー

LPでは: 両方を押さえる必要がある!

❓なぜ間接競合も見るべき❓

例:Webマーケティングスクール

直接競合のみ: 他のWebマーケティングスクールだけ見る

間接競合も含めると:

ユーザーの課題:「副業できるようになりたい」「独立したい」「新しいスキルを身につけたい」解決手段:・Webマーケティングスクール・プログラミングスクール ←間接競合!・デザインスクール ←間接競合!・動画編集スクール ←間接競合!

ユーザーの選択肢: 意外と広い!

競合分析の具体的方法:ネット検索調査

最も効果的: ユーザーが実際に検索するキーワードで調べる!

やり方:

STEP1:ユーザーが検索しそうなキーワードを洗い出すSTEP2:実際に検索してみるSTEP3:どんな競合が出てくるか確認STEP4:各競合のLPを分析・キャッチコピーは?・強みは何を打ち出している?・実績は?・オファー(無料相談など)は?・コンテンツ構成は?

アウトプット例:

効果:

  • 競合の顔ぶれが分かる
  • 何を訴求しているか分かる
  • 差別化ポイントが見えてくる
  • マーケティング施策も見えてくる

表を作らなくてもOK: 競合と訴求内容が分かればOK!

さらに効果的:ポジショニングマップ

やり方: 競合を2軸で整理する

【縦軸】例:価格高単価 ↑低単価 ↓【横軸】例:ターゲット日常英会話 ← → ビジネス特化

マップに配置: 各競合がどのポジションにいるか可視化

効果:

  • 市場全体が見える
  • 自社のポジションが明確になる
  • ホワイトスペース(競合がいない領域)が見つかる
  • 戦略が立てやすくなる

③顧客分析のやり方

顧客分析の方法はたくさんある

・ユーザー調査(前回の講義で解説)・アンケート調査・営業ヒアリング・アクセス解析・口コミ・SNS分析・キーワード調査 ←今回はこれ!

キーワード調査とは?

検索ニーズから顧客を理解する!

分かること:

  • どんなニーズを持っているか?
  • どんな悩みがあるか?
  • 今すぐ客か、まだ情報収集段階か?
  • 詳しいか、初心者か?
  • 価格感度は?

キーワード調査の具体的やり方

STEP1:キーワードツールで洗い出す→ラッコキーワード、GoogleキーワードプランナーなどSTEP2:検索ボリュームを確認STEP3:キーワードをカテゴリー分けSTEP4:優先度を決める

キーワードのカテゴリー分け

【①ブランド指名】例:プログリット、ベルリッツ→すでに知っている、購入意欲高い【②購入検討・アクション系】例:英会話 キャンペーン、英会話 無料相談→今すぐ客、すぐ申し込みたい【③悩み・課題系】例:ビジネス英語 対策、転職 英語→課題が明確、解決方法を探している【④情報収集系】例:英会話 学習方法、〇〇とは→まだ情報収集段階、潜在層【⑤ビッグワード】例:英会話→広い検索意図、ボリューム大きい

優先度の決め方:

検索ボリュームを見る:

  • 指名・購入系が多い→そこを優先
  • ビッグワードが多い→認知拡大が必要

LPの対策方針: どのキーワードに対応するLPを作るか決まる!


STEP3:コンセプト・方針策定(Who-What-How)

結論:リサーチ結果をもとに「誰に・何を・どう伝えるか」を決めよう!

Who-What-Howフレームワークとは?

Who:誰に?(ターゲット)What:どんな価値を?(提供価値・差別化ポイント)How:どのように伝えるか?(コミュニケーション)

これを明確にする: →LP制作の方針が決まる!

Who(誰に?)の決め方

顧客分析の結果を反映

やること: ターゲット顧客を具体的に定義する

例:Webマーケティングスクールの場合

【Who①:フリーランス独立志望】目的:案件を獲得したいニーズ:安定的に案件を取れるスキルが欲しい不安:スキルを身につけても案件が取れるか心配【Who②:副業したい会社員】目的:副業で収入を増やしたいニーズ:副業で稼げるスキルが欲しい不安:本業と両立できるか心配【Who③:転職したい人】目的:キャリアチェンジしたいニーズ:転職に有利なスキルが欲しい不安:未経験から転職できるか心配

重要: 複数のターゲットを洗い出す!

どこに優先度:

  • 検索ボリューム
  • 獲得したい顧客層
  • 事業戦略

これらを踏まえて決める!

What(どんな価値を?)の決め方

商品分析の結果を反映

やること:

  • 提供できる価値を明確にする
  • 競合との差別化ポイントを明確にする

2つの要素:

【便益】ユーザーにとってのメリット・ベネフィット【独自性】競合にはない、自社ならではの価値

例:フリーランス独立志望の人に対して

【Who】フリーランス独立志望案件獲得したい安定的に稼げるか不安【What】「継続的に案件を獲得できるレベルまで育成」「実戦でクライアントワークができる力を養成」【競合との差別化】・他社:Webマーケの知識を教えるだけ・自社:案件獲得まで徹底サポート!

これが価値!

How(どのように伝えるか?)の決め方

コミュニケーション方針

やること: What(価値)をどう表現するか決める

例:継続的に案件獲得できる力を提供

【How(伝え方)】・「2ヶ月で仕事ができるWebマーケター育成」・「案件獲得サポート保証付き」・「実践的なクライアントワーク演習」・「卒業生の85%が3ヶ月以内に案件獲得」

これがキャッチコピーやコンテンツに: なっていく!

Who-What-Howの完成例

Webマーケティングスクールの場合

【優先度1:フリーランス独立志望】Who:・フリーランスとして独立したい・安定的に案件を獲得したい・本当に稼げるか不安What:・継続的に案件獲得できるレベルまで育成・実戦的なクライアントワークができる力・競合:知識だけ / 自社:案件獲得まで徹底サポートHow:・「2ヶ月で仕事ができるWebマーケター育成」・「案件獲得サポート保証付き」・「卒業生の85%が3ヶ月以内に案件獲得」【優先度2:副業したい会社員】Who:・副業で収入を増やしたい・仕事と両立できるか不安What:・働きながらでもスキルアップできる・隙間時間で学べる仕組みHow:・「1日30分から学べる」・「働きながら月5万円の副業収入」【優先度3:転職したい人】Who:・キャリアチェンジしたい・未経験から転職できるか不安What:・転職成功まで徹底サポート・未経験でも転職できるHow:・「未経験からの転職成功率92%」・「転職保証付き」

ターゲット絞り込み:

今回のLPでは: 「優先度1と2」を狙う!

理由:

  • 検索ボリュームが大きい
  • 獲得したい層
  • 同時に訴求できる

これで方針決定!

Who-What-Howの事例:LP制作会社

最終的な方針

【Who】・中小企業〜大手企業の担当者・決裁権がない・LP・Webマーケのリテラシーが高くない・でもCVR改善はしたい【What】・マーケティング視点でのLP制作ができる・ただのデザイン会社ではない・でも高単価なコンサルほど高くない・パッケージ化して適正価格で提供競合との差別化:・デザイン会社:デザインのみ vs 自社:マーケ視点・コンサル:高単価 vs 自社:適正価格【How】・「最短でCVR改善できる」・「無料でLP診断します」(リテラシー低い人も安心)・「料金明示」(価格への不安解消)・「実績・事例豊富」(信頼性)

方針が明確: →次のワイヤーフレームに落とし込める!


【簡易版】もっとシンプルに方針を決める方法

結論:時間がない時は、簡易版でもOK!

簡易版①:ターゲット顧客軸

やり方:

【ターゲット】若年層【ニーズ】こんなニーズを持っている【提供価値】こういう価値を提供する【伝え方】こういうキャッチコピーで伝える

例: 「今回は若年層向けに、〇〇のニーズに応える、△△という価値を、こういうコピーで伝えるLPを作ります」

これだけでも: 方針になる!

簡易版②:キーワード・媒体軸

やり方:

【対象キーワード】指名キーワード【ユーザーの状態】すでにサービスを知っている購入意欲が高い【訴求内容】実績を早めに出す安心感を与える

例: 「今回は指名キーワードで検索した人向けに、実績重視のLPを作ります」

媒体軸の例:

【対象媒体】Meta広告【ユーザーの状態】まだ潜在層商品を認知していない【訴求内容】まずは認知してもらう興味を引く内容

例: 「今回はMeta広告用に、潜在層向けの認知重視LPを作ります」

簡易版でも: 十分に機能する!


【全体まとめ】LP制作の流れを振り返り

お疲れ様でした!かなりのボリュームでしたね。

5ステップのおさらい

STEP1:目的・ゴール明確化→なぜLPを作るのか?→マーケ成果向上、顧客拡大などSTEP2:リサーチ・分析(3C)→商品分析:強み・価値は?→競合分析:誰と戦う?差別化は?→顧客分析:どんなニーズ?STEP3:コンセプト・方針策定→Who-What-How→誰に・何を・どう伝えるかSTEP4:ワイヤーフレーム設計(次回)→具体的な構成・コンテンツSTEP5:デザイン・実装(次回)→ビジュアル化・公開

重要ポイント

①順番を守る

NG: いきなりデザインから始める

OK: 分析→方針→設計→デザイン

②リサーチが超重要

事例で見た通り:

  • 正しいリサーチで成果1.5倍
  • 数千万円レベルのインパクト
  • 効果はLP以外にも波及

③3C分析は必須

商品:どんな価値を提供できる?競合:誰と戦う?どう差別化?顧客:どんなニーズがある?

これがないと: 差別化できない!

④Who-What-Howで方針を明確に

曖昧な方針: 「とりあえずLP作ろう」

明確な方針: 「フリーランス志望の人に、案件獲得までサポートできる価値を、実績とサポート体制で伝えるLPを作る」

差は歴然!

今日からできること

【最優先】まずはこれ:

□ LP制作の目的を明確にする

□ なぜ作るのか?何を達成したいのか?

□ 関係者で認識を合わせる

【次のステップ】分析開始:

□ 自社商品の強みを洗い出す(商品分析)

□ 競合をネット検索で調べる(競合分析) 

□ キーワードツールで顧客ニーズを調べる(顧客分析)

【方針策定】:

□ Who-What-Howを埋める 

□ 誰に・何を・どう伝えるか明確にする 

□ 優先順位をつける


最後に

LP制作で最も重要なのは: 「いきなり作り始めない」こと!

正しい順番:

分析・リサーチ↓方針策定↓設計↓デザイン・実装

この順番を守れば:

  • 成果が出るLPが作れる
  • 競合と差別化できる
  • ユーザーに刺さる訴求ができる

特に重要なのは: STEP2のリサーチ!


P.S. 「リサーチって面倒だな...」って思いました?その気持ち、よく分かります。ただ、この手間を惜しむと、後でもっと大変なことになるんです。成果が出ないLPを何度も作り直す方が、よっぽど時間もコストもかかります。それに、リサーチで見つけた「お宝」は、LP以外でも使えます。Webサイト全体、広告クリエイティブ、営業資料...すべてに活かせるんです。

だから、最初のリサーチにしっかり時間をかけることは、実は最も効率的な投資なんです。

完璧を目指す必要はありません。まずは簡易版から始めて、徐々にレベルアップしていけばOK!あなたのLP制作が成功することを心から応援しています!

 

「自分でやるのは難しそう...」という方へ

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マーケティングの全体像を理解した上で: 「こういう風に改善した方がいいですよ」 という具体的なアドバイスをさせていただきます。


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ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また次の記事でお会いしましょう。