近年、同じオフィスの中で働く同僚に外国人が来た、ということが頻繁に起こるようになりました。

これまで、日本語だけで掲げていた社内の標識も英語と日本語の両方を併記する必要も出てきています。

しかし、日常的にオフィスの中で見ている表示をそのまま英語に訳して不自然な英語になってしまっていることも多いのです。

 

今回は、オフィス内で自然に使われている日本語のサインや標識の英訳を紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

 

故障中

故障中の定番の英訳は「Out of Order」です。

英語に慣れている方であれば問題なく訳せる単語です。

ただ、時々「This is broken」という英訳がコピー機に貼られていたりします。

「Out of Order」の他にも「Out of Service」という言い方もあります。

 

関係者以外立ち入り禁止

直接的に訳すと「Do not enter」です。

しかし、海外でよく見る表現は「Authorized Personnel Only」です。

日本語に直訳すると「関係者のみ」という意味ですが、頻繁に使われます。

このほかにも「Staff only」「Employee only」という表現もよく見る表現です。

 

多目的トイレ

最近、日本でも多目的トイレが増えてきました。

インターネットなどで調べると「multipurpose restroom」という英訳が出てきます。

しかし、おそらくこの表現を使うのは日本人だけでしょう。

海外ではそもそも「多目的トイレ」という表現を使いません。

以下の表現がよく使われます。

 

・family restroom(主に遊園地やショッピングセンターのトイレ)

 

・accessible restroom(主に障害者に向けて)

 

・all gender restroom(最近、増えてきた表現です。特にLGBTQを意識したサインです。)

 

整理整頓

日本の社内、オフィスではよく見かけるサインです。

しかし、英語で言える人は意外と少ないです。

整理整頓を直訳することはなかなか難しいのですが、海外のオフィスでは以下の表現が使われます。

 

Please keep this area clean and orderly

 

ご自由にお飲みください

コーワーキングスペースなどに行くと、飲み物代が会費に含まれていてドリンクバーが常備されていたりしますよね。

日本語で「ご自由にお飲みください」と書かれている下に英語で「Please Drink Freely」と書かれていたりします。

文法的にも英語的にも間違ってはいないのですが、もうちょっといい言い回しがあります。

 

Please Help Yourself to a Beverage

 

海外のホテルなどに宿泊すると、このように書かれている場合が多いです。

ちょっと上品な感じがしますよね。

 

「ご自由にお飲みください」は「Please Help Yourself to a Beverage」と訳しましょう。

 

ご迷惑おかけいたします

オフィス機器が壊れていたり、ドリンクマシーンが壊れていたり、エレベーターが点検中だったりした時には「ご迷惑をおかけします」と表示がかけられます。

 

「ご迷惑をおかけいたします」「Sorry for the inconvenience」です。

 

たとえば、エレベーターが点検中で使えない、掃除中でトイレが使えない時は、以下のようなサインを掲示できます。

 

Work in Progress. Sorry for the Inconvenience

 

まとめ

今回は社内で頻繁に使われる日本語の表示を英語にしたらどうなるのか、ということを紹介しました。

・故障中:Out of Order、Out of Service

・関係者以外立ち入り禁止:Authorized Personnel Only、Staff only、Employee only

・多目的トイレ:family restroom、accessible restroom、all gender restroom

・整理整頓:Please keep this area clean and orderly

・ご自由にお飲みください:Please Help Yourself to a Beverage

・ご迷惑おかけいたします:Sorry for the inconvenience

 

以上、ぜひ参考にしてください。

 

 

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