成果の上がるランディングページ(LP)の作り方をまとめました
- 梅田 浩夢
- 記事制作日2022年2月28日
- 更新日2022年2月28日
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Web広告の遷移先として使われることの多いランディングページ(LP)ですが、これを適当に作ってしまうと「せっかく広告費を使っても売上が全然上がらない」という事態に陥ってしまいます。
そういった失敗を引き起こさないために、この記事では
- 私がLP制作の依頼をいただいた際、何を考えてLPを作成しているのか
- 実際にLPで成果の上がった具体的なテクニック
などについてかなり深く解説していきます。
ランディングページ(LP)とは?
そもそもランディングページ(LPとも言います)とは何かと言うと、商品・サービスの特徴やメリットなどを紹介することでユーザーに具体的に行動してもらうことを狙った縦長のページのことを言います。主に広告をクリックした後の遷移先ページとして使われることが多いです。
よくあるホームページとは違い、商品・サービスの特徴を1ページにまとめて作成するため、カテゴリー分けされたホームページよりも比較的コンバージョン率が高まる傾向にあります。
費用対効果を最大化させるLPの作り方
コンバージョン率の高いLPを制作するために、下記5つの手順で進めていきます。
- ヒアリング
- 3C分析
- ワイヤーフレーム作成
- デザイン決め
- コーディング
それぞれ詳しく解説していきます。
ヒアリング
LP制作に取り掛かる前にヒアリングの時間をいただきます。お聞きすることとしては主に下記2つです。
- ビジネスについて
- Web集客について
それぞれ詳しく解説していきます。
ビジネスについて
まずは下記に関するヒアリングをさせていただきます。
- ビジネスのターゲットがどういった特徴を持っているのか
- ビジネスモデル、キャッシュフロー
これらの情報から下記について考えていきます。
- コンバージョン1件当たりにいくらまで使うことが出来るのか
- ターゲット層からしてどの媒体で集客することが効果的なのか
Web集客の現状について
ビジネスについて把握できたら、次はWeb集客が現状どういった状況なのかをヒアリングさせていただきます。
具体的には下記のような観点でヒアリングさせていただきます。
- どの媒体で集客しているのか
- それぞれの媒体の成果がどのくらいなのか
- どういったバナー、LPを使用しているのか
- LP制作の目的(認知拡大、顕在層の刈り取りなど)
ヒアリングさせていただいた内容から総合的に考え、LP制作が最も費用対効果の高い手法なのかを確認させていただきます。
それが確認できたら、具体的にどの媒体から遷移させるために使うのかを決めていきます。利益を向上させるためのより良い方法がLP制作以外にあると判断した場合は、具体的なアクションプランと合わせてこちらからご提案します。
3C分析
次に行うことは、3C分析です。調査する項目としては大きく下記3点です。
- どういったニーズがあるのか
- 自社のビジネスにどういった強みがあるのか
- 競合他社にどういった強みがあるのか
こういった観点でSNSや専用ツールを用いたり、顧客へのインタビューを実施するなどしてかなり詳しく調査していきます。具体的な調査方法に関しては下記記事で解説しておりますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
【利益アップ確実】Webマーケティングはこの手順に沿って始めましょう
ワイヤーフレーム作成
ターゲットニーズや自社ならではの強みなどが調査できたら、ここでようやくLPのワイヤーフレームを作成していきます。ワイヤーフレームとは、文言や画像をどういったレイアウトで掲載していくのかを決めたもののことを言います。
成果の上がるLPを作るためにワイヤーフレームを作成時に気を付けることは、主に下記6点です。
- 知りたい情報は全て掲載する
- 自社、顧客、第三者という3方向からのアピールを掲載する
- ファーストビューでCVボタンを押すまでの意思決定が完結させる
- キャッチコピーを流入元などから入念に考える
- 簡単に理解できる言葉を使う
- ページのどこにいてもCVボタンが表示されているようにする
それぞれ詳しく解説していきます。
知りたい情報は全て掲載する
ユーザーが購入するにあたって確認しておきたいことは全て掲載しておく必要があります。なぜなら、知りたい情報が掲載されていないと不安が取り除かれず、購入してもらえないからです。
また、広告に書いたからといってその情報をLPに書かなくて良いわけでもありません。なぜなら、広告には書かれていてもLPに書かれていないとユーザーは買わないことが多いからです。あくまでも広告文・バナーは気にならせるためのもの、LPは商品・サービスに関する情報確認のために見られます。
自社、顧客、第三者という3方向からのアピールを掲載する
人は周りが「素晴らしい商品です」と言っているものには同じように「すごい商品だ」と感じてしまう習性が本能的にに備わっています。そこで、自社からのアピールに加えてメディアなど権威のある第三者からの声、そしてお客様からの声は必ず載せましょう。
ファーストビューでCVボタンを押すまでの意思決定が完結させる
ファーストビューというのはLPに遷移した時に最初に表示されるLPのトップ部分のことを言います。
LPが表示された最初の状態で、購入するために知っておきたいと思う情報を網羅的に掲載してCVボタンまで目立つ位置に表示されるようにすることが大切です。せっかちな方や購買意欲のかなり高い方だと、ファーストビューを見てすぐ購入する方もいるのでそういった層を取りこぼさないようにすることが目的の1つとしてあります。また、購入に慎重な方はなかなか行動してくれません。興味が無いとスクロールすらしてくれません。そういった方にメリットを沢山提示してより興味を引きやすくすることも目的の1つとしてあります。
これをやるだけで成果がかなり変わります。
キャッチコピーを流入元などから入念に考える
LPでファーストビューが表示された後、まず最初に目が留まるのはキャッチコピーです。キャッチコピーでどれだけ興味を惹きつけられるかによってLPの成果が大きく変わるので、キャッチコピーをどうするかはかなり入念に考えます。
キャッチコピーには大きく以下のように2種類あり、どの媒体から流入してくるかによって使い分ける必要があります。
スペック型コピー:その商品独自の強みを表すコピー(「◯◯成分配合 」など)
ベネフィット型コピー:その商品によって得られるメリットを表すコピー(「スベスベ肌が手に入ります」など)
例えば検索広告のような能動的な行動により流入してくる場合はスペック型コピー(その商品独自の強み)、ディスプレイ広告やSNS広告など何となく気になって流入した方にはベネフィット型コピーの方が成果が良い傾向にあります。しかし、媒体によって成果の最大化されるキャッチコピーは異なりますし、同じリスティング広告という媒体でもどの検索語句から流入してくるかによって異なります。
キャッチコピーに関しては、あらゆる訴求内容(価格、性能、保証内容など)を試し、成果の高まりやすい訴求ポイントが見つかったら、その中で成果の最大化される訴求方法(メリットとして伝える言い方、不安を煽る言い方など)をテストを繰り返しながら見つけていきます。
また、LPに遷移する前に表示されたバナーとLPのファーストビューとで訴求内容がズレていると、成果が全く上がらなくなるので、キャッチコピーをテストする際は、それに合わせてバナーも変更してテストを行います。
キャッチコピーの作り方に関しては別で記事を作成する予定ですので、公開したらこちらにリンクを貼っておきます。
簡単に理解できる言葉を使う
分かりやすさよりもかっこよさを重視した言葉が使われたLPをたまに見かけますが、それは成果を上げるためには不向きです。英語を使うのも向きません。なぜかと言うと、ユーザーはパッと見で興味が湧くかどうかでLPをスクロールするか決めるため、少なくとも一瞬で理解できる言葉でなければ興味は惹きつけられないからです。
LP内で使う言葉としては、大手サイト(ホットペッパー、Google、Yahoo!など)を真似することが多いです。なぜなら、大手のサイトは多くの方が使用している可能性が高いですし、そのサイトで使われている文言やレイアウトはPDCA回しまくった結果、成果が最大化すると判断されたものだからです。
ページのどこにいてもCVボタンが表示されているようにする
ページのどこにいてもコンバージョンボタンが押せる状態を作ることもかなり重要です。なぜなら、「購入しよう」「申し込もう」と思ったタイミングでそのボタンがどこにあるか分からないというのは、小さいことではありますがユーザーにとってはストレスに感じます。ストレスを最小限にすることがコンバージョン率を高めるためには必須ですので、必ず気を付けてLPを制作していきます。
方法としては、追従型(スクロールしても固定位置にボタンが表示され続ける仕組みのこと)にしたり、追従型でなくてもページのあらゆる箇所にボタンを仕込む方法などがあるので、どちらかの方法で実施します。
とは言いながら、こうすることで「しつこい」と思われ、逆にCVR下がることも時々あります。その場合は追従型からページのいくつかの箇所にコンバージョンボタンを仕込む仕様に変更したり、仕込むコンバージョンボタンの数を減らすなどしていきます。
デザイン決め
ワイヤーフレームが完成したら、次はデザインを決めていきます。デザインを決める際に気をつけることとしては、主に下記2点です。
- 独自のデザインを生み出さない
- 広告とLPとでデザインのズレを無くす
1つずつ解説していきます。
独自のデザインを生み出さない
余程の目的・理由がない限り、他社のLPでほとんど使われていないようなデザインは採用しないようにします。なぜなら、独自のデザインを生み出そうとしてもクオリティの高いものが作りづらく、クオリティの高い既存のLPに寄せて作成した方が結果として成果の上がるLPになる傾向にあるからです。
広告とLPとでデザインのズレを無くす
先ほどお話ししたキャッチコピーに関する話と似た話ではありますが、デザインに関しても広告とLPとでずれていると、成果が上がらない傾向にありました。ですので、キャッチコピーに限らず色合いやフォントなどのデザインに関しても、広告とLPとで一致させて制作します。
コーディング
デザインまで決まったら、最後にコーディングを行っていきます。ここで気をつけることとしては主に下記2点です。
- スマホ・PCともにレイアウトが崩れてないようにする
- サイトの読み込み速度が遅くならないようにする
見やすさ、分かりやすさ、使いやすさがコンバージョン率に繋がるので、確実に利便性の高いLPを制作し、納品させていただきます。
LPの改善方法
「LPを改善してほしい」という依頼をいただいた際にどう改善するかについては、下記記事にまとめています。気になる方は参考にしてみてください。
【効果検証済み】コンバージョン率が高まった5つの施策をまとめました
以上、LPの作り方について解説してきました。
また、Webマーケティングについてのご相談もお待ちしております。
「連絡したから契約しないといけないのかな」という心配も不要です。
ご相談だけでもOKなので、お気軽にご連絡下さい。
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スキル
WEB戦略設計
SEO
リスティング広告
・・・(登録スキル数:8)
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