Amazonの売上は立っているのに、広告費だけが月を追うごとに膨らんでいく。EC担当は1〜2名で、商品ページの改善まで手が回らない。そんな状態で運用代行を探しても、検索結果には数十社が並び、料金の出し方もサービス範囲もばらばらです。

 

最初に決めるべきは、会社名ではなく何をどこまで任せるかという業務範囲になります。範囲が決まれば料金形態も定まり、見るべき会社は自然に絞れます。

Amazon運用代行とは|コンサルティングとの違い

Amazon運用代行は、出品アカウントの運営業務を専門会社に任せるサービスの総称です。商品ページの作成、Amazon内の検索対策、広告運用、レビュー対応、売上分析までを引き受けますが、守備範囲は会社ごとに違います。

 

コンサルティングは戦略や改善方針を助言するところまでが業務範囲で、商品ページを直し入札単価を調整するのは自社の担当者になります。対して運用代行は、施策の実行までを引き受ける契約です。社内に手を動かせる人がいない場合は、助言だけを買っても在庫として積み上がるだけです。

 

提供形態は大きく3つに分けられます。

  • フルサポート型:出品から広告・受注・カスタマー対応・物流まで丸ごと代行
  • 広告運用型:Amazon内広告の運用に特化
  • スポット対応型:商品ページの改修や撮影など単発の課題を請け負う

タイプを決めずに相見積もりを取ると、金額の差が範囲の差なのか単価の差なのか判別できません。

Amazon運用代行で失敗しないための3つの注意点

契約でつまずく原因の多くは、会社の実力差ではなく発注側の準備不足です。次の3点を発注前のチェック項目にしてください。

注意点1. 任せる目的と範囲を先に決めて無駄な費用をなくす

「売上を上げたい」だけを持って相談に行くと、提案は各社の得意分野に引き寄せられます。広告が得意な会社からは広告の、制作が得意な会社からはページ改修の提案が返り、比較しているつもりで、別々の課題への回答が並ぶ状態です。先に社内に残す業務と外に出す業務を線引きしておけば、実行できる人がいないのに助言だけを買う結果を避けられます。 直近3か月で担当者が手を付けられなかった業務を書き出してみてください。

注意点2. 実績は数字と商材の両方で確かめる

「売上が伸びました」という説明だけでは判断材料になりません。確認したいのは、伸び率などの数字と、自社と近い商材の取り扱い経験の2点です。

数字を出せる会社は、社内に成果を計測する仕組みを持っています。 あわせて同じカテゴリの支援事例も見せてもらってください。

注意点3. 料金の内訳と解約条件を契約前にすべて確認する

見積もりで確認すべきなのは総額ではなく内訳です。初期費用、月額、成果報酬の率、広告運用手数料、追加作業の単価、最低契約期間、解約の通知時期。この7項目を全社に同じ形式で出してもらえば、金額の差がどこから来ているかが分かります。

同じ質問を2〜3社に投げて回答を比べれば、提案の粒度の差がはっきり出るはずです。

Amazon運用代行の料金形態は4タイプ

料金は次の4タイプに整理できます。自社の売上規模とリスクの取り方に合わせて、どの型で契約するかを先に決めてください。

料金形態費用の考え方目安向いている企業
成果報酬型売上に対して一定率を支払う売上の10〜30%程度売上が読めない立ち上げ期
固定報酬型毎月定額を支払う月5万〜30万円程度予算を月単位で読みたい
複合型固定額と成果報酬を組み合わせる月10万〜20万円+売上の5〜15%程度支払いのリスクを抑えたい
スポット型単発の課題ごとに支払う1回5万〜50万円程度特定の作業だけ頼みたい

※金額はいずれも目安です。実際の条件は各社の見積もりでご確認ください。

 

注意したいのは成果報酬型です。売上がなければ支払いも発生しない設計は魅力に見えますが、売上が伸びるほど支払額も増え、月商が上がった局面では固定報酬型より総額が大きくなる場合もあります。成果報酬型を選ぶなら、何をもって成果とするかの定義と上限額の有無を契約前に確認してください。 

Amazon運用代行おすすめ5社

5社の実績と対応範囲を同じ表で並べます。「こんな企業におすすめ」の行を自社の状況と照らせば、最初に問い合わせる1社を決められます。

本記事における選定基準

Amazon支援をうたう会社は数多くあります。今回はSEO・LLMO・Web集客支援歴7年のエイチリンク株式会社が、以下の基準で選定しています。同じ基準を自社の候補リストに当てれば、問い合わせ先を現実的な数まで減らせるはずです。

 

  • ECモール支援が主力事業である:Web制作や広告代理業の一部ではなく、モール運用を本業にしている
  • 実績を具体的な数字で開示している:支援社数・伸び率・継続率のいずれかを公式サイトで公開している
  • 分析から実行まで一気通貫で任せられる:ページ改善だけでは売上が動かないため

5社に絞った理由は、比較検討の段階で実際に打ち合わせできる数が2〜3社に収まるためです。候補を最初から絞ったほうが、1社あたりのヒアリングに時間を割けます。

会社名特徴主な実績費用の目安
株式会社Wacworks

・主要4モールと自社ECに横断対応

・毎月5社限定の無料店舗分析あり

・支援した店舗 累計120店舗以上

・契約6ヶ月の平均売上アップ率200%以上(最大233%)

・継続率95%以上

月額10万円〜(助太刀EC・初期費用無料)/運用代行本体は要問合せ
株式会社いつも

・東証グロース上場

・Amazon Ads アドバンストパートナー認定

・支援実績14,000件以上

・従業員266名(アルバイト含む・2025年12月末時点)

完全個別見積もり(要問合せ)
アグザルファ株式会社

・2010年の設立からAmazon専門

・料金プランを公開

・15年以上の知見を持つAmazonコンサル

・担当者1人から体制を改善し、売上支援

・運用代行 月額7万8,000円〜

・コンサルティング 月額9万8,000円〜(成果報酬あり)

トゥルーコンサルティング株式会社

・5社で月額の下限が低い

・1ヶ月限定のお試しプランあり

・累計3,000社以上(Amazonは900社超)

・継続率・満足度91.2%(2026年5月末時点)

・Amazon標準プラン 月額5万円〜(初期費用無料/広告運用費は広告費の0〜20%)
株式会社サイバーレコード・商品撮影から広告・受注・物流・カスタマー対応まで一貫

・従業員263名(2026年7月現在)

・2014年5月にAmazon運営代行を開始

要問合せ(月額固定費+成果報酬が基本)

※2026年8月時点の情報です。最新の費用・対応範囲は各社公式サイトまたは直接お問い合わせにてご確認ください。

おすすめ1. 株式会社Wacworks

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Wacworksは主要4モールと自社EC・D2Cに対応するECコンサルティング会社です。各モールに「コンサルティング」「広告運用代行」「出店代行」の3系統を用意し、実際に売上を伸長させた経験を持つコンサルタントだけが担当する方針を掲げます。

 

強みは、モールごとのアルゴリズムから逆算して施策を組み立てる点と、助言で終わらず実行支援まで引き受ける点です。 運用代行まではまだ必要ないという段階向けに、月額10万円で15時間分の実務を依頼できる「助太刀EC」も用意されています。

 

同社が運営するYouTube「ECグロースチャンネル」による強い採用力を活かし、EC実務に精通した最適なメンバーをアサインできるのも大きな特徴です。

項目内容
費用の目安助太刀EC 月額10万円〜(初期費用無料・月15時間分)/コンサルティング・運用代行本体は要問合せ
主な実績支援した店舗 累計120店舗以上/契約6ヶ月の平均売上アップ率200%以上(最大233%)/継続率95%以上
対応モールAmazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/Qoo10/自社EC・D2C
得意領域モールのアルゴリズムから逆算した施策設計と実行支援
こんな企業におすすめ複数モールに出店し、戦略から作業代行まで柔軟に頼みたい事業者/月額10万円から即戦力のリソースを確保したい企業

おすすめ2. 株式会社いつも

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株式会社いつもは2007年設立のEC・D2C総合支援会社です。東証グロース上場(証券コード7694)で従業員数は266名。Amazonのほか楽天市場・Yahoo!ショッピング・自社EC・TikTok Shopまでを守備範囲としています。

 

他社との違いは、支援実績14,000件以上という母数と、Amazon Ads アドバンストパートナーの認定を受けた広告運用体制です。 戦略立案からサイト運営・マーケティング・物流・カスタマー対応まで専門チームが揃っており、ECのバリューチェーン全体を一気通貫で任せられます。

項目内容
費用の目安完全個別見積もり(要問合せ)
主な実績支援実績14,000件以上/東証グロース上場(証券コード7694)/従業員266名(アルバイト含む・2025年12月末時点)
対応モールAmazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/自社EC/TikTok Shop
得意領域Amazon Ads アドバンストパートナー認定の広告運用/ECのバリューチェーン全体の統合支援
こんな企業におすすめ上場企業の体制と支援件数を重視する企業/物流やバックヤードまでまとめて相談したいメーカー

おすすめ3. アグザルファ株式会社

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アグザルファは、2010年の設立以来Amazon専門でコンサルティングと運用代行を展開してきたパイオニアです。メニューはセラー向けだけでなく、ベンダー向けの運用代行や海外販売サポート、ふるさと納税運用代行まで揃う構成です。

 

5社のなかで、料金プランを月額・成果報酬・初期費用まで公開している点が際立ちます。 運用代行のライトは月額7万8,000円と成果報酬7%、スタンダードは月額10万8,000円と成果報酬5%。成果報酬は売上目標に届かなかった月は0円になる設計です。Amazon以外のモールは扱っていないため、楽天市場も任せたいなら別の会社との併用が前提になります。

項目内容
費用の目安セラー向け運用代行 ライト 月額7万8,000円〜(成果報酬7%/初期費用2万5,000円〜)/スタンダード 月額10万8,000円〜(成果報酬5%)/コンサルティング 月額9万8,000円〜(初期費用無料)
主な実績2010年設立・国内初のAmazon専門コンサルティング/Amazonマケプレアワード・Amazonランキング大賞などの受賞実績
対応モールAmazon(専門)
得意領域Amazon内SEO対策と商品ページ最適化/売上と利益を両立する広告運用
こんな企業におすすめAmazon1本に絞って深く見てほしい出品者/料金を事前に把握して比較したい企業

おすすめ4. トゥルーコンサルティング株式会社

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トゥルーコンサルティングは、中小メーカーのEC支援を主軸とするコンサルティング・運営代行会社です。累計3,000社以上のクライアントのうち、Amazonのコンサル・運営代行だけで900社超を支援してきました。

 

5社のなかで月額の下限が最も低く、Amazon標準プランは初期費用無料の月額5万円から始められます。 初期費用なしで始められる1ヶ月限定のお試しプランもあり、長期契約を前提にせず判断できます。安売りに頼らず利益率を確保する、ニッチトップ戦略が持ち味です。

項目内容
費用の目安Amazon標準プラン 月額5万円〜(初期費用無料)/1ヶ月限定お試しプラン あり(初期費用無料・詳細は要問合せ)
主な実績累計クライアント3,000社以上(Amazonのコンサル・運営代行は900社超)/継続率・満足度91.2%(2026年5月末時点)/24ヶ月以上の継続率85%以上
対応モールAmazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/自社EC/越境EC(Shopeeなど)
得意領域中小メーカーのニッチトップ戦略/無駄な広告費を抑えた早期の黒字化支援
こんな企業におすすめ予算を抑えて小さく外注を試したい中小メーカー/長期契約の縛りなしで始めたい企業

おすすめ5. 株式会社サイバーレコード

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熊本市に本社を置くEC支援会社で、5社のなかでは最も社歴が長い1社です。従業員263名(2026年7月現在)の体制で、Amazon運営代行は2014年5月に開始。ふるさと納税運営代行や越境ECまで手がけています。

 

商品撮影やバナー制作から、ページの最適化・広告運用・受注・物流連携・カスタマー対応まで、運営に必要な領域を一貫して任せられる体制が他4社との違いです。 料金は月額固定費+成果報酬を基本にした個別見積もりのため、「どこまでを月額に含むか」を業務単位で確認すると他社と比べやすくなります。

項目内容
費用の目安要問合せ
主な実績2008年設立/2014年5月にAmazon運営代行を開始/従業員263名(2026年7月現在)/熊本県のリーディング企業に選出(令和4年1月)
対応モールAmazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/自社EC/越境EC・ふるさと納税運営代行
得意領域商品撮影やバナー制作などのクリエイティブ/受注・物流・カスタマー対応までの一貫支援
こんな企業におすすめ受注処理やカスタマー対応まで含めて外に出したい企業/地方から全国へ販路を広げたいメーカー

Amazon運用代行に関するよくある質問

発注前によく挙がる3つの質問に、調べた範囲の事実で回答します。

Q1. Amazon運用代行の費用はいくらぐらいかかりますか

料金を公開している3社の月額は5万円から10万8,000円の範囲でした。トゥルーコンサルティングのAmazon標準プランが月5万円から、アグザルファのセラー向け運用代行が月7万8,000円から、Wacworksの助太刀ECが月10万円からです。売上規模が大きい場合やフルサポートを求める場合は、個別見積もりになるケースがほとんどです。

Q2. 広告費は代行費用に含まれますか

Amazonに支払う広告費そのものは、代行費用とは別に発生します。運用手数料はトゥルーコンサルティングが「広告費の0〜20%」と提示しているほか、アグザルファのように一定の広告予算枠までは手数料無料とするプランを持つ会社もあります。見積書に運用手数料の算出方法が書かれているかを確認してください。

Q3. 出品したばかりでも依頼できますか

出店代行のメニューを持つ会社なら、アカウント開設や初期の商品登録から任せられます。Wacworksは各モールで出店代行を提供し、サイバーレコードもアカウントの新規開設から商品撮影・最初の出品登録までの一貫支援を掲げています。

まとめ:Amazon運用代行は任せる範囲を先に決めて選ぶ

Amazon運用代行を選ぶときは、料金表を並べる前に「自社が何を任せて何を残すか」を決めてください。どこを外に出すかが決まれば、見るべき会社も料金形態も絞れます。

 

今回紹介した5社のうち、複数モールに出しているならWacworks、上場企業の体制と支援件数を重視するならいつもが候補です。まずは2〜3社に同じ質問を投げて、回答の具体性を比べるところから始めてみてください。

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エイチリンクがどんな会社なのか、もっと詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。

【自作自演インタビュー】大手の半額以下で問い合わせ増!中小企業のSEO対策にエイチリンクが選ばれる5つの理由

 

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