「小ロットで作れるし、表示の相談にも乗れる。なのに問い合わせは『何が作れますか』の一言ばかりだ」

食品OEMメーカーの経営者から、こうした声を聞くことが増えました。自社ブランドの食品をつくりたい人が、ChatGPTなどのAIに「つくりたい商品」と「ロット」を伝えて、委託先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に名前がなければ、試作の相談が届く前に候補から外れます。

結論から言うと、従業員10名以下の食品OEMメーカーならエイチリンク株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。AI最適化とWeb広告を同じ会社でまとめたい場合は、株式会社ジオコードも選択肢に入ります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 食品OEMメーカーのAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 最小ロット・初期費用・賞味期限・保存温度帯で探される食品OEMならではの対策の違い
  • 費用相場と、試作の相談につなげるために整えるページ

食品OEMメーカーのAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

食品OEMメーカーのAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 製造業またはBtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】食品OEMメーカーのAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ジオコードAI最適化・SEO・Web開発中小〜中堅AIO・LLMO支援/SEO/Web開発/ChatGPT広告の運用支援要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。社長が営業も工場も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。製造可能な品目と容器・温度帯のページ、最小ロットと費用の目安のページ、品質管理とアレルゲン管理のページの整備を担当します。AIが読み取れる構造への改修、製造事例の記事制作、外部言及の設計まで対応します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな食品OEMメーカーにおすすめ:従業員10名以下で、社長や工場長がWebも兼務している会社。小ロットや表示の相談に対応できるのに、サイトには工場の写真と会社概要しか載っていない会社。

公式サイト食品メーカーのSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ジオコード

会社名/所在地:株式会社ジオコード/東京都新宿(ミライナタワー10階)、関西支社あり(代表取締役:原口大輔)

特徴:AI最適化、SEO、Web開発の事業を展開しています。「AIO・LLMOなどAI最適化も徹底支援」と明示しています。営業支援ツール「ネクストSFA」を提供し、ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO・LLMOなどのAI最適化、SEO、Web開発に対応しています。ChatGPT広告の出稿・運用支援もあるため、AIでの露出を広告と組み合わせて考えられます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:Google Premier Partner Award 2023を受賞しています。

こんな食品OEMメーカーにおすすめ:AI検索への対応とWeb広告を、同じ窓口で進めたい中小から中堅の食品OEMメーカー。問い合わせ後の商談管理も合わせて見直したい会社。

公式サイト株式会社ジオコード

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな食品OEMメーカーにおすすめ:品目やロットのページはすでにあり、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな食品OEMメーカーにおすすめ:複数の工場や製造ラインを持つ、中堅から大手の食品OEMメーカー。広告やCRMも含めて、受託の営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな食品OEMメーカーにおすすめ:品目別・容器別に数百ページ規模の情報を持ち、サイト全体の構造から見直したい中堅から大手の食品OEMメーカー。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の食品OEMメーカーであれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

食品OEMメーカーがいまAIO対策をすべき3つの理由

食品OEMメーカーは、AIの回答で「委託先の候補に入るかどうか」が試作の相談に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 自社ブランドをつくりたい人がAIで委託先を探しはじめている

食品OEMの新規取引は、これまで商社や問屋の紹介、食品の展示会や商談会、既存の取引先からの口コミが中心でした。いまは自社ブランドの商品をつくりたい人が、AIに条件を伝えて委託先を絞る動きが出ています。

「自社レシピのドレッシングを瓶詰めで500本からつくれる会社。常温で半年ほど日持ちさせたい」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を3〜5社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、条件が固まった状態で問い合わせてきます。食品OEMでいえば、品目、ロット、容器、保存の条件がそろった相談です。「何が作れますか」から始まる問い合わせより、試作に進みやすくなります。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「健康食品 OEM」は月600件、「食品 OEM」は月300件の検索があります。「サプリ OEM」は月150件、「お菓子 OEM」は月60件です(2026年9月時点)。

一方で「食品OEM 小ロット」は月20件、「冷凍食品 OEM」も月20件にとどまります。発注者が本当に知りたい条件は、検索窓に打ち込むより、AIに文章で相談する形のほうが伝えやすいためと考えられます。

「食品OEM AIO」「食品OEM LLMO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。AIでの見つけられ方に手を打っている食品OEMメーカーが、まだ少ないことを示しています。同じ品目、同じ温度帯の競合が動いていないいまのうちに情報を整えるほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 発注者の多くは製造の素人で、最初にAIに「進め方」を聞く

食品OEMの発注者は、飲食店のオーナー、D2Cブランドの立ち上げ担当、小売のプライベートブランド担当、地域の特産品を商品化したい事業者などさまざまです。多くは、食品製造の経験がありません。

製造の知識がない人ほど、最初にAIに「オリジナルの食品をつくるには、何から始めればいいか」と聞きます。AIはここで、進め方の説明と一緒に委託先の例を挙げます。

この場面で参照されるのは、進め方をやさしく説明している製造会社のページです。試作から量産までの流れや費用の目安を自社サイトに書いておけば、「最初の相談相手」としてAIに挙げられる土台ができます。

食品OEMメーカーのAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

食品OEMメーカーのAIO対策は、「製造の知識がない発注者が、ロット・費用・日持ち・温度帯で足切りしながら探す」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者は専門用語ではなく「つくりたい商品」の言葉で探す

一般的なSEOでは、業界の用語で上位を取る考え方が中心でした。食品OEMでいえば「充填」「殺菌」「レトルト」「無菌充填」といった言葉です。

ところが発注者の多くは、こうした言葉を知りません。「うちのカレーをお土産用に常温で売りたい」「冷凍のギョーザを通販で出したい」といった相談です。つくりたい商品と売り方の言葉で、AIに話しかけます。

AIは、この相談を「レトルト殺菌」「冷凍の充填」といった製造の条件に置き換えて、合う会社を探します。そのため、自社サイトには製造の用語と発注者の言葉を両方書いておく必要があります。

たとえば「レトルトパウチ(常温で日持ちするカレーやスープの袋)」のように、用語のあとに発注者の言葉を添えます。これだけで、AIが相談内容と自社の設備を結びつけやすくなります。

2. 「最小ロット・初期費用・賞味期限・保存温度帯」の4条件で足切りされる

食品OEMの発注者が最初に確認するのは、品質や技術よりも、次の4つです。

  • 最小ロット:何個から、何kgからつくれるか
  • 初期費用:試作費、パッケージの版代、レシピ開発費がかかるか
  • 賞味期限:どのくらい日持ちさせられるか。保存試験を行うか
  • 保存温度帯:常温、冷蔵、冷凍のどれで出荷できるか

この4つが1つでも合わなければ、発注者は次の会社を探します。AIも同じで、条件に合うかどうかを判断できない会社は候補から外します。

一般的なSEOでは、ロットや費用は「お問い合わせください」とされることが多くありました。AIの回答では、この書き方が不利になります。「レトルトパウチは1,000袋から」「試作は1品目あたり〇万円、本生産に進んだ場合は相殺」のように、目安でも数字で書くほうが効きます。数字は自社の実態に合わせてください。

3. 食品表示・アレルゲン管理・認証が「取引できるか」の条件になる

食品OEMでは、完成した商品に食品表示法にもとづく表示が必要です。原材料名、アレルゲン、栄養成分、賞味期限、保存方法などを、パッケージに正しく載せなければなりません。

製造の知識がない発注者にとって、この表示は大きな不安の種です。「一括表示の作成を手伝ってもらえるか」は、委託先を選ぶ理由になります。

アレルゲンの管理も重要です。えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生の特定原材料8品目を、同じラインで扱っているかどうか。これは、アレルギーに配慮した商品をつくりたい発注者にとって、取引できるかどうかを分ける情報です。

さらに、小売のプライベートブランドや大手の通販では、FSSC 22000やJFS規格などの認証を取引条件にしていることがあります。2021年6月からは、原則すべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が求められています。

一般的なSEOでは「安心・安全な品質管理」とまとめて書かれがちでした。AIO対策では、取得している認証、アレルゲンを扱うラインの区分、表示作成の支援範囲を、事実として分けて書きます。

食品OEMメーカーのAIO対策で実際にやる5つの作業

食品OEMメーカーのAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

食品OEMメーカーの場合は、主力の品目、容器、温度帯、ロットを軸に20〜30パターンの質問を投げます。「焼き菓子 OEM 300個から 個包装」「冷凍スープ 小ロット 委託製造 アレルゲン対応」といった聞き方です。

発注者の言葉での質問も入れます。「飲食店の人気メニューをお取り寄せ商品にしたい。どこに頼めばいい?」のような聞き方です。あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。やめた品目や、古い最小ロットが載ったままになっていないかを見ます。

2. 基盤ページの整備

食品OEMメーカーで整えるべきは、次の5ページです。

  • 製造可能品目ページ(品目ごとの容器・充填形態、常温・冷蔵・冷凍の対応可否を表にしたもの)
  • 最小ロット・費用・納期の目安ページ(品目ごとの最小ロット、試作費、版代、初回生産までの期間)
  • 品質管理・認証ページ(HACCPに沿った衛生管理の内容、取得している認証、検査の体制)
  • アレルゲン管理・食品表示サポートページ(特定原材料を扱うラインの区分、一括表示の作成支援の範囲)
  • OEMの進め方ページ(相談、試作、保存試験、表示の確認、本生産までの手順と、発注者が準備するもの)

この5つが埋まっていない状態では、コラム記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「何を、何個から、どの温度帯で、いくらでつくれるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

工場の写真と「お気軽にご相談ください」だけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社はレトルトパウチと瓶詰めの常温商品を製造しています。最小ロットはレトルトパウチが1,000袋、瓶詰めが500本です」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。品目を行、容器と温度帯と最小ロットを列にした「対応表」は、AIにも発注者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

製造事例を、数字を入れて書きます。取引先のブランド名や商品名は出さなくて構いません。「飲食店のカレーを常温のレトルト商品に」「地域の果物を使ったジャムを200g瓶で」のように、商品の種類と売り方だけを書きます。

そのうえで「初回ロット1,000袋、試作2回、相談から初回出荷まで3か月」といった段取りを書きます。「賞味期限は保存試験の結果をもとに決めた」のような進め方の事実も、発注者の安心材料になります。

取得している認証の名称と範囲、保健所の営業許可の業種、アレルゲンを扱うラインの数も、品質の根拠として書けます。他社サイトの一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自社の工場でしか出せない数字が必要です。

5. 外部からの言及の設計

OEMのマッチングサイト、食品の展示会や商談会の出展者ページ、地域の産業支援機関や業界団体の企業紹介など、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。最小ロットや対応する温度帯が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。新しいラインを入れたり認証を取ったりしたら、自社サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

食品OEMメーカーのAIO対策の費用相場

食品OEMメーカーのAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+製造事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+工場・ラインごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、製造可能品目や最小ロット・費用のページの整備が含まれているかを確認してください。

食品OEMでは、コラム記事よりも「何を、何個から、いくらでつくれるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

食品OEMメーカーのAIO対策は、マッチングサイトや商談会だけで足りるのか

それだけでは足りません。マッチングサイトや商談会は入口にはなりますが、AIが推薦する根拠としては、自社サイトの一次情報が必要です。

マッチングサイトの掲載ページは、決まった項目を埋める形式がほとんどです。そのため、多くの会社が「小ロット対応」「多品種対応」「品質管理を徹底」と同じような書き方になります。これでは、AIは会社ごとの違いを判断できません。

商談会は、会えた相手には強く伝わります。ただし、その場で渡した資料の中身は、AIからは見えません。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • マッチングサイト・商談会:自社以外の場所で言及される「外部の証拠」として使う
  • 自社サイト:品目・ロット・費用・賞味期限・温度帯・認証を書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:商談会で配る資料と同じ数字を自社サイトにも載せ、掲載ページから自社サイトへつなぐ

食品OEMメーカーがAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名の食品OEMメーカーが依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 食品OEMメーカーの事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主力品目と容器、温度帯、最小ロットを説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「発注者は製造の経験がある人と、ない人のどちらが多いですか」「試作費は本生産で相殺していますか」「アレルゲンを扱うラインは分かれていますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

健康食品を扱う場合は、効果をうたう表現に薬機法や景品表示法の制限があります。この点に触れてくるかどうかも、見ておきたいところです。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模な食品OEMメーカーでは、社長や工場長がWebを兼務していることが多くあります。製造の繁忙期には、提案書だけを渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。製造事例の取材、工場やラインの写真撮影、マッチングサイトの掲載内容の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「食品OEMメーカーのAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

食品OEMメーカーのAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で試作の相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい品目とロットで答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「品目×ロット×温度帯」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月外部言及と製造事例が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる試作の相談件数、試作から本生産に進んだ件数

何を見れば効果がわかるか

食品OEMメーカーの場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(主力の品目・ロット・温度帯で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 試作の相談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、電話で相談を受けたときにひとこと聞くだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「食品 OEM」「健康食品 OEM」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

食品OEMメーカーのAIO対策に関するよくある質問

食品OEMメーカーの経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の食品OEMメーカーでもAIO対策はできますか?

できます。むしろ小ロットに対応できる中小の食品OEMメーカーのほうが、効果が出やすい面があります。

AIに相談する発注者の多くは、初めて商品をつくる人です。最初は数百個から試したいと考えています。大手が受けにくいこの条件は、中小の強みです。

主力の品目、容器、温度帯、最小ロットを書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

最小ロットや試作費用は、サイトに書いたほうがいいですか?

書いたほうがいいです。製造の知識がない発注者にとって、もっとも知りたく、もっとも聞きにくい情報だからです。

AIも「小ロット対応」という言葉だけでは会社を区別できません。「レトルトパウチは1,000袋から」「試作費は本生産に進んだ場合に相殺」のように数字や条件で書くと、合う会社として挙げられやすくなります。

品目や原料によって変わる場合は「目安」と明記し、変わる理由を1文添えれば十分です。

アレルゲンの管理体制は、どこまで公開すればいいですか?

特定原材料8品目のうち、どれを工場やラインで扱っているかは公開するのが目安です。発注者がアレルギーに配慮した商品をつくれるかを判断する材料になるからです。

ラインを分けているか、清掃や切り替えの手順があるか、原材料の規格書をどう管理しているかも、書ける範囲で書きます。

「アレルゲンを含まないことを保証する」といった書き方は避けてください。事実として管理の方法を書くほうが、発注者にもAIにも正確に伝わります。

取引先のブランド名を出せないのですが、製造事例は書けますか?

書けます。ブランド名、商品名、パッケージの写真は伏せたままで構いません。

そのうえで「商品の種類」「容器と内容量」「温度帯」「ロット」「相談から出荷までの期間」「工夫した点」を書きます。たとえば「飲食店のスープを冷凍パウチ300gで、初回2,000袋、相談から4か月で出荷」という形です。

発注者の業種を「飲食店」「D2Cブランド」「地域の生産者」程度にとどめれば、守秘義務の範囲で書けることが多くあります。

FSSC 22000などの認証がないと、AIに推薦されにくいですか?

認証の有無だけで決まるわけではありません。発注者の条件によって、必要な認証は変わるからです。

小売のプライベートブランドでは認証が取引条件になることがあります。一方で、飲食店やD2Cブランドの小ロットの相談では、認証より最小ロットや費用の条件が先に見られます。

大事なのは、取得している認証と、HACCPに沿った衛生管理の具体的な中身を正確に書くことです。持っていない認証を持っているように見せる書き方は、取引の段階で信頼を失います。

まとめ:食品OEMメーカーのAIO対策は「企業規模」で選ぶ

食品OEMメーカーのAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の食品OEMメーカー。品目・ロット・費用のページ整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ジオコード:中小〜中堅。AI最適化とWeb広告を同じ窓口で進めたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の工場やラインを横断して営業の仕組みごと整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。品目や容器のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の食品OEMメーカーであれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

食品OEMメーカーのWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

食品OEMメーカーのSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。