「オープンキャンパスに来た高校生に聞いたら、学校選びはAIに相談したと言われた」

専門学校の広報担当者や理事長から、こうした話を聞くことが増えました。高校生本人だけでなく、保護者や高校の進路指導担当も、AIに「分野+地域+資格」を投げて候補の学校を絞りはじめています。進学情報誌と高校訪問だけで出願者が集まっていた頃とは、見つけられ方が変わりつつあります。

結論から言うと、従業員10名以下の専門学校ならエイチリンク株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。広告やSNSも合わせて学生募集を任せたい学校法人なら、株式会社PLAN-Bも選択肢に入ります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 専門学校のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 高校生・保護者・進路指導担当の3者に選ばれるための、専門学校ならではの対策
  • 費用相場と、オープンキャンパス予約につなげるために整えるページ

専門学校のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

専門学校のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。学校の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 中小企業または教育・地域ビジネスの集客を支援した実績が公開されていること
  • SEOまたはAIO対策(LLMO対策)を正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】専門学校のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/サイト制作/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社PLAN-BSEO・広告を主軸とするマーケティング会社中堅〜大手SEO対策/インターネット広告/インフルエンサーマーケティング/サイト制作要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。広報担当が入試事務や高校訪問と兼務していて、サイトに手が回らない学校を想定した支援体制です。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。学科・学費・就職実績・資格実績・オープンキャンパスの各ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、在校生や卒業生の取材記事の制作、外部言及の設計まで担当します。サイトのリニューアルが必要な場合は制作も担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな専門学校におすすめ:1〜2学科の小規模な専門学校。学費や就職実績のページが数年前の数字のまま止まっている学校。広報を1〜2名で回している学校。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社PLAN-B

会社名/所在地:株式会社PLAN-B/大阪本社:大阪市西区新町1-28-3、東京本社:東京都品川区東五反田2-5-9

特徴:デジタルマーケティング事業とマーケティングDX事業を展開する、SEOと広告を主軸とする会社です。SEO対策、インターネット広告、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作まで対応しています。

AIO対策で任せられる範囲:SEO対策、インターネット広告の運用、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作。公式サイトではAIO対策を個別のサービスとして掲げていないため、SEOと広告を含めた学生募集全体の中で相談する形になります。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:インフルエンサーマーケティングツール「Cast Me!」の累計導入社数が3,500社を突破しています。

こんな専門学校におすすめ:複数の学科や校舎を持つ中堅以上の学校法人。オープンキャンパスの募集時期に、SEOと広告とSNSを合わせて動かしたい学校。

公式サイト株式会社PLAN-B

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな専門学校におすすめ:学科ページや学費ページはすでに整っていて、外部での露出を増やしたい学校。予算を月10万円前後から始めたい学校。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな専門学校におすすめ:複数の専門学校を運営する学校法人。資料請求から出願までの顧客管理も含めて、募集の仕組み全体を見直したい学校。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな専門学校におすすめ:医療・美容・IT・調理など複数分野の学校を束ね、学科ページや進学コラムが数百ページ規模になっている学校法人。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の専門学校であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

専門学校がいまAIO対策をすべき3つの理由

専門学校は、AIの回答で「比較の候補に入るかどうか」が、オープンキャンパスの予約数に響きやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 高校生と保護者がAIで学校を比べはじめている

専門学校の情報収集は、これまで進学情報誌、進学情報サイト、高校で配られる資料が中心でした。いまは高校生本人がAIに「美容師になりたい。大阪で学費が安めの専門学校は?」と聞く動きが出ています。

保護者も同じです。「調理師専門学校 2年間の学費総額」「看護専門学校と大学の違い」といった疑問を、AIにそのまま聞いています。AIはこうした質問に対して、学校名を3〜5校挙げて答えます。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、分野と地域と予算の条件が固まった状態で訪れます。専門学校でいえば、「この学校を見学したい」と決めかけている高校生や保護者です。

理由2. 競合校がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「オープンキャンパス」は月15,000件、「専門学校」は月9,600件の検索があります(2026年9月時点)。「専門学校 学費」も月4,300件です。分野別では「調理師専門学校」が月1,600件、「美容専門学校」が月900件、「看護専門学校」が月800件、「IT専門学校」が月500件です。

一方で「専門学校 AIO」は、検索データが取れないほど少ない状態でした。学校選びの検索そのものは多いのに、AIでの見つけられ方に手を打っている専門学校はまだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている学校を候補に選びます。同じ分野、同じ地域の競合校が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 少子化で、1人の出願者の重みが年々増している

18歳人口の減少で、専門学校の学生募集は厳しくなっています。定員を埋めるために、高校訪問や進学相談会の回数を増やしている学校も少なくありません。

ただ、人手で回せる接点には限りがあります。高校訪問は年に数回、進学相談会も会場ごとに1日限りです。AIの回答は、高校生や保護者が思い立ったときにいつでも参照されます。

広報担当が少ない学校ほど、AIに正しい情報を覚えてもらうことが、24時間働く「進学相談の窓口」になります。1学科あたりの定員が数十名の学校なら、出願者が数名増えるだけで募集の見通しが変わります。

専門学校のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

専門学校のAIO対策は、「立場の違う3者が、分野と資格の取り方で学校を比べる」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 高校生・保護者・進路指導担当の3者が、別々の質問をAIに投げる

専門学校の進学先は、高校生本人だけでは決まりません。保護者と、高校の進路指導担当の意見が大きく影響します。この3者は、同じ学校について別々の質問をAIに投げます。

  • 高校生本人:「どんな授業があるか」「就職したらどんな仕事ができるか」「学校の雰囲気」
  • 保護者:「2年間でいくらかかるか」「奨学金や修学支援制度は使えるか」「本当に就職できるのか」
  • 進路指導担当:「就職率の数字の根拠」「資格の合格実績の集計方法」「職業実践専門課程の認定の有無」

一般的なSEOでは、1つの学科ページに情報をまとめて、1つの検索語で上位を狙う作り方が多くありました。AIの回答では、質問ごとに答えになる文を抜き出します。そのため、立場ごとの疑問に1文で答えている箇所があるページほど、引用されやすくなります。

とくに見落とされがちなのが、進路指導担当の視点です。高校の先生は、数字の出どころや学校の公的な位置づけを確認します。ここに答える情報がないと、生徒に勧める候補から外れることがあります。

2. 「分野×地域×取れる資格」で探され、資格の取り方まで比べられる

専門学校を探す人は、「専門学校 東京」のような広い言葉だけでは探しません。医療・美容・IT・調理といった分野と、通える地域と、目指す資格を組み合わせて探します。

たとえば「理学療法士 夜間 専門学校 愛知」「美容師 通信課程 福岡」「調理師免許 1年制 神奈川」といった条件です。

ここで専門学校ならではの論点が、資格の取り方の違いです。卒業と同時に資格を申請できる学科もあれば、卒業で得られるのは国家試験の受験資格までという学科もあります。国の指定を受けた養成施設かどうかで、この扱いが変わる分野もあります。

高校生も保護者も、この違いを正確に知らないまま比べています。「卒業すると何が取れて、何は試験が必要か」を学科ごとに1文で書いておくと、AIはその文を回答に使いやすくなります。

通学圏の事情もあります。専門学校は自宅から通う学生が多い一方で、分野によっては県外から一人暮らしで入学する学生もいます。「最寄り駅から徒歩何分か」「学生寮や提携マンションがあるか」まで書かれていると、地域をまたいだ質問にも候補として挙がりやすくなります。

3. 就職率・合格率は「定義と分母」までそろえないと、比較の土台に乗らない

専門学校の学校選びでは、就職率と資格の合格率がもっとも比べられる数字です。ただし、この2つは学校によって集計の仕方が違います。

就職率であれば、分母が「卒業者全体」か「就職希望者」かで数字が大きく変わります。専門分野に関係のある職種への就職だけを数えるのか、すべての就職を数えるのかでも変わります。合格率も、分母が「受験者」か「卒業予定者全体」かで意味が違います。

AIは、定義が書かれていない数字をそのまま比べることがあります。一方で、進路指導担当や保護者は、数字の根拠が書かれていない学校に慎重になります。

そのため、専門学校のAIO対策では数字を大きく見せる工夫はしません。「◯年3月卒業生。就職希望者◯名のうち就職者◯名。うち専門分野への就職◯名」のように、年度・分母・分子を並べて書きます。誇張と受け取られる表示は、景品表示法の観点からも避けるべきです。

また、職業実践専門課程の認定を受けている学科は、企業と連携した教育や情報の公表が求められています。認定の有無と公表している情報への導線も、学校の信頼性を示す材料として書いておきます。

専門学校のAIO対策で実際にやる5つの作業

専門学校のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自校と競合校がどう扱われているかを調べます。

専門学校の場合は、3者の立場と「分野×地域×資格」を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「歯科衛生士 専門学校 埼玉 学費」「子どもに美容専門学校を勧められたが就職は大丈夫か」「IT専門学校と大学の情報学部の違い」といった聞き方です。

あわせて、AIが自校をどう説明しているかを確認します。募集を停止した学科や、改定前の学費がそのまま回答に出ていないかを見ます。競合校が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

専門学校で整えるべきは、次の5ページです。

  • 学科別ページ(目指す資格と取り方の違い、2年間または3年間の学びの流れ、1週間の時間割例、実習先)
  • 学費・納入金ページ(入学金・授業料・実習費・教材費を合わせた卒業までの総額、使える奨学金や修学支援制度)
  • 就職実績ページ(対象年度、分母と分子、専門分野への就職の定義、主な就職先の業種)
  • 資格合格実績ページ(資格名、対象年度、受験者数、合格者数、集計方法の注記)
  • オープンキャンパスページ(日程、体験できる内容、所要時間、保護者同伴の可否、予約方法)

この5つが古いままの状態では、ブログや在校生インタビューを増やしても効果が出にくくなります。まず「何が学べて、いくらかかり、卒業後にどうなるか」を数字で書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

パンフレットをそのまま載せたPDFや、文字を画像にしたバナーを、テキストのページに直します。AIは画像の中の文字を読み取りにくいためです。

「本学科は2年制の昼間部です。卒業すると◯◯の国家試験の受験資格が得られます。2年間の学費は総額◯◯万円です」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自校の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

学費も、表組みのテキストにします。行に「入学金」「授業料」「実習費」「教材費」、列に「1年次」「2年次」「合計」を置いた表は、保護者にもAIにも読み取りやすい形です。

よくある質問も、立場別に分けて置きます。「高校生の方へ」「保護者の方へ」「高等学校の先生方へ」と見出しを分けると、質問の主語とAIの回答が結びつきやすくなります。

4. 一次情報と権威性の担保

在校生と卒業生の声を、具体的な数字を入れて書きます。「高校は普通科。入学時は包丁もほとんど握ったことがなかった」「実習先のホテルからそのまま内定をもらった」「入学2年目で◯◯の資格を取った」といった形です。

教員の経歴も載せます。「病院で理学療法士として◯年勤務」「サロン経営◯年」のように、現場での経験年数が書かれていると、AIが教育の専門性を判断する材料になります。

企業と連携した授業や実習先の数、就職先の求人件数など、学校にしかない数字も一次情報です。他の学校紹介サイトの一般論を並べたページには、AIが引用する理由がありません。

5. 外部からの言及の設計

進学情報サイト、業界団体や職能団体の養成校一覧、実習先や就職先企業のサイト、地域の新聞やWebメディアの記事など、自校以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自校サイトの内容をそろえることです。学費や学科名、オープンキャンパスの日程が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。学費を改定したら、自校サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

専門学校のAIO対策の費用相場

専門学校のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、学校の規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+在校生・卒業生の取材記事+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+学科・校舎ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上学校法人全体の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。次の募集年度に向けて、まず自校の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「募集カレンダー」に合わせた工程が組まれているかを見る

専門学校の学生募集は、年間の山がはっきりしています。高校3年生の春から夏にかけてオープンキャンパスの参加が集中し、その後に出願の時期が続きます。

見積もりを取るときは、この募集カレンダーから逆算して、基盤ページの整備がいつ終わる工程になっているかを確認してください。夏のオープンキャンパスが終わった後にページが整っても、その年度の募集には間に合いにくくなります。

AIの回答から、オープンキャンパス予約までをどうつなぐか

AIに学校名が挙がっても、予約までの導線が弱いと来校にはつながりません。専門学校のAIO対策では、「AIで知る→学校サイトで確かめる→予約する」の3段階をまとめて設計します。

AIの回答から学校サイトに来た人は、すでに学校名を知っています。知りたいのは、次の3つです。

  • 自分の希望に合う学科が本当にあるか
  • 学費と就職の数字が、AIの回答と同じか
  • いつ、どんな内容のオープンキャンパスに参加できるか

そのため、学科ページと学費ページの両方から、オープンキャンパスの日程と予約フォームへ1クリックで移れるようにします。予約フォームの入力項目は、必要なものに絞ります。

保護者向けの配慮も効きます。「保護者のみの参加も可能」「個別の学費相談の時間あり」と書いておくと、保護者が自分で予約する理由になります。高校生本人より先に、保護者が情報を集めているケースもあるためです。

予約フォームには、「この学校を何で知りましたか」の選択肢に「AI(ChatGPTなど)」を1つ足してください。これが、次の章で説明する効果測定の土台になります。

専門学校がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、教職員が数名から十数名の専門学校が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自校と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 専門学校の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自校の学科構成と、募集で苦戦している分野を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「就職率の分母はどう集計していますか」「卒業で取れる資格と、受験資格にとどまる資格はどれですか」「オープンキャンパスの予約は何月に多いですか」。こうした質問が出てくる会社は、3者の視点でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直し、誰が在校生を取材するのか」を確認してください。小規模な専門学校では、広報担当が入試事務や高校訪問を兼ねていることが多くあります。提案書だけを渡されても、募集の繁忙期には手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。在校生や教員の取材、授業風景の撮影、進学情報サイトの掲載内容の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「専門学校のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

専門学校のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月でオープンキャンパスの予約に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。学校名での質問に、AIが正しい学科・学費・資格の取り方で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「分野×地域×資格」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、オープンキャンパス予約のきっかけ
12か月取材記事と外部言及が積み上がり、次の募集年度に複数のAIで安定して出るようになるオープンキャンパス予約数、参加者のうち出願に至った人数

何を見れば効果がわかるか

専門学校の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自校が登場した回数(高校生・保護者・進路指導担当の立場で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 学校名での指名検索の数
  • オープンキャンパス予約時に聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。予約フォームに選択肢を1つ足すか、当日の受付アンケートでひとこと聞くだけで記録できます。前年の同じ月と比べると、募集時期の波に左右されずに変化を見られます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「美容専門学校」「専門学校 学費」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

専門学校のAIO対策に関するよくある質問

専門学校の広報担当者や経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の専門学校でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ1〜2学科の小規模な専門学校のほうが、効果が出やすい面があります。

学科の数が少ないため、分野と資格の軸がはっきりしていて、AIに覚えてもらいやすいからです。学科ごとの資格の取り方、卒業までの学費総額、就職実績の定義を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

少人数制の実習や、担任との面談回数といった小回りの良さは、大規模校が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

就職率や合格率は、どこまで書いてよいですか?

実際の数字を、集計の条件と一緒に書くのが基本です。数字を大きく見せる書き方は避けてください。

就職率なら「対象年度」「分母が卒業者か就職希望者か」「専門分野への就職をどう定義したか」を明記します。合格率なら「資格名」「受験者数」「合格者数」を並べます。

数字が前年より下がった年も、そのまま書くほうが信頼されます。進路指導担当の先生は、数字の根拠を見て生徒に勧めるかを判断するためです。表示に不安がある場合は、公開前に専門家へ確認してください。

高校生と保護者、どちらに向けてページを作ればいいですか?

両方です。ただし、1つのページに混ぜるのではなく、答える場所を分けます。

学科ページでは、高校生本人が知りたい授業内容や卒業後の仕事を中心に書きます。学費ページや就職実績ページでは、保護者と進路指導担当が知りたい総額や数字の根拠を中心に書きます。

よくある質問も「高校生の方へ」「保護者の方へ」「高等学校の先生方へ」と分けておくと、AIが質問の立場に合った答えを抜き出しやすくなります。

進学情報サイトに掲載していれば、AIO対策は不要ですか?

掲載だけでは足りません。進学情報サイトは外部の言及として役に立ちますが、学校ごとの細かい違いまでは書き切れないことが多いためです。

決まった項目を埋める形式では、どの学校も「少人数制」「就職に強い」といった似た書き方になります。AIが推薦の根拠にするのは、資格の取り方や学費の内訳、就職実績の定義まで書かれた自校サイトの一次情報です。

掲載ページは入口として使い、自校サイトの学科ページへつないで内容をそろえる、という役割分担が現実的です。

オープンキャンパスの予約数で、AIO対策の効果を測れますか?

測れます。ただし、予約数の合計だけを見ると判断を誤ります。

専門学校の予約数は、募集時期や広告の出稿量で大きく上下するためです。予約フォームに「何で知ったか」の選択肢を置き、AI経由と答えた人数を前年の同じ月と比べてください。

あわせて、AI経由の参加者がどれくらい出願に進んだかも記録します。AIで条件を絞ってから来校する人は、出願まで進む割合が高くなる可能性があるためです。

まとめ:専門学校のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

専門学校のAIO対策会社は、自校の規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の専門学校。基盤ページの整備から取材記事まで実行を任せたい学校に
  • 株式会社PLAN-B:中堅〜大手。SEOと広告とSNSを合わせて学生募集を動かしたい学校法人に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい学校に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数校を運営し、募集の仕組み全体を見直したい学校法人に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。複数分野の学校を束ねた、ページ数の多いサイトを持つ学校法人に

最初に確認してほしいのは、自校の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の専門学校であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

専門学校のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

専門学校のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。