「うちの仕事の価値を説明するだけで、毎回の初回面談がほとんど終わってしまう」

ブランディング会社の経営者から、こうした声を聞くことがあります。社名変更やロゴの刷新を考える経営者が、ChatGPTなどのAIに状況を話して、相談先の候補を絞る動きが出てきました。AIが自社を「どんなブランディングを、どう進める会社か」と説明できるかで、初回面談の前提が変わりはじめています。

結論から言うと、従業員10名以下のブランディング会社ならエイチリンク株式会社、SEOの進め方を第三者の目で見直したいならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • ブランディング会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 「CI・VI」「リブランディング」「MVV策定」で探され、経営者が決める、ブランディング会社ならではの対策の違い
  • 費用相場と、経営者からの相談につなげるために整えるページ

ブランディング会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

ブランディング会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業などの支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】ブランディング会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社BtoB向けSEO・LLMOコンサル中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル/セカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表が営業もプロジェクトの進行も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。CI・VI、リブランディング、MVV策定の各ページと、進め方を説明するページを整えます。事例の書き起こし、AIが読み取れる構造への改修、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなブランディング会社におすすめ:従業員10名以下で、代表やディレクターが営業とWebを兼務している会社。作品のビジュアルは美しく並んでいるのに、どう進めるのか、何を納品するのかの説明が少ない会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:SEOコンサルティングと、AI検索に対応したLLMOコンサルティングを提供しています。「BtoBの成長を加速する」を掲げています。SEOのセカンドオピニオンや、記事制作の代行も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOコンサルティング、LLMOコンサルティング(AI検索対応)、SEOセカンドオピニオン、記事制作代行を依頼できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:支援サイトは2,000以上、取引実績は6,000社以上です。常時100社以上を支援する体制を持ち、20年の実績があります。

こんなブランディング会社におすすめ:企業ブランディングやBtoB企業のリブランディングが主力で、経営者に向けた記事を増やしたい会社。いまのSEOの進め方に、第三者の意見がほしい会社。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなブランディング会社におすすめ:サービスページや進め方の説明はすでにそろっていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなブランディング会社におすすめ:複数の事業やサービスブランドを持つ、中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、経営者との接点づくり全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなブランディング会社におすすめ:事例やブランド論の記事を、数百ページ規模で持っている中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のブランディング会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

ブランディング会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

ブランディング会社は、依頼の前に「何をしてくれる会社か」を理解してもらう必要があり、AIの説明が相談の入口になりやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 経営者が、相談先の候補をAIに聞きはじめている

ブランディングの依頼先は、これまで経営者仲間からの紹介や、目にとまった事例から決まることが中心でした。いまは経営者自身が、AIに自社の状況を話して候補を絞る動きが出ています。

たとえば「創業30年の部品メーカーで、事業承継を機に社名とロゴを見直したい。社員を巻き込んで進めてくれる会社は」といった聞き方です。AIはこの条件に合いそうな会社を数社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、自社の課題をある程度言葉にした状態で問い合わせてくる傾向があります。ブランディング会社でいえば、「なぜいま見直したいのか」が見えている相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「ブランディング 会社」は月1,400件、「ブランディング会社」は月1,100件の検索があります。「ブランドコンサルティング」は月250件、「リブランディング 会社」は月150件です(2026年9月時点)。

一方で「ブランディング AIO」「ブランディング 会社 SEO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。Webでの見つけられ方に手を打っているブランディング会社が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ業種や同じ規模の企業を得意とする競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 「ブランディング」という言葉が広く、AIの説明がぶれやすい

「ブランディング」は月27,000件の検索がある言葉です(Ahrefs、2026年9月時点)。その一方で、指す範囲がとても広い言葉でもあります。

ロゴの制作も、理念の言語化も、広告による認知づくりも、採用のための発信も「ブランディング」と呼ばれます。自社サイトに担当範囲が書かれていないと、AIは自社を「ロゴ制作の会社」や「広告の会社」として、実態とずれた説明をすることがあります。

ずれた説明で届いた相談は、初回面談で前提をすり合わせるところから始まります。自社の担当範囲を文字で書き切っておけば、AIの説明が実態に近づき、初回面談の中身も変わります。

ブランディング会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

ブランディング会社のAIO対策は、「目的別の言葉で探され、成果より過程で比べられ、経営者が決める」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 「CI・VI」「リブランディング」「MVV策定」と、目的別の言葉で探される

ブランディングを依頼したい人は、「ブランディング」という広い言葉だけでは探しません。自社がやりたいことに合わせて、目的別の言葉で探します。

Ahrefsのデータでは、「リブランディング」が月3,500件、「CI VI」が月150件、「MVV策定」が月100件でした(2026年9月時点)。言葉ごとに、求めているものが違います。

CI・VIを探す人は、ロゴや色、書体など、会社の見え方を統一したい人です。リブランディングを探す人は、社名変更、周年、事業承継、合併など、何らかのきっかけを抱えています。MVV策定を探す人は、ミッション・ビジョン・バリューを言葉にして、社内に浸透させたい人です。

一般的なSEOでは、「ブランディング 会社」のような大きな言葉で上位を狙う発想になりがちでした。AIの回答では、目的ときっかけを組み合わせた質問に答える形になります。そのため、目的別にページを分け、きっかけごとの進め方の違いまで書いた会社ほど、条件に合う会社として扱われやすくなります。

2. 成果が見えにくく、「過程の説明」が判断材料になる

ブランディングの成果は、納品した直後に数字で示せるものではありません。完成したロゴの前後比較だけでは、何が変わったのか、なぜその形になったのかが伝わりません。

経営者が知りたいのは、「自社の場合、どう進むのか」です。誰に話を聞き、何回集まり、どの段階で経営者が決めるのか。こうした過程の説明が、依頼先を選ぶ判断材料になります。

たとえば「社員10名と主要な取引先5社にインタビューを行い、経営陣とのワークショップを3回実施。言語化に2か月、デザイン開発に2か月をかけた」という書き方です。数字は自社の実態に合わせてください。AIは、こうした具体的な過程が書かれたページを参照しやすくなります。

成果については、効果を約束する書き方を避けます。「完成したMVVを、採用説明会と朝礼で使うようになった」のように、その後に社内で起きた事実を、発注企業の了承を得て書く形が合っています。

3. 意思決定者は経営者で、デザイン会社・広告代理店・コンサルと比べながら探す

ブランディングの発注を決めるのは、多くの場合、経営者です。そして経営者は、デザイン会社、広告代理店、経営コンサルティング会社など、ほかの相談先と比べながら検討します。

AIにも「ブランディング会社とデザイン会社の違いは」「コンサルに頼むのとどう違うのか」といった質問が投げられます。ここで自社の立ち位置が書かれていないと、AIはどの相談先に当てはまる会社なのかを判断できません。

大切なのは、他社を下げずに、自社が「どこから関わり、どこまで担当するか」を書くことです。経営課題の整理、理念の言語化、デザイン開発、広告などでの展開、社内への浸透のうち、どこを担当するかを表で示すと伝わりやすくなります。

経営者に向けて書くので、言葉も変わります。「トンマナ」「タッチポイント」といった業界の言葉より、「採用」「価格」「事業承継」「社員の定着」といった経営の言葉で、ブランディングが何に関わるかを説明します。

なお、社名やロゴを変える場合は、商標の確認が関わります。商標登録は特許庁への出願で行い、他社の登録商標と似ていないかの調査が欠かせません。弁理士と連携しているかを書いておくと、経営者の不安を1つ減らせます。

ブランディング会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

ブランディング会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

ブランディング会社の場合は、目的、きっかけ、業種を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「リブランディング 会社 事業承継 中小企業」「MVV策定 支援 ワークショップ 依頼先」「CI VI 刷新 BtoB 製造業」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。企業ブランディングが主力なのにロゴ制作の会社として扱われていないか、やめたサービスが載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

ブランディング会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • CI・VI開発のページ(ロゴ、色、書体、使い方の決まりなど、何を納品するか。商標調査の進め方と弁理士との連携の有無)
  • リブランディングのページ(社名変更・周年・事業承継・合併などのきっかけ別に、進め方と期間の違いを記載)
  • MVV策定のページ(ワークショップの回数、参加する人、期間、成果物と社内への浸透の支援範囲)
  • プロジェクトの進め方と期間のページ(調査、言語化、デザイン開発、社内浸透の各段階と、経営者が判断する場面)
  • 事例ページ(依頼のきっかけ、課題、過程、完成物、その後の社内での使われ方の5項目をそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、ブランド論のコラムを増やしても効果が出にくくなります。まず「何のために、どう進め、何を納品するか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

作品のビジュアルを大きく並べたページを、文章と表の組み合わせに直します。

たとえば「当社は、従業員50名前後のBtoB企業を中心に、事業承継や周年を機にしたリブランディングを支援しています。期間は6か月前後が中心です」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせてください。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

進め方も、画像の図解だけにせず、テキストの表を添えます。「段階」「やること」「期間の目安」「経営者が関わる場面」を列にした表は、AIにも経営者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

事例を、過程と数字を入れて書きます。インタビューした人数、ワークショップの回数、検討した案の数、プロジェクトの期間などです。

たとえば「経営陣と若手社員の合同ワークショップを4回実施し、行動指針の案を30から5つに絞った。期間は4か月」という形です。発注企業の了承を得た範囲で書いてください。

代表やディレクターの経歴、登壇や執筆の実績、デザイン賞の受賞歴があれば、その名称も根拠として書きます。他社サイトの一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自社のプロジェクトでしか出せない過程の情報が必要です。

5. 外部からの言及の設計

自社以外の場所で言及される状態をつくります。発注企業が公開するリブランディングのお知らせやプレスリリース、デザイン賞の受賞作品ページ、業界団体の会員ページ、経営者向けセミナーの登壇者紹介などです。

ここで大事なのは、外部の情報と自社サイトの内容をそろえることです。発注企業のお知らせで「ロゴ制作を担当」とだけ書かれ、実際には理念の策定から関わっていた場合、AIは担当範囲を狭く受け取ります。掲載をお願いするときに、担当範囲の書き方も相談しておきます。

ブランディング会社のAIO対策の費用相場

ブランディング会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+事例の過程の書き起こし+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+目的別・業種別のページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上複数の事業やサービスを横断した情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、目的別のサービスページの整備と、事例の過程の書き起こしが含まれているかを確認してください。

ブランディング会社では、ブランド論のコラムよりも「何のために、どう進めるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

ブランディング会社のAIO対策は、作品集や受賞歴だけで足りるのか

作品集や受賞歴だけでは足りません。受賞歴は信頼の根拠になりますが、AIが相談先として推薦するには、「どんな課題を、どう進めて解決する会社か」を書いた文字の情報が必要です。

作品集は、完成したロゴやツールの美しさを伝えるのに向いています。一方で、経営者がAIに聞くのは「うちの状況なら、どこに相談すればいいか」です。完成物の画像だけでは、この質問に答える材料が足りません。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 作品集・受賞歴:デザインの質と、第三者からの評価を示す「外部の証拠」として使う
  • 目的別ページ・事例ページ:課題、過程、担当範囲、期間を書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:作品集の各作品から、過程を書いた事例ページへつなぎ、担当範囲の書き方をそろえる

すでに作品集が充実している会社は、まず作品ごとに「依頼のきっかけ」と「担当範囲」を1行ずつ足してください。それだけでも、AIが参照できる情報は増えます。

ブランディング会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のブランディング会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. ブランディング会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主な顧客層、よく受けるプロジェクトの種類、担当する範囲を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「依頼のきっかけで多いのは、社名変更と事業承継のどちらですか」「経営者は、どの段階で判断に関わりますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なブランディング会社では、代表やディレクターがWebを兼務していることが多くあります。クライアントのプロジェクトが山場を迎える時期に提案書だけを渡されても、手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。事例の取材、発注企業への掲載確認の文面づくり、作品集への説明文の追加が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「ブランディング会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

ブランディング会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で経営者からの相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい担当範囲と進め方で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「目的×きっかけ×業種」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月外部言及と事例の過程が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる相談の件数、経営者からの直接相談の比率

何を見れば効果がわかるか

ブランディング会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(主力の目的ときっかけで質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 相談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回面談でひとこと聞くだけで記録できます。あわせて、相談者が経営者か担当者かも記録すると、意思決定者に届いているかがわかります。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「リブランディング」「ブランディング 会社」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

ブランディング会社のAIO対策に関するよくある質問

ブランディング会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のブランディング会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下の会社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主な顧客層、よく受けるプロジェクトの目的、進め方と期間、担当範囲を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「代表が最初の面談から納品まで直接担当する」「経営者と同じ目線で話せる」といった強みは、大きな会社が書きにくいものです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

ブランディングの成果は数字で出しにくいのですが、事例はどう書けばいいですか?

成果の数字より、過程の数字を書いてください。インタビューした人数、ワークショップの回数、検討した案の数、プロジェクトの期間などは、どの案件でも書けます。

そのうえで、完成後に社内で起きた事実を添えます。たとえば「新しい行動指針を、評価面談の項目に取り入れた」という形です。

「売上が伸びた」「採用が成功した」のように、ブランディングだけの効果と言い切れない書き方は避けます。発注企業の了承を得た範囲で書いてください。

デザイン会社やコンサル会社との違いは、サイトでどう説明すればいいですか?

他社を下げずに、自社の担当範囲を書いてください。「デザイン会社より上流から関わる」のような比べ方ではなく、「経営課題の整理から、社内への浸透まで担当します」と自社を主語にします。

経営課題の整理、理念の言語化、デザイン開発、広告などでの展開、社内への浸透のうち、自社が担当する範囲と、協力会社と組む範囲を表にすると伝わりやすくなります。

AIに違いを聞かれたときも、この表が回答の材料になります。

リブランディングの事例で、変更前のロゴや社名を出せない場合はどうしますか?

変更前の姿を出さなくても、事例は書けます。業種、従業員規模、依頼のきっかけ、課題、過程、担当範囲を文字で書いてください。

たとえば「創業40年の食品卸/従業員約60名/事業承継を機に依頼/社名は維持し、ロゴと理念を刷新/期間8か月」という形です。

発注企業名を出せない場合も、同じ書き方で対応できます。AIが会社ごとの違いを判断する材料は、ビジュアルの前後比較よりも、こうした文字の情報です。

経営者に向けて書くと、専門用語が多くなりませんか?

専門用語は、経営の言葉に置き換えて書いてください。経営者は、ブランディングの用語よりも、自社の経営課題との関係を知りたいからです。

たとえば「タッチポイントの統一」ではなく「営業資料、採用ページ、名刺で会社の伝え方がばらばらになっている状態を整える」と書きます。

「CI・VI」「MVV」のように経営者自身が検索に使う言葉は、そのまま使ったうえで、1文で意味を添えます。AIにも経営者にも伝わる書き方になります。

まとめ:ブランディング会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

ブランディング会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のブランディング会社。目的別ページや事例の書き起こしから実行まで任せたい会社に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。BtoB向けの発信やSEOの見直しを進めたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の事業やサービスを横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。事例やブランド論の記事のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のブランディング会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

ブランディング会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

ブランディング会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。