「BtoBの決裁者インタビューなら得意なのに、相談はいつも小さなネットリサーチの相見積もりばかりだ」

こうした声が増えています。事業会社の担当者が、AIに調査の目的や対象者を伝えて依頼先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に入らなければ、相談の前に外れます。

結論から言うと、従業員10名以下のマーケティングリサーチ会社ならエイチリンク株式会社、BtoBに強い会社を探すならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • マーケティングリサーチ会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 定量調査と定性調査、BtoB調査で探され方が違う業種ならではの対策
  • 費用相場と、相談につなげるために整えるページ

マーケティングリサーチ会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

マーケティングリサーチ会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】マーケティングリサーチ会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社SEO・LLMOコンサル中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル/SEOセカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表が営業も調査設計も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。調査手法別のページや対象者の集め方のページの整備、AIが読み取れる構造への改修、守秘義務に配慮した調査事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなマーケティングリサーチ会社におすすめ:従業員10名以下で、リサーチャーが自社サイトの更新も兼務している会社。インタビューやBtoB調査に強みがあるのに、サイトでは「定量・定性どちらも対応」としか伝えられていない会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:SEOコンサルティングと、AI検索に対応するLLMOコンサルティングを提供する会社です。「BtoBの成長を加速する」を掲げています。SEOセカンドオピニオンや、記事制作代行も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOコンサルティングとLLMOコンサルティングを軸に、記事制作代行まで依頼できます。いまの施策を見直したい場合は、SEOセカンドオピニオンも選べます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:支援サイトは2,000以上、取引実績は6,000社以上です。常時100社以上を支援する体制で、20年の実績があります。

こんなマーケティングリサーチ会社におすすめ:法人向けの調査を主力にしていて、BtoBのSEOとLLMOに詳しい会社へ相談したい中小〜中堅の会社。いまの施策に第三者の意見がほしい会社。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなマーケティングリサーチ会社におすすめ:調査手法や事例のページはすでにあり、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなマーケティングリサーチ会社におすすめ:調査、分析ツール、コンサルティングなど複数の事業を持つ中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなマーケティングリサーチ会社におすすめ:自主調査のレポートや調査用語の解説を数百ページ規模で持つ、中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のマーケティングリサーチ会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

マーケティングリサーチ会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

マーケティングリサーチ会社は、AIの回答で「依頼先の候補に入るかどうか」が相談の質に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 事業会社の担当者がAIで調査会社を探しはじめている

マーケティングリサーチの依頼先は、これまで前回の依頼先の継続、広告会社やコンサル会社からの紹介、検索で見つけたネットリサーチのサービスが中心でした。いまは事業会社の担当者が、AIに条件を伝えて候補を絞る動きが出ています。

「製造業の購買担当者に、30分のオンラインインタビューを10人分お願いできる調査会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を数社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、条件が固まった状態で問い合わせてきます。マーケティングリサーチでいえば、調査の目的、対象者の条件、人数、納期がそろった相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「市場調査」は月6,000件、「マーケティングリサーチ」は月1,300件の検索があります。「定性調査」は月1,000件、「定量調査」と「ネットリサーチ」はそれぞれ月700件です(2026年9月時点)。

発注に近い言葉では、「市場調査 会社」が月350件、「マーケティングリサーチ 会社」が月300件、「グループインタビュー」が月350件です。「BtoB 調査」は月30件にとどまります。

一方で「マーケティングリサーチ AIO」のような言葉は、検索データが取れないほど少ない状態です。AIからの見つけられ方に手を打っている調査会社が、まだ少ないことを示しています。AIは複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。いまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 発注する担当者の多くが、調査の依頼に慣れていない

マーケティングリサーチの依頼は、新商品の企画、ブランドの見直し、新市場への参入の検討など、節目ごとに発生します。毎月のように発注する会社ばかりではありません。

そのため、担当者が調査の依頼を初めて任されることも多くあります。担当者は「定量と定性のどちらがいいのか」「何人に聞けば足りるのか」から、AIに質問します。

この段階でAIが参照するのは、手法の選び方や費用の決まり方を、自社の事例とあわせて説明している調査会社のページです。ここで引用された会社は、そのまま相談先の候補として挙げられやすくなります。

マーケティングリサーチ会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

マーケティングリサーチ会社のAIO対策は、「発注者が意思決定の目的を持って、手法と対象者と活用の範囲で絞り込む」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 定量調査と定性調査で、探す言葉も比べる軸もまったく違う

マーケティングリサーチには、大きく2つの系統があります。数で傾向をつかむ定量調査と、理由や背景を深く聞く定性調査です。

定量調査、とくにネットリサーチを探す人は「サンプル数」「設問数」「納期」「費用」で比べます。定性調査を探す人は「デプスインタビュー」「グループインタビュー」「モデレーターの経験」「分析の深さ」で比べます。

一般的なSEOでは、「市場調査」「マーケティングリサーチ」のような大きな言葉を1ページで狙いがちです。この形だと、AIは自社を「何でも対応する調査会社」と理解します。定量と定性でページを分け、それぞれの比較軸を数字と言葉で書くほうが、条件付きの質問で候補に入りやすくなります。

両方を組み合わせる調査設計が得意な場合は、「インタビューで仮説を立て、ネットリサーチで検証する」といった進め方を、独立したページで説明するのも効きます。

2. 「誰に聞けるか」で絞られ、BtoB調査ではとくに差が出る

調査会社を選ぶとき、発注者がもっとも気にするのは「条件に合う対象者に、本当に聞けるのか」です。消費者向けの調査なら、パネルの規模や属性の細かさが比較の材料になります。

BtoB調査では、事情がさらに難しくなります。「従業員300名以上の企業の情報システム部門で、導入の決裁に関わる人」のように条件が細かく、対象者の数そのものが少ないためです。消費者パネルからは、条件に合う人がほとんど見つからないこともあります。

そのため、AIに拾われるべき情報も独特です。「自社パネルか提携パネルか」「業種や職種、役職で絞り込めるか」「出現率が低い対象者をどう集めるか」「決裁者にどうやって依頼を届けるか」。こうした集め方が書かれていないと、BtoB調査の質問で候補から外れます。

発注者側からの検索数が月30件の「BtoB 調査」のような言葉は、SEOでは後回しにされがちです。AIの回答では、この条件に答えられるページを持つ会社が、少数の候補として挙がる余地があります。

3. 「調査して終わりか、活用まで支援するか」が問われる

マーケティングリサーチの発注者は、調査結果そのものがほしいわけではありません。その結果で、商品の仕様を決めたり、訴求を変えたり、参入の可否を判断したりしたいのです。

そのため、納品物の中身で比べられます。単純集計とクロス集計だけか、ローデータも出るか、報告書に考察や提言が入るか、報告会や社内向けのワークショップまで行うか。会社によって大きく分かれる部分です。

ここで効くのは、納品物と活用支援の範囲を具体的に書くことです。たとえば「報告書は結論1枚+詳細30枚程度、報告会で関係部署に説明、施策の優先順位づけのワークショップを1回実施」という書き方です。数字は自社の実態に合わせてください。「分析から提言まで対応」だけでは、AIは他社と区別できません。

マーケティングリサーチ会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

マーケティングリサーチ会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

マーケティングリサーチ会社の場合は、手法×対象者×目的を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「医療従事者にインタビュー調査を依頼できる会社」「新商品のコンセプト評価を短期間で行える会社」「BtoBの顧客満足度調査を任せられる会社」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。インタビューに強い会社が「ネットリサーチの会社」とだけ説明されていることもあります。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

マーケティングリサーチ会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 調査手法別のページ(ネットリサーチ・デプスインタビュー・グループインタビュー・会場調査など、手法ごとに向く目的と進め方を記載)
  • 対象者の集め方のページ(自社パネルか提携パネルか、絞り込める属性、BtoBや専門職など出現率の低い対象者の集め方)
  • 費用の決まり方のページ(設問数・サンプル数・出現率・納期・インタビュー人数など、金額を左右する要素と見積もりの構成例)
  • 納品物と活用支援のページ(集計表・ローデータ・報告書・報告会・提言やワークショップのうち、どこまで含むか)
  • 目的別・業界別の調査事例ページ(目的・手法・対象者条件・人数・期間の5項目をそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、調査用語の解説記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どの手法で、誰に、どこまで支援できるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

サービス案内のPDFとお問い合わせボタンだけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社はBtoBの購買担当者や決裁者へのインタビュー調査を主力にしています。対象者は業種・職種・役職で絞り込み、1案件あたり5〜20人を主に担当しています」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。調査の目的を行、手法を列にした「目的と手法の対応表」は、AIにも初めて調査を依頼する担当者にも読み取りやすい形です。

サービス案内のPDFしかない場合は、その内容をHTMLのページに書き起こします。PDFの中身は、AIが十分に読み取れないことがあるためです。

4. 一次情報と権威性の担保

調査事例を、数字を入れて書きます。たとえば「コンセプトを3案に絞る調査で、インタビュー8人の結果から評価項目をつくり、ネットリサーチ400サンプルで検証した」といった形です。数字は自社の実例に置き換えてください。

調査会社には、公開できる一次情報をつくりやすいという強みもあります。自主調査の結果を、調査方法・対象者・サンプル数・実施時期とセットで公開すれば、AIが引用しやすい材料になります。

回答者の個人情報を扱う業種なので、個人情報保護法にもとづく取り扱いの方針も明記します。一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の綱領やガイドラインに沿っている場合は、そのことを書きます。プライバシーマークなどの認証があれば、品質の根拠として明記します。

広告に使う「No.1」表示の根拠づくりを目的とした調査は、景品表示法上の問題が指摘されることがあり、消費者庁も注意を呼びかけています。受ける調査と受けない調査の方針を書いておくことも、信頼の材料になります。

5. 外部からの言及の設計

自主調査のプレスリリース、報道や業界メディアでの調査結果の引用、業界団体の会員ページ、セミナーでの登壇など、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

マーケティングリサーチ会社は、調査結果が「◯◯社調べ」として外部の記事に引用されやすい業種です。引用時の社名の表記が統一されていないと、AIは同じ会社だと判断しにくくなります。プレスリリースに引用時の表記と自社サイトのURLを明記しておくと、表記のばらつきを抑えられます。

あわせて、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえます。対応できる手法や対象者が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

マーケティングリサーチ会社のAIO対策の費用相場

マーケティングリサーチ会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+調査事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+目的別・業界別のページ整備+自主調査の発信設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、調査手法別のページや対象者の集め方のページの整備が含まれているかを確認してください。

マーケティングリサーチ会社では、「定量調査とは」といった解説記事よりも、「どの手法で、誰に聞けて、どこまで支援するか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

マーケティングリサーチ会社のAIO対策は、自主調査レポートの公開だけで足りるのか

自主調査の公開だけでは足りません。自主調査は外部で言及されるきっかけになりますが、依頼先として推薦される根拠には、受託調査の手法と進め方を書いたページが必要です。

自主調査の結果は、AIの回答で「データの出典」として引用されることがあります。ただし、データの出典として引用されることと、「調査を依頼する先」として推薦されることは別です。前者だけが増えると、AIは自社を「統計を出している会社」と理解し、受託の相談先としては挙げないことがあります。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 自主調査レポート:外部の記事や報道で言及される「外部の証拠」をつくるために使う
  • サービスと事例のページ:手法・対象者・納品物・活用支援を書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:レポートの末尾に調査方法の説明と、同じ手法で受託できることの案内を置き、サービスページへつなぐ

すでに自主調査を公開している会社は、まず過去のレポートを「手法」「対象者」「サンプル数」で一覧にしてください。その一覧は、そのまま「この条件の調査を実施できる」という実績の証拠になります。

マーケティングリサーチ会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のマーケティングリサーチ会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. マーケティングリサーチの事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主力の手法と、得意な対象者を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「定量と定性の売上の割合はどれくらいですか」「BtoBの対象者はどうやって集めていますか」「クライアント名や結果を出せない案件はどこまでですか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なマーケティングリサーチ会社では、リサーチャーが調査設計から報告会まで担当していることが多くあります。提案書だけを渡されても、納期の迫った案件が重なる時期には手が止まります。

事例ページの文章を、担当リサーチャーへの30分ほどの聞き取りでまとめてくれるかも確認するとよいでしょう。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。事例の取材、自主調査レポートのページ化、プレスリリースの作成が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「マーケティングリサーチ会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

マーケティングリサーチ会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で目的の固まった調査の相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい手法と得意な対象者で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「手法×対象者×目的」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月調査事例と自主調査の言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる相談件数、見積もりから受注に至った件数

何を見れば効果がわかるか

マーケティングリサーチ会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(手法と対象者で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 相談を受けたときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回のヒアリングでひとこと聞くだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「マーケティングリサーチ 会社」「グループインタビュー」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

マーケティングリサーチ会社のAIO対策に関するよくある質問

マーケティングリサーチ会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のマーケティングリサーチ会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のマーケティングリサーチ会社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主力の手法、得意な対象者、納品物、活用支援の範囲を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「BtoBの決裁者インタビューを、設計から報告会まで同じリサーチャーが担当する」といった体制は、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

クライアント名や調査結果を出せない事例は、どう書けばいいですか?

クライアント名と調査結果の数値は伏せたままで構いません。そのうえで「調査の目的」「手法」「対象者の条件」「人数やサンプル数」「期間」「結果がどう使われたか」を書きます。

たとえば「産業機器メーカー、新サービスの需要把握、デプスインタビュー12人とネットリサーチ300サンプル、期間6週間」という形です。

業界を「産業機器」「食品」程度にとどめれば、守秘義務の範囲で書けることが多くあります。掲載の範囲は、案件ごとにクライアントへ確認してください。

自社でパネルを持っていなくても、AIに候補として挙げてもらえますか?

挙げてもらえる可能性はあります。発注者が知りたいのはパネルの所有よりも、「条件に合う人に、どうやって聞けるか」だからです。

提携パネルを使う場合は、「提携先のパネルを使い、業種・職種で絞り込む」と書けば十分な判断材料になります。BtoBの対象者を独自のネットワークや紹介で集めている場合は、その方法と集められた人数の目安を書きます。

集められない対象者まで対応できるように書くのは避けてください。相談後の信頼を損ねます。

調査費用の目安をサイトに書くと、安さだけで比べられてしまいませんか?

金額だけを書くと、そうなりやすくなります。金額とあわせて「何で金額が変わるか」を書くのがおすすめです。

ネットリサーチなら設問数、サンプル数、対象者の出現率、納期。インタビューなら人数、1人あたりの時間、対象者の集めにくさ、報告書の深さです。これらを並べておけば、発注者は自分の条件で費用を考えられます。

AIも「費用は何で決まるか」という質問に答えるとき、要素まで説明している会社のページを参照しやすくなります。

自主調査のレポートを公開すると、AIに引用されやすくなりますか?

引用の材料は増えます。ただし、依頼先として推薦されるかどうかは別の話です。

AIは、調査方法、対象者、サンプル数、実施時期がそろった調査結果を、データの出典として扱いやすくなります。一方で、受託調査の相談先として挙げられるには、サービスや事例のページが必要です。

レポートを公開するときは、調査方法の説明と、同じ手法で受託調査を行っていることの案内をセットで載せてください。広告の根拠づくりを目的とした使われ方には注意が必要です。

まとめ:マーケティングリサーチ会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

マーケティングリサーチ会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のマーケティングリサーチ会社。手法別ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。BtoB向けのSEOとLLMOをあわせて相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の事業を横断して営業の仕組みを整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。自主調査や解説のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のマーケティングリサーチ会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

マーケティングリサーチ会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

マーケティングリサーチ会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。