「経理も給与計算も受けられるのに、比較の段階で名前すら挙がっていない」

BPO事業者の経営者から、こうした声を聞くことが増えました。委託を検討する企業の担当者が、ChatGPTなどのAIに「切り出したい業務」と条件を伝えて、候補を絞りはじめたためです。AIが返す数社に入っていなければ、資料請求の前に比較から外れます。

結論から言うと、従業員10名以下のBPO事業者ならエイチリンク株式会社、SEOと広告をまとめて相談したいなら株式会社ジオコード、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • BPO事業者のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 「どの業務を切り出すか」で探されるBPOならではの対策の違い
  • 費用相場と、問い合わせにつなげるために整えるページ

BPO事業者のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

BPO事業者のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】BPO事業者のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ジオコードAI最適化・SEO・Web開発中小〜中堅AIO・LLMO支援/SEO/Web開発/ChatGPT広告要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。社長が営業も現場の運用も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。経理・給与計算・総務など業務別のサービスページ、セキュリティ体制ページ、導入の流れのページの整備を担当します。AIが読み取れる構造への改修、導入事例の記事制作、外部言及の設計まで対応します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなBPO事業者におすすめ:従業員10名以下で、社長が営業と業務設計を兼ねている会社。受けられる業務は多いのに、サイトには「バックオフィス業務を幅広く代行」としか書けていない会社。

公式サイトBPO事業者のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ジオコード

会社名/所在地:株式会社ジオコード/東京都新宿(ミライナタワー10階)・関西支社あり(代表取締役:原口大輔)

特徴:AI最適化、SEO、Web開発の事業を展開している会社です。「AIO・LLMOなどAI最適化も徹底支援」と公式サイトで明示しています。営業支援ツール「ネクストSFA」も提供しており、ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO・LLMO対策とSEOを軸に、Webサイトの開発まで相談できます。ChatGPT広告の出稿・運用支援にも対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:Google Premier Partner Award 2023を受賞しています。

こんなBPO事業者におすすめ:AI検索への対策と、検索広告やChatGPT広告をあわせて考えたい会社。サイトの改修も含めて一つの窓口で進めたい会社。

公式サイト株式会社ジオコード

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなBPO事業者におすすめ:業務別のサービスページはすでにそろっていて、BPOの比較サイトや業界メディアでの露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなBPO事業者におすすめ:複数の拠点や業務ラインを持つ中堅から大手のBPO事業者。広告やCRMも含めて、営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなBPO事業者におすすめ:業務別・業種別に数百ページ規模のサービス情報やお役立ち記事を持つ、中堅から大手のBPO事業者。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のBPO事業者であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

BPO事業者がいまAIO対策をすべき3つの理由

BPO事業者は、AIの回答で「比較候補に入るかどうか」が商談数に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 委託を検討する企業がAIで候補を探しはじめている

BPOの新規取引は、これまで紹介、税理士や社労士からのつながり、展示会、比較サイトが中心でした。いまは委託を検討する担当者が、AIに条件を伝えて候補を絞る動きが出ています。

「従業員80名の会社で、月末の請求書発行と支払処理だけを外に出したい。Pマークがある会社はどこか」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を数社返し、違いまで整理して見せます。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、切り出す業務と条件がある程度固まった状態で問い合わせてきます。BPO事業者でいえば、対象業務と月間の処理件数、開始したい時期がそろった相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「BPO」は月46,000件、「経理代行」は月2,900件、「給与計算代行」は月1,400件の検索があります(2026年9月時点)。「BPO 会社」は月500件、「総務 アウトソーシング」は月250件、「BPO 経理」は月200件、「人事BPO」は月150件です。

一方で「BPO SEO」は検索データが取れないほど少なく、「BPO AIO」はデータ自体が出ませんでした。Webでの見つけられ方に手を打っているBPO事業者が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ業務領域の競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. BPaaSの登場で、比較の軸が変わりつつある

同じくAhrefsでは、「BPaaS」に月5,100件の検索がありました(2026年9月時点)。BPaaSとは、SaaSなどのクラウドツールと業務の代行をセットで提供する形のことです。

委託を検討する側は「人に任せるのか」「ツールに置き換えるのか」「両方か」を同時に比べるようになっています。AIに聞けば、この3つを並べた答えがすぐに返ってきます。

そのとき、自社がどのツールと組んで、どこまでを人が担うのかが書かれていなければ、AIは自社をどの枠にも入れられません。従来型のBPOであっても、自社の立ち位置を言葉で示しておく必要があります。

BPO事業者のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

BPO事業者のAIO対策は、「委託する側が、切り出す業務とリスクを並べて比較する」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 会社名ではなく「切り出す業務名」で探される

BPOを探す担当者は、「BPO おすすめ」のような広い言葉だけでは探しません。経理、給与計算、人事労務、総務、受発注、データ入力、問い合わせ窓口など、外に出したい業務の名前で探します。

さらにその中でも枝分かれします。経理なら「記帳」「請求書発行」「支払処理」「月次決算」、受発注なら「受注入力」「納期回答」「発注書の作成」といった粒度です。

一般的なSEOでは、「バックオフィス代行」のような広いキーワードで1ページをつくりがちでした。AIの回答では、業務の粒度で「何を受けて、何を受けないか」が書かれたページほど参照されやすくなります。

そのため、1ページに「バックオフィス業務を幅広く代行」とまとめるより、業務ごとにページを分けるほうが効きます。各ページには、対象の作業、範囲外の作業、委託元に残る作業を書き分けます。

2. セキュリティと体制が「比較の前提条件」になる

BPOでは、委託元の顧客情報、従業員の給与、取引先の口座情報など、外に出したくない情報を預かります。そのため、機能や価格より先に「情報を任せられるか」がふるいになります。

個人情報保護法では、個人データの取り扱いを委託する企業に、委託先を監督する義務があります。委託する側の担当者は、社内の稟議でこの点を説明しなければなりません。

そのため、AIに拾われるべき情報も独特です。プライバシーマーク(Pマーク)やISMS(ISO/IEC 27001)の取得状況、作業する場所、アクセス権限の管理方法などです。オンショア(国内拠点)かオフショア(海外拠点)か、再委託の有無も含まれます。

「セキュリティ対策を徹底しています」だけでは、AIは他社と区別できません。取得している認証の名前と、作業場所や管理方法を具体的に書くことで、条件で絞り込まれたときの候補に残れます。

3. 「移管にどれだけかかるか」が検討の中心になる

BPOは、契約したその日から始められるサービスではありません。いまの業務を洗い出し、手順を文書にし、並行して運用してから切り替えます。

委託する側がもっとも不安に感じるのは、この移管の期間と、その間の社内の負担です。「業務がブラックボックスになっていて、どこから手をつければいいかわからない」という相談も少なくありません。

ここで効くのは、移管の手順と期間を数字で書くことです。たとえば「業務の可視化に2週間、マニュアル化に2週間、並行稼働に1か月」といった書き方です。数字は自社の実態に合わせてください。

業務の可視化そのものを支援できるなら、それも明記します。「業務が整理できていなくても相談できる」とわかる会社は、検討の初期段階から候補に入りやすくなります。

BPO事業者のAIO対策で実際にやる5つの作業

BPO事業者のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

BPO事業者の場合は、主力の業務と委託元の規模を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「従業員50名 経理代行 月次決算まで 依頼できる会社」「給与計算 アウトソーシング Pマーク 中小企業向け」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。すでにやめたサービスや、古い料金体系が載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている比較サイトや業界メディアも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

BPO事業者で整えるべきは、次の5ページです。

  • 業務別サービスページ(経理・給与計算・人事労務・総務・受発注ごとに、対象の作業と範囲外の作業を記載)
  • セキュリティ・体制ページ(Pマーク・ISMSの取得状況、作業場所、アクセス権限、オンショアかオフショアか、再委託の有無)
  • 導入の流れと移管期間ページ(業務の可視化、マニュアル化、並行稼働、本稼働の各段階と期間の目安)
  • 料金の考え方ページ(件数単価か月額固定か、初期費用の有無、見積もりに必要な情報)
  • 導入事例ページ(委託元の業種と規模、委託した業務、月間の処理件数、移管期間、社内に残った作業)

この5つが埋まっていない状態では、コラム記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どの業務を、どんな体制で、どれくらいの期間で引き受けられるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

サービス紹介のイメージ図や、パンフレットのPDFだけに頼ったページを、文章と表の組み合わせに直します。

たとえば「当社は、従業員30〜300名の企業の経理業務のうち、請求書発行、支払処理、記帳を代行しています。月次決算の締めは委託元の経理担当者が行います」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。業務を行、「当社が行う」「委託元が行う」「オプション」を列にした分担表は、AIにも担当者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

導入事例を、数字を入れて書きます。たとえば「月800件の請求書発行を移管し、委託元の経理担当者の残業を月20時間減らした」「移管期間は6週間」といった形です。これは書き方の例なので、実際の数字は自社の記録から拾ってください。

Pマークの登録番号やISMSの認証範囲、対応している会計ソフトや給与ソフト、業務に関わる有資格者の在籍状況も、品質の根拠として書きます。

他社サイトの「BPOのメリット・デメリット」を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自社の運用現場でしか出せない数字が必要です。

5. 外部からの言及の設計

BPOやアウトソーシングの比較サイト、会計ソフトや勤怠ソフトの連携パートナー紹介ページ、業界メディアでの掲載など、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

BPO事業者にとって、提携しているツール会社のパートナーページは特に効きます。BPaaSの文脈でAIが「このツールと組める代行会社」を探すとき、参照先になりやすいためです。

大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。対応業務や認証の情報が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

BPO事業者のAIO対策の費用相場

BPO事業者のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+導入事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+業務ライン・拠点ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、業務別サービスページとセキュリティ体制ページの整備が含まれているかを確認してください。

BPO事業者では、お役立ちコラムよりも「何を、どんな体制で受けられるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

BPaaSやツール連携は、サイトでどう書けばAIに伝わるのか

ツールの名前と、ツールと人の役割分担を、文章と表で書くのが基本です。「DXにも対応」のような言い方では、AIは自社をBPaaSの候補に入れられません。

BPaaSという言葉を使うかどうかは、自社の実態で決めてください。自社でツールを持っていなくても、委託元が使っているクラウド会計や勤怠管理のツール上で作業を代行している会社は多くあります。それも立派な強みです。

書き分けるときは、次の3点を押さえると整理しやすくなります。

  • ツール:自社で提供しているのか、委託元のツール上で作業するのか。対応しているツール名を具体的に書く
  • 人:ツールでは自動化できない、確認・判断・例外対応のどこを人が担うのかを書く
  • 移行:紙やエクセルの運用からツールへ移す作業まで支援するのか、移行後の運用から受けるのかを書く

すでにツール会社のパートナー一覧に掲載されている場合は、その掲載内容と自社サイトの記載をそろえてください。表記がそろうだけでも、AIが自社をツールと結びつけて答えやすくなります。

BPO事業者がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のBPO事業者が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. BPO事業者の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主力の業務、委託元の規模、移管にかかる期間を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「委託元の担当者は、稟議で何を説明する必要がありますか」「業務の可視化はどちらが主導していますか」「出せない委託元の情報はどこまでですか」。こうした質問が出てくる会社は、委託する側の目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なBPO事業者では、社長や運用の責任者がWebを兼務していることが多くあります。月末や年末調整の繁忙期には、提案書を渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。導入事例の取材、委託元への掲載許可の取り付け、比較サイトの掲載内容の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「BPO事業者のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

BPO事業者のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で問い合わせに表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい対応業務と認証情報で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「業務名×委託元の規模×セキュリティ条件」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、問い合わせのきっかけ
12か月外部言及と導入事例が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる問い合わせ数、商談から契約に至った件数

何を見れば効果がわかるか

BPO事業者の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(主力の業務名で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 問い合わせのときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回のヒアリングでひとこと聞くだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「経理代行」「給与計算代行」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

BPO事業者のAIO対策に関するよくある質問

BPO事業者の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のBPO事業者でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のBPO事業者のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主力の業務、受けられる委託元の規模、取得している認証、移管期間の目安を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「月数十件の小さな業務から受ける」「担当者が固定で、チャットですぐ返事をする」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

委託元の社名を出せないのですが、導入事例は書けますか?

書けます。委託元の社名や、業務の中身がわかる画面の写真は伏せたままで構いません。

そのうえで「委託元の業種と従業員規模」「委託した業務」「月間の処理件数」「移管にかかった期間」「社内に残った作業」を数字で書きます。たとえば「従業員60名の卸売業、請求書発行と入金消込、月400件、移管期間5週間」という形です。

委託元との契約で、事例として掲載してよい範囲を事前に確認しておくと、後から修正する手間がなくなります。

セキュリティ体制は、サイトにどこまで書いていいですか?

取得している認証の名前、作業場所の考え方、アクセス権限の管理方法までは書いたほうがいいです。委託する側が稟議で説明するために、もっとも探している情報だからです。

一方で、ネットワーク構成の詳細や、使っている防御製品の設定など、攻撃の手がかりになる情報は書く必要がありません。

「どの情報を、誰が、どこで扱うか」を文章で書き、詳細は秘密保持契約を結んだうえで資料として渡す、という分け方が現実的です。

料金を公開していないのですが、AIに候補として出してもらえますか?

出してもらえる可能性はあります。ただ、料金の手がかりがまったくない会社は、予算を条件にした質問では候補に入りにくくなります。

BPOは業務量で金額が変わるため、一律の料金を出せないのは自然です。その場合は「件数単価か月額固定か」「初期費用がかかるか」「見積もりに必要な情報は何か」といった料金の考え方を書いてください。

「月◯件までの目安」のように、条件を付けた参考価格を1つ示すだけでも、比較の材料になります。

オフショアの拠点を使っていることは、書いたほうがいいですか?

書いたほうがいいです。委託する側は、情報がどの国で扱われるかを確認する必要があるためです。書かれていないと、後の商談で確認に時間がかかります。

書くときは、拠点の所在国、国内拠点との役割分担、個人情報を扱う工程と扱わない工程の区別を明記します。

「個人情報を含む工程は国内拠点のみ」のように条件を分けて書けば、オンショアを求める委託元にも、コストを重視する委託元にも、それぞれ判断材料を示せます。

まとめ:BPO事業者のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

BPO事業者のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のBPO事業者。業務別ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ジオコード:中小〜中堅。AI最適化とSEO、広告をあわせて相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の業務ラインや拠点を横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。サービス情報のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のBPO事業者であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

BPO事業者のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

BPO事業者のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。