「相談料をいただく事務所なのに、最初の面談が『無料のFP相談と何が違うんですか』という質問から始まる」

FP事務所の代表から、こうした話を聞くようになりました。住宅ローンや老後資金に悩む人が、相談先を選ぶ前にAIで「独立系FPとは何か」「有料と無料の相談の違い」を調べはじめたためです。AIが挙げる相談先に名前がなければ、比べる候補にも入りません。

結論から言うと、従業員10名以下のFP事務所ならエイチリンク株式会社、コラム記事の多いサイトをSEOの第三者目線で見直したいならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • FP事務所のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 独立系と保険販売型の違い、相談テーマの線引きといったFP事務所ならではの対策の違い
  • 費用相場と、有料相談の料金体系を伝えるために整えるページ

FP事務所のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

FP事務所のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 相談型サービスや、少人数の専門家事務所の支援に対応できること
  • AIO対策(LLMO対策)を正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。また、本記事は特定の金融商品や投資の方法をすすめるものではありません。

【比較表】FP事務所のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社SEO・LLMOコンサル中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル/SEOセカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表のFPが相談もセミナーも執筆も抱えている規模の事務所と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。相談料金のページ、相談テーマ別のページ、事務所の立ち位置と収益の仕組みを説明するページを整備します。AIが読み取れる構造への改修、相談事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなFP事務所におすすめ:代表1名から数名で運営していて、Webに割ける時間がないFP事務所。相談の質には自信があるのに、サイトでは料金の根拠や独立系である意味が伝わっていない事務所。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:SEOコンサルティングと、AI検索に対応するLLMOコンサルティングを提供している会社です。SEOセカンドオピニオンや記事制作代行も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOコンサルティング、LLMOコンサルティングに加え、SEOセカンドオピニオンや記事制作代行にも対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:支援サイト2,000以上、取引実績6,000社以上、常時支援体制100社以上。20年の実績があります。

こんなFP事務所におすすめ:家計や資産形成のコラムをすでに多く書いていて、いまのSEO施策を第三者の目で見直したい事務所。法人向けの福利厚生セミナーや社員向け相談も手がけている事務所。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなFP事務所におすすめ:料金やテーマのページはそろっていて、外部での露出を増やしたい事務所。予算を月10万円前後から始めたい事務所。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなFP事務所におすすめ:複数のFPが在籍し、拠点やオンライン相談を広げている中堅から大手の事務所。広告や相談後の顧客管理まで横断して整えたい事務所。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなFP事務所におすすめ:お金の解説記事を数百本規模で持ち、所属FPによる監修の体制を含めて運用したい中堅から大手の事務所。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のFP事務所であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

FP事務所がいまAIO対策をすべき3つの理由

FP事務所は、「誰に、いくら払って相談するか」をAIと一緒に決められはじめている業種です。理由は3つあります。

理由1. お金の悩みを抱えた人が、まずAIに相談している

住宅ローンの借り換え、老後資金の不足、教育費と家計のやりくり。こうした悩みを、いまはFPに会う前にAIへ聞く人が増えています。

「40代共働き、子ども2人。老後資金が足りるか不安。有料でもいいので、商品を売らないFPに相談したい」といった聞き方です。AIは考え方を示したうえで、相談先の探し方や候補を返すことがあります。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、悩みを言葉にしたうえで予約してきます。FP事務所でいえば、相談したいテーマと、有料で相談する意思が固まった状態の相談です。

理由2. 「テーマ」の検索はあるのに、事務所の違いが伝わっていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「住宅ローン 相談」は月3,400件、「ファイナンシャルプランナー 相談」は月2,900件、「FP 相談」は月2,200件、「資産運用 相談」は月1,900件の検索があります(2026年9月時点)。

一方で「独立系FP」は月450件、「FP事務所」は月90件、「FP 有料相談」は月80件、「独立系FP 相談」と「FP 相談 料金」はそれぞれ月20件でした。相談したい人は多いものの、事務所の立ち位置や料金から探す人は、まだ一部です。

「FP事務所 集客」「FP AIO対策」は、検索データが取れない状態でした。立ち位置や料金の根拠を、AIに伝わる形で書いている事務所はまだ少数です。競合が動いていないいまのうちに情報と言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 「商品を売らない」ことの意味を、AIが一般論で説明している

独立系FPという言葉を知った人は、「独立系と、保険や金融商品を扱うFPは何が違うのか」をAIに聞きます。AIは一般的な違いを説明しますが、あなたの事務所がどう運営しているかまでは答えられません。

相談料で運営しているのか、紹介料や販売手数料を受け取ることがあるのか。受け取る場合はどう開示するのか。これを自社の言葉で書いている事務所は、AIが「中立に相談できる先」を答えるときの材料を持つことになります。

書いていない事務所は、立ち位置がわからない相談先として扱われます。料金をいただくFP事務所ほど、この説明が予約の前提になります。

FP事務所のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

FP事務所のAIO対策は、「収益の仕組みが違う相談先と並べられる」「テーマごとに答えられる範囲の線引きがある」「有料相談の中身が比べられる」という前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 収益の仕組みが違う「FP」と同じ言葉で並べられる

FPと名乗る相談先には、大きく2つの形があります。相談料や顧問料で運営し、保険や金融商品を販売しない独立系のFPと、保険や金融商品の販売・仲介を行い、その手数料を主な収益にするFPです。どちらにも役割があり、合うかどうかは相談する人によって変わります。

一般的なSEOでは、「FP 相談 〇〇市」で上位を取れば、それで十分と考えがちでした。AIの回答では、相談する人が「商品を売らないFPがいい」「保険の加入まで一度に済ませたい」と条件をつけて聞きます。立ち位置が書かれていない事務所は、どちらの質問でも候補にしにくくなります。

そこでFP事務所のAIO対策では、自社の立ち位置を最初に書きます。商品を販売するかどうか、紹介料を受け取ることがあるか、提携している専門家に紹介するときに費用が発生するか。ほかの形を下げる書き方ではなく、自社の運営のしかたとして書くことが大切です。

保険の販売も行う事務所であれば、その事実と、相談料との関係を書きます。販売を行う場合は、募集人としての登録が必要になるなど、別のルールも関わります。立ち位置を正直に書いた事務所ほど、AIが条件に合わせて案内しやすくなります。

2. 相談テーマごとに「どこまで答えるか」の線引きを書く必要がある

FP事務所の相談テーマは、家計の見直し、住宅ローン、教育資金、老後資金、資産運用、相続の準備と幅広くあります。テーマが広いぶん、ほかの専門家の業務と重なる場面が出てきます。

たとえば資産運用です。一般に、報酬を得て個別の有価証券の価値や投資判断について助言する業務は、金融商品取引法の投資助言・代理業の登録が必要とされています。そのため、登録をしていないFP事務所では、個別の銘柄や投資信託の売買判断を助言しない線引きをとることが多くあります。

税金や相続も同じです。個別具体的な税務の相談は税理士の業務、個別の法律上の問題は弁護士の業務とされる範囲があります。

一般的なSEOでは「何でもご相談ください」と書くことが多くあります。AIO対策では逆に、テーマごとに「この相談ではここまで一緒に考える」「この部分は提携の税理士につなぐ」と書きます。範囲がはっきりしている事務所ほど、AIは質問の内容に合わせて参照しやすくなります。利益を約束する表現も使いません。

3. 有料相談のため、料金体系と「相談で何が手に入るか」が比べられる

独立系のFP事務所の多くは、相談料をいただいて運営しています。相談する人は、無料の相談先とも比べたうえで、「払う価値があるか」を判断します。

料金の形は事務所によってさまざまです。1回ごとの時間制、複数回をまとめたパック、ライフプラン表の作成を含むプラン、継続して相談できる顧問型などがあります。

一般的なSEOでは、料金は問い合わせ後に伝えればよいと考えがちです。AIの回答では、「FP 有料相談 料金の目安」「ライフプラン表を作ってくれるFP」といった条件で比べられます。料金が書かれていない事務所は、この比較の対象から外れやすくなります。

そのため、料金と一緒に「相談で手に入るもの」を書きます。たとえば「90分の面談と、面談後に届くキャッシュフロー表」のように、時間と成果物をセットにする書き方です。追加料金が発生する条件も、同じページに書いておきます。

FP事務所のAIO対策で実際にやる5つの作業

FP事務所のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合の事務所がどう扱われているかを調べます。

FP事務所の場合は、相談テーマと立ち位置、相談形式を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「〇〇市 独立系FP 住宅ローン 借り換え 相談」「老後資金 有料相談 オンライン 商品を売らないFP」「共働き 教育資金 家計相談 土日」といった聞き方です。

あわせて、「〇〇(事務所名)は独立系か」「〇〇の相談料はいくらか」も確認します。AIが事務所の立ち位置や料金を誤って説明していないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

FP事務所で整えるべきは、次の5ページです。

  • 相談料金のページ(プランごとの時間・回数・成果物・追加料金が発生する条件)
  • 相談テーマ別のページ(家計の見直し・住宅ローン・教育資金・老後資金・資産運用の考え方ごとに、相談の進め方と準備するもの)
  • 事務所の立ち位置と収益の仕組みのページ(商品販売の有無、紹介料の受け取りの有無と開示の方針)
  • 相談でできること・できないことのページ(個別銘柄の推奨をしないこと、税務や法律の相談は提携の専門家につなぐこと)
  • FPのプロフィールのページ(CFP・1級FP技能士などの資格、得意なテーマ、相談の経験年数と件数)

この5つが埋まっていない状態では、お金のコラム記事を増やしても効果が出にくくなります。どのページも、特定の金融商品をすすめる内容や、利益を約束する内容にはしません。

3. AIが読み取れる構造への整備

「お気軽にご相談ください」と写真だけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

たとえば「当事務所は、保険や金融商品の販売を行わない独立系のFP事務所です。相談料をいただいて運営しており、商品の紹介料は受け取っていません」のように、1文で言い切る書き方をします。内容は自社の実態に合わせます。

料金のページには、プランを行、「時間」「回数」「成果物」「料金」を列にした表を置きます。画像ではなくテキストの表にすると、AIにも相談者にも読み取りやすくなります。

4. 一次情報と権威性の担保

相談の事例を、数字を入れて書きます。ただし、個別の銘柄や金融商品の名前、運用の成果を約束するような書き方はしません。

たとえば「50代のご夫婦と3回の面談で、65歳から90歳までのキャッシュフロー表を作成し、年間の支出を項目別に整理した」「住宅購入前のご相談で、借入額ごとの返済計画を3パターン比べた」といった、FPの動きを書く形です。相談者が特定されないよう、年代と家族構成程度にとどめます。

資格は正確に書きます。CFPは日本FP協会が認定する資格で、1級ファイナンシャル・プランニング技能士は国家検定の1級です。資格名の略し方を統一し、取得年や更新の状況も書くと、AIが専門性を読み取りやすくなります。

5. 外部からの言及の設計

セミナーの告知ページ、新聞や雑誌、Webメディアでの執筆や監修の実績、提携している税理士や社会保険労務士のサイト、自治体や企業の講座の案内など、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

FP事務所にとって自然なのは、執筆と講師の実績です。「〇〇(媒体名)でFPとして老後資金の記事を監修」といった言及は、テーマと事務所を結びつける情報になります。

外部に載るプロフィールと、自社サイトのプロフィールの内容をそろえることも大切です。資格や立ち位置の書き方が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断しにくくなります。

FP事務所のAIO対策の費用相場

FP事務所のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+テーマ別の相談事例の記事化+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+FPごと・拠点ごとのページ整備+執筆や提携先を含む外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+FP監修体制を含む大規模サイトの運用

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、相談料金のページと、立ち位置と収益の仕組みのページの整備が含まれているかを確認してください。

FP事務所では、お金の一般的な解説記事を増やすより、「なぜ有料で、何が手に入るか」を伝えるページが先に効きます。記事を書く場合も、投資助言や税務相談にあたる表現がないかを確認する工程を入れておく必要があります。

FP事務所は、有料相談の「成果物」をどう見せればいいか

相談者の情報を伏せたサンプルで、面談後に何が手元に残るかを具体的に見せるのが基本です。

有料の相談を検討する人が迷うのは、「話を聞いてもらって終わりではないか」という点です。AIに「有料のFP相談で何をしてもらえるか」と聞く人もいます。

ここで事務所ごとの違いが出るのが、面談後の成果物です。次の3つを、架空の家族をもとにしたサンプルで見せる方法があります。

  • ライフプラン表(家族の年齢と、結婚・進学・住宅購入・退職などの予定を並べたもの)
  • キャッシュフロー表(年ごとの収入・支出・貯蓄残高の推移を示したもの)
  • 面談のまとめ(確認した課題と、相談者が次に取り組む項目を整理したもの)

サンプルは画像だけでなく、「何年分を」「どの項目で」まとめるかを文章でも書きます。実在の相談者の数字は使わず、架空であることを明記してください。AIは成果物の説明を読み、「ライフプラン表を作ってくれるFP」を探す質問に答えるときの材料にします。

FP事務所がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、代表1名から数名のFP事務所が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. FP事務所の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、「個別の銘柄をすすめる記事や、利回りを約束する記事は書けない」と伝えてみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「商品の販売や紹介料の受け取りはありますか」「相談テーマで多いのは何ですか」「税理士につなぐのはどんな場面ですか」。こうした質問が出てくる会社は、事務所の立ち位置に沿ってページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なFP事務所では、代表が相談、セミナー、執筆をすべて抱えていることが多くあります。土日や平日の夜に相談が集中する事務所ほど、提案書だけを渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。相談事例の取材、成果物サンプルの作成、表現の確認に伴う修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「FP事務所のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

FP事務所のAIO対策は、3か月で事務所名や立ち位置の質問に正しく答えられる状態をつくり、6〜12か月で「相談テーマ×立ち位置」の質問の候補に入ることを目安にします。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。事務所名や「独立系か」「相談料はいくらか」を聞かれたとき、AIが正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「独立系FP 老後資金 有料相談」など、テーマと立ち位置を含む質問で候補に入りはじめる指名検索数、予約のきっかけ
12か月執筆や提携先などの外部言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる有料相談の予約数、継続相談や顧問契約への移行数

何を見れば効果がわかるか

FP事務所の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(相談テーマと立ち位置で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 事務所名やFPの氏名での指名検索の数
  • 相談の予約時に聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。予約フォームに「当事務所を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足し、「AIに相談して」を入れておくと記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「〇〇市 FP 相談」で調べても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

FP事務所のAIO対策に関するよくある質問

FP事務所の代表からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のFP事務所でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ代表1名から数名のFP事務所のほうが、効果が出やすい面があります。

立ち位置、得意なテーマ、料金体系がはっきりしているため、書くべき情報を絞りやすいからです。料金、テーマ別の相談、立ち位置と収益の仕組み、できること・できないこと、FPのプロフィールの5つを書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

独立系であることは、サイトにどう書けばいいですか?

「独立系」という言葉だけでなく、運営の中身を具体的に書いてください。

保険や金融商品を販売しているか、商品の紹介料を受け取ることがあるか、提携の専門家に紹介するときに費用が発生するか。この3点を、事務所の方針として1ページにまとめます。

商品を扱うFPと比べて優劣をつける書き方は避けます。どちらが合うかは相談する人が決めることです。自社の運営を事実として書くほうが、AIにも相談者にも伝わります。

相談料金は、サイトに金額まで書いたほうがいいですか?

書いたほうがいいです。有料相談を検討する人が、最初に比べる情報だからです。

金額だけでなく、時間、回数、成果物、追加料金が発生する条件をセットで書いてください。たとえば「初回90分、面談後にキャッシュフロー表をお渡し」のように、何に対する料金かがわかる書き方です。

相談内容によって変わる場合は、「目安」と明記し、見積もりの出し方を1文添えれば十分です。

資産運用の相談ページで、投資信託や銘柄の名前を出してもいいですか?

個別の銘柄や投資信託をすすめる書き方は避けてください。

一般に、報酬を得て個別の投資判断を助言する業務は、投資助言・代理業の登録が必要とされています。登録の有無にかかわらず、利益を約束する表現や、特定の商品が有利だと思わせる表現も使いません。

AIO対策では、商品名を出さなくても成果を出せます。「運用を始める前に家計で確認すること」「目的と期間の整理のしかた」など、考え方と準備を解説するページが中心になります。

税理士や保険代理店と提携していることは、書いてもいいですか?

書いてください。むしろ相談の範囲を伝える大切な情報です。

相続や確定申告など、個別の税務の相談は税理士の業務とされる範囲があります。そうした場面で提携先につなぐ流れがあることを書くと、相談者は安心して予約できます。

提携先に紹介するときに紹介料が発生する場合は、その有無も書きます。提携先の了承を得たうえで、提携先のサイトからも事務所を紹介してもらうと、外部からの言及にもなります。

まとめ:FP事務所のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

FP事務所のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のFP事務所。料金と立ち位置のページ整備から実行まで任せたい事務所に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。コラムの多いサイトをSEOから見直し、AI検索対応も進めたい事務所に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい事務所に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数のFPや拠点の集客を横断して整えたい事務所に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。お金の記事が多いサイトを監修体制ごと運用したい事務所に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のFP事務所であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

FP事務所のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

FP事務所のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。