「シード期の起業家と、設備資金を借りたい町工場の社長。同じ『資金調達』で問い合わせが来るのに、話がまったくかみ合わない」

資金調達支援会社の代表から、こうした話を聞くことがあります。起業家も中小企業の経営者も、調達の方法と相談先をAIに聞くようになりました。AIは質問者に合わせて、エクイティとデットの支援先を分けて答えます。どちらの支援会社かが伝わっていなければ、どちらの候補にも入りません。

結論から言うと、従業員10名以下の資金調達支援会社ならエイチリンク株式会社、BtoBの集客をSEOとAI検索対応の両面で相談したいならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 資金調達支援会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • エクイティとデットで顧客が分かれ、法令との関係も問われる資金調達支援ならではの対策の違い
  • 費用相場と、調達の相談につなげるために整えるページ

資金調達支援会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

資金調達支援会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業や専門サービス業を支援した実績が、数字または社名で公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台となるSEOをサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで相談できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】資金調達支援会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社SEO・LLMOコンサル(BtoB)中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル(AI検索対応)/SEOセカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表が起業家との壁打ちや資料づくりを抱えながら営業もしている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。エクイティ向けとデット向けの支援ページの書き分け、料金体系や業務範囲のページの整備、AIが読み取れる構造への改修、匿名化した支援事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな資金調達支援会社におすすめ:従業員10名以下で、代表がWebも兼務している会社。スタートアップ向けと融資向けの支援が1ページに混ざり、誰向けの会社か伝わっていない会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:SEOコンサルティングと、AI検索に対応するLLMOコンサルティングを提供しています。「BtoBの成長を加速する」を掲げています。SEOのセカンドオピニオンや記事制作代行にも対応しています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOコンサルティング、LLMOコンサルティング(AI検索対応)、SEOセカンドオピニオン、記事制作代行。いまの施策を見直したい段階から相談できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:支援サイトは2,000以上、取引実績は6,000社以上です。常時100社以上を支援する体制で、20年の実績があります。

こんな資金調達支援会社におすすめ:すでに解説記事を持っていて、SEOとAI検索対応の方針を第三者の目で見直したい会社。記事制作も含めて外部に任せたい会社。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな資金調達支援会社におすすめ:支援メニューや料金のページはすでに整っていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな資金調達支援会社におすすめ:スタートアップ向けと中小企業向けの両方の事業を持つ、中堅から大手の会社。起業家イベントの集客から見込み客の管理まで、営業の仕組みを見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな資金調達支援会社におすすめ:調達方法や事業計画の解説記事を数百本規模で持ち、専門家の監修体制ごと運用したい中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の資金調達支援会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

資金調達支援会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

資金調達支援会社は、起業家や経営者が「どの方法で、誰に相談すべきか」をAIに比べてもらいやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 起業家も中小企業の経営者も、AIで調達の方法と相談先を調べはじめている

資金調達支援の新規相談は、これまでアクセラレーター、起業家仲間、税理士、金融機関からの紹介が中心でした。いまは起業家や経営者が、AIに自社の状況を伝えて相談先を絞る動きが出ています。

聞き方は、顧客によってまったく違います。起業家なら、たとえば「SaaSで売上はまだ小さい。シードで数千万円を調達したい。ピッチ資料を見てもらえる相手は?」です。中小企業の経営者なら、たとえば「年商3億円の製造業。設備投資で5,000万円借りたい。どこに相談すればいい?」です。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、調達の方法と金額の見当をつけたうえで問い合わせてきます。資金調達支援でいえば、ラウンドや資金使途がはっきりした相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「事業計画書」は月21,000件、「資金調達」は月14,000件、「創業融資」は月9,100件、「ベンチャーキャピタル」は月8,800件の検索があります(2026年9月時点)。

スタートアップ側の言葉では、「エンジェル投資家」が月3,300件、「シリーズA」が月700件、「ピッチ資料」が月600件、「シードラウンド」が月300件でした。中小企業側の言葉では、「日本政策金融公庫 融資」が月1,900件です。

一方で、支援会社を直接探す言葉は「資金調達 コンサル」と「融資 コンサル」がそれぞれ月90件、「資金調達 支援」が月70件にとどまりました。「資金調達 AIO」などは、検索データが取れないほど少ない状態です。調達の方法を調べる人は多いのに、その段階で支援会社として候補に入れている会社は、まだ少ないと考えられます。

理由3. 調達の方法が多く、「どれを選ぶか」の比較をAIに求められやすい

資金を集める方法は、1つではありません。ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの出資、金融機関からの融資、公的な制度を使った融資、補助金や助成金などがあります。

起業家や経営者にとって、この中から自社に合う方法を選ぶのは簡単ではありません。株式を渡すのか、返済を背負うのか。判断の軸がそもそも違うためです。

こうした「方法の比較」は、状況を長い文章で伝えられるAIに相談されやすいテーマです。AIが方法を比べて説明するとき、それぞれの方法に強い支援会社として名前が出るかどうかで、相談の入口が決まります。

資金調達支援会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

資金調達支援会社のAIO対策は、「エクイティとデットで顧客が別物で、料金への警戒が強く、業務の書き方が法令と結びつく」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. エクイティ(VC・エンジェル)とデット(融資)で、顧客も使う言葉もまったく違う

スタートアップのエクイティ調達を相談するのは、多くが創業者やCFOです。使う言葉は「シードラウンド」「シリーズA」「バリュエーション」「リード投資家」などです。関心は、どの投資家に会うか、ピッチ資料と事業計画をどう組むかにあります。

中小企業のデット調達を相談するのは、多くが社長や経理の責任者です。使う言葉は「運転資金」「設備資金」「日本政策金融公庫」「信用保証協会」などです。関心は、金融機関にどう説明するか、返済計画をどう示すかにあります。

一般的なSEOでは、「資金調達」のような大きな言葉で1つのサービスページを上位に出す考え方が中心でした。ところがAIは、質問者がどちらの顧客かを文脈から読み取り、それに合う支援会社を選びます。

1ページに両方をまとめると、AIは「どちらに強い会社か」を説明できません。エクイティ向けとデット向けで、ページ、事例、言葉づかいを分けて書くほうが効きます。片方だけを支援しているなら、「支援していない方法」も明記します。

2. 成功報酬型への警戒が強く、料金の仕組みと「約束しないこと」の明示が問われる

資金調達支援では、着手金と成功報酬を組み合わせた料金が多く見られます。そのため起業家や経営者は、「調達額の何%を払うのか」「調達できなかったら何が残るのか」に敏感です。

エクイティ調達には、もう1つの事情があります。投資家によっては、出資した資金の一部が外部への高い成功報酬に使われることを気にする場合があります。起業家がこの点をAIに確かめてから相談先を選ぶことも、十分に考えられます。

Ahrefsでは「資金調達 成功報酬」が月10件、「資金調達 詐欺」が月20件でした(2026年9月時点)。検索数は小さいものの、こうした不安は状況を詳しく書けるAIに相談されやすいと考えられます。料金を「要相談」としか書いていない会社は、その答えの材料になりません。

あわせて、約束できないことを書きます。出資するかどうかは投資家が、融資を実行するかどうかは金融機関が判断します。「調達を確約」「投資家から出資を受けられる」といった書き方は事実として成り立ちません。「当社が担うのは資料の作成と準備の支援まで」と範囲を書くほうが、信頼の根拠になります。

3. ピッチ資料の作成と投資家の紹介は、金融商品取引法との関係を踏まえて書く

資金調達支援会社のサイトでは、「投資家をご紹介します」「投資家とのマッチング」といった言葉がよく使われます。ここは、表現の問題だけでは済まない部分です。

一般に、株式の取得を投資家に勧めるような行為に業として関わる場合、金融商品取引法にもとづく登録が必要になることがあります。どこからが登録を要する行為かは、実際の関わり方によって個別に判断されます。

融資の側でも、手数料を受けてお金の貸し借りの仲立ちをする行為は、貸金業法との関係が論点になることがあります。いずれも、判断は弁護士など専門家への確認が前提です。

AIO対策の観点では、自社が「何をして、何をしないか」を事実で書くことが大切です。ピッチ資料や事業計画の作成支援、面談前の準備の支援など、実際の業務を具体的に並べます。登録を受けている場合は、その旨と登録番号を載せます。業務の範囲があいまいなサイトは、読み手にもAIにも信頼の判断材料を渡せません。

資金調達支援会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

資金調達支援会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

資金調達支援の場合は、エクイティとデットで質問を分け、あわせて20〜30パターンを投げます。「シードラウンド ピッチ資料 相談先」「シリーズA 事業計画 支援会社」「設備資金 融資 相談 中小企業」「創業融資 事業計画書 サポート」といった聞き方です。

あわせて、社名で質問したときにAIがどう説明するかも確認します。エクイティ支援の会社なのに融資の代行業者として説明されていないか、料金の仕組みが誤って伝わっていないかを見ます。

2. 基盤ページの整備

資金調達支援会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • エクイティ調達の支援ページ(対象のラウンド、ピッチ資料と事業計画の支援内容、面談前の準備)
  • デット調達の支援ページ(対象の企業規模、資金使途別の支援内容、金融機関向け資料の作成)
  • 料金体系ページ(着手金・月額・成功報酬の有無、成功報酬の計算方法と対象、調達できなかった場合の扱い)
  • 業務範囲と法令への対応ページ(行う業務と行わない業務、登録の有無、専門家との連携体制)
  • 担当者紹介と匿名の支援事例ページ(VC・金融機関・事業会社での経歴、調達方法・段階・期間を記載した事例)

この5つが埋まっていない状態では、資金調達の解説記事を増やしても相談にはつながりにくくなります。まず「誰の、どの調達を、いくらで、どこまで担うか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

「成長企業の資金調達をトータルサポート」のような抽象的な説明を、事実を言い切る文章と表の組み合わせに直します。

たとえば「当社は、シードからシリーズAのスタートアップを対象に、ピッチ資料と事業計画の作成を支援します。料金は月額制で、調達額に応じた成功報酬はいただきません」のように書きます。内容は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

料金も、画像やPDFではなくテキストの表にします。支援メニューを行、「着手金」「月額」「成功報酬」「対象の調達方法」を列にした表は、AIにも起業家にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

支援の現場で得た知見を、特定の会社に結びつかない形で書きます。「投資家との面談で質問が集中しやすいピッチ資料のページ」「金融機関向けの事業計画で、返済の根拠をどう示したか」といった内容です。

ピッチ資料の構成のひな形や、融資の面談前に確認する項目の一覧など、自社で実際に使っている資料を公開するのも有効です。他社サイトの一般論をまとめただけの記事には、AIが引用する理由がありません。

権威性の中心は、担当者の経歴です。ベンチャーキャピタルでの投資経験、金融機関での融資の経験、事業会社での財務の経験などを、担当者ごとに事実で書いてください。

5. 外部からの言及の設計

エクイティ支援なら、アクセラレーターのプログラムへの協力、起業家向けイベントでの登壇、スタートアップ向けメディアへの寄稿などがあります。デット支援なら、商工会議所のセミナーや、提携する税理士事務所のサイトでの紹介などがあります。

ここでも、エクイティとデットの顔を混ぜないことが大切です。起業家イベントでは「融資にも強い」、商工会議所では「VCとのつながりが強み」と紹介されると、AIはどちらに強い会社か判断できません。

外部に出すプロフィール文は、主な顧客に合わせた1文にそろえてください。たとえば「シードからシリーズAのSaaSスタートアップの資金調達準備を支援する会社」のように、対象と調達方法を入れた1文です。

資金調達支援会社のAIO対策の費用相場

資金調達支援会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+匿名事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+エクイティ・デット別の記事整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上複数の事業を横断した情報設計+監修体制を含む大規模サイトの運用

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「法令に関わる表現の確認」と「エクイティ・デットの書き分け」を見る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、2点を確認してください。投資家の紹介や融資の仲立ちに触れる表現を、確認する工程があるか。エクイティ向けとデット向けで、ページや記事を分けて設計する作業が含まれているか、です。

この2つが抜けた見積もりは、安く見えても代表の手直しが増えます。たとえば1本あたり40分の確認なら、月4本で2時間40分です。起業家の調達が佳境に入る時期ほど、確認待ちで公開が止まります。

資金調達支援会社は、「累計調達支援額◯億円」を掲げるだけで足りるのか

それだけでは足りません。累計額は経験の証拠になりますが、AIが相談先として推薦するには「誰の、どの調達を、どこまで担ったか」の説明が必要です。

累計額の数字は、多くの会社が掲げています。数字だけが並ぶと、AIは会社ごとの違いを判断できません。エクイティとデットの金額が合算されていると、どちらに強い会社かも伝わりません。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 累計額と件数:一定の経験があることを示す「規模の証拠」として使う
  • 調達方法別の支援内容と料金:誰に何を、いくらで担うかを書く「判断の材料」として使う
  • 匿名の事例と実務の知見:調達の段階と準備の進め方を書く「一次情報」として使う

すでに累計額を掲げている会社は、その内訳を見直してください。「エクイティ◯件、融資◯件」のように調達方法で分けて書くだけでも、AIが自社の支援を正しく説明しやすくなります。

資金調達支援会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、代表と数名で運営する資金調達支援会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 資金調達支援会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主な顧客がスタートアップか中小企業か、料金の仕組みはどうかを説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「エクイティとデットの相談はどちらが多いですか」「成功報酬はどの業務でいただいていますか」「投資家の紹介について、どこまで書いてよいか確認していますか」。こうした質問が出てくる会社は、起業家や経営者の目線でページを組み立てられます。

反対に、「調達成功率◯%」「最短◯日で調達」を強く打ち出す提案が出てきたら注意してください。自社の信頼を損なうおそれがあります。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模な資金調達支援会社では、代表が起業家との壁打ちや資料づくりを抱えたまま、Webも兼務していることが多くあります。

提案書だけを渡されても、支援先の調達が山場の時期には手が止まります。原稿の作成と更新は依頼先、代表は内容の確認だけ。この分担が組めるかで、続くかどうかが決まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。担当者への取材、事例の匿名化、料金表の作り直し、起業家向けイベントの告知ページ作成が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「資金調達支援会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

資金調達支援会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で相談件数に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが支援する調達方法と料金の仕組みを正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「シードラウンド ピッチ資料 相談先」「設備資金 融資 相談」などの質問で候補に入りはじめる指名検索数、資料のダウンロード数やイベント申込数
12か月匿名事例と外部言及が積み上がり、主な顧客の質問で複数のAIに出るようになる初回相談の件数、支援契約に至った件数

何を見れば効果がわかるか

資金調達支援会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(エクイティとデットで質問文を分けて固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 初回相談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。相談フォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足し、エクイティとデットのどちらの相談かも選んでもらうと、どちらの顧客にAIが効いているかがわかります。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「ピッチ資料」「創業融資」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

資金調達支援会社のAIO対策に関するよくある質問

資金調達支援会社の代表からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の資金調達支援会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ代表と数名で運営する会社のほうが、効果が出やすい面があります。

主な顧客と調達方法が絞られているため、書くべき内容を決めやすいからです。調達方法別の支援ページ、料金体系、業務範囲の3ページを整えるところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「代表が資料づくりに最後まで入る」「特定の業種のスタートアップに絞っている」といった特徴は、小規模な会社が書きやすい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

スタートアップ向けと中小企業の融資向け、サイトは分けたほうがいいですか?

両方を支援しているなら、少なくともページと事例は分けたほうがいいです。顧客も使う言葉も違うため、1ページにまとめるとAIがどちらに強い会社か説明できなくなります。

サイト自体を分けるかは、事業の比重で決めます。たとえば売上の8割がどちらか一方なら、トップページはその顧客に向けて書き、もう一方は専用ページにまとめる形が現実的です。

大切なのは、トップページの最初の1文で「誰の、どの調達を支援する会社か」を言い切ることです。

成功報酬型の料金は、どう書けば警戒されませんか?

隠さずに、仕組みを具体的に書くのがいちばんです。成功報酬の対象となる業務、計算の方法、着手金や月額との関係、調達できなかった場合の扱いをテキストで明記します。

「成功」の定義も書きます。投資契約の締結時点なのか、入金時点なのか、融資の実行時点なのかで、起業家や経営者の受け取り方は変わります。

成功報酬を取らないメニューがあれば、それも並べて書きます。料金の考え方を先に説明している会社は、AIが相談先の注意点を答えるときの材料として使われやすくなります。

「投資家を紹介します」とサイトに書いても大丈夫ですか?

書く前に、弁護士など専門家へ確認することをおすすめします。株式の取得の勧誘に関わる行為は、関わり方によって金融商品取引法にもとづく登録が必要になることがあるためです。

確認のうえで書く場合も、「紹介」という言葉だけで済ませず、実際に何をするかを具体的に書きます。どこまでを担い、どこからを担わないかを明確にします。

登録を受けている場合は、その旨と登録番号を載せてください。業務の範囲が事実で書かれているサイトは、起業家にもAIにも信頼の判断材料になります。

支援先の調達額や投資家の名前は、事例に書いてもいいですか?

スタートアップの調達は、プレスリリースなどで本人が公表することがあります。公表された範囲で、支援先の了承を取ったうえで書くのが基本です。

ただし、公表されていても、支援会社の関与まで書いてよいかは別の問題です。事前に「どこまで書くか」を支援先と決めてください。

中小企業の融資は、公表されないのが一般的です。社名や金融機関名は伏せ、たとえば「年商2〜5億円の製造業、設備資金、相談から実行まで約3か月」のように幅を持たせて書きます。同じ結果を約束するものではないことも、1文添えてください。

まとめ:資金調達支援会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

資金調達支援会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の資金調達支援会社。エクイティとデットの書き分けから実行まで任せたい会社に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。SEOとAI検索対応を、BtoBの視点で見直したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。イベント集客から見込み客の管理まで営業の仕組みを整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。解説記事の多いサイトを監修体制ごと運用したい会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の資金調達支援会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

資金調達支援会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。代表の方には、内容と表現の確認に集中していただける進め方をとります。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

資金調達支援会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。