「事前相談に来てくださった方がいたのに、いざというときに、うちの名前を思い出してもらえなかった」

葬儀社の経営者から、こうした声を聞くことがあります。ご家族を亡くされた直後の方も、生前に比較されている方も、スマートフォンでAIに相談する場面が出てきました。AIが返す葬儀社の候補に名前がなければ、比較の場に入れないことがあります。

結論から言うと、従業員10名以下の葬儀社ならエイチリンク株式会社、SEOとAI検索対応を実績の多い会社に相談したいならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 葬儀社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 急なご不幸と生前の比較という二極の探され方に合わせた対策の違い
  • 費用相場と、事前相談やお問い合わせにつなげるために整えるページ

葬儀社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

葬儀社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 中小企業や地域密着の事業者を含む支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】葬儀社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月7万円〜(コンサルのみ)/月22万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社SEO・LLMOコンサル中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル/SEOセカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。経営者が施行の現場にも立つ規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。葬儀形式別の総額プランページ、ご逝去直後の方に向けたページ、対応斎場のページの整備まで担当します。AIが読み取れる構造への改修、事前相談のページや記事の制作、外部言及の設計も対応します。

費用目安:月7万円+税〜(コンサルのみ)/月22万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな葬儀社におすすめ:従業員10名以下で、経営者が施行とWebを兼務している葬儀社。地域での評判はあるのに、サイトにはプラン名と会館の写真しか載っていない葬儀社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:SEOコンサルティングと、AI検索に対応するLLMOコンサルティングを提供している会社です。「BtoBの成長を加速する」を掲げています。SEOのセカンドオピニオンや、記事制作の代行も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOコンサルティング、LLMOコンサルティング、SEOセカンドオピニオン、記事制作代行を依頼できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:支援サイトは2,000以上、取引実績は6,000社以上です。常時100社以上を支援する体制で、20年の実績があります。

こんな葬儀社におすすめ:すでに制作会社にサイトを任せており、SEOの第三者の意見を聞きたい葬儀社。解説記事の制作を外部に任せたい葬儀社。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな葬儀社におすすめ:プランや斎場のページはすでにあり、外部での露出を増やしたい葬儀社。予算を月10万円前後から始めたい葬儀社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな葬儀社におすすめ:複数の会館を展開する中堅から大手の葬儀社。地図検索の対策や会員管理の仕組みも含めて、集客全体を見直したい葬儀社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな葬儀社におすすめ:会館ごと・地域ごとに数百ページ規模のサイトを持つ、中堅から大手の葬儀社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の葬儀社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

葬儀社がいまAIO対策をすべき3つの理由

葬儀社は、限られた時間の中で依頼先を決める場面が多く、AIの回答で候補に入るかが相談に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. ご家族がAIに相談しながら葬儀社を探しはじめている

葬儀社選びは、これまで病院や施設からの案内、地域のつながり、以前お世話になった会社の記憶が中心でした。いまはご家族がスマートフォンで、AIに状況を伝えて相談する動きが出ています。

「父が病院で亡くなった。まず何をすればいいか。近くで家族葬ができる葬儀社はどこか」といった聞き方です。AIは手順と一緒に、葬儀社の候補を返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AIに状況を相談してからたどり着く方は、希望する形式や人数がある程度まとまった状態で連絡してきます。葬儀社にとっては、ご要望を早く正確にうかがえる相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「家族葬」は月48,000件、「直葬」は月11,000件、「葬儀社」は月4,100件、「葬儀 費用」は月1,300件の検索があります(2026年9月時点)。

一方で「葬儀社 SEO」は月50件にとどまり、「葬儀社 AIO」は検索データが取れないほど少ない状態です。AIでの見つけられ方に手を打っている葬儀社が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ商圏の競合が動いていないいまのうちに情報を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 葬儀紹介サイトの情報をもとにAIが回答をつくっている

葬儀社の多くは、自社サイトに総額の内訳や対応斎場をくわしく書いていません。そのためAIは、葬儀紹介サイト(ポータルサイト)や口コミサイトなど、外部の掲載情報を頼りに回答をつくります。

外部の掲載情報は、プラン改定前の料金や、閉じた会館の情報のまま残っていることがあります。自社で直接受ける場合の料金やサービスと、紹介サイト経由の条件が違う場合もあります。

自社サイトに最新のプランと総額の考え方を書いておけば、AIが参照する「正しい情報源」を自社で持てます。

葬儀社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

葬儀社のAIO対策は、「いま必要としている方」と「前もって備えたい方」という、状況がまったく違う2種類の読み手を前提に組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 「今すぐ」探す方と、生前に比較する方の二極に分かれる

葬儀社を探す方は、大きく2つに分かれます。ご家族が亡くなられた直後に、数時間のうちに依頼先を決める必要がある方。そして、ご本人やご家族が元気なうちに、落ち着いて比較する方です。

AIへの聞き方もまったく違います。前者は「夜中に亡くなった 搬送 すぐ来てくれる葬儀社」「病院から安置先を決めてと言われた」のような、行動を求める聞き方です。後者は「家族葬 30人 費用の目安」「一日葬と家族葬の違い」のような、比較の聞き方です。

一般的なSEOでは、1つのサービスページで幅広い言葉を狙います。葬儀社の場合、急いでいる方に料金比較の長い説明を見せても、必要な情報に届きません。反対に、比較したい方に電話番号だけを大きく見せても、判断できません。

そのため、ご逝去直後の方に向けたページと、比較検討の方に向けたページを分けて書きます。前者には、24時間の連絡先、お迎えまでの流れ、最初に用意するものを短く書きます。後者には、形式ごとの総額と内訳を落ち着いて読める形で書きます。

急いでいる方の判断には、法律上の手順も関わります。墓地、埋葬等に関する法律では、原則として死亡後24時間を経過しないと火葬できません。直葬を選ぶ場合でも安置の場所が必要になることを、ページで先に伝えておくと、ご家族が慌てずにすみます。

2. 形式の名前ではなく「総額」と「含まれるもの」が問われる

家族葬、一日葬、直葬(火葬式)といった形式の呼び名は、葬儀社によって指す内容が少しずつ違います。参列人数の想定も、含まれる物品も、会社ごとに異なります。

ご家族が知りたいのは、形式の名前よりも「最終的にいくらになるか」です。AIも、形式の名前だけでは葬儀社を比べられません。自社の定義と、プランに含まれるもの、含まれないものを書いているページほど参照されやすくなります。

葬儀の費用には、人数や日程で変わる項目があります。火葬場の利用料、安置の日数、飲食、返礼品、宗教者へのお礼などです。これらを「プランに含まれる」「別途かかる」「人数によって変わる」に分けて書きます。

料金の書き方には、法律上の注意もあります。景品表示法では、実際より著しく有利だと誤認させる価格表示(有利誤認表示)が禁じられています。消費者向けの価格は、消費税を含めた総額で表示する義務もあります。プラン料金の近くに、別途費用の例を並べて書くと、ご家族の誤解を防げます。

3. 商圏が「斎場・火葬場」と「会員制度」で決まる

葬儀社の商圏は、市区町村の境界だけでは決まりません。ご家族が利用したい公営斎場や火葬場、ご自宅から通える会館の場所で決まります。

そのため、AIへの聞き方には地域の施設名が入ります。「◯◯斎場で家族葬ができる葬儀社」「◯◯市営火葬場 直葬 近くの葬儀社」といった形です。自社会館の情報だけでなく、利用できる公営斎場や火葬場の名前をページに書いておくと、候補に入りやすくなります。

もう一つの特徴が、事前相談と会員制度です。生前に比較する方は、入会の費用、割引の内容、解約や引っ越しの扱いを確認します。月掛けで積み立てる冠婚葬祭互助会は、割賦販売法にもとづく許可制の事業です。自社の会員制度が互助会なのか、入会金型の会員制度なのかを明記すると、AIも仕組みを取り違えにくくなります。

葬儀社のAIO対策で実際にやる5つの作業

葬儀社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

葬儀社の場合は、「今すぐ」と「比較検討」の2種類に分けて、20〜30パターンの質問を投げます。「◯◯市 夜間 搬送 葬儀社」「◯◯斎場 家族葬 20人 費用」「直葬と一日葬の違い ◯◯市」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。古いプラン料金や、閉じた会館の情報が載ったままになっていないかを見ます。紹介サイトの情報がどの程度引用されているかも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

葬儀社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 葬儀形式別の総額プランページ(家族葬・一日葬・直葬ごとに、想定人数、含まれるもの、別途かかるもの)
  • ご逝去直後の方に向けたページ(24時間の連絡先、お迎えから安置までの流れ、最初に用意するもの)
  • 対応斎場・安置施設のページ(自社会館、利用できる公営斎場・火葬場、安置の可否と面会の可否)
  • 事前相談・会員制度のページ(相談の方法と費用、入会金や特典の内容、解約や転居時の扱い)
  • 見積もり例のページ(形式・参列人数・総額・内訳の4項目をそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、コラム記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どの形式を、いくらで、どこで行えるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

プラン名と会館の写真だけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社の家族葬プランは、10〜30名のご参列を想定しています。祭壇、棺、搬送1回、安置1日分が含まれます」のように、1文で言い切る書き方をします。これは「たとえば」の書き方で、内容と数字は自社の実態に合わせてください。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。形式を行、「想定人数」「含まれるもの」「別途かかるもの」「総額の目安」を列にした表は、AIにもご家族にも読み取りやすい形です。

料金表を画像やPDFだけで載せている場合は、テキストに置き換えます。AIは画像の中の金額を読み取れないことがあるためです。

4. 一次情報と権威性の担保

見積もり例を、数字を入れて書きます。たとえば「家族葬、ご参列20名、公営斎場を利用、総額と主な内訳」といった形です。お名前やご住所など、ご家族が特定できる情報は載せません。施行の様子を紹介する場合は、ご遺族の了承を得たうえで掲載します。

葬祭ディレクター技能審査の合格者の在籍、創業からの年数、地域での施行の経験、宗旨宗派への対応範囲も、根拠として書きます。担当者の顔写真と名前を載せると、事前相談の前に人柄を知ってもらえます。

他社サイトの一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。地域の斎場事情や、自社で実際に受けた質問への回答など、自社でしか書けない情報が必要です。

5. 外部からの言及の設計

葬儀紹介サイト、地図検索の店舗情報、地域の情報誌や自治会の案内、業界団体の会員ページなど、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。プラン料金や会館の住所が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。料金を改定したら、自社サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

終活セミナーや事前相談会を開いている場合は、地域の告知媒体に載せてもらうことも外部言及になります。

葬儀社のAIO対策の費用相場

葬儀社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+見積もり例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+会館・地域ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、形式別の総額プランページや、対応斎場のページの整備が含まれているかを確認してください。

葬儀社では、終活のコラム記事よりも「いくらで、どこで、何が含まれるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

葬儀紹介サイトへの掲載だけで、AIO対策は足りるのか

掲載だけでは足りません。紹介サイトは入口にはなりますが、AIが自社を推薦する根拠としては、自社サイトの一次情報が必要です。

葬儀紹介サイトの掲載ページは、決まった項目を埋める形式がほとんどです。そのため、多くの葬儀社が同じような書き方になります。「家族葬対応」「24時間受付」「安置施設あり」が並ぶだけでは、AIは葬儀社ごとの違いを判断できません。

紹介サイトは、ご家族にとって比較の手間を減らしてくれる存在です。葬儀社にとっても、新しい相談の入口として役立っています。そのうえで、役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 紹介サイト:自社以外の場所で言及される「外部の証拠」として使う
  • 自社サイト:形式ごとの総額、含まれるもの、対応斎場、会員制度を書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:掲載内容と自社サイトの料金・会館情報をそろえ、食い違いをなくす

すでに複数の紹介サイトに掲載している葬儀社は、まず掲載内容を一覧にしてください。料金や会館の情報が古いままのページが見つかれば、それを直すだけでもAIの回答が変わる可能性があります。

葬儀社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名の葬儀社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 葬儀社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主な葬儀形式と、よく使う斎場、施行件数の季節ごとの波を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「夜間のお問い合わせは、電話とフォームのどちらが多いですか」「プラン料金と実際の総額は、どのくらい差が出ることが多いですか」「紹介サイト経由と直接のご依頼で、条件は違いますか」。こうした質問が出てくる会社は、ご家族の目線でページを組み立てられます。

反対に、ご家族の不安を強める見出しや、急がせる表現を提案してくる場合は、慎重に検討してください。葬儀社の信頼を損ねるうえ、AIに選ばれる書き方とも逆行します。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模な葬儀社では、経営者や施行担当者がWebを兼務していることが多くあります。施行が続く時期には、提案書だけを渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。会館の撮影、料金表の作り直し、紹介サイトや地図検索の掲載情報の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「葬儀社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

葬儀社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で事前相談やお問い合わせに表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しいプランと会館情報で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「斎場名×形式」「地域×形式×人数」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、事前相談のきっかけ
12か月外部言及と見積もり例が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる事前相談件数、ご依頼件数、会員登録数

何を見れば効果がわかるか

葬儀社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(地域・斎場・形式で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 事前相談やご依頼のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。ただし、ご逝去直後のご家族に尋ねるのは負担になります。事前相談の受付票に選択肢を1つ足すか、施行後のアンケートで任意にうかがう形にしてください。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「家族葬 ◯◯市」「直葬 費用」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

葬儀社のAIO対策に関するよくある質問

葬儀社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の葬儀社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下の葬儀社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主な葬儀形式と総額、よく使う斎場、安置施設の有無、事前相談の方法を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「同じ担当者が事前相談から施行まで付き添う」「地域の斎場事情にくわしい」といった強みは、大規模な会社が書きにくいものです。注意したいのは依頼先の規模です。

急なご不幸で探している方と、生前に比較している方、どちらに向けて書けばいいですか?

両方に向けて、ページを分けて書きます。1つのページで両方に応えようとすると、どちらにも必要な情報が届きにくくなります。

ご逝去直後の方に向けたページは、連絡先、お迎えまでの流れ、最初に用意するものを短くまとめます。生前に比較している方に向けたページは、形式ごとの総額、含まれるもの、会員制度を落ち着いて読める形で書きます。

トップページには、2つの入口をはっきり分けて置くと、どちらの方も迷わずに進めます。

プラン料金と実際の総額に差が出るのですが、サイトにはどう書けばいいですか?

プラン料金と並べて、「プランに含まれるもの」「別途かかるもの」「人数や日程で変わるもの」を分けて書きます。

そのうえで、見積もり例を載せます。たとえば「家族葬、ご参列20名、安置2日の場合の総額と内訳」のように、条件をそろえた例を2〜3件載せる形です。金額は自社の実際の料金で作ってください。

景品表示法では、実際より著しく有利に見せる価格表示が禁じられています。総額の目安を正直に示すことは、ご家族の安心につながり、AIに引用されやすい情報にもなります。

施行の事例やお客様の声は、どこまで載せてよいですか?

ご遺族の了承を得たうえで、特定できない形で載せるのが基本です。お名前、ご住所、故人のお写真などは、了承があっても慎重に扱います。

載せる場合は「形式」「ご参列の人数」「利用した斎場の種類」「ご要望と工夫した点」を中心に書きます。たとえば「ご自宅に近い公営斎場で、ご親族15名の一日葬。故人の趣味の品を祭壇に飾った」という形です。

お客様の声は、いただいた言葉を変えずに載せます。都合のよい部分だけを切り取らないことが、信頼につながります。

事前相談を増やすには、AIO対策で何を整えればいいですか?

事前相談の「中身」と「気軽さ」がわかるページを整えることです。

具体的には、相談にかかる費用、所要時間、相談の方法(来館・電話・オンライン)、相談後に契約を求められるのか、会員制度への入会が必要なのか、の5点を書きます。

生前に比較する方は、AIに「◯◯市 葬儀 事前相談 無料」などと聞いて候補を探します。事前相談で何を決められて、何を決めなくてよいかが書かれていると、AIも相談先として紹介しやすくなります。

まとめ:葬儀社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

葬儀社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の葬儀社。総額プランや斎場ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。SEOとAI検索対応を、実績の多い会社に相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の会館や地図検索、会員管理まで横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。会館・地域ごとのページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の葬儀社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

葬儀社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

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業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。