「経理の担当者が辞めて、社長の奥さんが夜に帳簿をつけている。そういう会社こそうちのお客さんなのに、見つけてもらえない」

記帳代行や給与計算を受けている会計事務所の代表から、こうした声を聞くことが増えました。経理担当がいない会社の経営者が、「経理を丸ごと外に出したい」とAIに相談しはじめたためです。AIが返す数件に入らなければ、見積もりの比較にも呼ばれません。

結論から言うと、従業員10名以下の会計事務所ならエイチリンク株式会社、経理業務の解説記事を数多くそろえたいなら株式会社ウィルゲート、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 会計事務所のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 記帳代行・経理代行・給与計算の外注先として探される会計事務所ならではの対策の違い
  • 費用相場と、資格の範囲を守りながら整えるページ

会計事務所のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

会計事務所のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。事務所の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 支援実績が、数字または社名で公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEOやコンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで相談できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】会計事務所のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とする会社中堅〜大手SEO支援/コンテンツマーケティング/SEOツール「TACT SEO」要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表が顧問先の月次処理と営業を兼ねている事務所でも、締め日前に手が止まらない進め方をとっています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。受託範囲の一覧表や資料の受け渡しルールのページ、資格者との連携体制ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、解説記事の制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな会計事務所におすすめ:スタッフ10名以下で、記帳代行や給与計算を主力にしている事務所。対応範囲は広いのに、サイトには「経理のことならお任せください」としか書けていない事務所。

公式サイト会計事務所のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:SEOを主軸とする会社です。コンテンツマーケティング事業を展開し、SEOツール「TACT SEO」や編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO対策の土台になるSEO支援と、コンテンツマーケティングに対応しています。自社で記事を運用したい場合は、TACT SEOやEditorUといったツールを使う方法もあります。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現しています。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になりました。

こんな会計事務所におすすめ:インボイス制度や電子帳簿保存法など、経理の解説記事を数多くそろえたい中堅以上の事務所。社内に記事の担当者を置き、ツールも使って運用したい事務所。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな会計事務所におすすめ:受託範囲や料金のページはすでに整っていて、外部での露出を増やしたい事務所。予算を月10万円前後から始めたい事務所。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな会計事務所におすすめ:複数の拠点で経理代行を展開する中堅から大手の事業者。広告と問い合わせ後の顧客管理まで含めて整えたい法人。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな会計事務所におすすめ:経理・給与計算の解説ページを数百本単位で持つ、中堅から大手のアウトソーシング事業者。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の会計事務所であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

会計事務所がいまAIO対策をすべき3つの理由

会計事務所は、「経理を任せられる先がほしい」という切実な相談を受ける業種です。AIの回答で候補に入るかどうかが、月額の継続契約に直結します。理由は3つあります。

理由1. 経理担当がいない会社が、外注先をAIに相談しはじめている

会計事務所への記帳代行や給与計算の依頼は、これまで顧問税理士や知人からの紹介が中心でした。いまは経営者が、自社の状況をAIに説明して外注先を絞る動きが出ています。

「従業員8名の工務店。経理担当が退職した。領収書の入力と、毎月の給与計算を頼める先は?」といった聞き方です。AIは条件に合う事務所を数件返し、経営者はその中から見積もりを取ります。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、任せたい作業と会社の規模を整理した状態で問い合わせてきます。会計事務所でいえば、見積もりの前提をそろえやすい相談です。

理由2. 競合の事務所がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「記帳代行」は月4,900件、「経理代行」は月2,900件、「給与計算代行」は月1,400件の検索があります(2026年9月時点)。

「経理 外注」も月1,200件、「経理アウトソーシング」は月600件です。外注先を探す人は、これだけいるということです。

一方で、事務所側の関心を示す「会計事務所 SEO」は月50件、「会計事務所 集客」は月40件にとどまりました。探す側に比べて、見つけられ方に手を打っている事務所はまだ少ない状態です。

AIは、複数の情報源で言及されている事務所を候補に選びます。同じ地域で経理代行を受けている事務所が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. インボイス制度と電子帳簿保存法で、経理の作業が増えた

2023年10月にインボイス制度が始まり、受け取った請求書が適格請求書かどうかを確かめる作業が加わりました。2024年1月からは、電子取引のデータを電子のまま保存することも求められています。

経理担当がいない会社や、1人で経理を回している会社にとっては、毎月の作業と確認事項が増えたことになります。「制度に合わせたやり方がわからないので、まとめて任せたい」という動機で外注先を探すきっかけになります。

こうした相談では、「インボイスの確認まで受けるか」「電子取引データの保存方法まで提案するか」が比べられます。自所の対応範囲を先に書いておくことが、候補に入る条件になります。

会計事務所のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

会計事務所のAIO対策は、「経理担当のいない会社が、作業の名前で外注先を探し、資格の範囲と受け渡しの手間で選ぶ」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 入口は「経理担当がいない」という困りごとで、資格名ではなく作業名で探される

会計事務所を探す経営者は、「会計事務所 〇〇市」から探すとは限りません。困っているのは、日々の経理の作業が回らないことだからです。

そのため、探す言葉は作業の名前になります。Ahrefsでは「記帳代行」が月4,900件で、「会計事務所」の月3,900件を上回っていました(2026年9月時点)。AIへの聞き方も「領収書の入力を月いくらで頼める?」「給与計算だけ外に出したい」のように、作業そのものです。

一般的なSEOでは、事務所名や業種名を軸にサイトを組み立てがちでした。会計事務所では、「記帳」「経理」「給与計算」「請求書の発行」「支払いの振込」といった作業ごとに、何を受けるかを書き分ける必要があります。

もう一つの特徴は、発注者が経理の専門用語に慣れていないことです。「仕訳」「月次試算表」と書くだけでは伝わりません。「領収書と通帳のコピーを送ってもらえれば、毎月の帳簿をこちらでつけます」のように、経営者の言葉で書いたページがAIにも拾われやすくなります。

2. 所属する資格者によって、サイトに書ける業務がはっきり分かれる

「会計事務所」という名称そのものは、資格を持たなくても使えます。税理士が代表の事務所もあれば、税理士が所属せず、記帳代行や給与計算を専門にする事務所もあります。

税理士法第52条では、税理士または税理士法人でない者が税理士業務を行うことを禁じています。税理士業務には、税務代理、税務書類の作成、税務相談が含まれ、無償でも対象になります。

そのため、税理士が所属しない会計事務所は、「節税のご相談」「確定申告書の作成」「税務調査の立ち会い」をサービスとして書けません。同じように、社会保険の届出書類の作成や提出の代行は、社会保険労務士の業務です。給与計算を受ける事務所でも、社労士が所属していなければ、手続きの代行は書けません。

一般的なSEOでは、関連する言葉を広く盛り込むほど有利とされがちでした。会計事務所で資格の範囲を越えた言葉を並べると、法令上の問題になるだけでなく、AIが業務の範囲を誤って説明する原因にもなります。「自所で受ける作業」と「提携する資格者が担当する業務」を、分けて書くことが前提です。

3. 決め手は「受け渡しの手間」で、比べられるのは運用の条件

記帳代行や経理代行を外に出す経営者が恐れるのは、依頼したのに手間が減らないことです。資料を集めて送る作業が、社内に残るからです。

そのため比べられるのは、税務の知識の深さより運用の条件です。「資料は郵送か、スキャンか、クラウドストレージか」「毎月何日までに送ればよいか」「帳簿や給与明細はいつ届くか」「チャットで質問できるか」といった点です。

一般的なSEOでは、専門性の高さを示す記事で差をつける進め方がとられます。会計事務所の外注先探しでは、専門性に加えて「月にどれだけ手間が減るか」が具体的に書かれていないと、AIは事務所ごとの違いを判断できません。

「毎月5日までに資料を送っていただければ、20日に月次の帳簿をお渡しします」のように、日付と手順で書きます。日付は自所の実態に合わせてください。この1文があるだけで、「手間が少ない外注先」を求める質問の候補に入りやすくなります。

会計事務所のAIO対策で実際にやる5つの作業

会計事務所のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自所と近隣の事務所がどう扱われているかを調べます。

会計事務所の場合は、受けている作業と会社の規模を組み合わせて20〜30パターンの質問を投げます。「従業員10名 記帳代行 給与計算 まとめて 〇〇市」「経理担当 退職 経理代行 すぐ頼める」「インボイス 請求書チェック 外注」といった聞き方です。

あわせて、AIが自所の業務をどう説明しているかを確認します。税理士が所属していないのに「税務相談ができる事務所」と紹介されていれば、サイトや外部の掲載情報の書き方を直す必要があります。

2. 基盤ページの整備

会計事務所で整えるべきは、次の5ページです。

  • 受託範囲の一覧ページ(記帳・経理代行・給与計算・請求書発行・振込代行ごとに「受ける作業」と「受けない作業」を表で記載)
  • 資料の受け渡しと締め日のページ(郵送・スキャン・クラウドでの送り方、毎月の締め日、原本の返却方法)
  • 月次の作業スケジュールページ(資料の受領から帳簿・給与明細・試算表を届けるまでの日程)
  • 資格者との連携体制ページ(税理士・社会保険労務士の所属または提携の有無と、税務や社会保険の手続きを誰が担うか)
  • インボイス制度・電子帳簿保存法への対応ページ(適格請求書の確認や電子取引データの保存について、事務所が受ける範囲)

この5つが埋まっていない状態では、経理の解説記事を増やしても効果が出にくくなります。とくに連携体制のページは、発注者が安心して任せられるかを判断する材料であり、資格の範囲を守る役割も持ちます。

3. AIが読み取れる構造への整備

「経理業務をトータルでサポート」という書き方を、条件を1文で言い切る形に直します。

「当事務所は、従業員30名以下の会社を対象に、記帳代行と給与計算を受けています。税務申告は、提携する税理士事務所が担当します」のような書き方です。内容は自所の実態に合わせ、提携が事実である場合だけ書いてください。AIはこうした文を抜き出して回答に使います。

料金も、画像の料金表ではなくテキストの表にします。行に月の仕訳数や従業員数の区分、列に作業の種類を置いた表は、AIにも経営者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

受託の実態を数字で書きます。「月あたりの受託件数」「対応している会計ソフトと給与ソフトの種類」「資料を受け取ってから帳簿を届けるまでの平均日数」といった形です。

資格の情報も事実だけを書きます。所属する税理士や社会保険労務士がいれば、その資格と登録の情報を載せます。所属していない場合は、提携先があるかどうかと、依頼者から見た窓口の分担を明記します。

顧客の事例は、業種と従業員数だけを残して書きます。「経理担当の退職後、社長が週に5時間かけていた入力作業をなくした」のように、減った手間を時間で示すと、AIが引用できる一次情報になります。

5. 外部からの言及の設計

経理代行や記帳代行の比較サイト、会計ソフトや給与ソフトの導入支援パートナーの紹介ページ、地域の商工会議所の専門家紹介など、自所以外の場所で言及される状態をつくります。

このとき、各掲載先で「受ける作業」「資格者の所属・提携の有無」の表記を自所サイトとそろえます。比較サイトの紹介文に「税務相談も可能」と書かれていると、実態と食い違うだけでなく、資格の範囲を越えた表示にもなりかねません。

掲載先の紹介文は、依頼を受けた側が自由に書いている場合もあります。年に1回は掲載内容を一覧にし、業務の範囲が正しく書かれているかを確認してください。

会計事務所のAIO対策の費用相場

会計事務所のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、事務所の規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+作業別の解説記事+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+拠点・業務ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全拠点を横断した情報設計+大規模サイトの運用

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自所の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「資格の範囲の確認」が入っているかを見る

見積もりを受け取ったら、原稿やページの表現が資格の範囲に収まっているかを確認する工程が入っているかを見てください。

記事制作の本数だけが書かれた見積もりでは、「節税」「確定申告」「社会保険の手続き」といった言葉が、事務所の資格を確認しないまま使われることがあります。依頼先が最初に「所属している資格者は誰か」を聞いてくるかどうかが、見積もりの金額以上に大事な判断材料です。

「会計事務所」と「税理士事務所」の違いは、サイトでどこまで説明すべきか

自所に当てはまる範囲で、1ページにまとめて説明しておくべきです。AIが自所の業務を正しく説明できるかどうかが、ここで決まります。

Ahrefsでは「税理士事務所 会計事務所 違い」が月300件検索されています(2026年9月時点)。依頼する側も、両者の違いがわからないまま外注先を探しているということです。

この違いを事務所ごとに書いておかないと、AIは一般的な説明をもとに自所を扱います。税理士が所属する事務所なのに記帳代行だけの事務所と見なされたり、その逆が起きたりします。

説明に入れたいのは、次の3点です。

  • 自所に所属する資格者(税理士・社会保険労務士など)の有無
  • 自所で受ける作業と、資格者が担当する業務の分担
  • 資格者が所属しない業務を依頼されたときの案内先(提携がある場合のみ)

一般論として両者の違いを解説するより、「当事務所の場合はこうです」と書くほうが、AIにも依頼者にも役立ちます。

会計事務所がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、スタッフ数名の会計事務所が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補の会社の実績ページを見て、載っている企業の規模が自所と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 会計事務所の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自所が受けている作業と、所属する資格者を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「税理士は所属していますか、提携ですか」「毎月の締め日と、繁忙になる日はいつですか」「資料はどの形で受け取ることが多いですか」。こうした質問が出てくる会社は、資格の範囲を守りながら、発注者の手間に寄せたページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模な会計事務所では、代表やスタッフが顧問先の月次処理に追われていることが多くあります。締め日前の数日間は、提案書だけを渡されても手が止まります。

原稿の作成は依頼先、業務内容と表現の確認だけを事務所。この分担が組めるかどうかで、続くかどうかが決まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。受託範囲の一覧表の作成、比較サイトの掲載情報の修正、会計ソフトのパートナーページの更新が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「会計事務所のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

会計事務所のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で見積もり依頼に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。事務所名での質問に、AIが受ける作業と資格者の体制を正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、業務範囲の説明の正確さ
6か月「作業名×会社の規模×地域」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、見積もり依頼のきっかけ
12か月外部言及と作業別のページが積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる月額契約の件数、記帳代行から給与計算などへ範囲が広がった件数

何を見れば効果がわかるか

会計事務所の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自所が登場した回数(受けている作業と規模で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 事務所名での指名検索の数
  • 見積もり依頼のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。見積もりフォームに「AI(ChatGPTなど)」の選択肢を1つ足すだけで記録できます。あわせて「どの作業を任せたいか」も選んでもらうと、AI経由で来る相談の傾向がわかります。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「記帳代行」「経理代行」で検索しても見つからない事務所サイトは、AIからも見つかりにくくなります。

会計事務所のAIO対策に関するよくある質問

会計事務所の代表からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の会計事務所でもAIO対策はできますか?

できます。むしろスタッフ10名以下の事務所のほうが、効果が出やすい面があります。

受けている作業と対象の会社規模がはっきりしているため、書くべき内容を絞りやすいからです。受託範囲の一覧、資料の受け渡しと締め日、資格者との連携体制を整えるところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「従業員5名から受ける」「資料は写真で送ってもらえばよい」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。

税理士が所属していない事務所は、サイトに何を書いてはいけませんか?

税務代理、税務書類の作成、税務相談にあたる内容は、サービスとして書けません。「節税のアドバイス」「確定申告書の作成」「税務署とのやりとりの代行」などが該当します。

書けるのは、記帳代行、請求書の発行、支払いの管理、給与計算といった、税理士業務にあたらない作業です。社会保険の届出の代行も、社会保険労務士が所属していなければ書けません。

提携する税理士や社労士がいる場合は、「税務申告は提携先の税理士事務所が担当します」と分担を明記します。判断に迷う表現は、公開前に資格者に確認してください。

記帳代行の料金を公開すると、安さだけで比べられませんか?

金額だけを載せると、そうなりやすくなります。料金と一緒に「その金額で何が含まれるか」を書くのが基本です。

経営者が本当に比べたいのは、月額に対してどれだけ手間が減るかです。「資料の回収方法」「帳簿を届ける日」「質問への返信の目安」を料金表の隣に置くと、金額以外の軸で比べてもらえます。

Ahrefsでは「記帳代行 料金」「経理代行 料金」はそれぞれ月40件でした(2026年9月時点)。「記帳代行」の月4,900件と比べると、料金だけで探す人は一部です。

「記帳代行」「経理代行」「経理アウトソーシング」は、どの言葉でページを作ればいいですか?

1つの言葉にまとめるより、作業の範囲ごとにページを分けるのがおすすめです。

Ahrefsでは「記帳代行」が月4,900件、「経理代行」が月2,900件、「経理アウトソーシング」が月600件でした(2026年9月時点)。記帳代行は帳簿づけに絞った依頼、経理代行は支払いや請求まで含めた依頼として探されることが多い言葉です。

自所が受けている範囲に合わせて、「記帳代行」のページと「経理代行」のページを分け、それぞれで受ける作業を表にします。AIも、依頼の範囲に合ったページを参照しやすくなります。

インボイス制度や電子帳簿保存法への対応は、サイトに書いたほうがいいですか?

書いたほうがいいです。制度への対応が不安で外注先を探す経営者にとって、判断の決め手になりやすい情報だからです。

書くときは、事務所が受ける作業の範囲を具体的にします。「受け取った請求書に登録番号が記載されているかを記帳時に確認する」「電子で受け取った請求書の保存方法を、作業の流れとして案内する」といった形です。

制度の解釈や税務上の判断にあたる相談は、資格者が所属しているかどうかで書ける範囲が変わります。自所の体制に合わせて表現を決めてください。

まとめ:会計事務所のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

会計事務所のAIO対策会社は、事務所の規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の会計事務所。受託範囲や連携体制のページ整備から実行まで任せたい事務所に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。経理の解説記事を数多くそろえ、ツールも使って運用したい事務所に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい事務所に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数拠点の経理代行の集客をまとめて整えたい法人に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。経理・給与計算の解説ページを大規模に運用したい法人に

最初に確認してほしいのは、自所の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の会計事務所であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

会計事務所のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。所属する資格者の範囲を最初に確認し、書ける業務と書けない業務を分けたうえで原稿を作ります。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

会計事務所のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。