「そもそも海事代理士という資格を知らない船の持ち主に、どうやって見つけてもらえばいいのか」

海事代理士事務所の代表から、こうした声を聞くことが増えました。船の登録や名義変更で困った人が、ChatGPTなどのAIに「誰に頼めばいいか」を聞きはじめたためです。AIが「行政書士か司法書士に相談を」とだけ答えれば、海事の手続きに詳しい事務所であっても名前が出てきません。

結論から言うと、従業員10名以下の海事代理士事務所ならエイチリンク株式会社、解説記事を量で積み上げたい規模の大きい事務所なら株式会社ウィルゲート、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 海事代理士事務所のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 検索数が小さく、他の士業との境目がわかりにくい海事代理士ならではの対策の違い
  • 費用相場と、造船所・海運会社・ボート所有者からの依頼につなげるために整えるページ

海事代理士事務所のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

海事代理士事務所のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。事務所の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 中小企業または専門サービス業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】海事代理士事務所のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とするコンテンツマーケティング中堅〜大手SEO支援/コンテンツマーケティング/SEOツール提供要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表者が書類作成も窓口対応も担っている規模の事務所と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。取扱手続きの一覧ページや発注者別の案内ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、手続き事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな海事代理士事務所におすすめ:1人から数名で運営していて、代表者がWebも兼務している事務所。扱える手続きは多いのに、サイトには事務所概要と連絡先しか載っていない事務所。

公式サイト海事代理士のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:SEOを主軸とする会社で、コンテンツマーケティング事業を展開しています。SEOツール「TACT SEO」や、編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO対策の土台になるSEO支援とコンテンツ制作が主軸です。手続きごとの解説記事を積み上げ、検索で見つけられる入口を増やす施策を相談できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現した事例を公開しています。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になった例も紹介されています。

こんな海事代理士事務所におすすめ:複数の資格者を抱え、海事の手続きに加えて他の士業分野の解説記事も数十本単位で増やしたい、規模の大きい事務所。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな海事代理士事務所におすすめ:取扱手続きや報酬のページはすでにあり、外部での露出を増やしたい事務所。予算を月10万円前後から始めたい事務所。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな海事代理士事務所におすすめ:複数の拠点を持ち、海事の手続きを含む幅広い士業サービスを提供する士業グループ。広告や顧客管理も含めて集客の仕組み全体を見直したい法人。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな海事代理士事務所におすすめ:手続きごと・地域ごとに数百ページ規模の解説を持つ、大規模な士業法人。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の海事代理士事務所であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

海事代理士事務所がいまAIO対策をすべき3つの理由

海事代理士事務所は、ネット上の情報が少ないぶん、AIの回答で名前が挙がるかどうかが新規の依頼に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 船の持ち主や担当者が、AIに「誰に頼めばいいか」を聞きはじめている

海事代理士事務所の仕事は、これまで造船所や海運会社との長い付き合い、マリーナやボート販売店からの紹介が中心でした。いまは手続きに困った人が、AIに状況を伝えて相談先を探す動きが出ています。

たとえば「中古のプレジャーボートを個人から買った。名義変更は誰に頼めばいい?」「新造船の登録を任せられる事務所を広島で探したい」といった聞き方です。AIはこの質問に、相談先の種類や具体的な事務所を返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、自分の手続きが何なのかをある程度理解した状態で問い合わせてきます。海事代理士事務所でいえば、船の種類と困っている手続きがはっきりした相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「海事代理士」は月3,400件の検索があります(2026年9月時点)。ただしこの中には、資格として調べる人の検索も含まれると考えられます。実際に「海事代理士 試験」は月150件でした。

手続きの言葉になると、数はさらに小さくなります。「船員手帳」は月100件、「船舶検査」は月40件、「船 名義変更」は月20件でした。「船舶登記」「小型船舶 名義変更」「船舶国籍証書」「漁船登録」「海事代理士事務所」は、いずれも月10件です。

「海事代理士 SEO」「海事代理士 AIO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。Webでの見つけられ方に手を打っている事務所が、まだ少ないことを示しています。AIは、複数の情報源で言及されている事務所を候補に選びます。いまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 情報が少ない分野ほど、AIは一般論で答えてしまう

海事代理士の業務は、ネット上に詳しい解説が多くありません。情報が少ない分野の質問に対して、AIは一般的な士業の説明で回答を埋めがちです。

その結果、「書類の作成は行政書士へ」「登記は司法書士へ」といった、海事の手続きの実態に合わない案内が出ることも起こりえます。海事代理士という選択肢そのものが、回答から抜け落ちるのです。

逆にいえば、手続きの流れや必要書類を正確に書いた事務所のページは、数が少ないぶん参照先に選ばれやすくなります。情報が少ない分野だからこそ、1ページの価値が大きくなります。

海事代理士事務所のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

海事代理士事務所のAIO対策は、「検索数はごく小さいが、相談の中身は具体的で、しかも発注者が相談先の資格を知らない」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 検索数で優先順位を決める考え方が通用しない

一般的なSEOでは、検索数の多い言葉から順にページをつくります。海事代理士の場合、手続きの言葉は月10件前後、あるいはデータが取れないほど小さいものがほとんどです。この基準で並べると、つくるべきページがなくなってしまいます。

AIの回答では事情が変わります。AIは検索数に関係なく、質問された内容に答えようとします。「総トン数19トンの船を法人から個人に売却したときの手続き」のような、検索ではほとんど調べられない質問にも回答をつくります。

そのとき参照されるのは、その手続きを具体的に書いたページです。そのため、検索数ではなく「事務所に実際に来る相談」を基準に、ページをつくる手続きを選びます。過去1年の受任案件を手続きごとに数え、多い順に並べるのが出発点です。

船の大きさや用途によって、根拠となる法令や手続きの窓口が変わる点も書き分けます。たとえば一般に、総トン数20トン以上の船舶と、20トン未満の小型船舶とでは、登録の手続きが分かれているとされています。この区分をページの冒頭に置くだけで、AIも相談者も自分の手続きを判断しやすくなります。

2. 発注者が3種類いて、手続きも頻度もまったく違う

海事代理士事務所の発注者は、大きく3つに分かれます。

1つ目は造船所です。新しく造った船の登録や、船舶の検査に関わる申請など、船の完成に合わせて手続きが発生します。取引は継続的で、船ごとに同じ流れを繰り返します。

2つ目は海運会社や船主です。船の売買や名義の変更、船員の雇い入れに関わる届出など、事業の運営に合わせて手続きが発生します。こちらも継続取引になりやすい発注者です。

3つ目はプレジャーボートや水上オートバイの個人所有者です。中古艇を買ったとき、手放すとき、住所が変わったときなど、一生に数回しか手続きをしません。そのため、手続きの名前も相談先も知らないまま探しはじめます。

一般的なSEOでは、1つのサービスページにすべての発注者向けの情報を並べることがよくあります。AIの回答では、質問者の立場に合わせた情報を抜き出すため、発注者ごとに入口のページを分けておくほうが参照されやすくなります。

3. 行政書士・司法書士との境目を、発注者は知らない

船の手続きで困った人の多くは、海事代理士という資格を知りません。まず行政書士や司法書士を思い浮かべ、そこで「海事代理士に相談を」と案内されて初めて存在を知る、という流れもあります。

海事代理士は、海事代理士法にもとづく国家資格です。船舶や船員に関する行政機関への申請や届出などを代理します。一方で、どの手続きをどの資格者が代理できるかは、法令で細かく分かれています。船舶の登記のように、他の士業の業務と関わる領域もあります。

サイトで他の資格者の業務範囲を断定する必要はありません。むしろ断定は避けるべきです。そのかわりに、「当事務所が扱う手続き」を具体的に一覧にし、「海事の手続きについては当事務所で一貫して対応します」と自事務所の範囲を書きます。

行政書士や司法書士の資格も持っている場合は、その旨も書きます。AIは、1つの事務所で完結できる範囲がはっきりしているほど、相談者の質問に合わせて紹介しやすくなります。

海事代理士事務所のAIO対策で実際にやる5つの作業

海事代理士事務所のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自事務所と同業の事務所がどう扱われているかを調べます。

海事代理士事務所の場合は、発注者の種類と手続きを軸に20〜30パターンの質問を投げます。たとえば「プレジャーボート 名義変更 代行 神奈川」「新造船 登録 手続き 海事代理士 依頼」「船員の雇入れ 届出 代行してくれる事務所」といった聞き方です。

あわせて、AIがこうした質問に「海事代理士」という相談先を挙げているかも確認します。挙げていなければ、分野全体の情報が不足しているサインです。同業の事務所が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

海事代理士事務所で整えるべきは、次の5ページです。

  • 取扱手続きの一覧ページ(船舶の登録・登記、小型船舶の登録・変更・抹消、検査の申請、船員の手続きを区分)
  • 発注者別の案内ページ(造船所向け、海運会社・船主向け、プレジャーボート所有者向けに分ける)
  • 報酬と必要書類のページ(手続きごとの報酬の目安、実費の扱い、必要書類、完了までの日数)
  • 対応エリアと提出先のページ(対応している提出先の範囲、郵送での遠方対応の可否)
  • 代表者・資格のページ(海事代理士の登録、兼ねている資格、海事分野での経歴と取扱件数)

この5つが埋まっていない状態では、コラム記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「誰の、どの手続きを、いくらで、何日で扱うか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

「船舶に関する手続き全般」とだけ書かれたページを、手続きごとの文章と表に直します。

たとえば「当事務所は、プレジャーボートの名義変更を郵送で全国から受け付けています。書類がそろってから完了まで、おおむね2〜3週間が目安です」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自事務所の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

必要書類も、画像ではなくテキストの表にします。手続きを行、「必要書類」「報酬の目安」「日数の目安」を列にした表は、AIにも相談者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

手続きの事例を、数字を入れて書きます。たとえば「前の所有者と連絡が取れない中古艇の名義変更で、必要な書類をそろえて約1か月で完了した」「造船所からの依頼で、年間◯隻の新造船の登録を継続して担当している」といった形です。依頼者の名前や船名は伏せます。

海事代理士としての登録年、海事分野での実務年数、兼ねている資格、所属する団体も、信頼の根拠として書きます。制度の説明を書く場合は、一般的な流れにとどめ、「個別の事情により異なります」と添えます。

他の事務所の一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自事務所の実務でしか出せない数字と、つまずきやすい点の説明が必要です。

5. 外部からの言及の設計

海事代理士の団体の会員名簿、取引のある造船所やマリーナ、ボート販売店の紹介ページ、地域の海事関係団体の案内など、自事務所以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自事務所のサイトの内容をそろえることです。所在地や取扱手続きが食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。事務所を移転したり、扱う手続きを増やしたりしたら、サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

海事代理士事務所のAIO対策の費用相場

海事代理士事務所のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、事務所の規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+手続き事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+拠点・分野ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自事務所の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、取扱手続きの一覧ページと発注者別の案内ページの整備が含まれているかを確認してください。

海事代理士事務所では、資格の紹介コラムよりも「どの手続きを、いくらで、何日で扱うか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

他の士業と兼業している海事代理士事務所は、サイトをどう分けるべきか

サイトを分ける必要はありません。1つのサイトの中で、海事の手続きのページ群をはっきり独立させれば十分です。

行政書士や司法書士を兼ねる事務所では、海事の手続きが「その他の業務」の1行に埋もれていることがよくあります。これではAIも、海事の相談先として事務所を認識しにくくなります。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • トップページ:取扱分野の1つとして「船舶・船員の手続き(海事代理士業務)」を独立した入口にする
  • 海事のページ群:取扱手続き、発注者別の案内、報酬と必要書類を、他の分野と混ぜずにまとめる
  • 共通のページ:代表者の資格、事務所の所在地、問い合わせ窓口は、各分野から同じページにつなぐ

サイトを2つに分けると、代表者の経歴や所在地の情報も2か所に分かれます。AIは複数の情報源を突き合わせて評価するため、情報が分散すると、どちらも弱く見えることがあります。まずは、いまのサイトで海事の手続きがどこに書かれているかを確認してください。トップページから2クリック以上かかるなら、入口を上に出すだけでもAIの回答が変わる可能性があります。

海事代理士事務所がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、1人から数名で運営する事務所が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自事務所と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 海事代理士事務所の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、主な発注者の種類、多い手続き、兼ねている資格を説明してみてください。海事の手続きをすべて理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「造船所と個人のお客様では、売上の比率はどのくらいですか」「遠方からの依頼はどう受けていますか」「サイトで断定を避けたい表現はありますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者の目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。海事代理士事務所では、代表者が書類作成と窓口対応とWebを1人で担っていることが多くあります。提案書だけを渡されても、造船所の手続きが重なる時期には手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。手続き事例の取材、専門用語の確認のやり取り、外部の名簿や紹介ページの更新が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「海事代理士事務所のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

海事代理士事務所のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で新規の相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。事務所名での質問に、AIが正しい取扱手続きと対応エリアで答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「船の種類×手続き×地域」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月手続き事例と外部言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる新規の相談件数、造船所・海運会社との新しい継続取引の件数

何を見れば効果がわかるか

海事代理士事務所の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自事務所が登場した回数(主な手続きと地域で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 事務所名での指名検索の数
  • 相談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。相談件数そのものが月に数件から数十件の規模であることが多いため、1件ずつきっかけを記録できます。問い合わせフォームに選択肢を1つ足すか、電話の最初にひとこと聞いてください。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「海事代理士」「船 名義変更」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

海事代理士事務所のAIO対策に関するよくある質問

海事代理士事務所の代表からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の海事代理士事務所でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ1人から数名で運営する事務所のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主な手続き、発注者の種類、報酬の目安、完了までの日数を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「代表者が最初から最後まで担当する」「遠方からの依頼も郵送で受ける」といった小回りの良さは、大きな法人が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

検索数がほとんどない手続きのページを、つくる意味はありますか?

あります。検索数が小さいことと、相談が発生しないことは別の話です。

AIは検索数に関係なく、質問された手続きについて回答をつくります。そのとき、手続きを具体的に書いたページが少なければ、数少ないページが参照先になります。

ページをつくる手続きは、検索数ではなく、自事務所に実際に来た相談の件数で選んでください。過去1年分の受任案件を手続きごとに数えると、優先順位が見えてきます。

行政書士や司法書士との違いは、サイトでどう説明すればいいですか?

他の資格者の業務範囲を説明するのではなく、「当事務所が扱う手続き」を具体的に書く形がおすすめです。

どの手続きをどの資格者が代理できるかは、法令で細かく分かれており、個別の事情でも変わります。サイトで断定すると、誤解やトラブルの原因になりかねません。

「船舶・船員に関する次の手続きを扱っています」と一覧にし、判断に迷う場合は相談を受ける旨を書いてください。兼ねている資格があれば、あわせて書きます。

プレジャーボートの個人客と、造船所や海運会社、どちらのページを先につくるべきですか?

いま売上の柱になっている発注者のページから先につくってください。多くの事務所では、継続取引になりやすい造船所や海運会社が柱になっています。

法人の担当者は、依頼先を変える前に比較検討します。対応できる手続き、年間の取扱件数、急ぎの対応の可否が書かれていれば、候補に残りやすくなります。

個人向けのページは、名義変更と抹消など2〜3の手続きに絞れば、短期間でつくれます。法人向けの整備が終わったあとに足す進め方でも十分です。

効果が出るまでどのくらいかかりますか?

3か月で事務所名での質問にAIが正しく答えられるようになり、6か月で「船の種類×手続き×地域」の質問の候補に入りはじめるのが、ひとつの目安です。

ただしサイトの状態によって変わります。取扱手続きや報酬がほとんど載っていないサイトほど、整備の効果が早く出る傾向があります。効果は、相談時の「何で知ったか」で確認してください。

まとめ:海事代理士事務所のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

海事代理士事務所のAIO対策会社は、事務所の規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の海事代理士事務所。取扱手続きのページ整備から実行まで任せたい事務所に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。解説記事を量で積み上げたい規模の大きい事務所に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい事務所に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数拠点の士業グループで集客全体を整えたい法人に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。手続きや地域のページ数が多いサイトを持つ士業法人に

最初に確認してほしいのは、自事務所の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の海事代理士事務所であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

海事代理士事務所のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

海事代理士事務所のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

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人材・採用

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製造業

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。