「説明会に来られたご夫婦が、保険でどこまでできるのかをChatGPTに聞いてから来たと話していた」

不妊治療クリニックの院長や事務長から、こうした話を聞く機会が増えました。患者が、年齢や治療の段階、通える時間帯をAIに伝えて、通院先を絞るようになったためです。AIが挙げる数院に入っていなければ、説明会や初診の予約の候補に入りません。

結論から言うと、従業員10名以下の不妊治療クリニックならエイチリンク株式会社、治療ステップごとの解説を量で整えたい医療法人なら株式会社ウィルゲート、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 不妊治療クリニックのAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 保険と自費の組み合わせ、年齢と治療ステップで探される不妊治療ならではの対策
  • 費用相場と、患者への配慮を保ちながら整えるべきページ

不妊治療クリニックのAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

不妊治療クリニックのAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。院の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 支援実績が、数字または社名で公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)、またはその土台となるSEOを正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで相談できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】不妊治療クリニックのAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とするコンテンツマーケティング中堅〜大手SEO/コンテンツ制作/SEOツール提供要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。院長が診療と採卵で手一杯でも進められるよう、原稿づくりは弊社側で引き受けます。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。治療ステップ別、保険と自費の区分、通院のしやすさを伝えるページを整備します。AIが読み取れる構造への改修、解説記事の制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな不妊治療クリニックにおすすめ:従業員10名以下で、2022年4月の保険適用後もサイトの説明が十分に更新できていない院。診療時間や説明会の案内が、画像やPDFのままになっている院。

公式サイトクリニックのSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:SEOを主軸とする、コンテンツマーケティングの会社です。SEOツール「TACT SEO」や、編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO対策の土台となるSEOとコンテンツ制作が主軸です。自社のツールを使いながら、記事の量と質を管理する進め方ができます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現した事例があります。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になっています。

こんな不妊治療クリニックにおすすめ:複数の院を持つ医療法人。検査や治療ステップごとの解説記事を、まとまった本数で整えたい法人。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな不妊治療クリニックにおすすめ:治療や費用のページはすでに整っていて、外部での露出を増やしたい院。予算を月10万円前後から始めたい院。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな不妊治療クリニックにおすすめ:複数の院を展開する中堅から大手の医療法人。地図検索(MEO)や患者管理まで含めて、集客の仕組みを見直したい法人。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな不妊治療クリニックにおすすめ:検査や治療の解説ページが多く、医師による監修の体制も含めて運用したい中堅から大手の医療法人。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の不妊治療クリニックであれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

不妊治療クリニックがいまAIO対策をすべき3つの理由

不妊治療は、患者が制度や費用の疑問をAIに聞きながら通院先を選ぶ分野のため、AIの回答に正しく載るかどうかが初診につながります。理由は3つあります。

理由1. 患者がAIに「年齢・治療の段階・保険」を伝えて通院先を探しはじめている

不妊治療の通院先は、これまで検索、口コミ、婦人科からの紹介で選ばれるのが中心でした。いまは、自分の状況をAIに伝えて候補を絞る動きが出ています。

「38歳で、タイミング法を半年続けている。人工授精から保険は使える?〇〇駅の近くで、仕事帰りに通えるクリニックは?」といった聞き方です。AIは制度の説明とあわせて、条件に合いそうな医療機関を数件挙げます。

家族や職場に話しにくい悩みであることも、AIに聞く理由の1つです。人に聞く前に、まずAIで状況を整理する人がいます。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、自分の状況をある程度整理した状態で訪れます。不妊治療でいえば、治療の段階と通える時間帯を把握したうえでの説明会や初診の予約です。

理由2. 制度と費用の疑問に、クリニック側の情報がまだ追いついていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「不妊治療」は月20,000件、「体外受精」は月13,000件、「人工授精」は月8,300件の検索があります。「体外受精 費用」は月2,900件、「不妊治療 保険適用」は月2,700件でした(2026年9月時点)。

一方で「不妊治療 クリニック」は月250件です。多くの人が、クリニック名や通院先を探す前に、治療の内容や費用、制度から調べていることがわかります。

「不妊治療 AIO」「不妊治療 LLMO」は、検索データが取れないほど少ない状態でした。AIでの見え方に手を打っているクリニックは、まだ少ないと考えられます。制度と費用の説明を自院の言葉で整えておくほど、AIが通院先を挙げるときの根拠になりやすくなります。

理由3. 通院回数が多く、立地と診療時間が選ぶ理由の中心になる

不妊治療は、1回の受診で終わる治療ではありません。月経周期に合わせた検査や診察があり、採卵に向けた周期では数日おきに通院することもあります。

そのため患者は、治療内容と同じくらい「通い続けられるか」を重視します。仕事を続けながら通う人も多く、早朝や夜間、土日の診療、職場や自宅からの距離が選ぶ理由になります。

AIへの聞き方にも、この条件が入ります。「〇〇駅 不妊治療 平日19時以降」「〇〇市 体外受精 日曜 診療」といった形です。診療時間と通院のしやすさを正確に書いたクリニックほど、こうした質問の候補に入りやすくなります。

不妊治療クリニックのAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

不妊治療クリニックのAIO対策は、「年齢と治療ステップ」「保険と自費の組み合わせ」「正確さと配慮」の3点が、一般的なSEOと大きく違います。

1. 「年齢×治療ステップ」で探され、段階ごとに必要な情報が変わる

不妊治療の患者は、自分の年齢と、いまどの段階の治療にいるかを起点に情報を探します。治療はタイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精と段階が分かれ、段階ごとに知りたいことが違います。

これから検査を受ける人は「初診で何をするのか」「パートナーも一緒に行くべきか」を知りたがります。人工授精を何回か受けた人は「次の段階に進む目安」を、体外受精を考える人は「通院回数と費用」を知りたがります。

年齢も、制度とつながる条件です。2022年4月からの保険適用では、体外受精などの生殖補助医療に年齢と回数の条件があります。治療開始時点で女性の年齢が43歳未満であることが条件です。胚移植の回数は、40歳未満なら1子につき通算6回まで、40歳以上43歳未満なら通算3回までです。

一般的なSEOでは、1つのサービスページで幅広い人に向けて書くことが多くあります。不妊治療では、段階ごとにページを分け、それぞれで「対象となる人」「通院の流れ」「保険の扱い」を書き分けるほうが、AIに参照されやすくなります。

ここで大事なのは、年齢の話を事実として淡々と書くことです。年齢を理由に焦りを強めるような書き方は、患者を追い詰めるうえ、医療広告として不適切な表現にもつながりかねません。

2. 保険・先進医療・自費の組み合わせを、「自院での扱い」まで書く必要がある

2022年4月から、人工授精などの一般不妊治療と、体外受精・顕微授精などの生殖補助医療が保険適用になりました。一方で、すべての治療や検査が保険で受けられるわけではありません。

日本では、保険診療と保険外の診療を組み合わせる「混合診療」は原則として認められていません。例外として、国が定めた先進医療は、保険診療と併用できます。先進医療の費用は全額自己負担で、自治体によっては独自に助成しています。

患者から見ると、この仕組みは非常にわかりにくいものです。「この検査を追加したら、治療全体が自費になるのか」「うちの自治体の助成は使えるのか」といった疑問が出ます。

AIは制度の一般的な説明までは答えられます。ただ「そのクリニックでは、どの治療を保険で行い、どの技術を先進医療として実施しているか」は、クリニック自身が書かなければ答えられません。

そのため、治療ステップごとに「保険診療」「先進医療」「自費診療」の区分と、費用の目安を表で示すページが重要になります。保険診療の自己負担は原則3割で、高額療養費制度の対象にもなります。こうした点も、自院の説明として1文添えておくと、AIが正しく案内しやすくなります。

制度は改定されることがあります。ページには「〇年〇月時点」の更新日を明記し、改定があれば同じ月に書き換えます。

3. 患者の心理的負担が大きく、正確さと配慮そのものが評価の対象になる

不妊治療の患者は、身体的にも経済的にも、そして心理的にも大きな負担を抱えています。治療が長期間になることもあり、情報の受け取り方にとても敏感です。

一般的なSEOでは、読者の関心を引く強い見出しや、成果を前面に出す書き方がよく使われます。不妊治療では、この手法は合いません。不安をあおる表現、成果を誇張する表現は、患者を傷つけるうえに、医療広告ガイドラインの面でも問題になります。

AIの側から見ても、医療の情報は正確さが強く求められる領域です。根拠のあいまいな数字や、断定的な表現が並ぶページは、引用の根拠として扱いにくくなります。

そのため、不妊治療クリニックのページは「正確に、落ち着いた言葉で、条件を省かずに書く」ことが基本です。治療の説明では、主なリスクや副作用、治療を続けても結果が出ない場合があることも、事実として書きます。

配慮は、言葉づかいだけではありません。看護師やカウンセラーに相談できる窓口、パートナーと一緒に受診できるか、男性側の検査への対応、待合室でのプライバシーへの配慮。こうした体制の情報も、患者が通院先を選ぶ大切な材料になります。

不妊治療クリニックのAIO対策で実際にやる5つの作業

不妊治療クリニックのAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこまでを外に任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自院と近隣のクリニックがどう扱われているかを調べます。

不妊治療クリニックの場合は、治療ステップ、保険の扱い、最寄り駅と診療時間を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「〇〇駅 人工授精 保険」「体外受精 仕事と両立 〇〇市 夜間」「先進医療 併用 〇〇駅 クリニック」といった聞き方です。

あわせて、AIが自院をどう説明しているかも確認します。保険適用前の古い費用が引用されていないか。診療時間や休診日が正しいか。実施していない治療を扱っているように説明されていないかを見ます。

2. 基盤ページの整備

不妊治療クリニックで整えるべきは、次の5ページです。

  • 治療ステップ別のページ(タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精ごとの対象、流れ、通院回数の目安、主なリスク)
  • 保険・先進医療・自費の区分と費用のページ(ステップごとの区分、自院で実施している先進医療、費用の目安、更新日)
  • 初診と説明会のページ(初診で行う検査と所要時間、パートナーの同席、説明会の日程とオンライン参加の可否)
  • 診療時間と通院のしやすさのページ(早朝・夜間・土日祝の診療、最寄り駅からの徒歩分数、待ち時間の目安)
  • 医師と相談体制のページ(医師の経歴と専門医などの資格、胚培養士の在籍、看護師やカウンセラーの相談窓口)

この5つが埋まっていない状態では、解説記事を増やしても効果が出にくくなります。とくに費用のページは、保険適用の前後で内容が大きく変わったため、古いまま残っている院が多い部分です。

3. AIが読み取れる構造への整備

画像にした診療時間表や費用表、PDFだけの説明会資料を、文章と表の組み合わせに直します。

「当院の人工授精は保険診療で行っています。自己負担は原則3割です。平日は19時まで、土曜は14時まで診療しています」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自院の実態に合わせます。AIはこうした文を抜き出して回答に使います。

費用表は、治療ステップを行、「保険の区分」「費用の目安」「通院回数の目安」を列にしたテキストの表にします。よくある質問も「仕事をしながら通えますか?」「夫だけで検査を受けられますか?」のように、患者の話し言葉で見出しにします。

4. 一次情報と権威性の担保

治療を担当する医師の氏名、経歴、専門医などの資格、所属学会を明記します。解説記事には、執筆または監修した医師の名前と、参照した学会のガイドラインや公的機関の情報の名称を書きます。

そのうえで、自院の体制を示す事実を足します。「胚培養士の人数」「培養室の設備」「採卵日に対応している曜日」「説明会の開催頻度」「相談窓口の受付時間」といった形です。

治療成績を強調するより、どんな体制で診療しているかを具体的に書くほうが、患者にとっても、AIにとっても判断しやすい情報になります。

5. 外部からの言及の設計

自院以外の場所で言及される状態をつくります。Googleビジネスプロフィール、医療機関の検索サイト、地域の医師会や自治体の医療機関一覧、自治体の不妊治療の案内ページなどです。

このとき、院名、住所、電話番号、診療時間の表記を、すべての掲載先でそろえます。不妊治療は通院回数が多いため、診療時間や休診日の食い違いは、患者にとって大きな負担になります。

外部の掲載ページでも、成果を強調したり、他院と比べたりする書き方は避けてください。AIは1つのサイトだけを見て判断しません。複数の情報源に、同じ正確な内容で出てくることが推薦の根拠になります。

不妊治療クリニックのAIO対策の費用相場

不妊治療クリニックのAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、院の規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+治療ステップの解説記事+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+院ごとのページ整備+制度改定に合わせた更新体制+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上複数院を横断した情報設計+監修体制を含む大規模サイトの運用

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自院がAIでどう扱われているかを知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「制度改定への対応」と「医師の確認工程」を見る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、2点を確認してください。保険の条件や費用が変わったときの更新が含まれているか。医師による原稿確認と、医療広告ガイドラインに照らした表現の確認が工程に入っているか、です。

不妊治療の情報は、制度と密接に結びついています。一度書いて終わりではなく、改定のたびに直す必要があります。この更新が抜けた見積もりは、1年後に古い情報が残る原因になります。

不妊治療クリニックのAIO対策で、治療成績の数字はどう扱うか

治療成績の数字は、AIO対策の中心に置かないほうが安全です。前提となる条件が抜けたまま引用されると、患者に誤解を与えるおそれがあるためです。

妊娠率などの数字は、対象の年齢、分母を患者数とするか胚移植の回数とするか、集計の期間によって大きく変わります。AIは数字だけを切り取って回答に使うことがあります。条件が省かれた数字が広まると、患者に過度な期待を持たせかねません。

また、治療の効果に関する表現は、医療広告ガイドラインで扱いが厳しく制限されている領域です。他院と比べて優れていると示す表現や、誇大な表現は禁じられています。載せるかどうかは、ガイドラインに照らして慎重に判断してください。

全国的な傾向については、日本産科婦人科学会が生殖補助医療の集計を公表しています。一般的な情報はこうした公的な集計にゆだね、自院のページでは体制と流れを書く。この役割分担が現実的です。

  • 公的な情報:制度の内容や全国の集計は、国や学会の公表情報を参照先として示す
  • 自院の情報:治療の流れ、保険の区分、費用、通院のしやすさ、相談体制を書き切る
  • 書かないこと:条件のない成績の数字、他院との比較、結果を約束するような表現

不妊治療クリニックがAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、医師1〜2名で運営しているクリニックが依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補の会社の実績ページを見て、載っている企業の規模が自院と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 不妊治療の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自院の保険診療と自費診療の区分、実施している先進医療の話をしてみてください。最初からすべてを理解している必要はありません。

見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。「制度が改定されたとき、誰がどこを直しますか」「成績の数字はどう扱っていますか」「患者さんが傷つきやすい表現はありますか」。こうした質問が出てくる会社は、正確さと配慮の両方を踏まえてページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。不妊治療クリニックでは、医師は診療や採卵で、スタッフも患者対応で手一杯なことがほとんどです。提案書だけを渡されても手が止まります。

原稿の作成と更新は依頼先、医師は内容の確認だけ。この分担が組めるかどうかで、続くかどうかが決まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。医師の監修の手配、制度改定時のページ更新、説明会の案内の更新が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「不妊治療クリニックのAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

不妊治療クリニックのAIO対策は、3か月で制度と費用の説明が整い、6〜12か月で説明会や初診の予約に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。院名での質問に、AIが治療の区分と診療時間を正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「〇〇駅 人工授精 保険」のような場所×治療ステップの質問で候補に入りはじめる指名検索数、説明会・初診予約のきっかけ
12か月解説ページと外部言及が積み上がり、制度や通院のしやすさの質問でも複数のAIで出るようになる説明会の参加者数、初診の予約数

何を見れば効果がわかるか

不妊治療クリニックの場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自院が登場した回数(治療ステップと最寄り駅で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 院名での指名検索の数
  • 初診の問診票や説明会の申込時に聞く「当院を何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問診票の選択肢に「AI(ChatGPTなど)」を1つ足すだけで記録できます。答えたくない人のために、任意の項目にしておくと負担になりません。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「体外受精 費用」「不妊治療 保険適用」で検索しても見つからないクリニックのサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

不妊治療クリニックのAIO対策に関するよくある質問

不妊治療クリニックの院長や事務長から、よく受ける質問を5つまとめました。

中小の不妊治療クリニックでもAIO対策はできますか?

できます。むしろ医師1〜2名で運営している小さなクリニックのほうが、効果が出やすい面があります。

実施している治療と通院できる範囲がはっきりしているため、書くべき内容を絞りやすいからです。治療ステップ別のページ、保険と自費の区分のページ、診療時間のページを整えるところから始めれば、3か月ほどで形になります。

予算は月15〜50万円が目安です。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

保険適用の条件は国のページにもあるのに、自院のサイトにも書くべきですか?

書くべきです。国のページでわかるのは制度の一般的な内容です。「このクリニックでは何を保険で行い、何が自費になるか」は、自院のサイトにしか書けません。

年齢と回数の条件などの制度の説明は要点だけにとどめ、国のページを参照先として示します。そのうえで、自院で実施している先進医療や自費の検査、費用の目安を表にまとめます。制度は改定されることがあるため、更新日も明記してください。

妊娠率などの治療成績は、サイトに載せたほうがいいですか?

AIO対策のために無理に載せる必要はありません。成績の数字は、対象の年齢や集計の方法で大きく変わり、条件が省かれたままAIに引用されると誤解を招くおそれがあるためです。

載せるかどうかは、医療広告ガイドラインに照らして慎重に判断してください。載せる場合でも、他院との比較や誇張につながる書き方は避けます。患者が判断しやすいのは、治療の流れ、費用、通院のしやすさ、相談体制といった具体的な情報です。

患者さんの気持ちに配慮した書き方と、AIO対策は両立しますか?

両立します。AIO対策で大切なのは、正確な事実を、条件を省かずに書くことです。これは患者への配慮とそのまま重なります。

年齢の話は焦りを強めない言葉で事実として書き、治療の説明にはリスクや、結果が出ない場合があることも添えます。相談窓口やカウンセリングの体制を書くことも、患者にとって大切な情報です。強い言葉で関心を引く必要はありません。

通院のしやすさは、どう書けばAIに伝わりますか?

数字と曜日で書くと伝わります。「通いやすい立地」「仕事と両立しやすい」だけでは、AIは他院と区別できません。

「〇〇駅から徒歩3分」「平日は19時まで診療」「採卵は日曜も対応」「診察の待ち時間は平均〇分」のように、自院の実態に合わせて書きます。オンラインでの説明会や、再診時のオンライン対応の有無も書いておくと、遠方から通う人の質問にも答えやすくなります。

まとめ:不妊治療クリニックのAIO対策は「企業規模」で選ぶ

不妊治療クリニックのAIO対策会社は、院の規模に合うかどうかで選ぶのがもっとも失敗の少ない方法です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の不妊治療クリニック。制度・費用ページの整備から実行まで任せたい院に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。治療ステップごとの解説記事を量で整えたい医療法人に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい院に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数院の集客をMEOやCRMも含めて整えたい法人に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。解説ページの多いサイトを監修体制ごと運用したい法人に

最初に確認してほしいのは、自院の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の不妊治療クリニックであれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

不妊治療クリニックのWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。先生方には、内容の確認に集中していただける進め方をとります。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

不妊治療クリニックのSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。