「うさぎもフェレットも診ているのに、飼い主さんからは『犬と猫だけの病院だと思っていた』と言われる」

動物病院の院長から、こうした声を聞くことが増えました。飼い主が、ペットの症状や動物の種類をChatGPTなどのAIに伝えて、病院の候補を絞りはじめたためです。AIが返す数か所に名前がなければ、診察券を作る前に候補から外れてしまいます。

結論から言うと、従業員10名以下の動物病院ならエイチリンク株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。開院やサイトの作り直しとあわせてAI検索に対応したい場合は、株式会社ジオコードも検討に入ります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 動物病院のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 動物の種類・夜間対応・症状で探される、動物病院ならではの対策の違い
  • 費用相場と、獣医療広告の制限を守りながら整えるページ

動物病院のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

動物病院のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自院の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • AIO対策(LLMO対策)またはSEOを、正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 地域で飼い主を集める動物病院にも、当てはめやすい支援内容であること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】動物病院のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ジオコードAI最適化・SEO・Web開発中小〜中堅AIO・LLMO/SEO/Web開発/ChatGPT広告要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。院長が診察と経営を兼ね、Webに時間を割けない動物病院でも、打ち合わせの負担を抑えて進められる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。診療対象の動物、夜間・時間外の対応、症状別の診療案内、料金と支払い方法のページ整備まで担当します。AIが読み取れる構造への改修や、外部言及の設計も含みます。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな動物病院におすすめ:獣医師1〜3名で運営していて、院長がWebまで手を回せない動物病院。エキゾチックアニマルや夜間対応など強みはあるのに、サイトには診療時間と地図しか載っていない動物病院。

公式サイト動物病院のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ジオコード

会社名/所在地:株式会社ジオコード/東京都新宿(ミライナタワー10階)、関西支社あり(代表取締役:原口大輔)

特徴:AI最適化、SEO、Web開発の事業を展開している会社です。「AIO・LLMOなどAI最適化も徹底支援」と明示しています。営業支援ツール「ネクストSFA」の提供や、ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO・LLMO対策とSEOを軸に、Web開発まで相談できます。ChatGPT広告の出稿・運用支援もあるため、AI上での露出を広告と組み合わせて考えたい場合の相談先になります。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:Google Premier Partner Award 2023を受賞しています。

こんな動物病院におすすめ:開院や移転にあわせて、サイト制作とAI検索への対応を同時に進めたい動物病院。夜間救急など、広告も使って早く認知を広げたい動物病院。

公式サイト株式会社ジオコード

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな動物病院におすすめ:自院サイトの情報はそろっていて、ペット関連サイトなど外部での露出を増やしたい動物病院。月10万円前後の予算から始めたい動物病院。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな動物病院におすすめ:複数の分院を運営するグループ病院。分院ごとの地図検索対策(MEO)や、再来院を促す仕組みまで横断して整えたい法人。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな動物病院におすすめ:分院ページや、症状・病気の解説記事を数百ページ規模で抱える中堅から大手の動物病院グループ。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の動物病院であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

動物病院がいまAIO対策をすべき3つの理由

動物病院は、飼い主が「症状」や「動物の種類」をAIに相談する流れの中で候補に挙がれるため、AIO対策の効果が出やすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 飼い主がAIで動物病院を探しはじめている

動物病院の新規来院は、これまで近所の口コミ、ペットショップでの紹介、地図検索が中心でした。いまは飼い主が、困ったときにまずAIに相談する動きが出ています。

「〇〇市でうさぎを診てくれる病院」「犬が夜中に吐いた。近くでいま診てもらえる病院はあるか」といった聞き方です。AIは条件に合いそうな病院を3〜5か所返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援しているYouTube運用代行会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。

エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。AI経由で訪れる人は、条件を整理したうえで来ていると考えられます。動物病院でいえば、動物の種類と症状を伝えたうえで「受診できるか」を確かめに来る飼い主にあたります。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「動物病院」は月12,000件、「エキゾチックアニマル」は月2,200件、「動物病院 夜間」は月600件の検索があります(2026年9月時点)。

病院側の検索も見てみます。「動物病院 ホームページ制作」は月700件あり、サイトづくりへの関心は高いことがわかります。一方で「動物病院 集客」は月50件にとどまり、「動物病院 AIO」は検索データが取れないほど少ない状態です。

サイトの見た目は整えても、AIにどう説明されるかまで手を打っている動物病院は、まだ少ないといえます。AIは、複数の情報源で言及されている病院を候補に選びます。近隣の病院が動いていないいまのうちに整えるほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 飼い主は病院名より先に「症状」をAIに相談する

飼い主の多くは、最初から病院を探すわけではありません。「犬 皮膚病」は月2,700件検索されています。まず症状を調べ、そのあとで「どこで診てもらうか」を考えます。

AIに相談する場合、この2つが1回の会話でつながります。「犬が体をかきむしって毛が抜けている。何が考えられるか。〇〇市で皮膚を診てくれる病院は」という流れです。

ここで病院名が挙がるのは、皮膚の診療について具体的に書いている病院です。症状の説明から受診先までを1つの流れで答えられる情報を、自院サイトに置いておく価値があります。

動物病院のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

動物病院のAIO対策は、「動物の種類で候補が分かれる」「時間帯で候補が入れ替わる」「獣医療広告の制限の中で書く」という3点で、一般的なSEOと設計が変わります。

1. 「動物の種類」で、候補が最初にふるい分けられる

一般的な地域ビジネスでは、サービスの種類が同じなら、どの店も候補に入ります。動物病院は違います。犬と猫だけを診る病院と、うさぎ・フェレット・小鳥・爬虫類まで診る病院では、候補になる飼い主がまったく異なります。

エキゾチックアニマルの飼い主は、「近くの動物病院」では探しません。「うさぎ 病院」は月150件、「エキゾチックアニマル 病院」は月350件、「フェレット 病院」は月50件の検索があります。動物の種類を最初の条件にしています。

ところが、サイトに「犬・猫・その他の小動物」とだけ書かれていることがよくあります。これではAIは、うさぎを診られるのか判断できません。結果として、犬猫の病院として扱われる可能性があります。

AIO対策では、診療対象を動物ごとに書き分けます。「うさぎは歯科と消化器を中心に診療」「爬虫類は健康診断と飼育相談まで。手術は連携病院を紹介」のように、どこまで対応するかを1文で添えます。

2. 「いま開いているか」「夜間に診てもらえるか」で、候補が入れ替わる

昼間の飼い主と、夜の飼い主では、同じ地域でも候補になる病院が変わります。夜に具合が悪くなった飼い主が知りたいのは、評判より「いまから診てもらえるか」です。

夜間の対応には、いくつかの形があります。かかりつけの病院が夜まで診療時間を延ばしている形、自院の患者に限って時間外の電話を受ける形、夜間救急を専門にする病院の形です。「夜間救急動物病院」も月100件検索されています。

サイトに「急患随時対応」とだけ書かれていると、AIはこの違いを説明できません。飼い主が夜中に電話をかけて、つながらないということも起こりえます。

そのため、時間帯ごとの対応を具体的に書きます。たとえば「受付は19時30分まで」「20時以降は当院の患者様のみ電話で対応」「深夜は〇〇の夜間救急病院をご案内」といった書き方です。数字や内容は自院の実態に合わせてください。自院で対応しない時間の案内まで書くと、AIは対応範囲を正しく伝えやすくなります。

3. 獣医療広告の制限があり、「強み」を自由には書けない

一般的なSEOでは、実績や他社との違いを強く打ち出すことがよくあります。動物病院では、この書き方に注意が必要です。

獣医療法では、獣医師や動物病院が広告できる事項が限られています。農林水産省も、獣医療の広告についての考え方を指針として示しています。専門医をうたう表現、治療の成績、ほかの病院より優れていると示す表現などは、公開前に指針に照らして確認してください。ホームページがどこまで広告として扱われるかも、指針の内容を確認するのが安全です。

この制限は、AIO対策と相性が悪いわけではありません。AIが引用しやすいのは、「No.1の技術」のような言葉ではなく、診療対象、診療時間、設備、対応できる検査といった事実です。

強みを形容詞で飾るのではなく、事実を並べて書く。これが、動物病院のAIO対策の基本になります。

動物病院のAIO対策で実際にやる5つの作業

動物病院のAIO対策は、次の5つの工程に分かれ、どこまでを外部に任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自院と近隣の動物病院がどう扱われているかを調べます。

動物病院の場合は、動物の種類、時間帯、症状の3つを軸に質問を分け、合計20〜30パターンを投げます。「〇〇市 うさぎ 診てくれる病院」「〇〇駅 近く 動物病院 夜 21時」「犬 皮膚 かゆみ 〇〇区 動物病院」といった聞き方です。

あわせて、AIが自院をどう説明しているかも確認します。以前の診療時間や、いまは休止している診療が載ったままになっていないかを見ます。近隣の病院が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

動物病院で整えるべきは、次の5ページです。

  • 診療対象動物のページ(犬・猫・うさぎ・フェレット・小鳥・爬虫類ごとの対応範囲と、対応しない場合の案内)
  • 診療時間と夜間・時間外対応のページ(受付終了時刻、電話が必要か、深夜の紹介先)
  • 診療科目・症状別のページ(皮膚、歯科、消化器、腫瘍など、症状から探す飼い主向け)
  • 料金と支払い方法のページ(ワクチンや健康診断の料金の目安、ペット保険の窓口精算への対応)
  • 設備と獣医師の紹介ページ(血液検査機器・超音波・レントゲンなどの設備、獣医師の担当分野)

とくに診療対象動物と夜間対応のページは、飼い主が最初に候補を絞る条件です。この5つが埋まっていない状態では、ペットの健康コラムを増やしても効果が出にくくなります。

3. AIが読み取れる構造への整備

「動物にやさしい病院」「家族の一員として大切に」といった表現を、条件と事実で書き直します。

たとえば「当院は犬、猫、うさぎ、フェレットを診療しています。平日は9時から19時まで受付し、日曜午後と祝日は休診です」のように、1文で言い切ります。AIはこうした文を抜き出して回答に使います。

診療対象と対応範囲は、文章だけでなくテキストの表にまとめます。行に動物の種類、列に「一般診療」「手術」「健康診断」を置く形です。「予約は必要か」「初診で持っていくものは」といった飼い主からの質問は、質問と答えの形でまとめます。

4. 一次情報と権威性の担保

自院の体制を、事実で書きます。獣医師と動物看護師の人数、診療している動物の種類、保有している検査機器、提携している二次診療施設の有無といった情報です。

症状や病気の解説記事を書く場合は、担当した獣医師の名前と、記事を確認した日付を入れます。「うさぎの歯の伸びすぎは、どんなサインで気づくか」のように、自院で実際によく受ける相談をテーマにします。

ただし、治療の成績や、ほかの病院との比較を示す表現は、獣医療広告の指針に照らして確認が必要です。他院サイトの一般論をまとめた記事ではなく、自院の診療の範囲を正確に伝える記事を積み上げます。

5. 外部からの言及の設計

飼い主が見る外部の場所として、Googleビジネスプロフィール、動物病院の検索サイト、地域の獣医師会の病院一覧、ペット関連の地域情報サイトがあります。これらの掲載情報を、自院サイトと同じ内容にそろえます。

動物病院でとくにずれやすいのは、診療時間と診療対象です。休診日を変えたのに、検索サイトでは古い曜日のまま、ということが起こります。AIは、複数の情報源で内容が一致している病院を、信頼できる候補として扱います。

ペット保険の窓口精算に対応している場合は、保険会社側の対応病院の一覧に正しく載っているかも確認します。飼い主はこの一覧から病院を探すこともあります。

動物病院のAIO対策の費用相場

動物病院のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安で、差を生むのは分院の数と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+症状別ページの追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+分院ごとの診療時間・診療対象ページの整備+外部掲載情報の統一
大手・上場企業100万円以上グループ全体の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自院がAIにどう説明されているかを知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりに「診療時間の変更への追従」が入っているかを確認する

動物病院では、獣医師の勤務や季節によって、診療時間や休診日が変わることがあります。サイトを作って終わりの契約だと、半年後には古い時間が残ったままになります。

見積もりを比べるときは、診療時間や休診日を変えたときに、自院サイトと外部の掲載情報をだれが直すかを確認してください。

動物病院のAIO対策は、Googleマップや口コミとどう関係するか

動物病院のAIO対策では、自院サイトを「もっとも詳しい正本」とし、Googleマップの情報をそれと一致させることが基本になります。

近くの動物病院を探す飼い主は、地図検索もよく使います。AIも、地図サービスの営業時間や口コミを参照して回答を組み立てることがあります。役割を分けると、次のように整理できます。

  • Googleビジネスプロフィール:場所、診療時間、電話番号など、基本情報の入口として使う
  • 口コミ:飼い主の声として参照されるが、病院側で内容を操作するものではない
  • 自院サイト:診療対象、夜間の対応、症状別の診療、支払い方法を書き切る正本として使う

地図の情報だけでは、「うさぎの歯科に対応するか」「夜間は自院の患者だけか」までは伝わりません。そこを自院サイトで補うと、AIは条件つきの質問にも自院を挙げやすくなります。

口コミへの返信では、診療内容の説明を長く書くより、事実と感謝を短く伝えるほうが安全です。治療の効果を約束するような返信は避けてください。

動物病院がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

動物病院がAIO対策会社を選ぶときは、次の5つを上から順番に確認してください。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、獣医師1〜3名の動物病院が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自院と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 動物病院の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、「診療対象はどの動物までか」「夜間や時間外はどう対応しているか」を聞いてくるかを確認してください。

獣医療広告の制限について、自分から話題に出すかどうかも判断材料になります。「実績No.1」のような言葉をすすめてくる会社は、指針との関係を確認したうえで判断してください。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を最初に確認してください。動物病院では、院長が診察と手術に入り、合間に経営も見ていることが多くあります。提案書だけを渡されても、ページの修正までは手が回りません。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。院内や設備の写真撮影、Googleビジネスプロフィールや検索サイトの情報修正が範囲に入るかも確認します。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「動物病院のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

動物病院のAIO対策は、3か月で自院の説明が正しく整い、6〜12か月で動物の種類や症状を入れた質問に名前が挙がりはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備と掲載情報の統一が終わる。院名を聞いたとき、AIが診療対象と診療時間を正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「〇〇市 うさぎ 病院」「〇〇駅 動物病院 夜」系の質問で候補に入りはじめる指名検索数、初診のきっかけ
12か月症状別ページと外部言及が積み上がり、複数のAIで地域の候補として安定して出るようになる初診の件数、再来院につながった件数

何を見れば効果がわかるか

動物病院の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自院が登場した回数(動物の種類・時間帯・症状の質問を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 院名での指名検索の数
  • 初診の問診票で聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。初診の問診票に「当院を知ったきっかけ」の欄を設け、「AI(ChatGPTなど)」の選択肢を1つ足すだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「〇〇市 動物病院」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

動物病院のAIO対策に関するよくある質問

動物病院の院長や事務担当の方からよく受ける質問を5つ取り上げます。

中小の動物病院でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ獣医師1〜3名の小規模な動物病院のほうが、効果が出やすい面があります。

飼い主が通える範囲は限られ、比べられる近隣の病院の数も絞られるためです。診療対象動物、診療時間と夜間対応、症状別の診療、料金と支払い方法、設備と獣医師の5ページを整えるところから始めれば、3か月ほどで形になります。

注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

エキゾチックアニマルも診ている場合、サイトにはどう書けばいいですか?

「その他の動物」とまとめず、動物の種類ごとに名前を出して書いてください。

うさぎ、フェレット、ハムスター、小鳥、爬虫類と並べ、それぞれ「一般診療まで」「手術も対応」「健康診断と飼育相談まで」のように範囲を添えます。対応できない種類は、「現在は診療していません」と書くほうが親切です。

AIは、書かれていない動物を診られるとは判断しません。種類と範囲を書くことで、遠くから探している飼い主にも候補として挙がりやすくなります。

ペット保険の窓口精算に対応していることは、書いたほうがいいですか?

書いたほうがいいです。「ペット保険 窓口精算」は月600件検索されており、病院選びの条件にしている飼い主がいます。

一部のペット保険には、対応する動物病院の窓口で自己負担分だけを支払える仕組みがあります。対応している保険会社の名前を、料金と支払い方法のページに一覧で書いてください。

あわせて、「窓口精算には保険証の提示が必要」など、受付での流れも1文で添えます。保険会社側の対応状況が変わったときは、同じ月にページを更新します。

獣医療広告の制限があるなかで、症例や治療の紹介は載せられますか?

載せ方には注意が必要です。治療の成績や、効果を約束するような表現は、獣医療広告の指針に照らして確認してから判断してください。

AIO対策の観点では、「この治療で治りました」という紹介より、「どんな症状のときに、どんな検査をするか」を事実として書くほうが扱いやすくなります。たとえば「皮膚のかゆみでは、まず皮膚の検査と問診で原因を絞ります」という書き方です。

判断に迷う表現は、公開前に農林水産省の指針や、地域の獣医師会などに確認するのが安全です。

夜間や時間外の対応をサイトに書くと、電話が増えすぎませんか?

対応の範囲を具体的に書けば、受けられない電話はむしろ減る傾向があります。

「急患対応」とだけ書かれていると、飼い主は「とりあえず電話してみる」ことになります。「時間外は当院の患者様のみ」「深夜は近隣の夜間救急病院をご案内」と書いておけば、AIも対応範囲を正しく伝えられます。

スタッフが断る電話が減れば、本当に診るべき急患の電話に時間を使えます。対応時間を変えたときは、サイトと地図の情報を同じ日に直してください。

まとめ:動物病院のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

動物病院のAIO対策会社は、実力の高さよりも先に、自院の規模と分院の数に合っているかで選ぶのが基本です。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の動物病院。基盤ページの整備から実行まで任せたい病院に
  • 株式会社ジオコード:中小〜中堅。開院やサイト制作とあわせて、広告も含めAI検索に対応したい病院に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい病院に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。分院のMEOまで横断して整えたいグループ病院に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。症状解説などページ数の多いサイトを持つグループ病院に

最初に確認してほしいのは、自院の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の動物病院であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

動物病院のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

動物病院のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。