「Shopifyの構築実績なら負けないのに、ChatGPTで構築会社を聞かれると、うちの名前が出てこない」

EC構築会社の経営者から、こうした声を聞くことが増えました。自社ECを立ち上げたい事業者や、カートの入れ替えを考える担当者が、AIに条件を伝えて構築の依頼先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に入らなければ、提案の場に呼ばれません。

結論から言うと、従業員10名以下のEC構築会社ならエイチリンク株式会社、AI最適化とWeb開発の知見をあわせて相談したいなら株式会社ジオコード、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • EC構築会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • カートシステム名・構築費用・移行と連携で探される、EC構築会社ならではの対策の違い
  • 費用相場と、構築の相談につなげるために整えるページ

EC構築会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

EC構築会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業、またはWeb制作・開発に関わる企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEOを正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】EC構築会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月7万円〜(コンサルのみ)/月22万円〜(対策代行込み)
株式会社ジオコードAI最適化・SEO・Web開発中小〜中堅AIO・LLMO支援/SEO/Web開発/ChatGPT広告の運用支援要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。7年間で100サイト以上を制作してきたため、制作会社側の事情をふまえて進められます。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。カート別の構築サービスページ、構築費用の目安ページ、移行・連携の対応ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、構築事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月7万円+税〜(コンサルのみ)/月22万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなEC構築会社におすすめ:従業員10名以下で、構築案件の進行に手を取られ、自社サイトの更新が後回しになっている会社。紹介やカート提供元からの案件が中心で、指名以外の相談を増やしたい会社。

公式サイトEC構築会社のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ジオコード

会社名/所在地:株式会社ジオコード/東京都新宿(ミライナタワー10階)、関西支社あり(代表取締役:原口大輔)

特徴:AI最適化、SEO、Web開発の事業を展開している会社です。「AIO・LLMOなどAI最適化も徹底支援」と公式サイトで明示しています。営業支援ツール「ネクストSFA」の提供や、ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO・LLMOなどのAI最適化支援とSEOが主軸です。Web開発の事業もあるため、サイトの構造面を含めて相談できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:Google Premier Partner Award 2023を受賞しています。

こんなEC構築会社におすすめ:AIでの見え方を、検索対策と一緒に見直したい中小から中堅のEC構築会社。検索と広告の両方を視野に入れて、集客の相談先を探している会社。

公式サイト株式会社ジオコード

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなEC構築会社におすすめ:カート別のサービスページや構築事例はすでにそろっていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなEC構築会社におすすめ:複数の拠点やサービスラインを持つ、中堅から大手のEC構築会社。広告やCRMも含めて、案件獲得の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなEC構築会社におすすめ:複数のカートや業種別のソリューションページを数百ページ規模で持つ、中堅から大手のEC構築会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のEC構築会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

EC構築会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

EC構築会社は、AIの回答で「相談先の候補に入るか」が商談数に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. EC事業者がAIで構築の依頼先を探しはじめている

EC構築の新規案件は、これまで紹介、カート提供元からの紹介、比較サイトが中心でした。いまは事業者の担当者が、AIに条件を伝えて依頼先を絞る動きが出ています。

「楽天から自社ECに移りたい。Shopifyで、在庫管理システムとの連携まで頼める会社は?」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を3〜5社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、カートの候補や移行元、連携したいシステムがある程度決まった状態で相談してきます。EC構築会社にとっては、要件の輪郭が見えている相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「ecサイト構築」は月1,300件、「shopify 構築」は月700件の検索があります(2026年9月時点)。「ecサイト構築 費用」は月400件、「shopify 制作会社」は月300件です。

カートシステムの名前そのものも探されています。「ecbeing」は月3,200件、「futureshop」は月1,600件、「ec-cube」は月1,500件です。

一方で「EC構築 SEO」「EC構築 AIO」「EC構築 LLMO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。自社の見つけられ方に手を打っているEC構築会社は、まだ少ないと考えられます。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じカートを扱う競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 構築実績がクライアントのサイトに埋もれている

EC構築会社の実績は、完成したECサイトそのものです。ところが、そのサイトは事業者のドメインで公開されます。フッターに制作会社名を載せないことも多く、AIは「このサイトを誰が作ったか」を結びつけられません。

さらに、構築会社の自社サイトでは、実績がロゴとサイトのキャプチャだけで並んでいることがよくあります。カート、移行元、連携先、構築期間が文章で書かれていないと、AIは条件に合う会社として挙げる材料を持てません。

何十件の構築を手がけていても、その事実がAIに読める形で残っていなければ、実績がない会社と同じ扱いになりえます。

EC構築会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

EC構築会社のAIO対策は、「事業者がカート、予算、移行と連携の条件を並べて依頼先を比べる」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者は「カートシステム名×事業規模×移行元」で探す

EC構築を依頼したい事業者は、「EC構築 東京」のような広い言葉だけでは探しません。使いたいカートシステムの名前から探します。

Shopify、EC-CUBE、ecbeing、futureshopといった名前です。カートは、月額課金で使うSaaS型、自社で改修できるオープンソース型、大規模向けのパッケージ型などに分かれます。事業者はこのどれを選ぶかで、依頼先の候補を大きく絞ります。

さらに、事業規模と移行元が条件に加わります。たとえば「年商3億円規模、楽天市場から移行、商品数2,000点」のような聞き方です。

一般的なSEOでは、「EC構築会社」のような大きな言葉で上位を狙う考え方が中心でした。AIの回答では、カートごと、規模ごと、移行元ごとに「どこまで対応できるか」が書かれたページほど参照されやすくなります。

そのため、「各種カートに対応」と1ページにまとめるより、カートごとにページを分け、得意な規模と対応できない条件まで書くほうが効きます。

2. 最初に聞かれるのは「構築費用はいくらか」

EC構築を検討する事業者が、AIに最初に聞くことの多い質問は費用です。先ほどの「ecサイト構築 費用」の検索数からも、関心の高さがうかがえます。

ところが、EC構築会社のサイトは「お見積もりはお問い合わせください」で終わっていることが多くあります。要件で金額が大きく変わるので、書きにくいのは当然です。

ただ、AIは価格の手がかりがない会社を、予算を示した事業者の候補に入れにくくなります。そこで、条件つきの目安を書きます。

たとえば「Shopifyでテーマをもとに構築する場合、初期費用は◯万円から。独自の機能開発や基幹システム連携がある場合は別途見積もり」という書き方です。金額は自社の実態に合わせてください。

あわせて、月額の保守費用、カートの利用料が別にかかること、構築期間の目安も書きます。構築費だけでなく、立ち上げ後の総額を見せる会社ほど、比較の場で説明の材料にされやすくなります。

3. 「モールからの移行」と「基幹システム連携」の難所で比べられる

EC構築の相談で、事業者がいちばん不安を持つのは、画面のデザインではありません。今の売上を落とさずに切り替えられるか、社内の業務がそのまま回るかです。

モールや旧カートからの移行では、商品データ、会員データ、注文履歴、レビューの扱いが問題になります。URLが変わる場合は、旧ページから新ページへの転送設定も必要です。モールの規約によっては、購入者の情報をそのまま自社ECに移せないこともあります。

基幹システム連携では、在庫管理、受注管理、倉庫管理、会計、店舗のPOSとのつなぎ込みが論点になります。「在庫を実店舗とECで一元化したい」「受注データを基幹システムに自動で取り込みたい」といった要件です。

AIは、こうした難所について具体的に書かれたページを、条件に合う会社の根拠として使います。「移行実績あり」の一言ではなく、「どの移行元から、何件の商品データを、どの手順で移したか」を書くことが差になります。

EC構築会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

EC構築会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

EC構築会社の場合は、扱うカートと得意な移行元、連携先を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「EC-CUBEでBtoB向けの受発注サイトを作れる会社」「futureshopから移行して基幹連携まで頼める会社」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。すでにやめたカートの対応や、古い料金が載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている比較記事やカート提供元のページも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

EC構築会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • カート別の構築サービスページ(Shopify・EC-CUBE・ecbeing・futureshopなど、カートごとの得意な規模と対応できる改修の範囲)
  • 構築費用と期間の目安ページ(初期費用・月額保守・カート利用料の内訳と、要件ごとの金額の変わり方)
  • モール・他カートからの移行支援ページ(移行元ごとの手順、移せるデータと移せないデータ、切り替え当日の段取り)
  • 基幹システム・外部サービス連携ページ(在庫・受注・倉庫・会計・POSとの連携方式と実績)
  • 構築事例ページ(業種・カート・移行元・連携先・構築期間・公開後の変化の6項目をそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、EC運営のコラム記事を増やしても相談につながりにくくなります。まず「どのカートで、どの規模を、どこまで作れるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

サイトのキャプチャとロゴだけの実績一覧を、文章と表の組み合わせに直します。

「当社はShopifyとEC-CUBEの構築に対応しています。年商1億〜10億円規模の事業者の構築を主に受けています」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。カートを行、「新規構築」「移行」「基幹連携」「独自機能の開発」を列にした対応表は、AIにも事業者にも読み取りやすい形です。構築事例には、公開日と構築期間を入れておくと、情報の新しさも伝わります。

4. 一次情報と権威性の担保

構築事例を、数字を入れて書きます。たとえば「商品数3,000点を旧カートから移行し、切り替え当日の受注停止を半日に抑えた」という形です。「受注データの手入力をなくし、出荷作業を1日2時間短縮した」も同じ書き方です。

カート提供元のパートナー制度で認定を受けている場合は、その区分と取得時期も書きます。決済まわりの対応も、信頼の根拠になります。割賦販売法とクレジットカード・セキュリティガイドラインでは、EC加盟店にカード情報の非保持化などの対策が求められています。本人認証の仕組み(EMV 3-Dセキュア)の導入支援に対応しているかも、事業者が確認したい情報です。

カート提供元の機能紹介を言い換えただけの記事には、AIが引用する理由がありません。自社の構築現場でしか出せない数字が必要です。

5. 外部からの言及の設計

自社以外の場所で言及される状態をつくります。カート提供元のパートナー紹介ページ、EC構築会社の比較サイト、アプリやプラグインの開発者ページ、ECのセミナーの登壇者紹介などです。

大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。対応カートや料金の目安が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

もう一つ、クライアントの許諾が取れる案件では、事業者側のサイトやプレスリリースで構築会社名を出してもらえないか相談します。理由3で触れた「実績がクライアントのサイトに埋もれる」問題を、外側からほどく作業です。

EC構築会社のAIO対策の費用相場

EC構築会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+構築事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+カート別・業種別のソリューションページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全サービス横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「カート別ページと事例の書き直し」が入っているかを見る

「コラム記事を月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、カート別の構築サービスページと、構築事例の書き直しが含まれているかを確認してください。

EC構築会社では、EC運営ノウハウの記事よりも、「どのカートで何ができるか」「いくらで、何か月で作れるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

EC構築会社のAIO対策は、カート提供元のパートナー一覧への掲載だけで足りるのか

掲載だけでは足りません。パートナー一覧は外部の証拠として役立ちますが、AIが推薦する根拠としては、自社サイトの一次情報が必要です。

カート提供元のパートナー一覧は、決まった項目を埋める形式がほとんどです。同じカートを扱う会社が、同じような紹介文で並びます。「構築から運用まで対応」「豊富な実績」だけでは、AIは会社ごとの違いを判断できません。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • パートナー一覧・比較サイト:自社以外の場所で言及される「外部の証拠」として使う
  • 自社サイト:カート・規模・費用・移行・連携を書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:掲載ページから自社のカート別ページへつなぎ、内容と表記をそろえる

すでに複数のパートナー一覧や比較サイトに掲載している会社は、まず掲載内容を一覧にしてください。対応カートや料金が古いままのページが見つかれば、それを直すだけでもAIの回答が変わる可能性があります。

EC構築会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のEC構築会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. EC構築会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、扱っているカートと、得意な事業規模、よく受ける移行元を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「受注の多くはカート提供元からの紹介ですか、それとも直接の相談ですか」「構築費用の目安はどこまで出せますか」「実績として社名を出せる案件は何割ですか」。こうした質問が出てくる会社は、事業者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。EC構築会社は、社内にディレクターもエンジニアもいます。ただ、その人たちは納期のある構築案件を優先します。

提案書だけを渡されると、自社サイトの改修は案件が落ち着くまで止まりがちです。原稿の作成や事例の取材まで外部で進められるかどうかで、3か月後の進み具合が変わります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。構築事例の取材、クライアントへの掲載許諾の確認、サイトへの実装作業が含まれるかは、会社によって分かれます。

自社で実装する前提なら、原稿と構成案の納品までで十分な場合もあります。どこで線を引くかを最初に決めておかないと、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「EC構築会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

EC構築会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で構築の相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが対応カートと得意な規模を正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「カート名×移行元×連携」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月構築事例と外部言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる構築の相談件数、提案から受注に至った件数

EC構築は検討期間が長い商材です。AIで見つけた事業者が、数か月後に予算化してから相談してくることもあります。短い期間で判断せず、12か月の流れで見てください。

何を見れば効果がわかるか

EC構築会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(扱うカート名と移行元で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 構築の相談を受けたときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回の打ち合わせでひとこと聞くだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「ecサイト構築」「shopify 構築」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

EC構築会社のAIO対策に関するよくある質問

EC構築会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のEC構築会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のEC構築会社のほうが、効果が出やすい面があります。

扱うカートや得意な規模が絞られているほど、AIが「この条件ならこの会社」と結びつけやすくなるからです。「Shopifyで年商1億円前後の事業者」のように得意な領域がはっきりしていれば、そこから書き始められます。

カート別ページ、費用の目安、構築事例から整えれば、3か月ほどで形になります。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

構築費用は案件ごとに違うのですが、サイトに目安を書いたほうがいいですか?

書いたほうがいいです。事業者がAIに最初に聞くことの多い質問が費用だからです。

金額を1つに決める必要はありません。「テーマをもとにした構築なら◯万円から」「独自機能の開発や基幹連携がある場合は別途」のように、条件と一緒に下限の目安を書きます。

あわせて、月額の保守費用とカートの利用料が別にかかることも書きます。構築後の総額が見える会社は、予算を示した事業者の候補に入りやすくなります。金額を改定したら、ページの更新日も変えておきます。

クライアント名を出せない構築実績も、AIO対策に使えますか?

使えます。社名やサイトのURLを伏せたままでも、AIが参照できる一次情報になります。

「アパレル、年商5億円規模」のように業種と規模をぼかし、「カート」「移行元」「連携先」「商品数」「構築期間」「公開後の変化」を書きます。たとえば「楽天市場からShopifyへ移行、商品数1,500点、構築期間4か月」という形です。

社名を出せる案件では、事業者側のサイトやプレスリリースで構築会社名を出してもらえないかも相談してください。

複数のカートに対応している場合、ページはカートごとに分けたほうがいいですか?

分けたほうがいいです。事業者はカートシステムの名前から探すため、カートごとに答えられるページが必要になります。

各ページには、そのカートで得意な事業規模、対応できる改修の範囲、移行の実績、連携の実績、構築期間の目安を書きます。「対応できないこと」も1〜2行添えると、AIが条件の合わない相談先として誤って挙げることを減らせます。

対応はしていても実績が少ないカートは、無理にページを作らず、主力のカートから厚くしていく進め方が現実的です。

構築後の保守や運用代行も請け負っていますが、AIO対策ではどう打ち出せばいいですか?

構築とは別に、保守・運用のページを1つ設けるのがおすすめです。事業者は「作ったあと、誰が面倒を見てくれるか」をAIに聞くことがあるためです。

月額の保守で何をするか、障害時の対応時間、カートのアップデートへの追従、ページ更新の依頼方法を書きます。

運用代行を受けている場合は、担当できる業務の範囲も具体的に書きます。「構築から運用まで」とまとめて書くより、AIが条件に合わせて引用しやすくなります。

まとめ:EC構築会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

EC構築会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のEC構築会社。カート別ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ジオコード:中小〜中堅。AI最適化とSEOを、Web開発の知見とあわせて相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。広告やCRMも含めて案件獲得を横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。ソリューションページの数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のEC構築会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

EC構築会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

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業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。