「チラシもロゴも作ってきたのに、『会社案内のパンフレットを印刷まで頼める会社』で探されると、うちの名前が出てこない」

グラフィックデザイン会社の経営者から、こうした声を聞くことが増えました。発注する企業やお店の担当者が、ChatGPTなどのAIに「何を、何部、いつまでに」を伝えて依頼先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に名前がなければ、作品を見てもらう前に候補から外れてしまいます。

結論から言うと、従業員10名以下のグラフィックデザイン会社ならエイチリンク株式会社、制作物ごとの解説記事を大量に積み上げたいなら株式会社ウィルゲート、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • グラフィックデザイン会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 制作物名・著作権と修正回数・印刷手配の有無で比べられる、グラフィックデザイン会社ならではの対策の違い
  • 費用相場と、見積もり依頼につなげるために整えるページ

グラフィックデザイン会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

グラフィックデザイン会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 制作会社またはBtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】グラフィックデザイン会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とするコンテンツマーケティング中堅〜大手SEO支援/コンテンツマーケティング/SEOツール・編集支援ツールの提供要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表がデザインの確認も営業も担っている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。制作物別のサービスページや料金表ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、制作事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。イベント会社では、サイト経由で月96件の問い合わせと月商500万円を生みました。YouTube運用代行会社では、生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなグラフィックデザイン会社におすすめ:従業員10名以下で、代表がデザインの最終確認も見積もりも担っている会社。制作の実績は豊富なのに、自社サイトには作品の画像だけが並び、料金も納品の条件も書けていない会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:コンテンツマーケティング事業を展開する、SEOを主軸とする会社です。SEOツール「TACT SEO」や編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:公式サイトにAIO対策の明記はありません。そのため、AIO対策の土台になるSEOとコンテンツ制作を、ツールと体制で支える会社として紹介します。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現しています。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になりました。

こんなグラフィックデザイン会社におすすめ:チラシやパンフレットの作り方など、制作物ごとの解説記事を数十本から数百本の規模で積み上げたい中堅〜大手の会社。社内に記事の編集担当を置ける会社。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなグラフィックデザイン会社におすすめ:制作物別のページはすでにあり、デザイン会社の比較記事などで外部の露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなグラフィックデザイン会社におすすめ:複数の拠点や、紙もWebも扱う制作チームを持つ中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、自社の集客の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなグラフィックデザイン会社におすすめ:制作物ごと、業種ごとに数百ページ規模の実績を持つ中堅から大手の会社。サイト全体の情報設計から見直したい会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のグラフィックデザイン会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

グラフィックデザイン会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

グラフィックデザイン会社は、発注者が「作りたいもの」で依頼先を探す業種です。AIの回答で制作物ごとの候補に入れるかが、見積もり依頼の数を左右します。理由は3つあります。

理由1. 発注者がAIで「頼める会社」を探しはじめている

グラフィックデザイン会社の新規顧客は、これまで紹介、印刷会社や広告会社からの依頼、過去の取引先のつながりが中心でした。いまは企業やお店の担当者が、AIに制作物と条件を伝えて依頼先を絞る動きが出ています。

たとえば「創業30年の工務店で、会社案内のパンフレット8ページとロゴの刷新を、印刷まで含めて頼める会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を3〜5社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援しているYouTube運用代行会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、条件が固まった状態で問い合わせてきます。グラフィックデザイン会社でいえば、制作物と用途、部数、希望の納期、印刷の要否がそろった見積もり依頼です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「グラフィックデザイン会社」の検索は月150件です(2026年9月時点、以下同じ)。一方で、制作物の名前で探す言葉はけた違いに多くあります。

「名刺デザイン」は月7,400件、「パンフレット デザイン」は月5,300件、「チラシ作成」は月5,100件、「ロゴ制作」は月4,600件です。発注者は、会社の種類ではなく作りたいものの名前で探していることがわかります。

一方で「グラフィックデザイン SEO」「グラフィックデザイン AIO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。AIでの見つけられ方に手を打っているグラフィックデザイン会社が、まだ少ないことを示しています。

理由3. 作品の画像だけでは、AIに「何を頼める会社か」が伝わらない

グラフィックデザイン会社のサイトは、作品の画像を並べたポートフォリオが中心になりがちです。デザインの力を見せるには、画像がもっとも伝わるからです。

ただ、AIは画像だけのページから「どの制作物を、いくらで、何日で、印刷まで含めて頼めるか」を読み取るのが得意ではありません。発注者が知りたい条件が文章で書かれていないと、AIは条件に合う会社として挙げにくくなります。

作品の画像はそのまま残し、制作物ごとの条件と事例の説明を文章で足せば、AIが参照する「正しい情報源」を自社で持てます。

グラフィックデザイン会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

グラフィックデザイン会社のAIO対策は、「発注者が、制作物の名前と、権利や修正の条件と、印刷までの範囲を比べながら探す」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者は「制作物名×用途×部数」で探す

グラフィックデザイン会社を探す発注者は、「デザイン会社 おすすめ」だけでは探しません。作りたいものの名前に、用途と部数を組み合わせて探します。

たとえば「採用説明会で配る会社案内パンフレット 12ページ 500部」「新店舗のチラシ 1万部 ポスティング」といった条件です。「ロゴ変更と名刺の刷り直し 社員20名分」のような組み合わせもあります。

同じチラシでも、新聞折込とポスティングと店頭配布では、サイズも紙も部数も変わります。同じロゴでも、新規の作成と、既存ロゴの整理ではかかる工程が違います。

AIは複数の条件をまとめて処理します。「どの制作物を、どの用途で、何部くらいから、何日で作れるか」が書かれたページほど、参照されやすくなります。

2. 著作権の扱いと修正回数が、価格と同じくらい比べられる

グラフィックデザインの発注者が、あとから困りやすいのが権利と修正の条件です。Ahrefsで調べると、「ロゴ 著作権」は月350件、「デザイン 著作権」は月200件検索されています。

著作権法では、デザインの著作権は原則として作った側に生じるとされています。発注者に移すには、譲渡の取り決めが必要です。改変などにかかわる権利は、契約で特に明記しないと譲渡した側に残ると推定される規定もあります。また著作者人格権は譲渡できないとされ、行使しない旨を契約で取り決めることがあります。

ロゴの場合は、著作権とは別に、商標登録という手続きがあります。自社で登録を代行しない場合でも、「商標の調査や登録は対象外」と書いておくと、発注者の誤解を防げます。法律の解釈を断定的に書くのは避け、自社の契約での扱いを書く形にとどめます。

修正回数も同じです。たとえば「デザイン案は2案、修正は2回まで。3回目以降は1回ごとに費用がかかります」のように、回数と超えた場合の扱いを書きます。数字は自社の実態に合わせてください。

3. 印刷手配まで含むか、データ納品だけかで、見積もりの比べ方が変わる

グラフィックデザイン会社には、デザインデータの納品までを担う会社と、印刷の手配まで担う会社があります。Ahrefsで調べると、「チラシ 印刷」は月2,400件検索されており、デザインと印刷をまとめて考える発注者が多いことがうかがえます。

発注者から見ると、データ納品だけの会社と、印刷込みの会社の見積もりは、そのままでは比べられません。印刷込みの見積もりには、用紙、加工、部数、配送の費用が入るからです。

データ納品のみの場合も、何を納品するかで発注者の使いやすさが変わります。印刷用のPDFだけか、元データ(Illustratorのファイルなど)も渡すか、Web用の画像も作るかです。

サイトには、「デザインのみ」「デザイン+印刷」の2つの料金例を並べ、それぞれに含まれるものを書きます。AIも、この違いが書かれている会社を「印刷まで頼める会社」として正しく扱えます。

グラフィックデザイン会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

グラフィックデザイン会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

グラフィックデザイン会社の場合は、得意な制作物と業種を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「会社案内パンフレット 印刷込み 制作会社」「飲食店のロゴとメニューをまとめて頼める会社」「医療機関のチラシに慣れたデザイン会社」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社を「どの制作物の会社」として説明しているかを確認します。Web制作が中心の会社と誤解されていないか、やめたサービスが載ったままになっていないかも見ます。

2. 基盤ページの整備

グラフィックデザイン会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 制作物別のサービスページ(チラシ・パンフレット・ロゴ・名刺ごとに、料金の目安、制作期間、発注者に用意してもらう素材)
  • 料金表と見積もりの条件ページ(サイズ・ページ数・デザイン案の数・修正回数によって金額がどう変わるか)
  • 著作権と納品データの扱いページ(著作権の譲渡の有無、元データの納品可否、実績として掲載してよいかの確認)
  • 印刷手配と入稿のページ(印刷込みかデータ納品のみか、用紙や加工の選択肢、部数ごとの納期の目安)
  • 業種別の制作事例ページ(業種・制作物・用途・部数・制作期間の5項目をそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、作品の画像を増やしても見積もり依頼につながりにくくなります。まず「何を、いくらで、どんな条件で頼めるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

作品の画像だけが並ぶポートフォリオを、画像と文章と表の組み合わせに直します。画像には、何の制作物かがわかる説明文を添えます。

たとえば「当社は会社案内パンフレットを、8ページ・デザイン案2案・修正2回込みで、デザインのみ25万円から受けています。印刷込みの場合は500部から対応します」のように、1文で言い切る書き方をします。金額と部数は、自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。制作物を行、「料金の目安」「制作期間」「修正回数」「印刷の可否」を列にした「制作物別の料金表」は、AIにも発注者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

制作事例を、課題と工夫を入れて書きます。たとえば「求人チラシで、給与や休日の情報を冒頭に移し、写真を社員の作業風景に変えた」といった形です。「高齢の来院者が多いクリニックのパンフレットで、文字の大きさを見直した」という書き方もできます。

成果の数字がわかる場合は、発注者の了承を得て書きます。数字がない場合も、「なぜその配色や書体にしたか」「どんな要望をどう形にしたか」を書けば、デザイナーにしか書けない一次情報になります。

受賞歴や、デザイナーの経歴、所属する団体も権威性の材料になります。デザインの一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自社の制作でしか出せない判断の理由が必要です。

5. 外部からの言及の設計

デザイン会社の比較サイト、地域の商工団体の会員紹介、取引先の印刷会社や広告会社のパートナー紹介など、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

取引先の制作物に、了承を得たうえで「デザイン:◯◯」とクレジットを入れてもらう方法もあります。Webに載るパンフレットのPDFや、取引先サイトの制作実績の紹介も、外部からの言及になります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。得意な制作物や料金の目安が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

グラフィックデザイン会社のAIO対策の費用相場

グラフィックデザイン会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+制作事例の文章化+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+制作物別・業種別ページの整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

ポートフォリオの文章化が含まれるかを確認する

グラフィックデザイン会社のAIO対策で手間がかかるのは、手元の作品に説明の文章を足す作業です。たとえば作品が50点ある会社なら、制作物・用途・部数・工夫を1点ずつ聞き取るだけでも時間がかかります。

見積もりを比べるときは、記事の本数だけでなく、制作事例の聞き取りと文章化、制作物別の料金表の整備が含まれているかを確認してください。

グラフィックデザイン会社は、クラウドソーシングとの価格差をどう説明すればいいのか

価格の安さで比べるのではなく、「料金に何が含まれているか」を並べて書くのがおすすめです。

ロゴやチラシのデザインは、クラウドソーシングやスキルマーケットでも依頼できます。Ahrefsで調べると、「ココナラ ロゴ」は月800件、「ランサーズ ロゴ」は月200件、「クラウドワークス デザイン」は月100件の検索があります。発注者の多くは、会社とこうしたサービスの価格を比べたうえで依頼先を決めています。

AIに「ロゴは会社とクラウドソーシングのどちらに頼むべきか」と聞く人もいます。そのとき参照されやすいのは、どちらかを悪く言う記事ではなく、違いを条件で整理した記事です。

  • 含まれる工程:ヒアリング、方向性の提案、デザイン案の数、修正回数をそれぞれ書く
  • 権利と納品:著作権の扱い、元データの納品、ロゴの使い方をまとめた資料の有無を書く
  • その後の対応:名刺や封筒への展開、印刷の手配、数年後の修正の相談先になれるかを書く

クラウドソーシングが合う発注者もいます。「予算を抑えて1点だけ作りたい場合は、ほかの方法も選択肢になります」と書いておくと、公平な情報源としてAIにも発注者にも受け取られやすくなります。

グラフィックデザイン会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のグラフィックデザイン会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. グラフィックデザイン会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の得意な制作物、印刷手配の有無、主な取引先の業種を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「実績として公開してよい作品はどのくらいありますか」「著作権は契約でどう扱っていますか」「印刷会社経由の仕事と直接の仕事の比率はどうですか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者の目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なグラフィックデザイン会社では、デザイナーが制作を回しながら、自社サイトの更新も兼務していることが多くあります。年度末や繁忙期には、提案書だけを渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。作品の聞き取りと文章化、料金表の設計、比較サイトの掲載情報の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「グラフィックデザイン会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

グラフィックデザイン会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で見積もり依頼に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい得意制作物と対応範囲で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「制作物名×用途×印刷込み」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、見積もり依頼のきっかけ
12か月制作事例と外部言及が積み上がり、複数の制作物の質問で安定して出るようになる見積もり依頼数、制作物ごとの依頼の内訳

何を見れば効果がわかるか

グラフィックデザイン会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(得意な制作物ごとに質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 見積もり依頼のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。グラフィックデザイン会社の場合は「取引先の制作物を見た」「検索で見た」「AIで聞いた」が混ざりやすいため、選択肢を分けて聞きます。見積もりフォームに選択肢を1つ足すだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「パンフレット制作」「チラシ制作」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

グラフィックデザイン会社のAIO対策に関するよくある質問

グラフィックデザイン会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のグラフィックデザイン会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のグラフィックデザイン会社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。得意な制作物、料金の目安、修正回数、著作権の扱い、印刷手配の有無を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「代表デザイナーが最初のヒアリングから担当する」「ロゴから名刺・封筒まで同じ担当者がそろえる」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

作品の画像をポートフォリオに載せていますが、文章も必要ですか?

必要です。画像はそのまま残し、1点ごとに短い説明の文章を足すのがおすすめです。

書くのは「業種」「制作物」「用途」「部数やサイズ」「制作期間」「工夫した点」です。たとえば「地域の歯科医院、診療案内パンフレット、A4三つ折り、1,000部、制作期間3週間」という形です。

全作品を一度に文章化する必要はありません。問い合わせを増やしたい制作物から、5点ずつ進めると続けやすくなります。

料金表を出すと、安い依頼ばかり来るようになりませんか?

料金の下限だけを大きく書くと、そうなることがあります。そのため、金額と一緒に「その金額に含まれるもの」を書くのがおすすめです。

たとえば「ロゴ制作は15万円から。ヒアリング1回、デザイン案3案、修正2回、使い方をまとめた資料を含みます」のように書きます。数字は自社の実態に合わせてください。

含まれる内容が見えると、価格だけで比べる発注者より、内容を理解したうえで依頼したい発注者からの相談が増えやすくなります。AIも、条件がそろった料金情報を引用しやすくなります。

著作権を譲渡するかどうかは、サイトに書いておいたほうがいいですか?

書いておいたほうがいいです。発注者の中には、納品されたデザインを自由に使えると考えている人もいれば、あとで権利のことを知って不安になる人もいるからです。

サイトには、自社の標準の扱いを書きます。「納品時に著作権を譲渡する」「譲渡は別料金」「元データの納品は対象外」など、どれにあたるかと、個別に相談できるかを書きます。

法律の解説を詳しく書く必要はありません。判断に迷う場合は専門家への確認を勧める一文を添え、自社の契約での扱いを明確にしておくことが大切です。

印刷会社との違いを、サイトでどう書けば伝わりますか?

「デザインの工程にどこまで時間をかけるか」と「印刷の手配をどう扱うか」の2つで書き分けるのがおすすめです。

発注者から見ると、デザインもしてくれる印刷会社と、印刷も手配するデザイン会社の違いはわかりにくいものです。ヒアリングの回数、デザイン案の数、コピーや撮影の手配など、デザイン会社として時間をかける工程を具体的に書きます。

印刷については、「提携する印刷会社に手配」「印刷会社の指定も可能」など、自社の扱いを書きます。どちらが優れているかではなく、何が違うかを書くと、AIにも公平な情報として扱われやすくなります。

まとめ:グラフィックデザイン会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

グラフィックデザイン会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のグラフィックデザイン会社。制作物別ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。制作物ごとの解説記事を大量に積み上げたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。紙とWebの制作チームを横断して集客を整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。数百ページ規模の実績を持つサイト全体を設計し直したい会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のグラフィックデザイン会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

グラフィックデザイン会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

グラフィックデザイン会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。