「学会の運営は何度も任されているのに、新しい学会事務局からの問い合わせがほとんど来ない」

こうした声が増えています。学会事務局や業界団体の担当者が、AIに規模や開催形式を伝えて委託先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に入らなければ、相談の前に外れます。

結論から言うと、従業員10名以下のカンファレンス運営会社ならエイチリンク株式会社、記事を量で増やしたいなら株式会社ウィルゲート、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • カンファレンス運営会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 学会・業界カンファレンス・大型セミナーの委託先として選ばれるための対策の違い
  • 費用相場と、学会事務局からの相談につなげるために整えるページ

カンファレンス運営会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

カンファレンス運営会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】カンファレンス運営会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とするコンテンツマーケティング中堅〜大手SEO支援/コンテンツ制作/SEOツール提供要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。社長が営業も現場の運営も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。運営範囲ページや参加登録・演題登録の対応ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、運営実績の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなカンファレンス運営会社におすすめ:従業員10名以下で、社長や運営責任者がWebも兼務している会社。学会や業界団体の運営を毎年受けているのに、サイトには会社概要と開催写真しか載っていない会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:SEOを主軸に、コンテンツマーケティング事業を展開する会社です。SEOツール「TACT SEO」や、編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:SEO支援とコンテンツ制作が主軸です。AIが参照する検索結果で上位に入るための、記事の企画と制作を依頼できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現しています。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になった例も公開されています。

こんなカンファレンス運営会社におすすめ:学会運営や大型セミナー運営の解説記事を、数十本単位でまとめて増やしたい中堅以上の会社。社内に編集の担当者を置ける会社。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなカンファレンス運営会社におすすめ:運営範囲や実績のページはすでにあり、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなカンファレンス運営会社におすすめ:国際会議や数千人規模の大会を複数の部署で担当している、中堅から大手の運営会社。広告やCRMも含めて、営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなカンファレンス運営会社におすすめ:学会ごと、分野ごとに数百ページ規模の開催情報を持つ、中堅から大手の運営会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のカンファレンス運営会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

カンファレンス運営会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

カンファレンス運営会社は、AIの回答で「委託先の候補に入るかどうか」が相談件数に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 学会事務局や業界団体の担当者がAIで委託先を探しはじめている

学会や業界カンファレンスの運営委託は、これまで前回の委託先の継続、理事や役員からの紹介、付き合いのある旅行会社や広告会社経由が中心でした。いまは事務局の担当者が、AIに条件を伝えて候補を絞る動きが出ています。

「会員3,000人規模の学会で、参加登録と演題募集からハイブリッド配信まで任せられる運営会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を数社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、条件が固まった状態で問い合わせてきます。カンファレンス運営でいえば、開催時期、想定参加者数、会場の候補、開催形式がそろった相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「学会運営」は月90件、「学会 運営」は月80件、「ハイブリッド開催」は月200件の検索があります。「カンファレンス 運営会社」は月10件、「参加登録システム」は月20件です(2026年9月時点)。

検索数そのものは大きくありません。一方で「カンファレンス運営 AIO」のような言葉は、検索データが取れないほど少ない状態です。委託先の選ばれ方に手を打っている運営会社が、まだ少ないことを示しています。

検索数が少ない業種ほど、1件の相談の重みは大きくなります。学会や業界カンファレンスは、1回の受託で準備から開催後の報告まで長く関わる仕事だからです。AIは複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。いまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 大会長や担当者が替わるたびに、委託先がゼロから探し直される

学会の年次大会は、大会長や主催する大学・病院が毎年替わる形式が多くあります。業界団体のカンファレンスも、担当理事や事務局の担当者が数年で交代します。

担当が替わると、前回の委託先の情報が十分に引き継がれないことがあります。新しい担当者は、まず手元のPCで「学会運営 会社」と調べるか、AIに聞くところから始めます。

つまり、長く付き合いのある団体でも、毎年「新規の候補探し」が起きる可能性があります。AIの回答に自社が出てこなければ、実績のある団体の仕事でも候補から外れることがありえます。

カンファレンス運営会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

カンファレンス運営会社のAIO対策は、「発注者が会員組織の担当者で、運営範囲と規模の実績で絞り込む」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者が3種類いて、探すときの言葉がまったく違う

カンファレンス運営を探す発注者は、大きく3種類に分かれます。学会事務局、業界団体の事務局、大企業の広報・マーケティング部門です。

学会事務局は「学会運営」「学術集会 運営」「演題登録」「抄録集」といった言葉を使います。業界団体は「総会 運営」「業界カンファレンス」「表彰式」を使います。大企業の広報は「ユーザーカンファレンス」「大型セミナー 運営代行」「プライベートショー」を使います。

一般的なSEOでは、検索数の大きい「イベント運営」を1ページで狙いがちです。AIの回答では、質問した人の立場に合った言葉で書かれたページが参照されやすくなります。そのため、発注者の種類ごとにページを分け、それぞれの言葉で運営範囲を書くほうが効きます。

とくに学会事務局は、運営会社を「PCO(Professional Congress Organizer)」と呼ぶことがあります。この言葉を自社サイトで一度も使っていないと、学会関係者の質問に対して候補に入りにくくなります。

2. 「何を開催したか」より「どの業務を、どこまで受けられるか」が問われる

学会や業界カンファレンスの運営は、業務の範囲がとても広い仕事です。参加登録と参加費の決済、演題募集と査読の進行、プログラム編成、抄録集の制作、会場手配、協賛企業やスポンサーの管理、当日の受付と配信などに分かれます。

発注者の多くは、このうち一部を自分たちで持ち、残りを外に出します。「参加登録と演題登録だけ」「当日運営とハイブリッド配信だけ」「企業協賛の募集から精算まで」といった切り方です。

そのため、AIに拾われるべき情報も独特です。業務ごとに「受けられる/受けられない」「自社システムか他社システムの運用か」が書かれていないと、条件付きの質問で候補から外れます。開催写真のギャラリーを増やしても、この情報の代わりにはなりません。

医学系の学会では、専門医の単位に関わる参加登録や、企業共催のランチョンセミナーの運営を求められることもあります。対応している場合は、その業務名をそのまま書くことが大切です。

3. 規模と開催形式の実績が数字で比べられ、選定は開催の1年以上前に動く

カンファレンスの委託先選びでは、「同じくらいの規模を運営したことがあるか」がもっとも重く見られます。300人の研究会と3,000人の年次大会では、必要な体制がまったく違うためです。

さらにコロナ禍以降、会場とオンラインを組み合わせるハイブリッド開催が選択肢として定着しました。発注者は「現地何人、オンライン何人、同時に何会場を配信したか」を知りたがります。

ここで効くのは、実績を規模と形式の数字で書くことです。たとえば「参加者1,200人、現地800人・オンライン400人、同時4会場配信、演題数350題」という書き方です。数字は自社の実態に合わせてください。「大規模学会の運営実績多数」だけでは、AIは他社と区別できません。

もう一つの事情が時期です。大きな学会や国際会議は、開催の1年以上前から委託先の検討が始まることが多くあります。AIO対策の成果が相談に表れるまでの期間も、この周期を前提に考える必要があります。

カンファレンス運営会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

カンファレンス運営会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

カンファレンス運営会社の場合は、発注者3種類×主力の業務を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「医学系学会の運営を任せられる会社」「業界団体の総会をハイブリッドで運営できる会社」「1,000人規模のユーザーカンファレンスの運営代行」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。「イベント会社」とだけ説明され、学会運営の実績が伝わっていないことはよくあります。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

カンファレンス運営会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 業務範囲ページ(参加登録・演題募集・プログラム編成・抄録集・会場・スポンサー管理・当日運営を業務ごとに分けて、受託の可否を記載)
  • 参加登録・演題登録システムのページ(自社開発か他社システムの運用か、決済手段、査読の進め方、個人情報の管理体制)
  • ハイブリッド・オンライン配信のページ(同時配信できる会場数、オンデマンド配信の期間、視聴ログや参加証明の出し方)
  • 規模別・分野別の運営実績ページ(参加者数・開催形式・演題数・会場数・分野の5項目をそろえて記載)
  • 学会事務局・業界団体向けの依頼の流れページ(相談すべき時期、見積もりの項目、大会長や理事会への説明資料の用意の有無)

この5つが埋まっていない状態では、コラム記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どの業務を、どの規模まで受けられるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

開催写真と会社案内のPDFだけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社は学術集会の参加登録、演題募集、当日運営、ハイブリッド配信を受託しています。規模は参加者300人から3,000人までを主に担当しています」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。業務を行、発注者の種類(学会・業界団体・企業)を列にした「受託範囲表」は、AIにも事務局の担当者にも読み取りやすい形です。

パンフレットのPDFしかない場合は、その内容をHTMLのページに書き起こします。PDFの中身は、AIが十分に読み取れないことがあるためです。

4. 一次情報と権威性の担保

運営事例を、数字を入れて書きます。たとえば「紙で受け付けていた演題登録をWebに切り替え、査読の締め切りを10日短縮した」という形です。「ハイブリッド開催でオンライン参加が全体の3割になった」といった書き方もあります。数字は自社の実例に置き換えてください。

参加者の個人情報を扱う業務なので、個人情報保護法にもとづく取り扱いの方針も書きます。プライバシーマークなどの認証を取得している場合は、それも品質の根拠として明記します。

他社サイトの一般論を並べた「学会運営の流れ」記事には、AIが引用する理由がありません。自社の運営現場でしか出せない数字が必要です。

5. 外部からの言及の設計

学会や業界団体の大会サイトに載る「運営事務局」の表記、会場となるコンベンション施設の実績紹介、共催した企業のお知らせなど、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

カンファレンス運営会社は、大会サイトの運営事務局欄に社名が載ることが多い業種です。ここで社名の表記がばらばらだと、AIは同じ会社だと判断しにくくなります。正式社名とサービス名の表記を統一し、可能であれば自社サイトへのリンクを載せてもらいます。

あわせて、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえます。対応できる規模や業務が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

カンファレンス運営会社のAIO対策の費用相場

カンファレンス運営会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+運営事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+発注者別・分野別のページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、業務範囲ページや規模別の実績ページの整備が含まれているかを確認してください。

カンファレンス運営会社では、「学会運営とは」といった解説記事よりも、「どの業務を、どの規模まで受けられるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

カンファレンス運営のページは、イベント全般のページと分けるべきか

分けるべきです。学会や業界カンファレンスの発注者は、一般的なイベントとは違う業務と言葉で委託先を探すためです。

展示会、販促イベント、式典、学会をすべて「イベント運営」の1ページにまとめている会社は少なくありません。この形だと、AIは自社を「イベント全般の会社」と理解します。学会事務局の質問に対しては、専門の運営会社よりも後ろに回りやすくなります。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • イベント全般のページ:会社として扱えるイベントの種類を一覧で示す入口として使う
  • カンファレンス運営のページ:参加登録・演題募集・スポンサー管理・配信まで書き切る専門ページとして使う
  • 両者の関係:全般のページから学会・業界カンファレンスの専門ページへつなぎ、内容を食い違わせない

すでに実績ページがある会社は、まず過去の運営案件を「学会」「業界団体」「企業カンファレンス」「その他イベント」の4つに分けて一覧にしてください。学会・業界団体の実績が一定数あれば、専門ページを立てる材料はそろっています。

カンファレンス運営会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のカンファレンス運営会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. カンファレンス運営の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社が主に受けている学会の分野、規模、業務の範囲を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「発注者は学会事務局と企業広報のどちらが多いですか」「参加登録のシステムは自社のものですか」「主催者名を出せない案件はどれくらいありますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なカンファレンス運営会社では、学会シーズンに社員全員が現場に出ることがあります。提案書だけを渡されても、開催が重なる時期には手が止まります。

開催の繁忙期と閑散期を伝え、閑散期に取材や撮影をまとめて進めてくれるかも確認するとよいでしょう。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。運営事例の取材、開催当日の撮影、主催者への掲載確認の代行が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「カンファレンス運営会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

カンファレンス運営会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で学会事務局や業界団体からの相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい業務範囲と規模で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「分野×規模×開催形式」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月運営事例と大会サイトでの言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる相談件数、提案・見積もりに進んだ件数

学会の委託先選定は、開催の1年以上前に動くことがあります。12か月時点の相談は、翌年以降の開催案件であることも多い点に注意してください。

何を見れば効果がわかるか

カンファレンス運営会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(発注者の種類と規模で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 相談を受けたときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回の打ち合わせでひとこと聞くだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「学会運営」「ハイブリッド開催」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

カンファレンス運営会社のAIO対策に関するよくある質問

カンファレンス運営会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のカンファレンス運営会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のカンファレンス運営会社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主に受けている分野、規模、業務範囲、配信の対応を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「数百人規模の研究会を、事務局業務から一括で受ける」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

主催者の学会名や団体名を出せない運営実績は、どう書けばいいですか?

主催者名は伏せたままで構いません。そのうえで「分野」「参加者数」「開催形式」「演題数や会場数」「担当した業務」を数字で書きます。

たとえば「医学系学会の年次大会、参加者1,500人、ハイブリッド開催、同時5会場配信、参加登録から抄録集制作まで担当」という形です。

大会サイトで運営事務局として社名が公開されている案件は、主催者の了承を得たうえで名前を出せる場合があります。掲載の可否は、案件ごとに主催者へ確認してください。

参加登録や演題登録のシステムを自社で開発していなくても、ページを作る意味はありますか?

あります。発注者が知りたいのは、システムの開発元よりも「登録から当日の受付まで、誰が何を運用してくれるか」だからです。

他社のシステムを使っている場合も、「対応している決済手段」「演題の受付から査読結果の通知までの流れ」「問い合わせ窓口を代行するか」を書けば、十分な判断材料になります。

AIは「演題登録 運用代行」のような業務名で情報を探します。自社開発かどうかより、運用の範囲を具体的に書くことが大切です。

ハイブリッド開催の実績が少なくても、AIに候補として挙げてもらえますか?

挙げてもらえる可能性はあります。ハイブリッドの件数が少なくても、現地開催の規模や、オンライン配信の個別の経験を正確に書くことが先です。

たとえば「現地開催で参加者2,000人の運営実績」「単独会場のライブ配信とオンデマンド配信の運用経験」のように分けて書きます。発注者はすべてが1社でそろうことを前提にしていない場合もあります。

実績を大きく見せる書き方は避けてください。AIの回答と実際の対応力にずれが出ると、相談後の信頼を損ねます。

学会の開催時期を考えると、AIO対策はいつ始めるのがいいですか?

学会シーズンの繁忙期を避けて、閑散期に基盤ページの整備を始めるのが現実的です。

大きな学会や国際会議は、開催の1年以上前に委託先の検討が始まることがあります。3か月で基盤を整え、6か月で候補に入りはじめる目安から逆算すると、狙いたい開催年度の少なくとも1年半前には手をつけておきたいところです。

費用は、従業員10名以下であれば月15〜50万円、単発なら30〜80万円が目安です。

まとめ:カンファレンス運営会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

カンファレンス運営会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のカンファレンス運営会社。業務範囲ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。SEOを軸に、学会運営や大型セミナー運営の記事を量で増やしたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。国際会議や大型大会を含め、営業の仕組み全体を整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。分野別・大会別のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のカンファレンス運営会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

カンファレンス運営会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

カンファレンス運営会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。