「問い合わせの第一声が『Flutterで作れば安くなりますか』『ノーコードではだめですか』になった」

アプリ開発会社の経営者から、こうした話を聞くことが増えました。発注者が、iOSとAndroidのどちらで作るか、費用はいくらか、ノーコードで足りるかといった疑問を、先にAIに相談してから問い合わせるようになったためです。AIの回答で候補に挙がらなければ、その相談は別の会社に届きます。

結論から言うと、従業員10名以下のアプリ開発会社ならエイチリンク株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。費用や技術選定の解説記事を量で積み上げたい中堅以上の会社なら、株式会社ウィルゲートも選択肢に入ります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • アプリ開発会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 技術選定・費用相場・ノーコード比較・ストア審査で比べられるアプリ開発ならではの対策
  • 費用相場と、開発後の運用保守まで任せてもらうために整えるページ

アプリ開発会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

アプリ開発会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • IT企業またはBtoB企業の集客を支援した実績が公開されていること
  • SEOまたはAIO対策(LLMO対策)を正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】アプリ開発会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/サイト制作/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とするコンテンツマーケティング中堅〜大手SEO/コンテンツマーケティング/SEOツールの提供要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。社長やリードエンジニアが営業を兼ねている規模のアプリ開発会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。技術選定の考え方、開発費用の目安、ノーコードとの比較、ストア審査対応、運用保守プランの各ページを整備します。AIが読み取れる構造への改修、エンジニアへの取材記事の制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなアプリ開発会社におすすめ:従業員10名以下で、アプリの開発実績はあるのに、サイトには完成したアプリの画面しか載っていない会社。開発後の運用保守の契約を増やしたい会社。

公式サイトアプリ開発会社のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:SEOを主軸とする、コンテンツマーケティング事業の会社です。SEOツール「TACT SEO」や編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:AIの回答の土台になるSEOと、コンテンツ制作が主軸です。検索で見つかる状態を、記事の量と質の両面から整える部分を任せられます。公式サイトではAIO対策を個別のサービスとして掲げていないため、SEOとコンテンツ制作の中で相談する形になります。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現しています。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になった例を公開しています。

こんなアプリ開発会社におすすめ:中堅から大手のアプリ開発会社。アプリの種類別の費用解説や、技術選定の解説記事を継続して大量に出したい会社。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなアプリ開発会社におすすめ:費用や技術選定のページはすでに整っていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなアプリ開発会社におすすめ:受託のアプリ開発に加えて、自社アプリや自社サービスも持つ中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなアプリ開発会社におすすめ:開発事例や技術解説のページが数百ページ規模になっている、中堅から大手のアプリ開発会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のアプリ開発会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

アプリ開発会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

アプリ開発会社は、発注者が「費用」と「作り方」をAIに聞いた段階で、候補が絞られやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 発注者が費用と作り方をAIに相談してから問い合わせている

アプリの発注者は、社内にエンジニアがいない会社や、新規事業の担当者であることが多くあります。そのため、開発会社を探す前に「アプリ開発はいくらかかるのか」「iOSとAndroidの両方に出すと費用は倍になるのか」と疑問を持ちます。

こうした疑問を、いまはAIに聞く発注者が出てきています。AIは費用の考え方を説明したあとで、条件に合いそうな開発会社を挙げることがあります。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AIで費用の相場や技術の違いを理解してから問い合わせる発注者は、予算と作りたいものがある程度固まっています。初回の打ち合わせから、具体的な見積もりの話に進みやすい引き合いです。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「アプリ開発」は月6,600件、「アプリ開発 費用」は月1,200件の検索があります(2026年9月時点)。「ノーコード アプリ」は月600件、「アプリ開発会社」は月500件です。技術別では「flutter アプリ開発」と「iosアプリ開発」が各月300件でした。「androidアプリ開発」は月250件、「アプリ開発 ノーコード」は月200件です。

一方で「アプリ開発 AIO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。費用や作り方を調べる検索は多いのに、AIでの見つけられ方に手を打っているアプリ開発会社はまだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。競合が動いていないいまのうちに、費用や技術選定の分野で言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. ノーコードの広がりで「開発会社に頼む理由」を説明する必要が出てきた

ノーコードツールの広がりで、発注者は「開発会社に頼まず、自分たちで作れないか」を先に検討するようになりました。「ノーコード アプリ」が月600件検索されていることからも、関心の高さがうかがえます。

この比較の段階でAIが参照するのは、ノーコードで足りる条件と、開発会社に頼むべき条件を公平に書いたページです。こうしたページがなければ、発注者はノーコードで試し、うまくいかなかった時点ではじめて開発会社を探します。

条件を先に示しておけば、発注者が比べている段階から自社の情報に触れてもらえます。ノーコードで作った試作品を、本格的なアプリに作り直す相談の入口にもなります。

アプリ開発会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

アプリ開発会社のAIO対策は、「発注者が、どの技術で、いくらで作り、公開後にどう運用するかまで比べている」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. iOS・Android・クロスプラットフォームの技術選定の質問から、候補が決まる

アプリの発注者は、開発会社の名前より先に、作り方を調べます。「ネイティブとFlutterのどちらで作るべきか」「iOSだけ先に出してよいか」といった質問です。

ネイティブ開発は、iOSならSwift、AndroidならKotlinで、それぞれのOSに合わせて作ります。FlutterやReact Nativeといったクロスプラットフォームの技術は、1つのコードから両方のOS向けのアプリを作れます。どちらが合うかは、使う端末機能、求める動作の滑らかさ、予算、公開後の改修の頻度で変わります。

一般的なSEOでは、「アプリ開発」「iPhoneアプリ開発」といった広い言葉で上位を狙う作り方が中心でした。AIの回答で候補に入るには、技術選定の判断基準を、自社の見解として条件つきで書く必要があります。

たとえば「カメラやBluetoothなど端末の機能を多く使う場合は、ネイティブを提案することが多い」と書きます。「両OSに同時公開したい場合は、Flutterを提案することが多い」も同じ型です。自社の実績の比率も添えると、AIは「Flutterに強い会社」「ネイティブに強い会社」として説明しやすくなります。

2. 「費用相場」の質問が最初に来て、しかも金額の幅が広い

アプリ開発で発注者がもっとも多く調べるのは、費用です。「アプリ開発 費用」が月1,200件、「アプリ開発 相場」が月150件検索されています。

ただし、アプリの費用は幅が広く、発注者は金額の違いの理由をつかめません。画面の数、ログインや決済の有無、プッシュ通知、端末の機能、サーバー側の開発、管理画面の有無、デザインの作り込みによって、金額は大きく変わります。

AIは費用の質問に対して、金額の幅と、その幅が生まれる要因を説明しようとします。このとき参照されやすいのは、「どういうアプリなら、いくらくらいか」を条件と一緒に書いたページです。

「お見積もりはお問い合わせください」だけのサイトは、費用の質問に答える材料になりません。「会員登録と予約機能を持つ店舗向けアプリで◯◯万円から」のように、アプリの種類ごとに目安の幅を書きます。数字は自社の実態に合わせます。ノーコードで作る場合との違いも、同じページで比べられるようにしておきます。

3. ストア審査と、リリース後の運用保守まで比べられる

アプリは、作って終わりではありません。App StoreとGoogle Playの審査を通して公開し、公開後もOSの更新に合わせて改修を続ける必要があります。この点が、Webサイトや業務システムの開発と大きく違います。

ストアの審査では、各ストアのガイドラインやポリシーに沿っているかを確認されます。たとえばAppleは、アプリ内でアカウントを作成できる場合、アプリ内からアカウントの削除を始められるようにすることを求めています。Google Playでは、アプリが対象とするAndroidのバージョンの要件が、毎年引き上げられています。

日本では、2025年12月にスマホソフトウェア競争促進法が全面施行され、アプリストアや決済の選択肢にも変化が出はじめています。発注者は、こうした変化にどう対応してくれるかも気にしています。

そのため、AIに候補として挙げてもらうには、審査対応と運用保守の範囲を具体的に書くことが効きます。「ストア申請の代行に対応するか」「審査で差し戻されたときにどう対応するか」「OSの更新への対応は保守の範囲に含むか」です。各ストアの規約は改定されるため、ページには確認した時点を書き、定期的に見直します。

アプリ開発会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

アプリ開発会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

アプリ開発会社の場合は、技術選定・費用・ノーコード比較・運用保守の4つを軸に20〜30パターンの質問を投げます。たとえば次のような聞き方です。

  • Flutterでアプリ開発を頼める会社
  • 予約アプリの開発費用を相談できる会社
  • ノーコードで作ったアプリを作り直してくれる会社
  • アプリの保守だけを引き継いでくれる会社

あわせて、AIが自社をどう説明しているかを確認します。Flutterに力を入れているのに、ネイティブ中心の会社として説明されていないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

アプリ開発会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 技術選定の考え方のページ(ネイティブとFlutterなどのクロスプラットフォームの使い分け、判断の基準、自社の実績の比率)
  • 開発費用と期間の目安のページ(アプリの種類別の概算の幅、費用が増える要因、サーバー側と管理画面の扱い)
  • ノーコードとの比較のページ(ノーコードで足りる条件、開発会社に頼むべき条件、ノーコードからの作り直しの相談可否)
  • ストア申請・審査対応のページ(開発者アカウントの取得支援、どちらの名義で公開するか、差し戻し時の対応)
  • 運用保守プランのページ(OS更新への対応、障害時の連絡体制、改修の依頼方法、月額の目安と範囲)

この5つが埋まっていない状態では、開発実績のアプリ画面を増やしても、費用や作り方を調べている発注者の候補に入りにくくなります。まず「どう作り、いくらかかり、公開後にどうなるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

対応技術のロゴを並べただけの一覧を、条件と結論が1文でわかる文に直します。

「当社の開発実績は、Flutterが約6割、ネイティブが約4割です。両OSに同時に公開したい場合はFlutterを、端末の機能を多く使う場合はネイティブを提案しています」のように書きます。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

費用も、画像ではなくテキストの表にします。行に「店舗向け予約アプリ」「社内向け業務アプリ」などアプリの種類を置きます。列には「費用の目安」「期間の目安」「主な機能」を置きます。この形は、発注者にもAIにも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

自社の開発事例を、技術選定と費用の視点で書きます。書き方の例は次のとおりです。数字は自社の実態に合わせます。

  • ネイティブで両OS別々に見積もった案件を、Flutterに切り替えて開発期間を約3割短縮した
  • ノーコードで作った試作品を作り直し、予約件数の上限をなくした
  • 審査の差し戻しを受け、決済の導線を見直して2回目の申請で公開した

あわせて、執筆や監修をしたエンジニアの名前と経歴を記事に載せます。「Flutterでの開発経験◯年」「ストアへの公開を◯本担当」のように、経験が数字で書かれていると、AIが専門性を判断する材料になります。

「アプリ開発の流れ」を一般論で並べた記事には、AIが引用する理由がありません。実際に技術を選び、審査を通してきた経験が必要です。

5. 外部からの言及の設計

開発会社の発注マッチングサイト、技術カンファレンスでの登壇情報、技術系メディアへの寄稿などを使います。自社以外の場所で言及される状態をつくります。

アプリ開発会社の場合は、発注者がアプリを公開したときのプレスリリースやお知らせに、開発会社として名前を載せてもらえるかを相談するのも1つの方法です。ストアの公開情報と外部の記事、自社サイトの事例がそろうと、AIは同じ会社の実績として結びつけやすくなります。

アプリ開発会社のAIO対策の費用相場

アプリ開発会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+エンジニアへの取材記事+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+技術・アプリの種類ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「費用ページの更新」が工程に入っているかを見る

アプリ開発の費用の目安は、技術の変化や人件費の動きで古くなります。ストアの規約も毎年のように改定されます。

AIO対策会社の見積もりを取るときは、記事を新しく書く工程だけでなく、費用ページや審査対応ページを定期的に見直す工程が入っているかを確認してください。数年前の金額や規約のまま残ったページは、発注者にもAIにも信頼されにくくなります。

ノーコードで作れる時代に、アプリ開発会社は何を書くべきか

ノーコードを否定するのではなく、「どういう条件なら開発会社に頼むほうが合うか」を事実で書きます。AIは、比べる条件が書かれたページを参照して、発注者に選び方を説明するためです。

書くべき情報は、次の4つです。

  • ノーコードで足りやすい条件(社内の少人数で使う、機能が限られる、まず試したい)
  • 開発会社に頼むほうが合いやすい条件(独自の機能が必要、利用者が増える見込みがある、外部のシステムとつなぐ)
  • ノーコードで作ったアプリを作り直す場合の進め方と、費用の考え方
  • ノーコードの試作と開発会社による本開発を組み合わせる進め方に対応するか

とくに3つ目と4つ目は、アプリ開発会社にとって新しい相談の入口になります。「ノーコードで作ったが、利用者が増えて限界が来た」という発注者は、作りたいものと使われ方がすでに見えているためです。

ノーコードツールの欠点を並べる書き方は避けてください。他の手段を下げるページは、発注者にもAIにも公平な情報源として扱われにくくなります。

アプリ開発会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のアプリ開発会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. アプリ開発の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社が得意な技術と、運用保守まで続いている案件の割合を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「ネイティブとFlutterの実績は何割ずつですか」「審査の差し戻しは、どんな理由が多いですか」「ノーコードと比べられて失注した案件はありますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者の迷いに答えるページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直し、誰がエンジニアを取材するのか」を確認してください。小規模なアプリ開発会社では、エンジニアがリリース前の対応で手いっぱいのことが多くあります。提案書だけを渡されても、ストア公開の前後には手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。エンジニアへの取材、アプリ画面の掲載に必要な発注者への確認、費用ページの定期的な見直しが含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「アプリ開発会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

アプリ開発会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で費用や技術選定からの相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、得意な技術や費用の目安、保守の範囲をAIが正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「Flutterで開発を頼める会社」「アプリ開発の費用を相談できる会社」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、問い合わせのきっかけ
12か月取材記事と外部言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる開発の受注数、運用保守まで契約した件数

何を見れば効果がわかるか

アプリ開発会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(技術選定・費用・ノーコード比較・運用保守の4テーマで質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 初回の打ち合わせで聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに選択肢を1つ足すか、打ち合わせの冒頭でひとこと聞くだけで記録できます。あわせて、AI経由の相談のうち運用保守まで契約した件数を数えると、長く続く取引につながっているかを確認できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「アプリ開発 費用」「flutter アプリ開発」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

アプリ開発会社のAIO対策に関するよくある質問

アプリ開発会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のアプリ開発会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のアプリ開発会社のほうが、効果が出やすい面があります。

得意な技術やアプリの種類が絞られていることが多く、AIに覚えてもらう軸がはっきりするからです。技術選定の考え方、費用の目安、保守の範囲を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「企画から公開、保守まで同じエンジニアが担当」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

アプリの開発費用をサイトに書くと、安い会社と比べられませんか?

金額だけを書くと、比べられやすくなります。そのため、金額と一緒に「その金額に何が含まれるか」を書きます。

デザインの作り込み、サーバー側の開発、管理画面、ストア申請、公開後の保守がどこまで含まれるかで、同じアプリでも見積もりは大きく変わります。含まれる範囲を並べて書けば、発注者は安い見積もりと比べるときに、抜けている工程に気づけます。

AIも、条件と範囲がそろって書かれた金額のほうを、比較の材料として使いやすくなります。

FlutterとネイティブのどちらをAIO対策で打ち出すべきですか?

自社の実績が多いほうを軸にしながら、両方の使い分けの考え方を書くのがよいです。

発注者は「どちらが自分のアプリに合うか」を知りたくてAIに聞いています。一方だけを勧めるページより、「この条件ならFlutter、この条件ならネイティブ」と判断基準を示すページのほうが、AIの回答に使われやすくなります。

そのうえで実績の比率を書けば、「Flutterに強い会社」のような特徴として、AIに覚えてもらいやすくなります。

発注者の名義でストアに公開しているアプリは、実績として載せてよいですか?

発注者の許可を取ったうえで載せるのが基本です。ストアで誰でも見られるアプリでも、開発会社として関わったことを公開してよいかは、発注者との契約や意向によるためです。

許可が取れた場合は、アプリ名とストアのページへのリンクに加え、担当した範囲を書きます。「企画から公開まで」「保守のみ引き継ぎ」のように書くと、AIが実績の中身を判断しやすくなります。

許可が取れない場合は、アプリの種類、利用者の規模、使った技術、開発期間を、名前を伏せて書く方法があります。

運用保守のページは、AIO対策に関係ありますか?

関係があります。アプリの発注者は、公開後の保守を任せられるかまで含めて、開発会社を比べているためです。

「OS更新への対応を保守に含むか」「審査の差し戻し時の対応」「月額の目安」を書いたページを用意します。これが「アプリの保守を頼める会社」という質問への答えになります。

他社が開発したアプリの保守の引き継ぎに対応している場合は、その旨も書いてください。開発会社と連絡が取れなくなった発注者からの相談は、急ぎの案件になりやすく、そのまま改修の依頼につながることがあります。

まとめ:アプリ開発会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

アプリ開発会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のアプリ開発会社。費用や技術選定のページ整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。費用や技術選定の解説記事を量で積み上げたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。受託と自社サービスを横断して営業の仕組みを整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。開発事例や技術解説のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のアプリ開発会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

アプリ開発会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

アプリ開発会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

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業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。