「建設業の現場を20年見てきたソフトなのに、AIに聞くとクラウドの新しい製品ばかり出てくる」

業界特化のパッケージソフト会社から、こうした声を聞くことが増えました。導入を検討する企業の担当者が、「工事台帳 ソフト おすすめ」「介護ソフト クラウド 比較」とAIに聞いて、候補を絞りはじめたためです。AIが返す数製品に入らなければ、資料請求の段階に進めません。

結論から言うと、従業員10名以下のパッケージソフト会社ならエイチリンク株式会社、広告も含めて集客を任せたいなら株式会社PLAN-B、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • パッケージソフト会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 業界特化の業務ソフトとして探され、SaaSと比べられるパッケージソフトならではの対策の違い
  • 費用相場と、導入事例・導入支援体制・代理店情報の整え方

パッケージソフト会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

パッケージソフト会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業またはIT製品の集客支援に使える実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・広告・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】パッケージソフト会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社PLAN-BSEO・広告を主軸とする会社中堅〜大手SEO対策/インターネット広告/インフルエンサーマーケティング/Webサイト制作要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。営業もサポートも少人数で回している会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。業界・業務別の製品ページ、オンプレミス版とクラウド版の比較ページ、導入事例と導入支援体制のページを整備します。AIが読み取れる構造への改修、代理店情報をそろえる外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなパッケージソフト会社におすすめ:従業員10名以下で、1つの業界に向けた業務ソフトを長く提供している会社。導入企業からの評判はよいのに、サイトには製品の機能一覧しか載っていない会社。

公式サイトパッケージソフト会社のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社PLAN-B

会社名/所在地:株式会社PLAN-B/大阪本社:大阪市西区新町1-28-3、東京本社:東京都品川区東五反田2-5-9

特徴:デジタルマーケティング事業と、マーケティングDX事業を展開している会社です。SEO対策とインターネット広告を主軸に、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作まで対応しています。

AIO対策で任せられる範囲:SEO対策、インターネット広告、Webサイト制作を組み合わせた集客の支援を依頼できます。AIが参照する検索結果での露出と、広告による資料請求の獲得を並行して進めたい場合の相談先になります。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:インフルエンサーマーケティングツール「Cast Me!」は、累計導入3,500社を突破しています。

こんなパッケージソフト会社におすすめ:新製品やクラウド版の発売に合わせて、検索と広告の両方で認知を広げたい中堅から大手の会社。東京と大阪の両方に拠点を持つ会社と進めたい会社。

公式サイト株式会社PLAN-B

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなパッケージソフト会社におすすめ:製品ページや導入事例はすでにそろっていて、外部の比較記事や紹介ページでの露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなパッケージソフト会社におすすめ:複数の業界向けに製品ラインを持つ中堅から大手の会社。資料請求後の商談管理やCRMまで含めて、販売の仕組みを見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなパッケージソフト会社におすすめ:製品数・機能数が多く、ヘルプページや業務解説の記事を数百ページ規模で抱える、中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のパッケージソフト会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

パッケージソフト会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

パッケージソフト会社は、「業界向けソフトの候補」としてAIの回答に入れるかどうかが、資料請求の数に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 導入担当者がAIで業界向けソフトを比べはじめている

業務ソフトの入れ替えは、これまで業界団体の紹介、展示会、付き合いのある販売店からの提案で決まることが多くありました。いまは導入を検討する担当者が、AIに条件を伝えて候補を絞る動きが出ています。

「従業員30名の工務店で、工事台帳と原価管理を1つで管理できるソフト」「訪問介護の記録と請求をタブレットでできるソフト」といった聞き方です。AIは条件に合う製品を3〜5つ返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AIに相談してからたどり着く人は、業界、業務、規模の条件を整理した状態で資料請求をしてきます。パッケージソフトでいえば、デモの日程まで話が進みやすい見込み客です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、業務ソフトの分野名での検索は少なくありません。「電子カルテ」は月7,400件、「レセコン」は月3,200件、「生産管理システム」は月2,400件の検索があります。「販売管理ソフト」は月1,000件、「介護ソフト」は月500件、「工事台帳 ソフト」は月250件でした(2026年9月時点)。

一方で「パッケージソフト AIO」といった言葉は、検索データが取れないほど少ない状態です。AIでの見つけられ方に手を打っているパッケージソフト会社が、まだ少ないことを示しています。

業界特化のソフトは、同じ業界の中で競う製品の数が限られます。いまのうちにAIの回答に入る材料を積んだ会社ほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. SaaSへの移行期で、オンプレミス製品の情報が古いまま扱われやすい

業務ソフトの分野では、社内のサーバーやパソコンに入れて使うオンプレミス型から、インターネット経由で使うSaaSへの移行が進んでいます。Ahrefsでは「オンプレミス」が月15,000件、「オンプレミス クラウド 違い」が月800件の検索がありました(2026年9月時点)。

ここで起きやすいのが、情報の食い違いです。すでにクラウド版を出しているのに、AIの回答では「インストール型のソフト」とだけ扱われる、ということが起こりえます。過去の製品紹介記事や比較サイトの情報が、更新されずに残っているためです。

自社サイトに提供形態と移行の方針を最新の状態で書いておけば、AIが参照する「正しい情報源」を自社で持てます。

パッケージソフト会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

パッケージソフト会社のAIO対策は、「業界と業務の条件で製品が比べられ、代理店を含む複数の情報源から回答がつくられる」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 探される単位は社名ではなく「業界×業務×提供形態」の製品になる

導入担当者は、ソフト会社の社名から探すことはあまりありません。「建設業向け」「医療機関向け」「食品卸向け」といった業界名と、「原価管理」「予約管理」「在庫管理」といった業務名を組み合わせて探します。

そこに提供形態と規模が付きます。「歯科医院 予約 レセコン連携 クラウド」「食品卸 販売管理 賞味期限管理 オンプレミス」「設備工事 工事台帳 10ユーザー」といった聞き方です。

パッケージソフト会社では、社名と製品名が違うことがよくあります。AIが製品名だけを覚え、どの会社の製品かを結びつけていないと、会社としての実績や導入支援体制が回答に反映されません。

そのため、製品ページには「製品名」「提供会社名」「対象業界」「対象業務」「提供形態」をそろえて書きます。1つの文で「◯◯は、株式会社◯◯が提供する、建設業向けの工事台帳・原価管理ソフトです」と言い切る書き方が効きます。

2. 「オンプレミスかSaaSか」の比較質問に、自社の立場で答える必要がある

業務ソフトの入れ替えを考える担当者は、AIに「クラウドとオンプレミス、うちはどちらがいい?」と聞きます。AIは一般論として、それぞれの長所と短所を並べます。

ここで自社サイトに情報がないと、AIは自社製品をどちらの選択肢として扱えばよいか判断できません。オンプレミス版しかない製品は、「クラウドを探している人」の候補から外れます。両方を提供している製品は、その事実が伝わっていないと機会を逃します。

効くのは、提供形態ごとの向き不向きを、自社製品に即して書くことです。たとえば「インターネット接続が不安定な現場事務所ではオンプレミス版」「複数拠点から同時に入力するならクラウド版」といった分け方です。オンプレミス版の保守をいつまで続けるか、クラウド版へのデータ移行をどう支援するかも書きます。

移行期の不安に正面から答えるページは、AIが比較の質問に答えるときの材料になります。

3. 代理店の販売網があり、代理店サイトの情報がAIの回答に混ざる

業界特化のパッケージソフトは、地域の販売店やシステム会社、業界向けの商社を通じて売られることが多い商材です。導入担当者が最初に見るのが、メーカーではなく代理店のサイトである場合もあります。

AIは、メーカーのサイトと代理店のサイトを区別せずに参照します。代理店ごとに製品説明、価格の出し方、対応機能の書き方が違うと、AIの回答もばらつきます。旧バージョンの機能表を載せたままの代理店があれば、その情報が回答に使われることもあります。

一般的なSEOでは、自社サイトの順位だけを見ていれば足りました。パッケージソフト会社のAIO対策では、代理店に渡す製品情報をそろえ、定期的に更新してもらう仕組みまでが対象になります。

パッケージソフト会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

パッケージソフト会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社製品と競合製品がどう扱われているかを調べます。

パッケージソフト会社の場合は、対象業界と業務、提供形態を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「工務店向け 原価管理ソフト おすすめ」「介護ソフト クラウド 乗り換え」「販売管理ソフト オンプレミス 中小企業」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社製品をどう説明しているかを確認します。提供形態、価格帯、対応機能が古い情報のままになっていないかを見ます。どの比較サイトや代理店サイトが引用されているかも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

パッケージソフト会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 業界・業務別の製品ページ(対象業界、対象業務、想定する事業規模、他の製品との連携)
  • オンプレミス版とクラウド版の比較・移行ページ(向いている利用環境、費用の払い方の違い、データ移行の手順)
  • 導入事例ページ(業界・従業員規模・移行元のソフト・本稼働までの期間・導入後の変化をそろえて記載)
  • 導入支援とサポート体制ページ(データ移行、操作研修、制度改正への対応、問い合わせ窓口の受付時間)
  • 販売代理店・パートナー一覧ページ(地域、対応できる範囲、メーカーとの役割分担)

この5つが埋まっていない状態では、業務解説のコラムを増やしても資料請求につながりにくくなります。まず「どの業界の、どの業務に、どんな形で使えて、誰が導入を支えるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

機能のアイコンと画面キャプチャを並べただけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「◯◯は、従業員5〜100名の設備工事会社向けの工事台帳ソフトです。クラウド版とオンプレミス版があり、導入から本稼働まではおおむね2か月です」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

機能表も、画像ではなくテキストの表にします。業務を行、提供形態を列にした「対応機能表」は、AIにも導入担当者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

導入事例を、数字を入れて書きます。「月末の請求書発行が3日から半日になった」「紙とExcelで二重に入力していた作業がなくなり、事務員1名分の残業が月20時間減った」といった形です。

累計の導入社数、業界内での継続利用年数、サポート窓口への問い合わせ件数と一次回答までの時間など、自社にしか出せない数字も根拠になります。

業界特化のソフトでは、制度への対応も専門性の証拠です。たとえば医療向けなら診療報酬改定、介護向けなら介護報酬改定、会計・販売管理ならインボイス制度や電子帳簿保存法への対応状況を、時期とあわせて書きます。

5. 外部からの言及の設計

IT製品の比較サイト、業界団体や業界紙の製品紹介、展示会の出展者ページ、代理店サイトなど、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、代理店と比較サイトの情報を、自社サイトとそろえることです。製品情報の最新版を1枚にまとめて代理店に渡し、機能追加や価格改定のたびに更新を依頼します。情報が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

パッケージソフト会社のAIO対策の費用相場

パッケージソフト会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+導入事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+製品ライン・業界ごとのページ展開+代理店情報の統一+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全製品横断の情報設計+ヘルプサイトを含む大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「導入事例の取材」と「代理店情報の整理」が入っているかを見る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、導入企業への取材と、代理店向け製品情報の整理が含まれているかを確認してください。

パッケージソフト会社では、一般的な業務解説の記事より、導入事例と提供形態の比較ページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

代理店に販売を任せているパッケージソフト会社は、自社サイトで何を書くべきか

代理店経由で売っていても、自社サイトは「製品情報の正本」として整えるべきです。代理店ごとに説明が違うとき、そろえる基準になれるのはメーカーのサイトだけだからです。

代理店に販売を任せている会社ほど、自社サイトの更新が止まりがちです。「営業は代理店がやるから、サイトは会社案内で十分」と考えてしまうためです。

しかし、導入担当者がAIに聞いたとき、回答の材料になるのはメーカーと代理店の両方の情報です。正本がなければ、代理店ごとの説明がばらばらのまま回答に使われます。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • メーカーのサイト:製品名、対象業界、提供形態、機能、導入支援の範囲を書く「正本」として使う
  • 代理店のサイト:地域での導入支援や訪問サポートを伝える「外部の証拠」として使う
  • 両者の関係:代理店一覧からメーカーの製品ページへ、代理店の製品紹介からメーカーの正本へ、相互につなぐ

価格を代理店ごとに決めている場合は、メーカーのサイトに「価格は販売店によって異なります」と明記します。そのうえで費用の構成(初期費用、年間保守、ユーザー数による変動)だけでも示せば、AIが費用の質問に答える材料になります。

パッケージソフト会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のパッケージソフト会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. パッケージソフトの事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社製品の対象業界と、オンプレミス版とクラウド版の状況、代理店との関係を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「入れ替えの相談では、どのソフトから移ってくることが多いですか」「オンプレミス版の保守はいつまで続けますか」「代理店に渡している資料は何年版ですか」。こうした質問が出てくる会社は、導入担当者の目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直し、誰が導入企業に取材するのか」を確認してください。小規模なパッケージソフト会社では、営業、導入支援、サポートを同じ人が兼ねていることが多くあります。提案書だけを渡されても、制度改正の対応が重なる時期には手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。導入事例の取材、画面キャプチャの撮り直し、代理店向け資料の作成が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「パッケージソフト会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

パッケージソフト会社のAIO対策は、3か月で製品情報が整い、6〜12か月で資料請求やデモ依頼に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。製品名での質問に、AIが正しい提供会社・提供形態・対象業界で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「業界×業務」のソフト比較の質問で候補に入りはじめる製品名・社名の指名検索数、資料請求のきっかけ
12か月導入事例と代理店・比較サイトの言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる資料請求数、デモから導入に至った件数

何を見れば効果がわかるか

パッケージソフト会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社製品が登場した回数(対象業界と業務で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 製品名と社名での指名検索の数
  • 資料請求やデモ依頼のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。資料請求フォームに「製品を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すだけで記録できます。代理店経由の問い合わせも、代理店に同じ項目を聞いてもらうと全体像が見えます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「販売管理ソフト」「介護ソフト」で検索しても見つからない製品は、AIからも見つかりにくくなります。

パッケージソフト会社のAIO対策に関するよくある質問

パッケージソフト会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のパッケージソフト会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のパッケージソフト会社のほうが、効果が出やすい面があります。

対象の業界と業務が絞られているため、AIに覚えてもらう軸がはっきりするからです。「どの業界の、どの業務に、どの提供形態で使えるか」を1ページに書き切るところから始めれば、3か月ほどで形になります。

長く同じ業界を見てきた経験は、新しく参入した製品が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

オンプレミス版しかない製品でも、AIに候補として挙げてもらえますか?

可能性はあります。オンプレミス型が合う利用環境を、具体的に書くことが前提です。

AIに「クラウドとオンプレミスのどちらがいいか」と聞く人には、さまざまな事情があります。社外にデータを出したくない、ネット環境が安定しない、既存の機械と連携させたい、といった事情です。

「こうした条件の会社にはオンプレミス版が向いています」と書いておけば、その条件で探す人の候補に入りやすくなります。保守の継続方針もあわせて書くと、導入担当者の不安を減らせます。

代理店ごとに製品の説明や価格が違うのですが、AIO対策に影響しますか?

影響します。AIはメーカーと代理店のサイトを区別せずに参照するため、説明がばらつくと回答もばらつきます。

まず、代理店サイトに載っている製品説明を一覧にしてください。旧バージョンの機能表や、提供を終えたプランが残っているページが見つかれば、更新を依頼します。

価格を代理店ごとに決めている場合は、無理にそろえる必要はありません。「価格は販売店により異なる」ことと、費用の構成だけをメーカーのサイトに書けば、情報の食い違いは減らせます。

導入企業に事例掲載を断られることが多いのですが、どうすればいいですか?

社名を出さない形の事例にします。業界、従業員規模、移行元のソフト、本稼働までの期間、導入後の変化の5項目がそろっていれば、AIが引用できる一次情報になります。

たとえば「従業員40名の管工事会社。Excelの工事台帳から移行し、2か月で本稼働。月次の原価集計が5日から2日に短縮」という形です。数字は実際の聞き取りに合わせてください。

社名を伏せる条件なら、掲載を受けてもらえることが多くあります。導入支援の担当者が、稼働後の定期連絡のときにひとこと聞くのが、負担の少ない集め方です。

効果が出るまでどのくらいかかりますか?

3か月で製品名での質問にAIが正しく答えられるようになり、6か月で「業界×業務」のソフト比較の質問の候補に入りはじめるのが、ひとつの目安です。

ただしサイトと代理店情報の状態によって変わります。提供形態や導入事例の情報がほとんど載っていないサイトほど、整備の効果が早く出る傾向があります。効果は、資料請求時の「何で知ったか」で確認してください。

まとめ:パッケージソフト会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

パッケージソフト会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のパッケージソフト会社。製品ページと導入事例の整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社PLAN-B:中堅〜大手。SEOと広告を組み合わせて製品の認知を広げたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の製品ラインや販売の仕組みを横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。ヘルプや業務解説を含むページ数の多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のパッケージソフト会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

パッケージソフト会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

パッケージソフト会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。