「AWSもオンプレミスも、監視まで一括で受けられるのに、AIに聞くと大手の名前しか出てこない」

インフラ構築会社の経営者から、こうした声を聞くことが増えました。発注側の情報システム部門の担当者が、ChatGPTなどのAIに構成や課題を伝えて、構築の依頼先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に名前がなければ、見積もり依頼が届く前に外れてしまいます。

結論から言うと、従業員10名以下のインフラ構築会社ならエイチリンク株式会社、AI最適化とSEOをまとめて相談したいなら株式会社ジオコード、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • インフラ構築会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • クラウドの選定・対応範囲・監視体制で比べられるインフラ構築ならではの対策の違い
  • 費用相場と、見積もり依頼につなげるために整えるページ

インフラ構築会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

インフラ構築会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • IT企業またはBtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】インフラ構築会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ジオコードAI最適化・SEO・Web開発中小〜中堅AIO・LLMO対策/SEO/Web開発/ChatGPT広告の運用支援要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。エンジニアが構築や障害対応に追われ、自社サイトまで手が回らない規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。対応クラウド別のページや対応領域の範囲表、監視・保守運用ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、構築事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなインフラ構築会社におすすめ:従業員10名以下で、代表やエンジニアがWebも兼務している会社。構築も監視もできるのに、サイトには「インフラ構築」「保守運用」の見出ししか載っていない会社。

公式サイトインフラ構築会社のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ジオコード

会社名/所在地:株式会社ジオコード/東京都新宿(ミライナタワー10階)・関西支社あり(代表取締役:原口大輔)

特徴:AI最適化、SEO、Web開発の事業を展開している会社です。「AIO・LLMOなどAI最適化も徹底支援」と明示しています。営業支援ツール「ネクストSFA」を提供し、ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO・LLMO対策とSEOを軸に、Web開発まで相談できます。ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っているため、AI上での露出を広告と自然な引用の両面から考えられます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:Google Premier Partner Award 2023を受賞しています。

こんなインフラ構築会社におすすめ:AI最適化とSEOを、Web開発の分かる会社にまとめて相談したい会社。広告も含めて、AI上での見え方を早めに試したい会社。

公式サイト株式会社ジオコード

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなインフラ構築会社におすすめ:対応クラウドや監視体制のページはすでにあり、IT製品の比較メディアなど外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなインフラ構築会社におすすめ:クラウド、ネットワーク、セキュリティなど複数の事業部を持つ中堅から大手のインフラ構築会社。広告やCRMも含めて、リード獲得の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなインフラ構築会社におすすめ:クラウドの種類や構成ごとに数百ページ規模の技術記事を持つ、中堅から大手のインフラ構築会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のインフラ構築会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

インフラ構築会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

インフラ構築会社は、情報システム部門がAIに構成を相談する段階で候補に入るかが、見積もり依頼の数を左右する業種です。理由は3つあります。

理由1. 情報システム部門がAIで構築の依頼先を探しはじめている

インフラ構築の新規案件は、これまで既存の取引先からの紹介、SIerからの二次請け、展示会が中心でした。いまは発注側の情報システム部門の担当者が、AIに条件を伝えて依頼先を絞る動きが出ています。

「社内のファイルサーバーをAzureに移行し、構築後の監視まで任せられる会社」「AWSで基幹システムの基盤を組み、夜間の障害対応もできる会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を3〜5社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、要件が固まった状態で問い合わせてきます。インフラ構築でいえば、移行元と移行先、利用人数、運用で求める体制がそろった相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「AWS 構築」は月700件、「インフラ構築」は月600件の検索があります。「クラウド移行」は月500件、「Azure 構築」は月300件です(2026年9月時点)。

一方で「インフラ構築 会社」は月20件にとどまり、「インフラ構築 AIO」は検索データが取れないほど少ない状態です。発注者は会社探しの言葉ではなく、クラウド名や作業名で情報を集めています。そしてAIでの見つけられ方に手を打っているインフラ構築会社は、まだ少ないことがわかります。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じクラウドを扱う競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 少人数の情報システム部門が、AIを相談相手に構成を考えている

中堅・中小企業の情報システム部門は、少人数で社内のIT全般を見ていることが少なくありません。インフラの専門家が社内にいないまま、クラウド移行やサーバーの更新を判断する必要があります。

そうした担当者は、まずAIに「オンプレミスとクラウドのどちらがよいか」「AWSとAzureのどちらが合うか」を相談します。Ahrefsでは「オンプレ クラウド 移行」だけでも月50件の検索があります(2026年9月時点)。

構成の相談の流れで、そのまま依頼先の候補を聞かれることもあります。選定の段階から役に立つ情報を出している会社ほど、この流れで名前が挙がりやすくなります。

インフラ構築会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

インフラ構築会社のAIO対策は、「情報システム部門が、クラウドの選定から運用体制までを技術的に比べる」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者は「クラウドの種類×移行元×構成」で探す

インフラ構築を探す発注者は、「インフラ構築 おすすめ」のような広い言葉だけでは探しません。AWS、Azure、Google Cloud、オンプレミスのどれを使うかから考えます。

たとえば「オンプレミス ファイルサーバー Azure 移行」「AWS 冗長化 構成 中小企業」「Google Cloud 基盤構築 データ分析」「Microsoft 365 と Azure の連携 構築」といった条件です。移行元の環境と、求める可用性によって、構成も依頼先も変わります。

AIは複数の条件をまとめて処理します。そのため「どのクラウドで、何から移行し、どんな構成を組んできたか」を書き分けたページほど参照されやすくなります。

一般的なSEOでは、「AWSとは」のような入門記事や、クラウドの比較記事が優先されがちでした。こうした一般論は、クラウド事業者の公式情報や大手メディアがすでに充実しています。構築会社が書くべきは、自社がどの選定理由で、どの構成を組んだかです。

2. 「ネットワーク・サーバー・セキュリティのどこまで一括で任せられるか」が問われる

情報システム部門の担当者がもっとも避けたいのは、依頼先が複数に分かれ、障害時に責任の所在があいまいになることです。

そのため発注者は、依頼先がどこまで一括で受けられるかを細かく確認します。ネットワーク機器の設定、サーバーの構築、ファイアウォールやアクセス管理などのセキュリティ、バックアップ、端末側の設定まで、境界は会社によって違います。

発注者は技術に詳しいため、あいまいな表現はすぐに見抜かれます。「インフラ全般に対応」と書くだけでは、AIも発注者も範囲を判断できません。

AIに違いを伝えるには、領域ごとに「設計」「構築」「運用」の対応可否を分けて書く必要があります。自社で受けない領域を、どの協力会社と組んで対応するかを書くのも有効です。

3. 24時間監視・保守体制と資格保有者数が、安心材料として比べられる

インフラは、構築して終わりではありません。障害が起きたときに、誰がいつ対応するかが、発注者にとっての本当の関心です。

比べられるのは「24時間365日の監視をするか」「障害を検知してから連絡までの目安は何分か」「夜間や休日の一次対応は誰がするか」といった体制です。月額の保守に何が含まれるかも問われます。

もう一つの判断材料が、資格保有者数です。AWS認定、Microsoft Azureの認定資格、Google Cloud認定などのクラウド資格が見られます。CCNAなどのネットワーク資格や、国家資格の情報処理安全確保支援士も、技術力の目安になります。

「安心の保守体制」と書くだけでは、AIは他社と区別できません。監視の時間帯、連絡までの目安時間、資格ごとの人数を、数字で書くことが大切です。

インフラ構築会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

インフラ構築会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

インフラ構築会社の場合は、対応クラウドと得意な構成を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「AWS 構築 監視 一括 中小企業 おすすめ」「オンプレミス Azure 移行 支援 実績」「ネットワーク構築 セキュリティ 一括 対応 会社」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。すでにやめたホスティングサービスや、古い資格者数が載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されているIT製品の比較メディアや技術ブログも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

インフラ構築会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 対応クラウド・環境別のページ(AWS・Azure・Google Cloud・オンプレミスごとの構築範囲と得意な構成)
  • 対応領域の範囲表ページ(ネットワーク・サーバー・セキュリティ・バックアップごとに、設計・構築・運用の対応可否)
  • 監視・保守運用ページ(監視の時間帯、検知から連絡までの目安時間、夜間休日の一次対応、月額保守の範囲)
  • 資格保有者と体制のページ(資格の種類ごとの保有者数を時点つきで記載、案件ごとの担当体制)
  • 構築事例ページ(業種・利用人数・移行元と移行先・構成の概要・構築期間・運用後の変化の6項目をそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、技術ブログを増やしても効果が出にくくなります。まず「どの環境で、どこまで、どの体制で受けるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

構成図の画像とサービス名だけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社はAWSとAzureの設計・構築に対応しています。対象は利用人数50〜500名の企業が中心で、ネットワークからサーバー、構築後の24時間監視まで一括で担当します」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

対応範囲も、画像ではなくテキストの表にします。領域を行、「設計」「構築」「運用・監視」を列にした対応可否表は、AIにも、上司に説明する資料をつくる情報システム部門の担当者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

構築事例を、数字を入れて書きます。「オンプレミスのサーバー12台をAWSに移行し、停止時間を週末の6時間に収めた」「月額のサーバー費用を移行前の7割に抑えた」といった形です。数字は実際の案件に合わせてください。

資格の種類ごとの保有者数、監視している環境の数、保守契約の継続期間も、根拠として書きます。ISMS(ISO/IEC 27001)などの認証を取得している場合は、認証の範囲とあわせて明記します。

クラウドの機能を解説するだけの記事には、AIが引用する理由がありません。「この規模の会社では、この構成にしたら障害時の復旧が早くなった」という、現場でしか出せない情報が必要です。

5. 外部からの言及の設計

クラウド事業者の公式なパートナー情報、IT製品の比較メディア、技術イベントの登壇者紹介、技術情報の共有サイトなど、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。対応クラウドや資格者数が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。パートナーとしての位置づけは、各クラウド事業者の公式な表記に合わせて書きます。

インフラ構築会社のAIO対策の費用相場

インフラ構築会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+構築事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+クラウド×構成ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上複数の事業部やサービスを横断した情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、対応領域の範囲表と、監視・保守運用ページの整備が含まれているかを確認してください。

インフラ構築会社では、技術ブログよりも「どこまで一括で受けるか」「障害時に誰が動くか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

インフラ構築会社のAIO対策は、クラウドの情報だけ発信すれば足りるのか

クラウドの情報だけでは足りません。発注者の相談は、オンプレミスの更新や、クラウドと組み合わせる構成にも及ぶためです。

クラウドへの移行が進む一方で、社内に残すサーバーやネットワーク機器は多くの企業にあります。発注者の多くは「すべてクラウドにする」と決めているわけではなく、何を残し、何を移すかから相談したいと考えています。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • クラウド別のページ:AWS・Azure・Google Cloudごとの構築範囲と事例を書く
  • オンプレミス・併用構成のページ:サーバーやネットワーク機器の更新、クラウドと組み合わせる構成の考え方を書く
  • 選定の考え方のページ:どの条件ならどれを勧めるかを、自社の判断基準として書く

とくに3つ目は、AIに相談する担当者の質問にそのまま答える形になります。自社が特定のクラウドに偏らず提案できるなら、その判断基準を書くこと自体が差別化になります。

インフラ構築会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のインフラ構築会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. インフラ構築の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の対応クラウドと得意な構成、監視体制を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「発注者は情報システム部門ですか、それとも経営者ですか」「一括で受けない領域はどこですか」「構成図や顧客環境の情報は、どこまで出せますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なインフラ構築会社では、エンジニアが構築作業や夜間の障害対応を抱え、Webを見る時間が取れないことが多くあります。提案書だけを渡されても、移行作業が重なる時期には手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。構築事例の取材、構成図のテキスト化、顧客への掲載許諾の調整、外部掲載ページの修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「インフラ構築会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

インフラ構築会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で見積もり依頼に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい対応クラウドと監視体制で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「クラウドの種類×移行元×運用体制」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、見積もり依頼のきっかけ
12か月外部言及と構築事例が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる見積もり依頼数、構築から保守契約に至った件数

何を見れば効果がわかるか

インフラ構築会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(対応クラウドと運用体制で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 見積もり依頼のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。インフラ構築は、構築の後に月額の保守契約が続くことが多い商材です。見積もり依頼の件数だけでなく、保守契約まで進んだ件数もきっかけ別に記録すると、AI経由の案件の価値を正しく判断できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「AWS 構築」「インフラ構築」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

インフラ構築会社のAIO対策に関するよくある質問

インフラ構築会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のインフラ構築会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のインフラ構築会社のほうが、効果が出やすい面があります。

対応クラウドや得意な構成が絞られているため、書くべき内容がはっきりしているからです。対応クラウド、一括で受けられる領域、監視の時間帯、資格ごとの人数を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「利用人数50名前後の会社のネットワークから監視まで一括で受ける」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

セキュリティの都合で構成図や顧客名を出せませんが、構築事例は書けますか?

書けます。顧客名、IPアドレスの設計、機器の具体的な設定値、詳細な構成図は伏せたままで構いません。

そのうえで「業種」「利用人数」「移行元と移行先」「構成の概要」「構築期間」「運用後の変化」を書きます。たとえば「従業員約200名の卸売業、オンプレミスのサーバー8台をAzureへ移行、構築期間3か月、夜間の障害連絡は月0件に」という形です。

構成は「冗長化あり」「バックアップは別リージョン」程度の粒度にとどめれば、安全性を保ったまま一次情報として書けます。数字は実際の案件に合わせてください。

AWSやAzureの公式パートナーでなくても、AIに推薦されますか?

推薦される可能性はあります。AIが見ているのは、パートナーかどうかだけではなく、質問の条件に合う実績と体制が書かれているかです。

公式パートナーでない場合は、資格の種類ごとの保有者数と、条件の近い構築事例を厚くしてください。「利用人数100名以下の会社のAzure移行を中心に支援」のように、得意な範囲を1文で言い切ることが大切です。

パートナーである場合も、表記は各クラウド事業者の公式情報に合わせます。独自の言い換えは、公式情報との食い違いにつながります。

24時間監視を協力会社と組んで提供している場合、どう書けばいいですか?

協力会社と組んでいることを、そのまま書くのがおすすめです。発注者が知りたいのは、自社単独かどうかより、障害時に誰がいつ動くかです。

「監視は24時間365日、一次対応は提携先の監視センター、復旧対応は当社エンジニアが担当」のように、役割を分けて書いてください。検知から連絡までの目安時間も添えます。

あいまいに「24時間対応」と書くより、体制を正確に書いたほうが、情報システム部門の担当者にもAIにも信頼されやすくなります。

資格保有者が数名しかいませんが、サイトに書く意味はありますか?

書く意味はあります。人数の多さより、どの資格を持つ人が案件を担当するかのほうが、発注者にとって判断しやすい情報です。

「AWS認定の保有者2名が設計から構築まで担当」のように、担当体制と組み合わせて書いてください。時点を「2026年◯月時点」と添えると、情報の鮮度が伝わります。

資格の取得を進めている場合は、取得した月に自社サイトと外部の掲載ページを同時に更新します。人数が変わるたびに情報をそろえることで、AIが古い人数で回答するのを防げます。

まとめ:インフラ構築会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

インフラ構築会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のインフラ構築会社。対応範囲表や監視体制ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ジオコード:中小〜中堅。AI最適化とSEOを、広告も含めてまとめて相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の事業部やサービスを横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。技術記事のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のインフラ構築会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

インフラ構築会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

インフラ構築会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

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人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

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著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。