「ランサムウェアのニュースが出るたびに問い合わせは来る。でもAIに聞かれると、大手の名前しか出てこない」

セキュリティ対策会社の経営者から、こうした声を聞くようになりました。中小企業の経営者や総務担当者が、ChatGPTなどのAIに「うちは何から始めればいいか」と相談し、その流れで相談先まで決めはじめたためです。AIが挙げる数社に入っていなければ、比較の場にも呼ばれません。

結論から言うと、従業員10名以下のセキュリティ対策会社ならエイチリンク株式会社、AI最適化とWeb広告をあわせて任せたいなら株式会社ジオコード、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • セキュリティ対策会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 「何から始めればいいか」で探されるセキュリティ対策ならではの対策の違い
  • 費用相場と、相談につなげるために整えるページ

セキュリティ対策会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

セキュリティ対策会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • IT企業またはBtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEOやコンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 効果を保証する表現に頼らず、事実ベースでページを組み立てられること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】セキュリティ対策会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ジオコードAI最適化・SEO・Web開発中小〜中堅AIO・LLMOなどAI最適化/SEO/Web開発/ChatGPT広告の運用支援要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。技術者が導入や障害対応に追われやすい規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。企業規模別の「何から始めるか」ページ、取扱製品とサービス区分のページ、インシデント時の窓口ページの整備まで担当します。AIが読み取れる構造への改修、導入事例の記事制作、外部言及の設計も含みます。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなセキュリティ対策会社におすすめ:従業員10名以下で、社長や技術責任者がWebも兼務している会社。地域の中小企業に導入や保守をしているのに、サイトには取扱メーカーのロゴしか載っていない会社。

公式サイトセキュリティ対策会社のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ジオコード

会社名/所在地:株式会社ジオコード/東京都新宿(ミライナタワー10階)・関西支社あり(代表取締役:原口大輔)

特徴:AI最適化、SEO、Web開発の事業を展開しています。「AIO・LLMOなどAI最適化も徹底支援」と明示している会社です。営業支援ツール「ネクストSFA」を提供し、ChatGPT広告の出稿・運用支援も行っています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO・LLMOなどのAI最適化とSEOが主軸です。Web開発にも対応しているため、サイトの改修と合わせて依頼できます。ChatGPT広告の出稿や運用もあわせて相談できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:Google Premier Partner Award 2023を受賞しています。

こんなセキュリティ対策会社におすすめ:AI最適化に加えて、Web広告も含めて集客を組み立てたい会社。関西圏にも営業先を持ち、サイトの改修も一緒に進めたい会社。

公式サイト株式会社ジオコード

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなセキュリティ対策会社におすすめ:サービス区分や料金のページはすでにそろっていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなセキュリティ対策会社におすすめ:製品販売、導入、監視運用など複数の事業を持つ中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなセキュリティ対策会社におすすめ:脅威情報や用語解説の記事を数百本規模で持つ、中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のセキュリティ対策会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

セキュリティ対策会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

セキュリティ対策会社は、「不安を感じた経営者が最初にAIに相談したとき」に名前が出るかどうかで、相談の数が変わりやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 中小企業の経営者がAIに「何から始めればいいか」を相談している

中小企業のセキュリティ対策は、これまでパソコンを納入した販売店や、複合機のリース会社に任されることが多くありました。いまは経営者や総務担当者が、AIに自社の状況を伝えて相談する動きが出ています。

「社員20名、情報システム担当はいない。取引先からセキュリティ対策を聞かれた。何から始めればいいか」といった聞き方です。AIは対策の順番を示したうえで、相談先の例を挙げることがあります。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AIに相談してからたどり着く人は、自社の課題をある程度言葉にした状態で問い合わせてきます。セキュリティ対策でいえば、「まず現状を見てほしい」という具体的な依頼につながりやすい相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「セキュリティ対策」は月4,000件、「情報セキュリティ対策」は月1,900件の検索があります。「中小企業 セキュリティ対策」は月300件、「セキュリティ対策 会社」は月150件でした(2026年9月時点)。

一方で「セキュリティ対策 AIO」「セキュリティ対策 LLMO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。AIの回答での見つけられ方に手を打っているセキュリティ対策会社が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ地域、同じ規模の顧客を相手にしている競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 被害の報道が出るたびに、関心が一気に高まる

セキュリティ対策の需要は、毎月同じ量で来るわけではありません。Ahrefsで「ランサムウェア」の月間検索数を見ると、2026年1月は約2.6万件、同年5月は約5.4万件と、2倍以上の差がありました。

大きな被害が報じられると、「うちは大丈夫か」と考える経営者が一斉に調べはじめます。ところが、その時点から慌てて記事を書いても、AIの回答に反映されるまでには時間がかかります。

関心が高まったときに候補として挙がるのは、平時から基盤ページを整えていた会社です。報道の波に合わせるのではなく、波が来る前に準備しておく必要があります。

セキュリティ対策会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

セキュリティ対策会社のAIO対策は、「専門知識のない相談者が、製品名を知らないまま、公的な物差しと保険を気にしながら探す」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 入口は製品名ではなく「何から始めればいいか」という相談になる

Ahrefsで調べると、「EDR」は月2.4万件の検索があります(2026年9月時点)。数字だけを見ると、製品カテゴリの解説記事を書けば集客できそうに見えます。

ところが、中小企業の経営者がAIに最初に聞くのは、製品名ではありません。「社員10名の会社が最低限やるべきことは」「予算が月数万円しかない場合の優先順位は」といった相談です。

一般的なSEOでは、検索数の大きい製品名のキーワードを優先しがちでした。AIの回答では、相談者の状況に合わせた「順番」を答えられるページが参照されやすくなります。

そのため、「EDRとは」の記事を増やす前に、企業規模別に「最初の3か月でやること」を書いたページを用意するほうが効きます。

2. 製品とサービスの区別がつかないまま質問される

セキュリティの相談者の多くは、EDR、UTM、SOCの違いを知りません。EDRはパソコンやサーバーなど端末の不審な動きを検知する製品です。UTMは社内ネットワークの出入口で複数の防御機能をまとめる機器です。SOCは、それらの警告を人が監視し、分析する体制やサービスを指します。

相談者は、これらをすべて「セキュリティソフト」のように捉えて質問します。そしてAIの回答も、会社ごとの提供範囲があいまいなまま組み立てられがちです。

ここで大事になるのが、自社が「何を売り、何を代わりにやるのか」を書き分けることです。製品を販売するだけなのか、導入と設定までするのか、導入後の監視と初動対応まで受けるのか。この区別が書かれていないと、AIは「監視まで任せられる会社」を探す質問に、自社を挙げられません。

3. 公的なガイドラインとサイバー保険が、判断の物差しになる

専門知識のない経営者は、会社の良し悪しを自分で判断できません。そこで頼りにするのが、公的なガイドラインです。

代表的なものが、IPA(情報処理推進機構)の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」です。IPAには、中小企業が対策に取り組むことを自ら宣言する「SECURITY ACTION」という制度もあります。中小企業向けの相談や監視などをまとめた「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の仕組みもあります。

サイバー保険も判断材料になります。Ahrefsでは「サイバー保険」に月1,100件の検索があります(2026年9月時点)。保険の加入を考える過程で、自社の対策状況を見直す経営者もいます。

そのため、自社の支援内容をガイドラインの項目と対応づけて書くと、AIは相談者の質問に答える材料として使いやすくなります。保険については、補償の範囲や加入の条件が保険会社や商品で異なることを添えたうえで、自社がどこを支援できるかだけを書きます。

セキュリティ対策会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

セキュリティ対策会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

セキュリティ対策会社の場合は、相談者の規模と悩みを軸に20〜30パターンの質問を投げます。「社員30名 情シスなし ランサムウェア対策 相談先」「EDRの導入と監視をまとめて頼める会社 関東」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。取り扱いをやめた製品や、終了したサービスが載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

セキュリティ対策会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 企業規模別の「何から始めるか」ページ(従業員数ごとに、最初にやる対策と順番、おおよその期間を記載)
  • 取扱製品とサービス区分のページ(EDR・UTM・SOCなどを、製品販売・導入設定・監視運用のどこまで受けるかで整理)
  • インシデント発生時の対応窓口ページ(受付時間、連絡から初動までの流れ、訪問対応の範囲)
  • 公的ガイドラインとの対応表ページ(IPAの中小企業向けガイドラインの項目と、自社の支援内容の対応)
  • 料金と契約形態のページ(初期費用、月額、端末台数ごとの単価、最低契約期間)

この5つが埋まっていない状態では、脅威や用語の解説記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「誰に、何を、どこまで提供するか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

メーカーのロゴと製品パンフレットのPDFだけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社は従業員50名以下の企業向けに、EDRの導入と、導入後の監視を提供しています。警告を受けた場合は、平日9時から18時の間に初動の連絡をします」のように、1文で言い切る書き方をします。受付時間などは自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

サービス区分も、画像ではなくテキストの表にします。製品を行、「販売・導入・監視・初動対応」を列にした対応表は、AIにも相談者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

導入事例を、数字を入れて書きます。たとえば「社員40名の会社で、端末45台にEDRを導入し、導入から稼働まで3週間で終えた」「UTMの設定を見直し、使われていなかった外部公開ポートを整理した」といった形です。

情報処理安全確保支援士など社内の資格保有者の人数、ISO/IEC 27001の認証の有無、取扱メーカーの販売店としての区分も、根拠として書きます。

ただし「絶対に安全」「100%防げる」のような効果を保証する書き方は避けてください。根拠の示されない断言は、相談者にとってもAIにとっても、比較の材料になりません。

5. 外部からの言及の設計

製品メーカーの販売店検索ページ、地域の商工会議所や産業支援機関の相談窓口、登壇したセミナーの告知ページなど、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。取扱製品やサービスの範囲が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。取り扱う製品を変えたら、自社サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

セキュリティ対策会社のAIO対策の費用相場

セキュリティ対策会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+導入事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+製品別・業種別のページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「サービス区分の整理」を含むかで見る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、製品とサービス区分のページの整備が含まれているかを確認してください。

セキュリティ対策会社では、脅威解説のコラムよりも「どこまで任せられるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

セキュリティ対策会社のサイトで、避けたほうがいい書き方はあるか

あります。効果の保証、不安をあおる表現、顧客が特定できる事例の3つは避けてください。AIに引用されにくくなるうえ、相談者の信頼も損ないます。

セキュリティは、どれだけ対策をしても被害の可能性をゼロにはできない分野です。そのため「絶対に」「100%」といった言葉は、事実として成り立ちません。「被害に遭う前に」「今すぐ対策しないと」といった不安をあおる書き出しも、比較検討をしている相談者には逆効果になりがちです。

書き方を置き換えると、次のようになります。

  • 「100%防ぎます」ではなく「不審な動きを検知したら、◯時間以内に連絡します」と、自社がやることで書く
  • 「被害が急増しています」ではなく、IPAなど公的機関の公表資料を示して事実だけを書く
  • 「◯◯社で導入」ではなく「製造業・社員40名」のように、業種と規模だけで書く

とくに導入事例は、顧客名を出すこと自体が、その会社の対策状況を外部に知らせることになります。顧客の了承がある場合でも、構成の詳細まで書くのは控えるのが一般的です。

セキュリティ対策会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のセキュリティ対策会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. セキュリティ対策会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主な顧客層と、取り扱う製品やサービスの範囲を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「監視は自社でやっていますか、提携先ですか」「インシデントの連絡はどの時間帯まで受けていますか」「事例で出せない情報はどこまでですか」。こうした質問が出てくる会社は、相談者の目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なセキュリティ対策会社では、技術責任者がWebも兼務していることが多くあります。顧客のインシデント対応が入ると、提案書だけを渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。技術者への取材、サービス区分の表の作成、販売店検索ページなど外部掲載の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「セキュリティ対策会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

セキュリティ対策会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で相談の数に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい取扱製品とサービス範囲で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「規模×悩み」の相談で候補に入りはじめる指名検索数、問い合わせのきっかけ
12か月導入事例と外部言及が積み上がり、報道で関心が高まった時期にも安定して出るようになる相談件数、現状調査から契約に至った件数

何を見れば効果がわかるか

セキュリティ対策会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(相談者の規模と悩みで質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 問い合わせのときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回の電話でひとこと聞くだけで記録できます。報道の多かった月と照らし合わせると、関心の波と相談の数の関係も見えてきます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「中小企業 セキュリティ対策」「情報セキュリティ対策」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

セキュリティ対策会社のAIO対策に関するよくある質問

セキュリティ対策会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のセキュリティ対策会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のセキュリティ対策会社のほうが、効果が出やすい面があります。

相手にする顧客の規模や地域が絞られているため、書くべきページがはっきりしているからです。「社員50名以下で情報システム担当がいない会社向けに、導入から監視まで受けている」と書ければ、条件の合う相談で候補に入りやすくなります。

「連絡すれば技術者が訪問する」といった距離の近さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

ランサムウェアの被害が報道されたら、すぐに解説記事を書いたほうがいいですか?

急いで書くより、平時に基盤ページを整えておくほうが優先です。

報道の直後は、大手メディアや公的機関の情報が一斉に出ます。そこに後から一般論の解説記事を足しても、AIに選ばれる理由が弱くなります。AIの回答に反映されるまでの時間を考えると、関心のピークを過ぎてから載ることもあります。

書くのであれば、「自社の顧客層で、同じ手口に対して何を確認すべきか」を具体的に書いてください。一般論ではなく、自社の現場から見た確認項目が一次情報になります。

EDRやUTMの解説は、メーカーのサイトにあっても自社で書く意味がありますか?

あります。ただし、メーカーの説明を言い換えるだけでは意味がありません。

メーカーのサイトは、製品の機能を説明するのが役割です。相談者が知りたいのは「自社の規模なら、どれから入れるべきか」「導入後に誰が警告を見るのか」です。ここはメーカーより、導入の現場を知る会社のほうが答えられます。

たとえば「社員30名の会社でEDRとUTMのどちらを先に入れるかは、テレワークの有無で判断する」のように、自社が実際に使っている判断の基準を書くと引用されやすくなります。

サイバー保険について、セキュリティ対策会社のサイトで触れてもいいですか?

触れて構いません。ただし、保険の内容を説明しすぎないように注意してください。

補償の範囲や加入の条件、保険金の支払い基準は、保険会社や商品によって異なります。対策会社が一般論として断言すると、誤解を招くおそれがあります。

書くべきなのは、自社が支援できる部分です。たとえば「保険の申し込み時に確認される対策状況の整理を手伝う」「インシデント時に保険会社へ提出する状況説明の材料をまとめる」といった形です。実際に提携している保険会社があれば、その事実も書きます。

導入企業の名前を出せない場合、事例はどう書けばいいですか?

業種、従業員数、導入した製品やサービス、導入にかかった期間、導入後の運用体制を書きます。企業名は伏せたままで構いません。

たとえば「建設業・社員60名、端末70台にEDRを導入、稼働まで4週間、警告の監視は当社が平日日中に担当」という形です。これなら顧客の対策状況を細かく明かさずに、AIが引用できる情報になります。

インシデントの対応事例は、とくに慎重に扱ってください。時期や地域をぼかし、顧客の了承を得たうえで、初動の流れだけを書くのが無難です。

まとめ:セキュリティ対策会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

セキュリティ対策会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のセキュリティ対策会社。「何から始めるか」ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ジオコード:中小〜中堅。AI最適化とWeb広告、サイト改修をまとめて相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。販売・導入・監視など複数の事業を横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。脅威解説や用語解説のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のセキュリティ対策会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

セキュリティ対策会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

セキュリティ対策会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。