「取引先から診断報告書を出すよう言われた会社が、うちを知らないまま大手に依頼している」

脆弱性診断会社の経営者から、こうした声を聞くようになりました。診断を急ぎで求められた企業の担当者が、ChatGPTなどのAIに対象システムと期限を伝えて、依頼先を絞りはじめたためです。AIが挙げる数社に入っていなければ、見積もりの依頼すら届きません。

結論から言うと、従業員10名以下の脆弱性診断会社ならエイチリンク株式会社、BtoB向けのSEOとLLMOを第三者の目で見直したいならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 脆弱性診断会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 「どの診断が必要かわからない」発注者に選ばれるための対策の違い
  • 費用相場と、見積もり依頼につなげるために整えるページ

脆弱性診断会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

脆弱性診断会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • IT企業またはBtoB企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEOやコンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 専門用語の多いサービスを、発注者が比較できる形に整理できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】脆弱性診断会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社BtoB向けSEO・LLMOコンサル中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル/SEOセカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。診断員が案件と報告書の作成で手いっぱいになりやすい規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。診断メニュー別のページ、料金の決まり方のページ、報告書サンプルや診断員体制のページの整備まで担当します。AIが読み取れる構造への改修、診断事例の記事制作、外部言及の設計も含みます。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな脆弱性診断会社におすすめ:従業員10名以下で、社長や診断責任者がWebも兼務している会社。診断の腕には自信があるのに、サイトには「脆弱性診断」の一覧と問い合わせボタンしか載っていない会社。

公式サイトIT企業のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:「BtoBの成長を加速する」を掲げ、SEOコンサルティングとLLMOコンサルティング(AI検索対応)を提供する会社です。SEOセカンドオピニオンと記事制作代行のサービスも持っています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとAI検索対応のコンサルティングを依頼できます。いまのSEO施策に対する第三者の診断として、セカンドオピニオンを使うこともできます。記事の制作を外に出したい場合は、制作代行も選べます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:20年の実績を持ち、取引実績は6,000社以上、支援サイトは2,000以上です。常時100社以上を支援する体制があります。

こんな脆弱性診断会社におすすめ:技術記事はすでに書いているのに、見積もり依頼につながっていない会社。自社のSEO施策が正しいかを、外部の目で確かめてから次の手を決めたい会社。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな脆弱性診断会社におすすめ:診断メニューや料金のページはすでにそろっていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな脆弱性診断会社におすすめ:診断に加えて、監視やコンサルティングなど複数の事業を持つ中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、営業の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな脆弱性診断会社におすすめ:脆弱性の種類ごとの解説記事を数百本規模で持つ、中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の脆弱性診断会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

脆弱性診断会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

脆弱性診断会社は、「診断が必要になった担当者が、期限に追われて依頼先を決める場面」でAIに名前が出るかどうかが、受注に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 発注担当者がAIに「どの診断を、どこに頼むか」を聞いている

脆弱性診断の依頼は、これまでシステムを開発した会社からの紹介や、付き合いのあるセキュリティベンダー経由が中心でした。いまは発注側の担当者が、AIに条件を伝えて依頼先を絞る動きが出ています。

「会員登録と決済があるWebサービス。画面は40くらい。リリース前の1か月以内に診断してくれる会社は」といった聞き方です。AIはこの条件に合う診断の種類と、依頼先の例を返すことがあります。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AIに相談してからたどり着く人は、対象システムの規模や期限を整理した状態で問い合わせてきます。脆弱性診断でいえば、見積もりに必要な情報がそろった依頼です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「ペネトレーションテスト」は月7,700件、「脆弱性診断」は月4,900件の検索があります。「セキュリティ診断」は月1,700件でした(2026年9月時点)。

依頼先を探す言葉に絞ると、「プラットフォーム診断」は月400件です。「Webアプリケーション診断」と「脆弱性診断 費用」はそれぞれ月350件、「脆弱性診断 会社」は月100件でした。

一方で「脆弱性診断 AIO」「脆弱性診断 LLMO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。AIの回答での見つけられ方に手を打っている脆弱性診断会社が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ診断メニューを持つ競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 取引先から診断を求められて探す企業が出てきている

脆弱性診断は、自社の判断だけで受けるものではなくなりつつあります。大手企業が委託先や取引先に対して、セキュリティ対策の状況を確認する場面が増えているためです。

サプライチェーンのどこか1社が攻撃の入口になれば、発注元にも影響が及びます。そのため、システムを納品する開発会社やWebサービスを提供する会社に、診断の実施や報告書の提出を求めることがあります。

クレジットカードを扱う分野では、経済産業省などが示す「クレジットカード・セキュリティガイドライン」でも、EC加盟店に脆弱性診断などの対策が求められています。経済産業省は、サプライチェーン全体の対策状況を段階的に評価する仕組みの整備も進めています。制度の最新の状況は、公表資料で確認してください。

こうした企業は「取引先に言われたが、何を頼めばよいかわからない」状態で相談してきます。この相談に答えるページがあるかどうかで、候補に入れるかが分かれます。

脆弱性診断会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

脆弱性診断会社のAIO対策は、「どの診断が必要かを知らない発注者が、見積もりの単位で比べ、診断した人と診断後の対応で決める」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者は「どの診断が必要か」をわからないまま相談してくる

脆弱性診断には、いくつもの種類があります。代表的なのは次の3つです。

Webアプリケーション診断は、Webサイトやシステムの画面と機能に、SQLインジェクションなどの弱点がないかを調べる診断です。プラットフォーム診断は、サーバーやネットワーク機器、OS、ミドルウェアの設定や既知の脆弱性を調べる診断です。ペネトレーションテストは、攻撃者の立場で目標を決め、実際に侵入できるかを試す検査です。

ところが発注者の多くは、この区別を知りません。Ahrefsでは「ペネトレーションテスト」の検索数が「脆弱性診断」を上回っています。言葉の響きで「ペネトレーションテストが必要」と思い込んでいるものの、実際にはWebアプリケーション診断で足りる、という相談もありえます。

一般的なSEOでは、検索数の大きい言葉ごとにページを作るのが定石でした。AIの回答では、「こういう状況なら、この診断」という判断の道筋を示したページが参照されやすくなります。

そのため、診断メニューを並べるだけでなく、「対象」「目的」「期限」から必要な診断を選べるページを用意するほうが効きます。

2. 料金は「対象の数え方」で決まるため、見積もりの単位を書かないと比べてもらえない

脆弱性診断の料金は、会社によって数え方が違います。Webアプリケーション診断なら画面数やリクエスト数、プラットフォーム診断ならIPアドレスの数で決まることが多くあります。

さらに、ツールで自動的に調べる診断か、診断員が手作業で確かめる診断かでも、金額と精度が変わります。「脆弱性診断 費用」に月350件の検索があるのは、発注者がこの違いを理解しないまま、金額だけを知りたがっていることの表れとも読めます。

AIは、料金の決まり方が書かれていない会社を、費用を気にする質問の回答に使いにくくなります。金額を公開しない場合でも、「何を数えて、何によって上下するか」は書けます。

たとえば「Webアプリケーション診断は、診断対象のリクエスト数をもとに見積もります。ログインが必要な画面や、決済などの重要な機能が多いほど工数が増えます」という書き方です。単位や条件は自社の実態に合わせてください。

3. 「誰が診断し、診断の後に何をしてくれるか」が信用の軸になる

脆弱性診断は、成果物が報告書という形でしか見えないサービスです。発注者は、診断の品質を事前に確かめられません。そこで判断の材料になるのが、診断する人と、診断後の対応です。

診断する人については、資格が目安になります。国家資格の情報処理安全確保支援士は、IPAが試験を実施し、登録を受けた人だけが名乗れる資格です。海外の民間資格を持つ診断員が在籍している会社もあります。

サービス全体の目安としては、経済産業省の「情報セキュリティサービス基準」があります。この基準に適合したサービスは、IPAの「情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト」に掲載されており、脆弱性診断の区分もあります。

診断後の対応も重要です。報告書を渡して終わりなのか、修正方法の相談に乗るのか、修正後に再診断をするのか。発注者が本当に困るのは、見つかった脆弱性を誰がどう直すかです。この範囲が書かれているページは、AIが「修正まで相談できる会社」を探す質問に答えるときの材料になります。

脆弱性診断会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

脆弱性診断会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

脆弱性診断会社の場合は、診断の種類と発注のきっかけを軸に20〜30パターンの質問を投げます。「取引先から脆弱性診断を求められた 何を頼めばいい」「ECサイト リリース前 Webアプリケーション診断 短納期」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。提供をやめた診断メニューや、古い料金体系が載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

脆弱性診断会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 診断メニュー別のページ(Webアプリケーション診断・プラットフォーム診断・ペネトレーションテストごとの対象、目的、所要日数)
  • 料金の決まり方と見積もり条件のページ(画面数・リクエスト数・IPアドレス数などの単位、ツール診断と手動診断の違い)
  • 報告書サンプルのページ(顧客情報を伏せた見本、危険度の評価方法、修正の推奨内容の書き方)
  • 診断員の体制と保有資格のページ(在籍人数、情報処理安全確保支援士などの資格ごとの人数、診断の基準にしている指針)
  • 再診断と修正支援のページ(再診断の回数と費用の扱い、開発会社との打ち合わせへの同席可否)

この5つが埋まっていない状態では、脆弱性の種類ごとの解説記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「何を、どの単位で、誰が診断し、その後どうするか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

診断の流れを図にした画像と、メニュー名の一覧だけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社のWebアプリケーション診断は、診断員が手作業で確認します。画面数40程度のサービスなら、診断の実施から報告書の納品までたとえば10営業日です」のように、1文で言い切る書き方をします。日数は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

診断メニューの比較も、画像ではなくテキストの表にします。診断の種類を行、「対象・目的・料金の単位・所要日数」を列にした表は、AIにも発注者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

診断事例を、数字を入れて書きます。たとえば「会員機能のあるWebサービスで、リクエスト数120を診断し、危険度の高い指摘3件を報告。修正後の再診断で解消を確認した」といった形です。

情報処理安全確保支援士など資格ごとの保有人数も、根拠として書きます。情報セキュリティサービス基準適合サービスリストへの掲載の有無や、診断の基準にしているOWASP Top 10などの指針もあわせて示します。

ただし「診断すれば安全になる」とは書かないでください。診断は、実施した時点と範囲で見つかった脆弱性を報告するものです。範囲と限界を正直に書くほうが、専門家として信頼されます。

5. 外部からの言及の設計

IPAのサービスリストへの掲載、提携している開発会社やホスティング会社の紹介ページ、業界団体の会員ページなどを使います。登壇した勉強会の資料も含め、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。診断メニューや資格保有者の人数が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。診断員が資格を取ったら、自社サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

脆弱性診断会社のAIO対策の費用相場

脆弱性診断会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+診断事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+診断対象別・業種別のページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「報告書サンプルと料金ページ」を含むかで見る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、料金の決まり方のページと、報告書サンプルのページの整備が含まれているかを確認してください。

脆弱性診断会社では、脆弱性の解説記事よりも「どの単位で、どんな報告書が届くか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

取引先から「診断を受けてください」と言われた企業向けのページは必要か

必要です。サプライチェーン対策をきっかけに探す企業は、診断の種類ではなく「取引先への提出」を起点に質問するためです。

この企業は、自社でセキュリティの担当者を置いていないことが少なくありません。取引先から届いたチェックシートや依頼文を手にして、「これに応えるには何をすればよいか」をAIに聞きます。診断メニューのページだけでは、この質問の答えになりません。

ページには、次の内容を入れます。

  • 取引先から求められやすい提出物の種類(診断報告書、実施証明、修正の完了報告など)と、自社が発行できるもの
  • 依頼から報告書の納品までの日数と、急ぎの場合の相談方法
  • 見積もりに必要な情報(対象のURLやIPアドレス、画面数、本番環境か検証環境か)

あわせて、診断の実施には対象システムの管理者の許可が必要なことも書いておきます。許可のない相手への診断は、不正アクセス禁止法に触れるおそれがあるためです。ホスティング会社やクラウド事業者への事前連絡が必要な場合があることも、1文添えておくと親切です。

脆弱性診断会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名の脆弱性診断会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 脆弱性診断会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の診断メニューと、料金の決まり方、主な発注のきっかけを説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「ツール診断と手動診断はどう使い分けていますか」「報告書のサンプルは出せますか」「修正後の再診断は料金に含まれますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模な脆弱性診断会社では、診断責任者がWebも兼務していることが多くあります。リリース前の診断が重なる時期には、提案書だけを渡されても手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。診断員への取材、報告書サンプルの匿名化の作業、IPAのサービスリストなど外部掲載の確認が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「脆弱性診断会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

脆弱性診断会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で見積もり依頼に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい診断メニューと料金の単位で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「診断の種類×対象×期限」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、見積もり依頼のきっかけ
12か月診断事例と外部言及が積み上がり、取引先起点の相談でも安定して出るようになる見積もり依頼数、見積もりから受注に至った件数、再診断や定期診断の継続数

何を見れば効果がわかるか

脆弱性診断会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(診断の種類と発注のきっかけで質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 見積もり依頼のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。見積もりフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、ヒアリングの場でひとこと聞くだけで記録できます。「取引先に求められた」という選択肢も並べておくと、サプライチェーン起点の相談がどれだけあるかも見えてきます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「脆弱性診断」「Webアプリケーション診断」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

脆弱性診断会社のAIO対策に関するよくある質問

脆弱性診断会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の脆弱性診断会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下の脆弱性診断会社のほうが、効果が出やすい面があります。

得意な診断の種類や対象が絞られているため、書くべきページがはっきりしているからです。「中小規模のWebサービスのリリース前診断を、手動診断で専門に受けている」と書ければ、条件の合う質問で候補に入りやすくなります。

「診断した本人が報告会で説明し、修正の相談にも乗る」といった距離の近さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

診断料金は、サイトに具体的な金額を載せたほうがいいですか?

金額を載せられるなら載せたほうがいいです。載せられない場合も、料金の決まり方だけは書いておいてください。

発注者は、複数社の料金を並べて比べたいと考えています。AIも、費用の質問に答えるときに材料を探します。「◯円〜」だけでは、何を含んだ金額かが伝わりません。

たとえば「リクエスト数50までの手動診断で◯円から。再診断1回を含む」のように、単位と含まれる範囲をセットで書くと、比較の場に乗りやすくなります。案件ごとに変わる場合は、上下する条件を3つほど並べておけば十分です。

報告書のサンプルは、顧客情報を伏せても公開したほうがいいですか?

公開したほうがいいです。報告書は、脆弱性診断の品質がもっとも表れる成果物だからです。

発注者は、診断を受けた後に社内や取引先へ報告書を回します。「経営層にも伝わる要約があるか」「危険度の評価基準が書かれているか」「修正方法まで具体的か」を事前に確かめたいと考えています。

実在の顧客の報告書を加工するより、検証用に用意した架空のシステムを診断したサンプルを作るほうが安全です。全ページを出さなくても、要約と指摘1件分を載せるだけで判断材料になります。

診断員の保有資格は、人数まで書く必要がありますか?

書いたほうがいいです。「資格保有者在籍」だけでは、1人なのか大半なのかが伝わらないためです。

情報処理安全確保支援士が何名、海外の民間資格の保有者が何名、というように資格ごとに人数を書きます。診断員の総数とあわせて書くと、体制の厚みが伝わります。

ただし、資格は判断材料の1つにすぎません。診断の経験年数や、診断の基準にしている指針もあわせて書くと、資格だけに頼らない説明になります。在籍人数が変わったら、その月のうちに更新してください。

自社で修正支援をしていない場合、そのことはサイトに書くべきですか?

書くべきです。発注者がもっとも困るのは、報告書を受け取った後に「誰に直してもらえばいいのか」がわからないことだからです。

修正を受けていない場合でも、「修正は開発会社にご依頼ください。修正方法についての質問には、報告書の納品後30日間お答えします」のように、できる範囲を書けます。期間は自社の実態に合わせてください。

提携している開発会社があれば、紹介できることも書きます。できないことを明記しておくと、AIも発注者も、自社に合った相談かどうかを正しく判断できます。

まとめ:脆弱性診断会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

脆弱性診断会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の脆弱性診断会社。料金や報告書サンプルのページ整備から実行まで任せたい会社に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。いまのSEO施策を第三者の目で見直し、AI検索対応を足したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。診断・監視・コンサルなど複数の事業を横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。脆弱性の解説記事のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下の脆弱性診断会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

脆弱性診断会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

脆弱性診断会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

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IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。