「基板からクラウドまで一括で受けられるのに、メーカーの開発部門には『ファームだけの会社』だと思われている」

IoT・組込み開発会社の経営者から、こうした声を聞くことが増えました。メーカーの開発担当者が、ChatGPTなどのAIに通信方式や開発範囲を伝えて、外注先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に名前がなければ、仕様の相談が届く前に外れてしまいます。

結論から言うと、従業員10名以下のIoT・組込み開発会社ならエイチリンク株式会社、検索と広告をあわせて露出を増やしたいなら株式会社PLAN-B、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • IoT・組込み開発会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 開発範囲・通信規格・試作から量産までの工程で探される、この業種ならではの対策の違い
  • 費用相場と、開発の相談につなげるために整えるページ

IoT・組込み開発会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

IoT・組込み開発会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業、または技術系企業の支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEOを正式なサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】IoT・組込み開発会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社PLAN-BSEO・広告を主軸とするデジタルマーケティング中堅〜大手SEO対策/インターネット広告/インフルエンサーマーケティング/Webサイト制作要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。エンジニアが開発案件で手いっぱいの会社でも、原稿づくりから進められる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。開発範囲のページ、通信規格別の実績ページ、試作から量産までの進め方のページの整備、AIが読み取れる構造への改修、開発事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなIoT・組込み開発会社におすすめ:従業員10名以下で、社長がエンジニアと営業を兼ねている会社。技術力はあるのに、サイトには会社概要と「組込み開発」の一言しか載っていない会社。

公式サイトシステム開発会社のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社PLAN-B

会社名/所在地:株式会社PLAN-B/大阪本社:大阪市西区新町1-28-3、東京本社:東京都品川区東五反田2-5-9

特徴:デジタルマーケティング事業とマーケティングDX事業を展開している会社です。SEO対策とインターネット広告を主軸に、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作まで対応しています。AIO対策の土台となる検索対策と、広告による集客をあわせて相談できます。

AIO対策で任せられる範囲:SEO対策、インターネット広告、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作。検索と広告での露出を、まとめて設計したい場合に相談しやすい体制です。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:インフルエンサーマーケティングツール「Cast Me!」の累計導入社数が3,500社を突破しています。

こんなIoT・組込み開発会社におすすめ:中堅から大手のIoT・組込み開発会社。自社のIoTプラットフォームや量産向けのサービスを持ち、検索対策と広告を1社にまとめて任せたい会社。

公式サイト株式会社PLAN-B

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなIoT・組込み開発会社におすすめ:開発範囲や通信規格のページはすでにあり、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなIoT・組込み開発会社におすすめ:受託開発と自社製品の両方を持つ、中堅から大手のIoT・組込み開発会社。広告やCRMも含めて、引き合いの仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなIoT・組込み開発会社におすすめ:技術解説や製品情報を数百ページ規模で持つ、中堅から大手のIoT・組込み開発会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のIoT・組込み開発会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

IoT・組込み開発会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

IoT・組込み開発会社は、AIの回答で「外注先の候補に入るか」が開発案件の数に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. メーカーの開発部門がAIで外注先を探しはじめている

組込み開発の新規案件は、これまで既存取引先からの紹介、商社や部品メーカー経由、展示会が中心でした。いまはメーカーの開発担当者が、AIに条件を伝えて外注先を絞る動きが出ています。

「LTE-Mで温度データを送る見守り端末を、基板設計からクラウドまで一括で頼める会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を3〜5社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、作りたい機器の用途や通信方式、想定台数がある程度固まった状態で相談してきます。IoT・組込み開発会社にとっては、仕様の輪郭が見えている相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「組み込み開発」は月900件、「iot 開発」は月250件の検索があります(2026年9月時点)。通信規格の名前も探されていて、「lorawan」は月1,100件、「lte-m」は月600件です。

一方で「iot 受託開発」「組込み 受託開発」はそれぞれ月30件にとどまります。「IoT SEO」「IoT AIO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。

発注者は「受託開発」という言葉より、通信規格や用途の言葉で調べていると考えられます。そして、その言葉で自社の見つけられ方に手を打っている開発会社は、まだ少ない状態です。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ通信規格を扱う競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 守秘義務で実績を出せず、AIが外部の断片情報で判断している

IoT・組込み開発の受託案件は、多くが秘密保持契約の下で進みます。発売前の製品にかかわるため、発注元の社名も製品名も出せないのが普通です。

その結果、自社サイトの実績欄は「大手メーカー様 各種組込み機器の開発」のような一行になりがちです。AIは中身を読み取れず、展示会の出展者紹介や、数年前のプレスリリースといった外部の断片情報を頼りに回答をつくります。

そこには、当時の対応範囲しか書かれていないことがあります。いまはクラウド連携まで受けているのに、AIの回答では「ファームウェア開発の会社」と扱われる、ということも起こりえます。社名を伏せたまま書ける一次情報を、自社サイトに持つ必要があります。

IoT・組込み開発会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

IoT・組込み開発会社のAIO対策は、「メーカーの開発部門が、どこまで一括で任せられるかを工程ごとに見比べる」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者は「どの層まで一括で任せられるか」で探す

IoT機器の開発は、いくつもの層に分かれます。回路と基板の設計、筐体の設計、マイコン上で動くファームウェア、通信の実装、データを受けるクラウド、利用者が使うアプリや管理画面です。

メーカーの開発部門は、社内でできる層とできない層を分けたうえで外注先を探します。「ハードは社内でやるので、ファームとクラウドを頼みたい」「全部まとめて1社に任せたい」といった具合です。

一般的なSEOでは、「組込み開発」「IoT開発」のような大きな言葉でのページづくりが中心でした。AIの回答では、層ごとに「自社で対応」「協力会社と対応」「対応外」が書かれたページほど参照されやすくなります。

「ワンストップで対応」とだけ書くと、発注者は本当にどこまでかを判断できません。AIも同じです。層ごとの対応を表で書き分けるほうが、条件に合う会社として挙げられやすくなります。

2. 通信規格・マイコン・OSの名前で探される

IoT機器の外注先を探す開発者は、技術の名前で調べます。通信ならLTE-M、NB-IoT、LoRaWAN、Wi-Fi、Bluetooth Low Energy。ソフトウェアならRTOSか組込みLinuxか、といった具合です。

理由2の数字のとおり、「lorawan」「lte-m」は規格名だけでまとまった検索があります。規格ごとに、電池の持ち、通信距離、通信費の考え方が違います。発注者は用途に合う規格を先に決め、その規格の実装実績がある会社を探します。

そのため、「各種無線通信に対応」と書くより、規格ごとに「何の用途で、どの程度の台数を、何年ほど運用しているか」を書くほうが効きます。たとえば「LoRaWANで農業用センサー200台を3年運用」のような書き方です。

使っているマイコンのシリーズや、開発環境の名前も書いておきます。技術者はAIに固有名詞で聞くため、固有名詞がページにない会社は候補に入りにくくなります。

3. 試作から量産、そして技適などの認証までの「工程の壁」で比べられる

IoT機器の開発では、数台の試作で動いても、そのまま製品になるとは限りません。検証用の試作、量産を見すえた試作、量産と、段階ごとに求められることが変わります。

量産では、部品の調達、製造委託先の選定、検査工程の設計が加わります。数台なら手作業で書き込めたファームウェアも、数千台になると書き込みと検査の仕組みが必要です。

もう一つの壁が認証です。無線通信を使う機器を国内で使うには、電波法にもとづく技術基準適合証明など、いわゆる技適が必要になります。技適を取得済みの無線モジュールを使う設計にするか、独自の無線回路で認証を取るかで、手間と期間が変わります。

携帯電話の回線につなぐ端末では、電気通信事業法にもとづく技術基準適合認定もかかわります。海外で販売する場合は、国ごとの認証も必要です。

ちなみに「技適」は月3,600件の検索があります(Ahrefs、2026年9月時点)。一般の利用者の検索も含まれますが、関心の高い言葉です。発注者は「試作で終わらず、量産と認証まで伴走してくれるか」をAIに聞きます。どの段階まで、どの形で対応するかを書いた会社が、候補として挙げられやすくなります。

IoT・組込み開発会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

IoT・組込み開発会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

IoT・組込み開発会社の場合は、得意な通信規格、対応する層、用途を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「LoRaWANのセンサー端末を試作から量産まで頼める会社」「BLE機器のファームとスマホアプリをまとめて開発できる会社」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。古い対応範囲や、いまは扱っていない技術が載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている技術記事や展示会のページも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

IoT・組込み開発会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 開発範囲ページ(回路・基板、筐体、ファームウェア、通信、クラウド、アプリの層ごとに「自社」「協力会社」「対応外」を明記)
  • 通信規格別の開発実績ページ(LTE-M・NB-IoT・LoRaWAN・BLE・Wi-Fiごとの用途、台数、運用年数)
  • 試作から量産までの進め方ページ(各段階の期間の目安、発注者に用意してもらうもの、量産時の製造委託の形)
  • 技適などの認証対応ページ(認証取得済みモジュールの採用方針、認証取得の段取りへの関わり方、海外認証への対応可否)
  • 開発事例ページ(用途・対応した層・通信方式・台数・開発期間の5項目を、発注元を伏せてそろえて記載)

この5つが埋まっていない状態では、技術コラムを増やしても開発の相談につながりにくくなります。まず「どの層を、どの規格で、どの段階まで受けられるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

基板の写真と技術キーワードの羅列だけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

「当社は、ファームウェアとクラウドの開発を自社で行い、基板設計は協力会社と進めています。通信はLTE-MとBLEの実装を主に受けています」のように、1文で言い切る書き方をします。内容は自社の実態に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

表も、画像ではなくテキストの表にします。層を行、「企画」「試作」「量産」「保守」を列にした対応表は、AIにも開発担当者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

開発事例を、数字を入れて書きます。たとえば「消費電流を見直し、電池の交換周期を半年から2年に延ばした」「通信の再送制御を組み直し、データの欠損率を下げた」といった形です。

品質や開発体制の根拠も書きます。ISO 9001などの認証を取得していれば、その内容を載せます。電波暗室や評価設備を社内に持つか、外部の試験所をどう使うかも、発注者が確認したい情報です。

エンジニアの経歴も一次情報になります。経験年数、扱ってきたマイコンや規格、担当した製品分野を、本人の許可を得て載せます。規格の解説を並べただけの記事には、AIが引用する理由がありません。

5. 外部からの言及の設計

自社以外の場所で言及される状態をつくります。展示会の出展者ページ、半導体や通信モジュールのメーカーのパートナー紹介、業界団体の会員ページ、技術セミナーの登壇者紹介などです。

大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。対応する層や通信規格が食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。

展示会に出たら、出展内容を自社サイトにも同じ月に記事として残します。展示会のページは会期が終わると消えることがあるためです。

IoT・組込み開発会社のAIO対策の費用相場

IoT・組込み開発会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+開発事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+用途別・規格別ページの整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上受託と自社製品を横断した情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりでは「エンジニアへの取材」が入っているかを見る

「技術コラムを月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、自社エンジニアへの取材が含まれているかを確認してください。

IoT・組込み開発会社の強みは、エンジニアの頭の中にあります。規格の一般的な解説なら外部でも書けますが、「なぜその規格を選んだか」「量産で何につまずいたか」は取材なしには書けません。取材の回数と、エンジニアが原稿を確認する手順まで、見積もりの段階で決めておきます。

IoT・組込み開発会社のAIO対策は、展示会への出展だけで足りるのか

展示会だけでは足りません。展示会は出会いの場として役立ちますが、AIが推薦する根拠としては、自社サイトに残る一次情報が必要です。

展示会でのやりとりは、ブースに来た人との会話で終わります。会期が終われば、出展者ページも消えることがあります。AIが後から読める情報としては、ほとんど残りません。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 展示会・パートナー紹介:自社以外の場所で言及される「外部の証拠」として使う
  • 自社サイト:対応する層・通信規格・工程・認証対応を書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:展示会で配った資料の中身を、自社サイトの記事や事例として残し、内容をそろえる

毎年同じ展示会に出ている会社は、過去数年の出展内容を一覧にしてください。展示した試作機や技術を事例として書き起こすだけでも、AIが参照できる情報が増えます。

IoT・組込み開発会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のIoT・組込み開発会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. IoT・組込み開発の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社が対応する層と、得意な通信規格、よく受ける開発の段階を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「発注してくるのは開発部門ですか、購買部門ですか」「秘密保持契約で出せない情報はどこまでですか」「量産や技適の対応はどこまで自社で持っていますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰が原稿を書くのか」を確認してください。IoT・組込み開発会社では、技術を説明できる人ほど開発案件で忙しいのが普通です。

提案書だけを渡されても、エンジニアに執筆を頼む時間はつくれません。取材をもとに外部が原稿を書き、エンジニアは内容の確認だけをする形にできるかで、進み具合が変わります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。エンジニアへの取材、構成図や対応表の作成、事例公開前の発注元への確認が含まれるかは、会社によって分かれます。

秘密保持の扱いも、見積もりの段階で書面にしておきます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「IoT・組込み開発会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

IoT・組込み開発会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で開発の相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが対応する層と通信規格を正しく答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「通信規格×用途×開発範囲」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、相談のきっかけ
12か月開発事例と外部言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる開発の相談件数、試作から量産の受注に進んだ件数

メーカーの開発案件は、予算化から発注まで時間がかかります。AIで見つけた担当者が、次の年度の開発計画に合わせて相談してくることもあります。短い期間で判断せず、12か月の流れで見てください。

何を見れば効果がわかるか

IoT・組込み開発会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(得意な通信規格と用途で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 開発の相談を受けたときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回の技術打ち合わせでひとこと聞くだけで記録できます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「組み込み開発」「lorawan」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

IoT・組込み開発会社のAIO対策に関するよくある質問

IoT・組込み開発会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のIoT・組込み開発会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下のIoT・組込み開発会社のほうが、効果が出やすい面があります。

得意な通信規格や用途が絞られているほど、AIが「この条件ならこの会社」と結びつけやすくなるからです。「BLE機器のファームとアプリを少人数で一貫開発」のような強みは、そのまま書ける材料です。

開発範囲、通信規格別の実績、開発事例から整えれば、3か月ほどで形になります。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

秘密保持契約で発注元も製品も出せないのですが、開発事例は書けますか?

書けます。発注元の社名、製品名、外観がわかる写真は伏せたままで構いません。

そのうえで「用途の分野」「対応した層」「通信方式」「台数」「開発期間」「工夫した点」を書きます。たとえば「産業機器分野、ファームウェアとクラウドを担当、LTE-M、試作20台から量産へ、開発期間8か月」という形です。

公開前に発注元に確認をとる手順を決めておけば、秘密保持の範囲で書けることは多くあります。

基板設計や筐体は協力会社に出していますが、「一括対応」と書いてもいいですか?

書く場合は、どこを協力会社と進めるかも明記するのがおすすめです。発注者は、窓口が1つであることと、社内で担当することを分けて見ているためです。

「窓口は当社で一本化し、基板設計は長く組んでいる協力会社と進めます」と書けば、誤解を生みません。

AIも、層ごとの対応が正確に書かれた会社を条件に合わせて挙げやすくなります。あいまいな「一括対応」は、相談の後で認識のずれを生む原因にもなります。

技適などの認証への対応は、サイトにどう書けばいいですか?

自社がどこまで関わるかを、段取りの順に書くのがおすすめです。電波法の技適は、無線機器を国内で使うための前提になるため、発注者の関心が高い項目です。

たとえば「認証取得済みの無線モジュールを使う設計を基本にしている」「独自の無線回路の場合は、登録証明機関への申請に向けた資料づくりを支援する」といった書き方です。

書く内容は自社の実態に合わせてください。海外での販売を見すえた認証に対応するかどうかも、1行添えておくと判断材料になります。

ページは発注元の開発部門と購買部門、どちらに向けて書けばいいですか?

最初の入口は開発部門に向けて書くのがおすすめです。外注先を探しはじめ、AIに技術の条件で聞くのは、多くの場合開発の担当者だからです。

通信規格や対応する層といった技術情報は、開発部門向けのページで具体的に書きます。

そのうえで、購買部門が確認する情報も別にまとめます。取引の条件、見積もりの出し方、秘密保持契約の結び方、品質の認証などです。技術の話と取引の話を分けておくと、社内の稟議でも使われやすくなります。

まとめ:IoT・組込み開発会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

IoT・組込み開発会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のIoT・組込み開発会社。開発範囲ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社PLAN-B:中堅〜大手。検索対策と広告をまとめて任せたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。広告やCRMも含めて引き合いの仕組みを横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。技術情報のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のIoT・組込み開発会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

IoT・組込み開発会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

IoT・組込み開発会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。