「サービス紹介のアニメを作りたい企業に届けたいのに、来る相談はキャラクターアニメの話ばかりだ」

アニメーション制作会社の経営者から、こうした声を聞くことがあります。企業の広報やマーケティングの担当者が、ChatGPTなどのAIに用途や作風を伝えて、依頼先を絞る動きが出てきました。AIが返す数社に、目的に合う会社として名前が出るかどうかで、届く相談の中身が変わりはじめています。

結論から言うと、従業員10名以下のアニメーション制作会社ならエイチリンク株式会社、BtoB向けの発信を厚くしたいならサクラサクマーケティング株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • アニメーション制作会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 顧客層・表現手法・作風・権利の扱いで探される、アニメーション制作会社ならではの対策の違い
  • 費用相場と、企業からの制作相談につなげるために整えるページ

アニメーション制作会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

アニメーション制作会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業などの支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】アニメーション制作会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
サクラサクマーケティング株式会社BtoB向けSEO・LLMOコンサル中小〜中堅SEOコンサル/LLMOコンサル/セカンドオピニオン/記事制作代行要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表やディレクターが、営業も制作進行も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。表現手法別のサービスページ、作風サンプルの説明文、権利と二次利用の説明ページを整えます。AIが読み取れる構造への改修、制作事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなアニメーション制作会社におすすめ:従業員10名以下で、代表やディレクターが営業とWebを兼務している会社。作品の動画は並んでいるのに、用途や尺、料金の目安、進め方の説明がほとんど載っていない会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. サクラサクマーケティング株式会社

会社名/所在地:サクラサクマーケティング株式会社/東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル3階

特徴:SEOコンサルティングと、AI検索に対応したLLMOコンサルティングを提供しています。「BtoBの成長を加速する」を掲げています。SEOのセカンドオピニオンや、記事制作の代行も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:SEOコンサルティング、LLMOコンサルティング(AI検索対応)、SEOセカンドオピニオン、記事制作代行を依頼できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:支援サイトは2,000以上、取引実績は6,000社以上です。常時100社以上を支援する体制を持ち、20年の実績があります。

こんなアニメーション制作会社におすすめ:企業向けの説明アニメやサービス紹介アニメが主力で、BtoBの発注者に向けた記事を増やしたい会社。いまのSEOの進め方に、第三者の意見がほしい会社。

公式サイトサクラサクマーケティング株式会社

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなアニメーション制作会社におすすめ:表現手法のページや作風サンプルの説明はすでにそろっていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなアニメーション制作会社におすすめ:複数のスタジオや事業部を持つ、中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、集客の仕組み全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなアニメーション制作会社におすすめ:作品紹介や制作ノウハウの記事を、数百ページ規模で持っている中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のアニメーション制作会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

アニメーション制作会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

アニメーション制作会社は、AIの回答で「目的に合う会社」として扱われるかが、相談の質に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 企業の発注担当者がAIで依頼先を探しはじめている

企業向けのアニメーション制作は、これまで紹介や、動画共有サイトで見かけた作品から依頼先が決まることが多くありました。いまは広報、マーケティング、人事の担当者が、AIに条件を伝えて候補を絞る動きが出ています。

たとえば「SaaSの機能を90秒で説明するモーショングラフィックスを、2か月以内に作れる会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合いそうな会社を数社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、用途と尺と時期がある程度決まった状態で問い合わせてくる傾向があります。アニメーション制作会社でいえば、「何に使うか」が明確な制作相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「モーショングラフィックス」は月5,600件、「ホワイトボードアニメーション」は月250件の検索があります。「アニメーション制作会社」と「アニメーション 外注」は、それぞれ月150件です(2026年9月時点)。

一方で「アニメーション制作 SEO」「アニメーション制作 AIO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。Webでの見つけられ方に手を打っているアニメーション制作会社が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ表現手法の競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 作品の動画だけでは、AIに中身が伝わりにくい

アニメーション制作会社のサイトは、作品の動画を並べる形が一般的です。人が見れば作風の良さは一目で伝わります。

ところがAIは、ページに埋め込まれた動画の中身を、文章ほど確実には読み取れません。動画の横に「手法」「作風」「尺」「用途」が文字で書かれていなければ、どんな依頼に向く会社なのかを判断する材料が足りなくなります。

作品の質が高いほど、説明文がないことによる損は大きくなります。文字で書き足すだけで、AIが参照できる情報は大きく増えます。

アニメーション制作会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

アニメーション制作会社のAIO対策は、「顧客層・表現手法・作風・権利」の4つを文字で書き分ける前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 企業の説明アニメとエンタメ系アニメで、探す人がまったく違う

同じ「アニメーション制作」でも、顧客は大きく2つに分かれます。1つは、サービス紹介や採用、社内研修、展示会などに使う説明アニメを求める企業です。もう1つは、テレビやゲーム、配信作品などのエンタメ系アニメの制作を任せたい事業者です。

企業の担当者が重視するのは、図解のわかりやすさ、尺、納期、費用です。エンタメ系の発注者が重視するのは、作画の品質や制作体制です。同じ会社を見ても、確かめたい点がまったく違います。

言葉にも差が出ています。Ahrefsのデータでは、「アニメ制作会社」が月2,900件、「アニメーション制作会社」が月150件でした(2026年9月時点)。前者には、エンタメ系のアニメスタジオを探す検索が多く含まれるとみられます。

サイトに「誰向けの会社か」が書かれていないと、AIは両方の顧客を混ぜて扱います。企業向けの説明アニメが主力なら、トップページとサービスページの冒頭で、そのことを1文で言い切ります。両方を受けている会社は、顧客層ごとにページを分けるのが基本です。

2. 「2D・3D・モーショングラフィックス」などの表現手法と作風で探される

アニメーションの発注者は、会社名よりも表現手法と作風で探します。2Dアニメ、3DCG、モーショングラフィックス、ホワイトボードアニメーションなどが、最初の分かれ道です。

そのうえで作風が加わります。たとえば「手描き風のやわらかい2Dアニメで、採用向けの動画」「図解中心のモーショングラフィックスで、機能説明」といった条件です。「3DCGで、製品の内部構造を見せる動画」という探し方もあります。

一般的なSEOでは、「アニメーション制作」のような大きな言葉で上位を狙う発想になりがちでした。AIの回答では、手法と作風と用途を組み合わせた質問に答える形になります。そのため、作風サンプルの一つひとつに「手法」「作風を表す言葉」「尺」「用途」「制作期間の目安」を文字で添えるほど、条件に合う会社として扱われやすくなります。

作風を表す言葉は、社内の呼び方ではなく発注者が使う言葉にそろえます。「フラット」「線画」「水彩風」「ポップ」「シンプルな図解」など、担当者が打ちこみそうな言葉を選んでください。

3. 著作権と二次利用の範囲が、発注の判断材料になる

企業がアニメーションを発注するとき、納品後の使い方を気にする担当者は少なくありません。SNS用に短く切り出したい、キャラクターをパンフレットや展示会で使いたい、英語版を作りたい、といった要望です。

ここで関わるのが著作権です。著作権は契約で譲渡できますが、著作者人格権は譲渡できません。そのため、契約で「著作者人格権を行使しない」と取り決めることが多くあります。

また著作権法では、翻案などの権利を譲渡の対象として明記しないと、譲渡した側に残ると推定されます(第61条第2項)。キャラクターを別の媒体に展開したい企業にとっては、見落としやすい点です。BGMやナレーション、フォントにも別の権利者がいて、使える範囲が分かれます。

こうした点は、個別の契約書で決めるものです。サイトに書くのは、「標準的な権利の扱い」「二次利用や再編集を相談する窓口」「追加費用が発生しうる場面」の3つで十分です。詳細は専門家に確認したうえで表現を決めてください。権利の扱いが書かれている会社は、AIの回答でも「納品後の利用範囲まで説明している会社」として扱われやすくなります。

アニメーション制作会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

アニメーション制作会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

アニメーション制作会社の場合は、主力の表現手法と用途を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「サービス紹介 アニメーション 制作会社 BtoB」「ホワイトボードアニメーション 研修動画 依頼先」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。企業向けが主力なのにエンタメ系のスタジオとして紹介されていないか、やめたサービスが載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

アニメーション制作会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 表現手法別のサービスページ(2Dアニメ・3DCG・モーショングラフィックス・ホワイトボードアニメーションごとに、向く用途と制作の流れを記載)
  • 作風サンプル一覧ページ(作品ごとに手法・作風を表す言葉・尺・用途・制作期間の目安を文字で添える)
  • 尺と手法別の料金目安ページ(30秒・60秒・90秒などの尺ごとの目安と、修正回数の考え方)
  • 権利と二次利用の説明ページ(標準の権利の扱い、切り出しや多言語化、キャラクター展開の相談方法)
  • 制作の流れページ(ヒアリング、シナリオ、絵コンテ、ビデオコンテ、本制作、納品と、各段階で発注者が確認すること)

この5つが埋まっていない状態では、制作ノウハウの記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どの手法で、どんな作風を、どの尺と期間で作れるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

動画を埋め込んだだけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

たとえば「当社は、BtoBサービスの紹介に使う2Dアニメとモーショングラフィックスを主に制作しています。尺は60〜120秒、制作期間は6〜8週間が中心です」のように、1文で言い切る書き方をします。数字は自社の実態に合わせてください。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

作風サンプル一覧も、画像や動画の並びだけにせず、テキストの表を添えます。「作品名(または用途名)」「手法」「作風」「尺」「制作期間」を列にした表は、AIにも発注担当者にも読み取りやすい形です。

4. 一次情報と権威性の担保

制作事例を、数字を入れて書きます。依頼の背景、手法、尺、制作期間、修正の回数、公開後にどの場面で使われたかをそろえます。

たとえば「営業資料では伝わりにくかった機能を、90秒の図解アニメにまとめた。シナリオから納品まで7週間、修正は2回」という形です。発注企業の了承を得た範囲で書いてください。

在籍スタッフの職種と人数(ディレクター、デザイナー、アニメーター、3DCGデザイナーなど)、主に使う制作ソフト、受賞歴があればその名称も、根拠として書きます。他社サイトの一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自社の制作現場でしか出せない数字が必要です。

5. 外部からの言及の設計

自社以外の場所で言及される状態をつくります。動画共有サイトのチャンネル説明、制作会社の紹介サイトや比較サイト、業界団体の会員ページ、発注企業のプレスリリースなどです。

ここで大事なのは、外部の情報と自社サイトの内容をそろえることです。得意な手法や顧客層の説明が場所ごとに違うと、AIはどれを信じてよいか判断できません。主力を企業向けに切り替えたなら、自社サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

アニメーション制作会社のAIO対策の費用相場

アニメーション制作会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+作風サンプルの説明文追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+顧客層・表現手法ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上複数ブランドや事業部を横断した情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、作風サンプルへの説明文の追加と、表現手法別ページの整備が含まれているかを確認してください。

アニメーション制作会社では、コラム記事よりも「どの手法で何を作れるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

アニメーション制作会社のAIO対策は、動画共有サイトへの投稿だけで足りるのか

投稿だけでは足りません。動画共有サイトは作品を見てもらう入口にはなりますが、AIが推薦する根拠としては、自社サイトに書かれた文字の情報が必要です。

動画共有サイトやSNSでは、作品が1本ずつ流れていきます。説明欄も短くなりがちです。そのため「この会社は、どの顧客向けに、どの手法で、どの尺を得意とするか」という全体像が、AIに伝わりにくくなります。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 動画共有サイト・SNS:作品を見てもらい、自社以外の場所で言及される「外部の証拠」として使う
  • 自社サイト:顧客層・手法・作風・尺・権利の扱いを書き切る「正の情報源」として使う
  • 両者の関係:各動画の説明欄から自社サイトの該当ページへつなぎ、手法や用途の書き方をそろえる

すでに多くの作品を投稿している会社は、まず説明欄を一覧にしてください。手法や用途が書かれていない動画が見つかれば、そこに2〜3行を足すだけでも、AIが参照できる情報は増えます。

アニメーション制作会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のアニメーション制作会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. アニメーション制作会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の主な顧客層、得意な手法と作風、よく受ける尺を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「企業向けとエンタメ系の比率はどのくらいですか」「作品を公開できない案件はどれくらいありますか」「納品後の二次利用について、よく聞かれることは何ですか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なアニメーション制作会社では、代表やディレクターがWebを兼務していることが多くあります。納品が重なる時期に提案書だけを渡されても、手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。作風サンプルの説明文づくり、制作事例の取材、動画共有サイトの説明欄の修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「アニメーション制作会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

アニメーション制作会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で制作相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい顧客層と表現手法で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「手法×作風×用途」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、制作相談のきっかけ
12か月外部言及と制作事例が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる制作相談の件数、企業向け案件の比率

何を見れば効果がわかるか

アニメーション制作会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(主力の手法と用途で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 制作相談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回のヒアリングでひとこと聞くだけで記録できます。あわせて、相談の用途が企業向けかエンタメ系かも記録すると、狙った顧客層に届いているかがわかります。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「モーショングラフィックス」「ホワイトボードアニメーション」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

アニメーション制作会社のAIO対策に関するよくある質問

アニメーション制作会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のアニメーション制作会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下の会社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主な顧客層、得意な手法と作風、よく受ける尺、制作期間の目安を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「ディレクターが最初から最後まで担当する」「少人数だから修正に早く応じられる」といった小回りの良さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

企業向けの説明アニメとエンタメ系アニメの両方を受けていますが、サイトはどう書き分ければいいですか?

顧客層ごとに入口のページを分けてください。1つのページに両方を並べると、AIは「どちら向けの会社か」を判断しにくくなります。

企業向けのページには、用途(サービス紹介、採用、研修など)、尺、制作期間、料金の目安を書きます。エンタメ系のページには、担当してきた工程や制作体制を書きます。

トップページには「企業向けの説明アニメと、エンタメ作品の制作を手がける会社です」のように、両方をやっていることを1文で書き、それぞれのページへつなぎます。

作品の動画をたくさん載せていれば、AIに作風は伝わりますか?

動画だけでは伝わりにくいです。AIは、ページに埋め込まれた動画の中身を、文章ほど確実には読み取れません。

作品ごとに「手法」「作風を表す言葉」「尺」「用途」「制作期間」を文字で添えてください。たとえば「2Dアニメ/線画のシンプルな図解/60秒/SaaSの機能紹介/制作6週間」のような形です。

公開できない作品が多い場合は、用途と手法だけを文字で書き、映像は社内で作ったサンプルで補う方法もあります。

著作権や二次利用のことまで、サイトに書く必要はありますか?

くわしい条件までは不要ですが、標準的な扱いと相談の窓口は書いたほうがいいです。企業の担当者は、SNS用の切り出しやキャラクターの展開など、納品後の使い方を気にするからです。

著作権は契約で譲渡できますが、著作者人格権は譲渡できないなど、法律上の決まりもあります。サイトでは「二次利用や再編集は事前にご相談ください」「内容によって追加費用が発生する場合があります」程度にとどめ、詳細は契約書で決める形が一般的です。表現は専門家に確認してください。

料金を公開していませんが、AIの候補に入れますか?

公開していなくても候補に入ることはあります。ただし、発注担当者は予算の目安を最初に知りたがります。料金の手がかりがない会社は、比較の段階で外されやすくなります。

案件ごとに金額が変わる場合は、尺と手法ごとの「目安の幅」と、金額が上下する要因を書く方法があります。たとえば「キャラクターの新規デザインの有無」「3DCGの使用」「ナレーションの有無」「修正回数」などです。

幅と要因が書かれていれば、AIも「予算感を説明している会社」として扱いやすくなります。

まとめ:アニメーション制作会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

アニメーション制作会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のアニメーション制作会社。表現手法別ページの整備から実行まで任せたい会社に
  • サクラサクマーケティング株式会社:中小〜中堅。BtoB向けの発信やSEOの見直しを進めたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数のスタジオや事業部を横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。作品紹介や制作記事のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のアニメーション制作会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

アニメーション制作会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

アニメーション制作会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。