「代理店経由の仕事は続いているのに、広告主から直接の相談はほとんど来ない」

CM・映像制作会社の経営者から、こうした声を聞くことがあります。広告主の宣伝部やマーケティング部の担当者が、ChatGPTなどのAIに媒体や予算感を伝えて、制作会社の候補を絞る動きが出てきました。実績を表に出しにくい業界だからこそ、AIが自社をどう説明するかで差がつきはじめています。

結論から言うと、従業員10名以下のCM・映像制作会社ならエイチリンク株式会社、広告やWebサイト制作もまとめて相談したいなら株式会社PLAN-B、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • CM・映像制作会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 発注者の違い、テレビCMとWeb CMの違い、実績公開の制約から見た、CM・映像制作会社ならではの対策
  • 費用相場と、広告主や代理店からの相談につなげるために整えるページ

CM・映像制作会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

CM・映像制作会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • BtoB企業などの支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・広告運用をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】CM・映像制作会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社PLAN-BSEO・広告を主軸とするデジタルマーケティング中堅〜大手SEO対策/インターネット広告/インフルエンサーマーケティング/Webサイト制作要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。代表やプロデューサーが、営業も現場も見ている規模の会社と、同じ速度で動くことを前提にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。テレビCMとWeb CMのサービスページ、代理店向けページ、制作体制と手配力のページを整えます。公開できる範囲での実績の書き方の設計、AIが読み取れる構造への改修、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんなCM・映像制作会社におすすめ:従業員10名以下で、代表やプロデューサーが営業とWebを兼務している会社。代理店経由の仕事が中心で、実績ページに載せられる作品が少なく、サイトの更新が止まっている会社。

公式サイトSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社PLAN-B

会社名/所在地:株式会社PLAN-B/大阪本社:大阪市西区新町1-28-3、東京本社:東京都品川区東五反田2-5-9

特徴:デジタルマーケティング事業とマーケティングDX事業を展開する、SEO・広告を主軸とする会社です。SEO対策、インターネット広告、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作まで対応しています。

AIO対策で任せられる範囲:AIO対策の土台になるSEO対策に加え、インターネット広告、インフルエンサーマーケティング、Webサイト制作を依頼できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:インフルエンサーマーケティングツール「Cast Me!」の累計導入が3,500社を突破しています。

こんなCM・映像制作会社におすすめ:自社の集客で、SEOだけでなく広告やサイトの作り直しもまとめて相談したい中堅から大手の会社。大阪と東京の両方に拠点を持つ会社に相談したい会社。

公式サイト株式会社PLAN-B

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんなCM・映像制作会社におすすめ:媒体別のサービスページや制作体制のページはすでにそろっていて、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんなCM・映像制作会社におすすめ:複数の制作部門や拠点を持つ、中堅から大手の会社。広告やCRMも含めて、広告主との接点づくり全体を見直したい会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんなCM・映像制作会社におすすめ:制作実績や広告制作のノウハウ記事を、数百ページ規模で持っている中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下のCM・映像制作会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

CM・映像制作会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

CM・映像制作会社は、実績を出しにくいぶん、AIが自社をどう説明するかが相談の入口を左右しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 広告主の担当者がAIで制作会社を探しはじめている

CMの制作会社は、これまで広告代理店からの指名や、業界内の紹介で決まることが中心でした。いまは広告主の宣伝部やマーケティング部の担当者が、AIに条件を伝えて候補を絞る動きが出ています。

たとえば「地方の住宅会社が、タレントを起用せずに15秒と30秒のWeb CMを作りたい。企画から任せられる制作会社は」といった聞き方です。AIはこの条件に合いそうな会社を数社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、媒体や目的がある程度決まった状態で問い合わせてくる傾向があります。CM・映像制作会社でいえば、「どの媒体で、何を伝えたいか」が見えている相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「CM制作」は月400件、「CM制作会社」は月350件の検索があります。「Web CM 制作」も月200件です(2026年9月時点)。

一方で「CM制作 AIO」「映像制作 SEO」は、検索データが取れないほど少ない状態です。Webでの見つけられ方に手を打っているCM・映像制作会社が、まだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。同じ地域、同じ媒体を得意とする競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 広告主は、制作会社を探す前に「費用」をAIに聞いている

同じくAhrefsのデータでは、「テレビCM 費用」が月450件で、「CM制作会社」の月350件を上回っていました(2026年9月時点)。「CM制作 費用」も月50件あります。

広告主の担当者は、会社を選ぶ前に、まず費用の考え方を調べる傾向があるとみられます。AIに費用を聞いたとき、回答の根拠として自社のページが参照されれば、その時点で候補の1社として名前が挙がる可能性があります。

費用の内訳や金額が動く要因を自社の言葉で説明している会社は、まだ多くありません。ここを書いておくことが、比較の前段階で接点をつくる手段になります。

CM・映像制作会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

CM・映像制作会社のAIO対策は、「発注者が2種類いて、媒体ごとに予算も工程も違い、実績を自由に出せない」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 発注者が「広告主の宣伝部」と「広告代理店」の2種類いる

CMの制作は、広告主から直接受ける場合と、広告代理店から受ける場合があります。同じCMの仕事でも、2つの発注者が確かめたい点は違います。

広告代理店のプロデューサーが知りたいのは、どの工程を任せられるか、予算とスケジュールの中で収められるか、放送局の考査に対応した経験があるか、です。広告主の担当者が知りたいのは、企画から相談できるか、媒体への出稿まで相談できるか、社内の稟議に使える費用の説明があるか、です。

一般的なSEOでは、1つのサービスページで幅広い読み手に向けて書くことが多くありました。AIの回答では、質問した人の立場に合う情報が拾われます。そのため、代理店向けの「制作協力」のページと、広告主向けの「直接のご相談」のページを分けて書くほうが、どちらの質問にも答えやすくなります。

代理店との関係を大切にしている会社は、広告主から直接相談を受けたときの方針を1文で書いておくと、代理店にも広告主にも誤解が生まれにくくなります。

2. テレビCMとWeb CMで、予算規模も工程もまったく違う

テレビCMとWeb CMは、同じ「CM」でも予算規模が桁違いになることが珍しくありません。工程も、確認すべき点も異なります。

テレビCMでは、放送前に放送局の考査を受けます。放送用の納品形式への対応や、出演者との契約で決める使用期間と媒体の範囲も、進行の中で欠かせない確認事項です。

Web CMでは、6秒・15秒・30秒といった尺違いや、横型と縦型の作り分けを求められることがあります。複数のパターンを作って配信しながら比べる、という進め方も一般的です。

広告の表現そのものにも規制が関わります。景品表示法は、実際より著しく優良・有利だと誤認させる表示を禁じています。化粧品や健康食品などでは、薬機法の規制も関係します。広告主は、こうした確認に慣れた制作会社かどうかも見ています。

そのため、「テレビCM」と「Web CM」を1ページにまとめず、媒体ごとに工程、期間、確認事項を書き分けます。自社が主に受けている媒体と予算の帯を書いておくと、AIも予算感に合う会社として扱いやすくなります。

3. 実績に守秘義務や表記の制約があり、「手配力」を文字で示す必要がある

CM・映像制作会社の実績は、自由に公開できないことが多くあります。代理店経由の案件では、制作会社名を出さない取り決めがある場合もあります。公開前の作品や、出演者の契約期間が終わった作品は、自社サイトに載せられないことがあります。

一般的なSEOでは「実績を増やして載せる」が基本でした。CM・映像制作会社では、それが難しい場面が多くあります。そこで、作品名や広告主名を出さずに書ける情報を増やします。

書けるのは、業種、媒体、尺、担当した工程の4項目です。たとえば「食品メーカー/テレビCM/15秒・30秒/企画・撮影・編集を担当」という形です。

もう1つは、手配力を数字と固有の工程で書くことです。キャスティングでタレント事務所との調整を担当するか、オーディションを実施するか。ロケでロケハンや撮影許可の申請を担当するか。撮影機材やスタジオを自社で持つか、協力会社と組むか。こうした情報は守秘義務に触れにくく、AIが会社ごとの違いを判断する材料になります。

なお、ドローンでの空撮は、飛ばす場所や方法によって航空法の許可・承認が必要になります。道路での撮影には、道路使用許可が必要な場合があります。こうした申請の経験も、手配力として書ける情報です。

CM・映像制作会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

CM・映像制作会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

CM・映像制作会社の場合は、媒体、業種、立場を軸に20〜30パターンの質問を投げます。「テレビCM 制作会社 企画から 中小企業」「Web CM 縦型 複数パターン 制作会社」といった聞き方です。代理店の立場で「CM 制作協力 プロダクション 撮影から」と聞くパターンも入れます。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。テレビCMを受けているのにWeb動画だけの会社として扱われていないか、古い所在地や撤退した事業が載ったままになっていないかを見ます。競合が引用されている情報源も、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

CM・映像制作会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • テレビCM制作のページ(企画、撮影、編集、放送局の考査への対応、納品までの流れと期間の目安)
  • Web CM・SNS広告動画のページ(尺違いや縦横の作り分け、複数パターンの制作、配信媒体ごとの仕様への対応)
  • 広告代理店向けの制作協力ページ(受けられる工程、見積もりの出し方、秘密保持と表記の扱い)
  • 制作体制と手配力のページ(キャスティング、ロケハン、撮影許可の申請、撮影機材、スタジオ、協力会社の範囲)
  • 公開できる範囲の実績ページ(業種・媒体・尺・担当工程の4項目で整理)

この5つが埋まっていない状態では、ノウハウ記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どの媒体の、どの工程を、どんな体制で受けられるか」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

作品の動画とロゴを並べただけのページを、文章と表の組み合わせに直します。

たとえば「当社は、地方の中小企業のテレビCMとWeb CMを、企画から撮影、編集まで一貫して制作しています。主な尺は15秒と30秒です」のように、1文で言い切る書き方をします。内容は自社の実態に合わせてください。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

実績も、テキストの表にします。「業種」「媒体」「尺」「担当工程」「制作期間」を列にした表は、作品名を出せなくてもAIと発注者の両方に伝わる形です。

4. 一次情報と権威性の担保

制作の進め方を、数字を入れて書きます。企画提案から撮影までの期間、撮影日数、編集の修正回数、納品までの日数などです。

たとえば「30秒のテレビCM1本を、企画提案から放送用の納品まで約2か月で制作。撮影は1日、編集の修正は2回」という形です。数字は自社の実態に合わせ、広告主や代理店の了承を得た範囲で書いてください。

在籍スタッフの職種と人数(プロデューサー、ディレクター、カメラマン、編集者など)、保有機材、広告賞などの受賞歴があれば、その名称も根拠として書きます。他社サイトの一般論を並べた記事には、AIが引用する理由がありません。自社の撮影現場でしか出せない情報が必要です。

5. 外部からの言及の設計

自社以外の場所で言及される状態をつくります。制作会社の紹介サイトや比較サイト、業界団体の会員ページ、広告賞の受賞者一覧、広告主が公開するプレスリリースなどです。

ここで大事なのは、外部の情報と自社サイトの内容をそろえることです。得意な媒体や担当工程の説明が場所ごとに違うと、AIはどれを信じてよいか判断できません。広告主のプレスリリースに制作会社として名前が載る場合は、自社サイトの実績ページも同じ時期に更新します。

CM・映像制作会社のAIO対策の費用相場

CM・映像制作会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+公開できる範囲の実績の書き起こし+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+媒体・発注者ごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上複数の制作部門や拠点を横断した情報設計+大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、代理店向けページと、公開できる範囲での実績の書き起こしが含まれているかを確認してください。

CM・映像制作会社では、コラム記事よりも「どの媒体の、どの工程を受けられるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

代理店経由の案件が中心でも、CM・映像制作会社のAIO対策は意味があるのか

意味はあります。AIO対策は、広告主からの直接相談を増やすためだけのものではありません。代理店から新しく声がかかるきっかけにもなります。

広告代理店のプロデューサーも、得意分野の違う制作会社を探すことがあります。「縦型のSNS広告に強いプロダクション」「地方ロケの手配に慣れた制作会社」などです。そのとき、担当できる工程や手配力が書かれている会社は、候補に挙がりやすくなります。

役割を分けて考えると整理しやすくなります。

  • 代理店向けページ:担当できる工程、秘密保持と表記の扱いを明記し、制作協力の相談先として見つけてもらう
  • 広告主向けページ:企画から相談できる範囲、費用の考え方、代理店案件との関係についての方針を書く
  • 両者の関係:どちらのページからも、制作体制と公開できる範囲の実績ページへつなぐ

代理店案件が多い会社ほど、まず「秘密保持と表記の扱い」を1ページにまとめてください。代理店が安心して声をかけられる材料になり、AIにも「代理店と組んだ経験のある会社」として伝わります。

CM・映像制作会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名のCM・映像制作会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. CM・映像制作会社の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、代理店経由と直接取引の比率、テレビCMとWeb CMの比率、公開できない実績の多さを説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「代理店との取り決めで、社名を出せない案件はどれくらいありますか」「キャスティングやロケは、どこまで自社で手配していますか」。こうした質問が出てくる会社は、発注者目線でページを組み立てられます。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模なCM・映像制作会社では、代表やプロデューサーがWebを兼務していることが多くあります。撮影と編集が重なる時期に提案書だけを渡されても、手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。実績の書き起こしのための取材、代理店や広告主への掲載確認の文面づくり、外部掲載ページの修正が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「CM・映像制作会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

CM・映像制作会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で制作相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、AIが正しい媒体と担当工程で答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「媒体×業種×担当工程」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、制作相談のきっかけ
12か月外部言及と実績の書き起こしが積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる広告主からの直接相談の件数、代理店からの新規相談の件数

何を見れば効果がわかるか

CM・映像制作会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(主力の媒体と業種で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 制作相談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すか、初回の打ち合わせでひとこと聞くだけで記録できます。あわせて、相談者が広告主か代理店かも記録すると、どちらの入口が機能しているかがわかります。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「CM制作会社」「Web CM 制作」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

CM・映像制作会社のAIO対策に関するよくある質問

CM・映像制作会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小のCM・映像制作会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下の会社のほうが、効果が出やすい面があります。

ページ数が少ないため、整備が早く終わるからです。主な媒体、担当できる工程、手配できる範囲、制作期間の目安を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「プロデューサーが企画から納品まで直接担当する」「地元のロケ地や協力会社に詳しい」といった強みは、大きな会社が書きにくいものです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

代理店経由の案件が多く、実績に広告主の名前を出せません。それでもAIの候補に入れますか?

入れる可能性はあります。AIが会社を区別するのに使うのは、作品名だけではないからです。

広告主名や作品名を伏せたまま、「業種」「媒体」「尺」「担当工程」の4項目で実績を書き起こしてください。たとえば「自動車販売店/テレビCM/15秒/撮影・編集を担当」という形です。

あわせて、キャスティングやロケの手配範囲、制作体制を書くと、作品を見せなくても会社ごとの違いが伝わります。掲載前には、代理店や広告主との取り決めを確認してください。

テレビCMとWeb CMは、ページを分けたほうがいいですか?

分けたほうがいいです。予算規模も工程も確認事項も違うため、1ページにまとめると、どちらの質問にも答えにくくなります。

テレビCMのページには、放送局の考査への対応や、出演者の契約で決める使用期間など、放送ならではの工程を書きます。Web CMのページには、尺違いや縦横の作り分け、複数パターンの制作など、配信ならではの進め方を書きます。

両方を受けている場合は、トップページで両方に対応していることを1文で書き、それぞれのページへつなぎます。

広告代理店向けと広告主向け、どちらに向けて書けばいいですか?

両方に向けて、入口のページを分けて書くのが基本です。どちらかに寄せると、もう一方からの質問に答えにくくなります。

代理店向けには、受けられる工程、秘密保持と表記の扱い、見積もりの出し方を書きます。広告主向けには、企画から相談できる範囲と、費用の考え方を書きます。

いまの売上の多くが代理店経由であれば、代理店向けページを先に整え、広告主向けページは次の段階で足す順番でも問題ありません。

キャスティングやロケの手配力は、どう書けば伝わりますか?

「手配できます」とだけ書かず、どの工程を自社で担当するかを具体的に書いてください。

キャスティングなら、タレント事務所との調整、オーディションの実施、出演契約の条件整理のどこまでを担当するか。ロケなら、ロケハン、撮影許可の申請、近隣への説明のどこまでを担当するか。機材なら、自社保有か協力会社との連携かを書きます。

対応できる地域や、手配にかかる日数の目安も書くと、AIが条件に合う会社として扱いやすくなります。数字は自社の実態に合わせてください。

まとめ:CM・映像制作会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

CM・映像制作会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下のCM・映像制作会社。媒体別ページや代理店向けページの整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社PLAN-B:中堅〜大手。SEOに加えて広告やWebサイト制作もまとめて相談したい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。複数の制作部門や拠点を横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。実績やノウハウ記事のページ数が多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出ません。

従業員10名以下のCM・映像制作会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

CM・映像制作会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

CM・映像制作会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。