「会員登録してくれる投資家は、どこでうちを知ったのか。最近は聞いてもよくわからない答えが増えた」

収益物件の仲介会社から、こうした声を聞くことが増えました。投資家が物件を探す前に、ChatGPTなどのAIに「一棟アパートの融資相談に強い会社」と聞き、相談先を絞りはじめたためです。AIが返す数社に入らなければ、会員登録の前に比較から外れます。

結論から言うと、従業員10名以下の収益物件仲介会社ならエイチリンク株式会社、中堅から大手ならStockSun株式会社かLANYが候補になります。エリア別・物件種別の記事を大量に整えたい場合は、株式会社ウィルゲートも比較に入ります。

この記事では、次の3つがわかります。

  • 収益物件仲介会社のAIO対策会社おすすめ5社と、それぞれの向き不向き
  • 利回り・価格帯・エリアで探す投資家に合わせた、一般的なSEOとの違い
  • 費用相場と、会員登録や融資相談につなげるために整えるページ

収益物件仲介会社のAIO対策会社おすすめ5社【比較表あり】

収益物件仲介会社のAIO対策を依頼できる会社を5社紹介します。自社の規模と、任せたい範囲で選んでください。

本記事の選定基準

次の4つを基準に選びました。

  • 中小企業、または不動産・BtoB領域での支援実績が公開されていること
  • AIO対策(LLMO対策)か、その土台になるSEO・コンテンツ制作をサービスとして提供していること
  • 対応範囲が公式サイトで確認できること
  • 戦略設計だけでなく、実行まで担当できること

なお、筆者はエイチリンク株式会社の代表です。自社を1番目に掲載しています。判断材料としてお読みください。掲載各社の情報は、2026年9月時点の公式サイトをもとにしています。

【比較表】収益物件仲介会社のAIO対策会社5社

会社名タイプ向いている企業規模対応範囲費用の目安
エイチリンク株式会社SEO・AIO実行支援従業員10名以下戦略設計/ページ修正/記事制作/実行代行月8万円〜(コンサルのみ)/月20万円〜(対策代行込み)
株式会社ウィルゲートSEOを主軸とするコンテンツマーケティング中堅〜大手SEO/コンテンツマーケティング/SEOツール・編集支援ツール要問い合わせ
株式会社MesutLLMO・AIO専業中小〜中堅AI引用の調査/掲載営業/相互リンク施策月10万円〜
StockSun株式会社総合コンサル中堅〜大手LLMO・AIOコンサル/SEO/Web広告/MEO/CRM要問い合わせ
株式会社LANYSEO・LLMOコンサル中堅〜大手SEO/LLMO/コンテンツ制作/マーケBPO要問い合わせ

1. エイチリンク株式会社

会社名/所在地:エイチリンク株式会社/東京都板橋区志村1-13-14

特徴:従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで自社側で担当します。営業担当が物件の仕入れと投資家対応を兼ねていて、サイトに手が回らない会社でも進められる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:AIでの言及状況の調査から始めます。取扱物件の傾向ページ、融資相談ページ、非公開物件の会員登録ページの整備、AIが読み取れる構造への改修、取引事例の記事制作、外部言及の設計まで担当します。

費用目安:月8万円+税〜(コンサルのみ)/月20万円+税〜(コンサル+対策代行)/月40万円+税(強化版)

主な実績:7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO支援。YouTube運用代行会社では、支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)増えました。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。

こんな収益物件仲介会社におすすめ:従業員10名以下で、社長が仕入れと融資付けの窓口を兼ねている会社。専門ポータルからの反響に頼っていて、自社サイトからの会員登録を増やしたい会社。

公式サイト建設・不動産業のSEOコンサルティング|エイチリンク株式会社

2. 株式会社ウィルゲート

会社名/所在地:株式会社ウィルゲート/東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F

特徴:SEOを主軸とする、コンテンツマーケティング事業の会社です。SEOツール「TACT SEO」と、編集支援ツール「EditorU」を提供しています。M&A仲介事業も手がけています。

AIO対策で任せられる範囲:AIが参照する検索結果の土台づくりにあたる、SEOとコンテンツマーケティングが中心です。ツールを使ったキーワード設計や、記事の編集体制づくりを相談できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:SEO支援で約200ワードを検索トップ10に入れ、半年間で月8万ユーザーの流入を実現しています。TACT SEOの活用事例では、セッション数が50倍になった例も公開されています。

こんな収益物件仲介会社におすすめ:扱うエリアや物件種別が広く、解説記事を数十本単位で整える必要がある会社。社内で記事を書く体制をツールで整えたい会社。

公式サイト株式会社ウィルゲート

3. 株式会社Mesut

会社名/所在地:株式会社Mesut/東京都新宿区(代表取締役:宇田晃平)

特徴:LLMO・AIO対策を専業とする会社です。月額10万円からのサービス「メントリAIO」を提供しています。相互リンクや掲載営業といった、外部からの言及を増やす施策を主軸にしています。

AIO対策で任せられる範囲:AI引用状況の調査、掲載営業、相互リンク施策。導入前のサイト分析を無料で実施しています。

費用目安:月10万円〜

主な実績:代表の宇田氏はSEO検定1級とYMAA認証を保有しています。被リンク施策で20社以上を支援し、コスメメディアを18か月で月間350万PVに成長させました。

こんな収益物件仲介会社におすすめ:取扱物件や融資相談のページはすでにあり、外部での露出を増やしたい会社。予算を月10万円前後から始めたい会社。

公式サイト株式会社Mesut

4. StockSun株式会社

会社名/所在地:StockSun株式会社/東京都新宿区西新宿3-8-3(代表取締役:岩野圭佑)

特徴:Web集客コンサルティングを軸に、事業コンサルや定額制BPOまで手がける会社です。LLMO・AIOコンサルティングも提供しています。認定パートナー制度を持ち、案件ごとに専門家を組み合わせる体制です。

AIO対策で任せられる範囲:LLMO・AIOコンサルティングに加え、SEO、Web広告運用、MEO、CRMまで横断して対応できます。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:電通総研、KADOKAWA、村田製作所、オープンハウスグループなど、大手企業の支援実績が公開されています。

こんな収益物件仲介会社におすすめ:複数の支店を持ち、セミナー集客や広告、会員の管理まで含めて仕組みを見直したい中堅から大手の会社。

公式サイトStockSun株式会社

5. 株式会社LANY

会社名/所在地:株式会社LANY

特徴:SEOコンサルティングを主軸に、LLMOコンサルティング(LLMO・GEO・AIO・AEO)を提供しています。大規模サイトの運用実績が豊富です。

AIO対策で任せられる範囲:SEOとLLMOを一体で設計します。コンテンツ制作、Web広告、SNS運用、マーケティングBPOまで対応しています。

費用目安:要問い合わせ

主な実績:マネーフォワードの支援では、サイト全体で約600万PVの増加、記事制作1,200本以上、記事監修980本以上を担当しています。

こんな収益物件仲介会社におすすめ:自社で物件検索サイトを運営し、物件ページやエリアページが数千単位にのぼる中堅から大手の会社。

公式サイト株式会社LANY

StockSun株式会社とLANYは、大手企業の大規模サイトで実績を積んだ会社です。支援体制もそれに合わせて組まれているため、予算規模の大きい企業に向いています。一方で従業員10名以下の収益物件仲介会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンクのほうが合います。

収益物件仲介会社がいまAIO対策をすべき3つの理由

収益物件仲介会社は、AIの回答で「相談先の候補に入るか」が会員登録の数に直結しやすい業種です。理由は3つあります。

理由1. 投資家がAIで相談先を探しはじめている

収益物件の購入は、これまで専門ポータルサイト、セミナー、知人の紹介が主な入口でした。いまは投資家が、AIに自分の条件を伝えて相談先を絞る動きが出ています。

「年収800万円の会社員で、一棟アパートの融資を相談できる会社」「都内で1億円前後の一棟マンションを扱う仲介会社」といった聞き方です。AIはこの条件に合う会社を3〜5社返します。

数としては、まだ多くありません。弊社が支援している別業種の会社では、生成AI経由の流入は全体の1.53%でした。ただし、有効リード48件のうち9件、つまり19%がAI経由です。流入の比率に対して、リードの比率が約12倍になっています。エンゲージメント率も69.2%で、サイト全体の53.5%を上回りました。

AI経由でたどり着く人は、条件が固まった状態で問い合わせてきます。収益物件仲介でいえば、自己資金、希望の価格帯、エリア、融資の状況がそろった相談です。

理由2. 競合がまだ手をつけていない

弊社がAhrefsで調べたところ、「不動産投資」は月28,000件、「収益物件」は月4,900件の検索があります(2026年9月時点)。「不動産投資 融資」は月1,200件、「非公開物件」は月800件です。

一方で「不動産投資 集客」は月60件にとどまり、「収益物件 AIO」「不動産投資 LLMO」は検索データが取れないほど少ない状態です。投資家の関心は大きいのに、AIでの見つけられ方に手を打っている仲介会社はまだ少ないことを示しています。

AIは、複数の情報源で言及されている会社を候補に選びます。競合が動いていないいまのうちに言及を積むほど、後から追いつかれにくくなります。

理由3. 会員登録の前に、会社を下調べされている

非公開物件を見るための会員登録では、投資家は氏名や年収、自己資金などを入力します。個人の資産状況を出す行為なので、登録の前に「この会社は信頼できるか」を調べる人が少なくありません。

この下調べの場面に、AIが入ってきています。「〇〇という会社の評判」「〇〇に会員登録しても大丈夫か」と聞かれたときに、AIが事実に基づいて自社を説明できるかどうかで、登録の数が変わります。

自社サイトに会社の実態が書かれていなければ、AIは口コミサイトや掲示板の断片から回答をつくります。正しい情報源を自社で持っておくことが、登録率を守ることにつながります。

収益物件仲介会社のAIO対策が一般的なSEOと違う3つの点

収益物件仲介会社のAIO対策は、「投資家が数字で条件を絞り、融資まで含めて相談先を選ぶ」前提で組み立てます。一般的なSEOと違う点は3つあります。

1. 投資家は「利回り×価格帯×エリア」の数字の範囲で探す

居住用の物件を探す人は、間取りや通勤時間、住み心地で探します。収益物件を探す投資家は違います。表面利回り、価格帯、エリア、構造、築年数を数字で組み合わせて探します。

たとえば「表面利回り8%以上 一棟アパート 5,000万円以下 地方中核都市」「RC造 築20年以内 1億円台 首都圏」といった条件です。専門ポータルサイトの検索画面も、この数字の条件で絞り込む作りになっています。

AIへの質問も同じ形になります。ここでAIが根拠にしやすいのは、「どの価格帯の、どの種別の物件を、どのエリアで多く扱ってきたか」が数字の範囲で書かれた会社のページです。

「幅広い収益物件を取り扱っています」という書き方では、AIは条件に合う会社として挙げられません。過去の取引実績から、価格帯の分布、種別の割合、エリアの内訳を範囲で書き出す作業が必要です。

注意したいのは、利回りの扱いです。表示する利回りは、表面利回りか、経費を引いた利回りか、どの時点の賃料で計算したかを明記します。将来の収益や利回りを約束するような表現は使いません。AIは断定的な宣伝文より、前提が書かれた数字を引用しやすい傾向があります。

2. 買い手は物件の近くに住んでいないため、専門ポータルが強い

居住用の仲介は、店舗の近くに住む人が相手の商売です。収益物件は、東京に住む投資家が地方都市の一棟アパートを買うように、買い手の住まいと物件の所在地が離れていることがよくあります。

そのため、地域の看板や来店では投資家に出会えません。入口の中心は全国から物件を比べられる専門ポータルサイトで、検索結果でもポータルが上位を占めます。一般的な地域SEOの考え方をそのまま当てはめても、ポータルに勝つのは難しいのが実情です。

AIO対策では、戦う場所を変えます。AIに聞かれるのは「どの物件か」ではなく「どの会社に相談すべきか」です。遠方の投資家に向けて、現地をどう確認しているか、オンラインでどこまで相談できるか、契約までに何回来社が必要かを書いておくと、会社としての候補に入りやすくなります。

ポータルは物件と出会う場所、自社サイトは会社を選んでもらう場所。この役割分担が、収益物件仲介のAIO対策の出発点です。

3. 選ばれる理由は「物件」より「融資付けの相談力」

収益物件の購入は、多くの場合で金融機関からの借り入れを伴います。同じ物件でも、融資が付くかどうか、どの条件で付くかによって、投資家にとっての判断は変わります。

そのため投資家は、物件の情報量だけでなく「自分の属性で、融資の相談に乗ってもらえるか」で仲介会社を選びます。会社員か自営業か、自己資金はいくらか、すでに借り入れがあるか。この違いで、相談すべき会社が変わるからです。

ここがAIO対策の材料になります。「これまでに融資付けで取引のあった金融機関の種類」「融資相談の流れと、事前に用意してもらう書類」「属性ごとの相談事例」を書いておくと、「会社員 一棟目 融資 相談できる会社」といった質問の候補に入りやすくなります。

一方で、「融資が通ります」「フルローン確実」のように、結果を約束する書き方は避けます。融資の可否は金融機関が審査で決めるものです。事実だけを書き、判断の余地を残した書き方のほうが、投資家からもAIからも信頼されます。

収益物件仲介会社のAIO対策で実際にやる5つの作業

収益物件仲介会社のAIO対策は、次の5つの工程に分かれます。どこを任せるかで費用が変わります。

1. AIでの言及状況の棚卸し

ChatGPT、Perplexity、Google AI Overviewで、自社と競合がどう扱われているかを調べます。

収益物件仲介会社の場合は、物件種別、価格帯、エリア、投資家の属性を組み合わせて20〜30パターンの質問を投げます。「一棟アパート 地方 融資相談 仲介会社」「区分マンション 1,000万円台 初心者 相談先」「〇〇(社名) 評判」といった聞き方です。

あわせて、AIが自社をどう説明しているかも確認します。撤退したエリアや、今は扱っていない物件種別が残っていないかを見ます。競合が引用されている情報源が、専門ポータルの会社紹介なのか、口コミサイトなのかも、ここで見えてきます。

2. 基盤ページの整備

収益物件仲介会社で整えるべきは、次の5ページです。

  • 取扱物件の傾向ページ(過去の取引実績から、価格帯の分布・物件種別の割合・エリアの内訳を範囲で記載)
  • 融資相談ページ(取引のあった金融機関の種類、相談の流れ、事前に用意する書類、属性ごとの相談事例)
  • 非公開物件の会員登録ページ(届く情報の種類と頻度、登録に必要な項目、個人情報の扱い、退会の方法)
  • 購入後のサポートページ(管理会社の紹介、賃貸管理、将来の売却相談までの対応範囲)
  • 取引事例ページ(投資家の属性・購入目的・価格帯・物件種別・相談から決済までの期間を同じ項目でそろえる)

この5つが埋まっていない状態では、コラム記事を増やしても効果が出にくくなります。まず「どんな投資家の、どんな相談に乗れる会社か」を書き切るのが先です。

3. AIが読み取れる構造への整備

「投資家様に寄り添う」「優良物件をご紹介」といった抽象的な言葉を、事実を1文で言い切る書き方に直します。

「当社は首都圏の一棟アパートと一棟マンションの売買仲介を中心に扱っています。取引の中心価格帯は5,000万円から2億円です」のような文です。数字は自社の実績に合わせます。AIはこうした文をそのまま抜き出します。

取扱物件の傾向は、画像のグラフではなくテキストの表にします。価格帯を行、物件種別を列にした表は、AIにも投資家にも読み取りやすい形です。宅地建物取引業の免許番号や、在籍する宅地建物取引士の人数も、文字で載せます。

4. 一次情報と権威性の担保

取引事例を、数字を入れて書きます。「自己資金1,000万円の会社員が、2行目の金融機関で融資の承認を得て一棟アパートを購入」「相続した一棟マンションを、入居率の資料を整えて3か月で売却」といった形です。投資家の個人が特定されない範囲で書きます。

年間の取引件数、会員数、セミナーの開催回数、在籍する宅地建物取引士の人数なども、権威性の材料になります。数字は実数だけを使います。

「不動産投資のメリット」のような、どの会社にも書ける一般論の記事には、AIが引用する理由がありません。自社の取引から出てきた数字と判断の過程が必要です。

5. 外部からの言及の設計

専門ポータルサイトの会社紹介ページ、不動産投資の情報メディアでの取材記事やコラム、業界団体の会員ページ、セミナーの告知ページなど、自社以外の場所で言及される状態をつくります。

ここで大事なのは、外部の掲載情報と自社サイトの内容をそろえることです。得意なエリアや価格帯が、ポータルの会社紹介と自社サイトで食い違っていると、AIはどちらを信じてよいか判断できません。重点エリアを変えたら、自社サイトと外部の掲載ページを同じ月に更新します。

収益物件仲介会社のAIO対策の費用相場

収益物件仲介会社のAIO対策は、月額15万円から100万円程度が目安です。差を生むのは、企業規模と対応範囲です。

企業規模別の予算の目安

企業規模月額の目安主な対応範囲
従業員10名以下15〜50万円基盤5ページの整備+取引事例の追加+実行代行
従業員50〜300名50〜100万円上記+支店・エリアごとのページ整備+外部言及の設計
大手・上場企業100万円以上全社横断の情報設計+物件検索サイトを含む大規模サイトの構造改善

単発で頼む場合は、30〜80万円で現状調査と基盤ページの整備までを依頼できます。まず自社の状況を知りたい段階であれば、ここから始める方法もあります。

金額は、筆者が実際に見てきた見積もりの範囲です。会社や商流によって変わります。

見積もりは「記事の本数」ではなく「工程」で取る

「月4本で◯万円」という見積もりが出てきた場合は、取扱物件の傾向ページと融資相談ページの整備が含まれているかを確認してください。

収益物件仲介会社では、「不動産投資とは」のような入門記事よりも、「どんな投資家の相談に乗れるか」のページが先に効きます。本数だけの見積もりでは、この部分が抜けている可能性があります。

収益物件仲介会社のAIO対策は、専門ポータルや会員登録の仕組みと何が違うのか

専門ポータルと会員登録の仕組みは、物件と投資家を出会わせる入口です。AIO対策は、その手前で「この会社に登録してよいか」を判断してもらうための入口です。

非公開物件の情報は、投資家が会員登録する大きな動機です。ただ、「非公開物件多数」と書くだけでは、どの会社の登録ページも同じに見えます。AIも会社ごとの違いを判断できません。

それぞれの役割は、次のように分かれます。

  • 専門ポータルサイト:公開物件を、利回りや価格帯の条件で比べてもらう場所
  • 会員登録の仕組み:非公開物件の情報を受け取る代わりに、投資家の条件を預かる場所
  • AIO対策:「どの会社に相談すべきか」「登録して大丈夫か」をAIに聞いた人に、候補として挙げてもらう入口

非公開物件は、物件そのものを出さなくても書けることがあります。「過去1年に会員へ紹介した物件の価格帯と種別の内訳」「売主から直接預かる物件の割合」「情報が届くまでの流れ」です。ここを数字で書くと、登録の動機を具体的に示せます。

すでに複数のポータルに掲載している会社は、まず各ポータルの会社紹介を一覧にしてください。得意エリアや取扱価格帯が古いままのページが見つかれば、それを直すだけでもAIの回答が変わる可能性があります。

収益物件仲介会社がAIO対策会社を選ぶ5つの基準

次の5つを順番に確認してください。上から重要な順です。

基準1. 自社の企業規模に合っているか

もっとも多い失敗は、大手向けの会社に、従業員数名の収益物件仲介会社が依頼することです。

大手を主戦場にしている会社は、支援体制も進め方も、それに合わせて組まれています。月100万円規模を前提にした設計を月20万円に縮めても、同じ成果にはなりません。

候補企業の実績ページを見て、載っている会社の規模が自社と2桁違うなら、いったん保留にしてください。

基準2. 収益物件仲介の事情を理解しようとするか

初回の打ち合わせで、自社の取扱価格帯、得意な物件種別、よく相談を受ける投資家の属性を説明してみてください。すべてを理解できないのは当然です。見るべきは、そこで質問を重ねてくるかどうかです。

「会員登録から成約までの期間はどのくらいですか」「融資の相談はどの段階で受けていますか」「利回りはどの前提で表示していますか」。こうした質問が出てくる会社は、投資家目線でページを組み立てられます。反対に、利回りや融資について強い言い切りを勧めてくる会社は、慎重に判断してください。

基準3. 戦略だけか、実行まで担当するか

「誰がページを直すのか」を確認してください。小規模な収益物件仲介会社では、社長や営業担当が仕入れ、案内、融資付け、決済までを抱えています。提案書だけを渡されても、繁忙期には手が止まります。

基準4. 費用と対応範囲が明示されているか

初回の見積もりで「含まれるもの」と「含まれないもの」が書面で出るかを見てください。取引事例の取材、ポータルの会社紹介の修正、会員登録フォームの改修が含まれるかは、会社によって分かれます。口頭の説明だけで進めると、3か月後に認識がずれます。

基準5. その会社自身がAIに引用されているか

ChatGPTに「収益物件仲介会社のAIO対策会社 おすすめ」と聞いてみてください。候補の会社が出てくるかを見ます。

AIO対策を提供している会社が、自社をAIに引用させられていないのであれば、施策の再現性を確認する理由になります。

効果が出るまでの期間と効果測定の方法

収益物件仲介会社のAIO対策は、3か月で基盤が整い、6〜12か月で会員登録や融資相談に表れはじめるのが目安です。

3か月・6か月・12か月で何が変わるか

期間起きること見るべき指標
3か月基盤5ページの整備が終わる。社名での質問に、取扱価格帯や得意な物件種別をAIが答えられるようになるAI回答への登場回数、回答内容の正確さ
6か月「物件種別×価格帯×融資相談」の質問で候補に入りはじめる指名検索数、会員登録時の「何で知ったか」
12か月取引事例と外部言及が積み上がり、複数のAIで安定して出るようになる会員登録数、融資相談の件数、成約件数

何を見れば効果がわかるか

収益物件仲介会社の場合、次の3つを見てください。

  • AIの回答に自社が登場した回数(物件種別と価格帯で質問文を固定し、月1回同じ条件で確認する)
  • 社名での指名検索の数
  • 会員登録や面談のときに聞く「何で知ったか」の内訳

3つ目がもっとも確実です。会員登録フォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を1つ足すだけで記録できます。ポータル経由、セミナー経由、AI経由を分けておくと、会員1人あたりの獲得費用も入口ごとに比べられます。

そもそもAIO対策とは?SEO・LLMOとの違い

AIO対策とは、ChatGPTやGoogle AI Overviewなどの生成AIの回答に、自社の情報が引用・推薦されるように整えることです。

用語指している内容
SEO検索エンジンの結果で上位に表示させる
AIOAIの回答に引用・推薦されるようにする
LLMOAIOとほぼ同義。大規模言語モデル側を主語にした言い方
GEOAIOとほぼ同義。生成エンジン側を主語にした言い方

会社によって使う言葉が違うだけで、やる作業に大きな差はありません。用語の違いで会社を選ぶ必要はありません。

なお、SEOとAIOは対立しません。AIは検索結果を参照して回答を組み立てています。「収益物件 融資 相談」で検索しても見つからないサイトは、AIからも見つかりにくくなります。

収益物件仲介会社のAIO対策に関するよくある質問

収益物件仲介会社の経営者からよく受ける質問を5つまとめました。

中小の収益物件仲介会社でもAIO対策はできますか?

できます。むしろ従業員10名以下の会社のほうが、効果が出やすい面があります。

得意な価格帯や物件種別が絞られていて、書くべき内容がはっきりしているからです。取扱物件の傾向、融資相談の流れ、会員登録で届く情報、取引事例を書き出すところから始めれば、3か月ほどで形になります。

「社長が融資の相談まで直接受ける」といった距離の近さは、大手が書きにくい強みです。注意したいのは依頼先の規模です。大手向けの会社に小さい予算で依頼すると、支援の密度が下がります。

専門ポータルに物件を載せていれば、AIO対策はしなくても大丈夫ですか?

ポータルへの掲載は続けたうえで、AIO対策も並行するのが現実的です。役割が違うためです。

ポータルは、公開物件を利回りや価格帯で比べてもらう場所です。一方でAIに聞かれるのは「どの会社に相談すべきか」で、ここでは会社の情報が判断材料になります。ポータルの会社紹介だけでは、項目が決まっているため他社との違いが伝わりにくくなります。まずは会員登録時に「何で知ったか」を記録し、入口ごとの割合を見ながら予算の配分を決めてください。

非公開物件の情報は、サイトにどこまで書いていいですか?

物件を特定できる情報は出さず、傾向を数字で書くのが基本です。

たとえば「過去1年に会員へ紹介した物件は、1億円未満が6割」「一棟アパートと一棟マンションが中心」のように、価格帯や種別の内訳を範囲で示します。数字は自社の実績に合わせてください。売主との約束で出せない情報は伏せたままで構いません。「どんな情報が、どのくらいの頻度で届くのか」がわかれば、登録の動機としては十分に伝わります。

利回りの数字をサイトやAI向けのページに載せても問題ありませんか?

載せること自体は問題ありませんが、前提を明記することが条件です。

表面利回りか、経費を差し引いた利回りか、どの時点の賃料で計算したかを書きます。満室を想定した数字であれば、その旨も添えます。将来の利回りや収益を約束するような表現は避けてください。AIは前提付きの数字を引用しやすく、投資家にとっても比較しやすい情報になります。表示のルールに不安がある場合は、所属団体などに確認しながら進めると安心です。

効果が出るまでどのくらいかかりますか?

3か月で社名での質問にAIが正しく答えられるようになり、6か月で「物件種別×価格帯×融資相談」の質問の候補に入りはじめるのが、ひとつの目安です。

ただしサイトの状態によって変わります。取扱物件の傾向や融資相談の流れがほとんど載っていないサイトほど、整備の効果が早く出る傾向があります。効果は、会員登録時の「何で知ったか」で確認してください。

まとめ:収益物件仲介会社のAIO対策は「企業規模」で選ぶ

収益物件仲介会社のAIO対策会社は、自社の企業規模と、任せたい範囲で選ぶのが基本です。紹介した5社を、もう一度整理します。

  • エイチリンク株式会社:従業員10名以下の収益物件仲介会社。取扱物件と融資相談のページ整備から実行まで任せたい会社に
  • 株式会社ウィルゲート:中堅〜大手。エリア別・物件種別の記事を数十本単位で整えたい会社に
  • 株式会社Mesut:中小〜中堅。予算を抑えて外部言及から始めたい会社に
  • StockSun株式会社:中堅〜大手。セミナー集客や広告、会員管理まで横断して整えたい会社に
  • 株式会社LANY:中堅〜大手。物件検索サイトなどページ数の多いサイトを持つ会社に

最初に確認してほしいのは、自社の規模と合っているかです。実力のある会社でも、規模が合わなければ成果は出にくくなります。

従業員10名以下の収益物件仲介会社であれば、実行まで一緒に動けるエイチリンク株式会社から相談するのが現実的です。

収益物件仲介会社のWeb集客でお困りなら、エイチリンク株式会社へ

エイチリンク株式会社は、従業員10名以下の中小企業に特化した、SEO・AIO対策の実行支援会社です。

代表の本郷が7年間で100サイト以上を制作し、30社以上のSEO支援を担当してきました。戦略設計だけでなく、ページの修正やコンテンツ制作まで弊社側で担当します。

支援実績の一例です。

  • SNS運用会社:支援5か月で問い合わせ0件から月7件へ。SEO経由で月100万円の案件を受注
  • イベント会社:サイト経由で月96件の問い合わせ、月商500万円を創出
  • 営業代行会社:新規サイトから月40件の問い合わせ。AI検索経由の問い合わせも増加
  • YouTube運用代行会社:支援1年3か月で検索クリックが月129件から1,455件へ(11.3倍)。ドメイン評価は0.4から42に。生成AI経由の流入は全体の1.5%ながら、有効リードの19%を生んでいます。ChatGPT経由で獲得した1社からは、累計で税別約579万円を受注しました

初回のご相談は無料です。いまAIで自社がどう出ているかの調査結果をお持ちします。営業のご連絡はいたしません。

収益物件仲介会社のSEO・AIO対策について相談する

業種別のAIO対策・LLMO対策代行(エイチリンク株式会社)

エイチリンク株式会社では、業種ごとにAIO対策・LLMO対策代行のページを用意しています。自社の業種のページで、AIに推薦されるための進め方と費用をご確認ください。

士業・専門家

建設・不動産

医療・介護

人材・採用

IT・システム

製造業

物流・BPO

業種別AIO対策・LLMO対策代行の一覧を見る

著者プロフィール

本郷 輝(ほんごう ひかる)/エイチリンク株式会社 代表取締役

マーケティング・Webディレクター。7年間で100サイト以上の制作、30社以上のSEO・LLMO支援を担当。従業員10名以下の中小企業を専門に、戦略設計から実行まで伴走している。元プロフットサル選手という異色の経歴を持つ。